アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

駅・空港・街角ピアノスペシャルと12モンキーズ

2020年07月04日 | 映画と本とドラマ
少し前に、NHKの「駅ピアノ」と「街角ピアノ」について書いた。

駅ピアノと街角ピアノから

先日そのスペシャル番組「駅・空港・街角ピアノ」を観た。

赤ちゃんを抱っこしたまま弾いてる人や、
愛犬が足元で寝てるところで弾いてる人や、
知らない人とセッションを始める人たちや、
いろんなシーンがあっておもしろかった。

その中で、ルイ・アームストロングの
「この素晴らしき世界」 What A Wonderful Worldを
弾いている人もいた。

この曲はもう何百回も聴いている気がするけど、
そういえばこの曲、映画「12モンキーズ」の
ラストに流れてたなって思いだして、さっそく
何年かぶりに観ることにした。そして一気に観た。

懐かしいなあ。

この映画を映画館で一緒に観た人とはもう
何年も会っていないし、きっとどこかで会っても
もう気づかないくらい昔になってしまったけど、
その人がこの映画のイントロのテーマ曲が
好きだったことを思い出した。

アルゼンチンタンゴのような、ちょっと暗い感じの
そのテーマ曲で始まり、What A Wonderful Worldで終わる。

でも映画の内容は現在の状況に少しだけ通じる
ウイルス感染の話。そして、ハッピーエンドでない
終わりのシーンから「この素晴らしき世界」が流れる。

画像がなくて寂しいので、
少し前に食べたピスタチオのケーキの写真を

ロールケーキが有名と聞いて入ったお店で
ピスタチオのケーキを見つけたので
もちろん、こっちも買ってしまいました。


ピスタチオのケーキは味のコントラストためか
色のコントラストのためか、だいたいカシスや
フランボワーズとかの赤いすっぱめのものと
コンビになっていますね
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駅ピアノと空港ピアノから

2020年04月26日 | 映画と本とドラマ
少し前にNHKの「72時間」で神戸駅の地下街に
置かれたピアノを、通りがかりの人が弾くという番組を観た。

ただそれだけのことなのに、それぞれにドラマや
胸に秘めた思いがあって感動した。

私はピアノの才能はないけど、子供の頃、
ピアノを弾くのが大好きだった。
あの頃は気付いてなかったけど、
周りのいろんなものに守られて、
幸せに過ぎていった日々だなと思う。

以前の記事 私のピアノ

最近ではBSで「空港ピアノ」や「駅ピアノ」という番組があって、
海外のいろんな人がピアノを弾き、短いキャプションと
少しだけ思いを語るという番組があるのを見つけた。

私もまたピアノが弾きたくなった。

それで、思い出した。

もうピアノはないけれど、押入れの奥に
大学時代に手に入れたキーボードがある。

外出自粛で、部屋の片付けを始めた人が
多いようだけど、私もその一人。
もう少ししたら、そのキーボードが出てくるはずだ。

そしたら、ちょっと弾いてみようかな。
というか、練習したくなった!
挑戦したい曲も浮かんでいる。
今は手指を患っていてうまく動かせないけど
ちょっとずつでも
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2018年の年の瀬の読書

2018年12月29日 | 映画と本とドラマ
この時期だから特にかも

部屋を片付けたいのです。
とにかくすっきりさせたい。

そこで、図書館でたくさん借りてる
本の中から、今読んでいるのは、これ。

『あした死んでもいい片づけ』
すごく、いいです。まさに求めていたもの
納得できるし、すぐに実践したくなる。

片づけや収納の技というより、気持ちの問題。
まだ、半分くらいしか読んでないけど、
何度も読み返したいと思う本です

それと、これも読んでいる。

『しんどい悩みが一瞬でなくなる!
 大人の人間関係』
予約もいっぱい入っているから
世の中の人も求めている情報なんでしょうね。

これこそ、実践したら気持ちがすっきりするでしょう。

なるほど~と、そうそう!と、ふふっとの
繰り返しで、人に話したくなる内容です。

今月は名古屋市の図書館は10冊まで
借りられるので他にもたくさん積んでありますが
読書もしながら片づけや仕事や家族親戚との
交流をして、年末年始を過ごしたいなと
思っています。

どうか、みなさん良いお年を!
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奇跡でできている

2018年12月16日 | 映画と本とドラマ
ドラマ「僕らは奇跡でできている」が
終わってしまいました。

主人公にも、歯科医の女性にも
とっても共感できて、それに、
生まれ変わったら動物行動学者に
なりたいと思っている私には
お気に入りのドラマでした。

いろいろ勉強にもなったし、
タイムリーな内容でした

さて、話は変わりますが、
私は今、今シーズン何度目かの
風邪をひいています
熱はないので、インフルエンザではないと
思いますが、ぐったり。

以前は風邪もインフルエンザもほとんど
かかったことなかったのに。
いったいどうしてこんなに
弱くなってしまったのでしょう…?

(年齢と運動不足と食の不摂生が
 大きな原因なのは間違いなし!

そんな私ですが、昨日、学生時代からの
長い付き合いの友人が、私の数日前の誕生日の
お祝いにと素敵な場所に連れてってくれました

あまり食事の写真を取らない私ですが、
綺麗だったので数枚

エディブルフラワーとハーブのサラダ
カトラリーはブリキのジョウロに

前菜のココナツ風味のカボチャも美味しい!

デザート

お皿もみんなお花柄です
C'EST CHOUETTE セシュエットにて

食欲いまいちでしたが、全部いただきました!
美味しかった。ありがとう

そして、今日のことりボーイズ

ぴあくんはひなたぼっこして
じっとしていることが多くなりました。
おじいさんになってきているのか
動きも反応も遅いです。でもかわいいよ。

るぴは、カゴの中が好きみたいで
出られるのに、中にいることが多いです。

時々、ぴあくんに対して威張ります。
(気が小さい男性の特徴

今日は和紙に柿渋を染めないといけないけど、
ちょっと横になります。
困ったものだ。体がだるくて動かん

昔からの友達もことりや家族も、
仕事も体調も、その他いろんなことも、
きっとみんな奇跡的なめぐり合わせなんだな。

何事も考えすぎる傾向にある私ですが、
体が不調で動かなくなることで、
それ以上考える気力もなくなって、
考えすぎることすらできなくなってきました。

それはそれでいいことなんだと
思うようにしています。

☆おまけ☆
この前、うちの障子を開けたら
スーッと流れ星が見えました
ふたご座流星群。これも奇跡!
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「壁の男」が描くもの

2018年02月11日 | 映画と本とドラマ
今回からこの記事のカテゴリーが「映画と本のページ」から
「映画と本とドラマ」に変わりました!
前回書いたTHIS IS US の記事にちょっと反響があったので
これからもドラマについても書きたいなと思って。

そんなことより。

先月末にインフルエンザにかかり、その後も体調が優れず、
しばらく休ませてもらって、周りのみなさんに
たいへんご迷惑とご心配をおかけしましたが、
ちょっと元気になって文字を読む気になった時には、
手元にあった小説をたくさん読みあさっていました。
その時に読んだ一冊です

貫井徳郎「壁の男」


昨年末くらいからこの人の本を図書館で偶然手に取り、
刑事1課モノがおもしろかったので、続けて図書館で
見かけたものから数冊ずつ借りてって、その中で
書かれた順に読み始め、最近読み終えたのがこれでした。

私は作家に集中してその人の本を一気に読みます。
その前に読み終えた「乱反射」もそうでしたが、
まったく刑事モノではなく、日常生活の些細なことや
普通に見えるその人達の生活の細部を除き見るような
感覚でどんどん読み進んでしまいました。

なぜ、その男は絵を町中の壁に絵を書き始めたか?
母のこと、娘のこと、妻のこと。
最後の最後にまた新たな真実が判明し、
記憶に残る本になりました。

病にふせっている時に読みましたが、創作意欲がわいてきて
早く何か作りたいと、そんなパワーももらいました。
主人公の男が絵を描いていたからということだけでなく、
作家の、小説を書くという創作力からもです
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最近一番のドラマ! THIS IS US

2017年12月12日 | 映画と本とドラマ
それは『THIS IS US 36歳、これから』。
NHKで、先日第10話が放送されたところ。

高橋一生が声優として…という告知を見て、
なにか話題なの?程度の気持ちで毎週録画に設定し、
で、見始めて第一話で心を鷲づかみに!
何も知識なく見始めたのが、よけい良かったんだと思う。

10話まで観てもその気持ちが収まらなかったので、
映画と本のカテゴリーだけど、書いておきたくなりました。

かと言って、詳しい内容を書いたり解説したりはできませんが、
私が一番揺さぶられた1話のある場面の老医師の台詞。

君もいつか私のように年老いた時に、
自分の経験を若者に語ってくれると
いいなと思うよ。
人生が君という人間に与えた
最も酸っぱいレモンで、
なんとかレモネードを作った経験を。
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樋口一葉 『十三夜』

2016年12月01日 | 映画と本とドラマ
今日、知立に近い豊田市花園町にある「より逢い処 静楽舎」に
行ってきました。

静楽舎は築230年の古民家で、水曜と木曜のみ営業の
美味しいお茶と軽食がいただけるところ。


今日は蕎麦がき入のぜんざいと、おにぎりをいただきました

年明けに開催予定のイベントで、樋口一葉の『十三夜』の
朗読会をされるそうで、その時のために私の和紙で作った
和綴じの本の制作を依頼してくださっています。

だいぶ、お待たせしてしまっているのですが、今日は私が入力した
テキストの書体や文字の大きさなどを確認していただきました。


私もこの仕事のために『十三夜』を何度も読み、
現代訳も初めて読みました。

まだ若く、結婚もしていない樋口一葉が書いたリアルなお話。
とっても、イヤな夫が出てきます。
最近、似たような人を目の当たりにしたので、
うわぁ~、こういうカテゴリーの人種がいるんだ~って、
どんよりとした気持ちになりました

後半に出てくる車ひきの男もけっこうひどい!
この男が登場する意味が今ひとつピンと来ませんでしたが、
もう一度じっくり読んでみないと。

朗読会では私の写真の作品も置いてくださるそうです。
詳細はまた決まってから
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国盗り物語 織田信長編

2016年10月22日 | 映画と本とドラマ
最近、移動時のおともは司馬遼太郎の『国盗り物語 織田信長編』第3巻。
夏のはじめに読み始めた2回目の『国盗り物語』。


私とこの本の関係についてはこちら「国盗り物語 斎藤道三編

信長とその父親信秀、そして信長と道三の関係がいい。
しかし、今日はついに斎藤道三が息子(道三とは血の繋がりのない土岐頼芸が
深芳野に産ませた子)義竜によって殺されてしまったところを読んだ。
さあ、これから明智光秀が物語の表に出てきて、暗ーい暗ーい話が続く

ちなみに、私の出身地。


先日、夏のはじめに約束していた安土城跡を初めて訪れ、しばらく時間がたって
3巻の織田信長編を読み始めた。ちょうど記事にしてから3カ月後の安土城行き。
とってもお天気のいい行楽日和 早朝出発して早めに到着


石の階段を上る。振り返るとこんな景色。


私はお城には詳しくなくて、この日、山全体がお城だって初めて知りました。
天主跡の高台から琵琶湖を臨みつつ、お弁当を食べながらしばらくのんびり
メニューは玄米おにぎり、唐揚げ、卵焼き、自家製ピクルス☆


他にも








帰りに、まだ陽があったので、小谷城跡に行ってみました。
日が暮れる頃にはすっかり肌寒くなって、秋を感じる空気の中へ。




やっぱり月を撮りたかった


次にどこかのお城に行くことはあるのでしょうか。
あたたかい陽の光を信じつつも、すっかり季節が変わったことを
実感せざるを得ない1日でした。

頭の中のBGMは、竹内まりや「夢の続き」。
19才の誕生日の頃、繰り返し聴いていた曲。
何年経っても、同じ曲が寄り添ってくれる。
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『しろいうさぎとくろいうさぎ』と常子と星野と、たいちくん

2016年09月11日 | 映画と本とドラマ
みんな知ってるよ〜と言われそうなくらい、スタンダードな絵本
『しろいうさぎとくろいうさぎ』
ガース・ウイリアムズ 文・絵  松岡享子 訳  福音館書店




裏表紙

50年以上前に発行された本で、有名だからゆえ、いろんな評価もありますが、
やっぱりシンプルな内容で私は好き。

うさぎの絵の意外と表情に乏しいところが多少リアルでそこも好き。
くろいうさぎが悩んでふさぎ込んでいるところや、驚いた表情は
はっきり表現されているけど、大笑いしたりしないところがいい。
めでたしめでたし!のページの2匹の無表情さが動物好きの私にはたまらない。

一緒にいて楽しいのに、どうしたらずっと一緒にいられるか考えて
ふさぎ込んでしまうくろいうさぎに
「ねえ、そのこと、もっといっしょうけんめい ねがってごらんなさいよ」って、
まるで他人事のように、良いお母さんになりそうな、前向きで太っ腹で
細かいことを気にしない魅力的な女性のようなことを言うしろいうさぎ。
そのやわらかい傲慢さがいい。

大好きな二人は、出会って楽しくってめでたしめでたしではなくても、ある程度、
一緒にいるために悩んで(ある程度ね、度が過ぎるのは危険!)
それでも何事もなかったかのように、あたりまえのように、ずっと一緒に
いられるのが一番の幸せなんだと思ってる、私は。

ところが、この夏、そんな私の思いを逆なでするようなドラマが…。

NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」

どうして常子は星野さんと、あんなにせつないお別れを、しかも2回も
経験しないといけないんだ?!

朝ドラ史上初の生涯独身のヒロインと聞いていたので、二人が若い頃
「毎週日曜はおしるこを食べながら1週間の出来事を報告し合う」と約束し、
ささやかながら楽しい時間を過ごしていたけど、それを観ながら
「でもこの二人は結ばれないんだよなぁ、悲しいお別れの日がくるんだなぁ」
って、先走ってうるうるしながら観ていた。そして、植物学者の星野は大阪の
研究所に行くことになりプロポーズされたのにさようなら。それが1回目。

2回目は、星野が妻に先立たれて二人の子供を男手一つで育てている時に
常子と再会し、穏やかに家族ぐるみのお付き合いをし、再び一緒に過ごして
幸せな日々を送っていたのに、ここでまた星野が名古屋に転勤になってしまい、
やっぱりさようなら…

もう、やめましょうよ、そんな悲しいの〜という気持ち。
大好きだから一緒にいたいという気持ちが、どうしてそんなに叶えられない
ものなのか?でも、何かの感染症と同じように、きっとこの世からなくならない
ものなんだろうなぁ…とは思う
せつなさはドラマチックに仕上げるスパイスとして欠かせないものだから。

ついでに言うと私は、常子に限らず、一生懸命がんばってる女の子が、
結局はひとりぼっちというストーリーに、いたたまれない気持ちになる。
他のドラマでいうと、ちょっと古いところで「不機嫌なジーン」の仁子とか、
もっと古いところでは「東京ラブストーリー」の赤名リカとか。

そして、数年前、恋愛ではないけれど、こんな純粋なセリフに号泣しました

さんまのからくりTVで、男になりたい!と棟梁に教えを請うたいちくん、4才。
一人でお留守番する練習をしている時に、誰が来てもドアを開けちゃいけないよ!
という約束を守るため、大好きなウルトラマンティガが来た時にドアノブに
手をかけながら涙をこらえて伝えた言葉。

「どうしても入れてほしいの?
 でも、これ開けるとまたダメになっちゃうよね。
 ティガ、ちょっと聞いて。
 ティガは子供の頃お留守番したことあるの?
 ちゃんとできた?
 ぼくはいつも怒られてばっかりなんだよ。
 一人で留守番もできないんだよ。
 だからね、怒られちゃうの。
 そんな僕と違ってウルトラマンは強いよね。
 ぼくもそんなふうに強くなりたいから…

 大好きだけど…

   大好きだけど…

      さようなら…

        ごめんね、バイバイ…」


って。なんにも言えない
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国盗り物語 斎藤道三編

2016年07月10日 | 映画と本とドラマ
司馬遼太郎の著書の中で一番好きなお話が『国盗り物語』の斎藤道三編。


前半は斎藤道三編で後半は織田信長編ですが、私は斎藤道三編が好き。
織田信長編は明智光秀がメインとなり、話が暗すぎるから
でも織田信長は好きです。今度、安土城跡に行く予定です☆

司馬遼太郎の本を一番初めに読んだのは『竜馬がゆく』でしたが、
この『国盗り物語』は、実は亡くなった親戚のおじさんの書棚に
あったものを形見分けにいただいたのがきっかけで、写真のような
文庫ではなくちょっと大きめで前半・後半の2巻になっていました。
(文庫本だと全4巻)

ただ、今回久しぶりに読んでみようと思って手に取ったのは、この文庫本。
おじさんの書棚にあった本は、数年前、人に貸して、そのままその人が
引っ越して戻ってこなくなってしまったので、残念ながら、今手元になく、
新しいものを簡単に購入する気もなくて、図書館で借りてきました。

何年か前も『国盗り物語』のあと『新史太閤記』『城塞』『関ヶ原』と
続けて読んでいきましたが、この夏、地下鉄移動の時間が多いので、
今回も一気に読んでみようかな


話は変わって、昨日、ちょっとした撮影会が
バッグのあかりと、お花のコラボ。

自分の作品はどうやったって、かわいいですね


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