秋のはじまり 2016

今日は昨日漉いた和紙を外に干したり、製本の続きをしたり


和紙を漉いたら乾くまで、製本もノリやボンドを使ったら、それが乾いて
くっつくまでにちょっと時間があきます。その間に次の工程や他の作品を
手がけたりしますが、今日は久しぶりにお天気がいいし、最近時間があると
深く考え込んでしまうという持病が、ちらほら出てきてしまうので、
思い切って外に出てみました

まず私の紙漉きの原点の場所・小原に向かい少し散歩、その後知らない道を走り、
最後はなじみの場所へ。日暮れの時間のタイミングも良く、初めての山里の道も
綺麗な風景で、ほぼ快適ドライブでした。知らない道ではナビ通りに行ったのに、
本当に細いくねくね山道通らすの～？っていう道を走り、対向車が来たら、きっと
また脱輪してしまう と心配になりましが対向車はなし！
他の道でも、あちこちに栗のイガイガが落ちていましたよ。季節ですね。

途中車にひかれたと思われる茶色のシカみたいなのと、生きて歩いている
黒いシカみたいなものを見かけました。黒いシカみたいなものは撮影したけど
写ってないなあ。林に逃げ込んでしまった。一応これ↓


これも途中、私の好きな単線の線路を見つけ撮影


大きな木の水車もありました。


そして、なじみの場所へ。




快適ドライブだったのに、なぜか歌おうにも声が出ず。あれっと思って帰って
熱を測ったら最近にないくらい発熱してました　気付かんかった！
しかし、今からまだ製本の続きをします。現在20時半。昼間外出した分
がんばって取り戻さないと がんばります！

　 おまけ
今日、道の駅で見つけて、買ってしまいました。なんでしょう？


答えは、水鉄砲。


なににするかというと、和紙に模様をつけるのに使ってみようかと
どんな感じになるかな〜

雨の合間の紙漉き

今朝、ちょっとだけ、晴れ間が見えたけど、午前中はずっと曇り
今にも雨が降りそうで、天気予報もその通り。

　あ～あ、今日も紙漉けないなぁ

なんて思っていたけど、いやいや漉きましょうよ！まだ降ってないじゃない。
つぶしておいたトロロアオイも、まだいけそう。最近は材料の入手が困難なので、
ちょっとのものも無駄にできない。

そして、少し前に煮ておいた楮の繊維を叩いて3枚だけ漉いた。

叩いてる楮の繊維

和紙漉きの仕事は本当にお天気に左右される。
材料のことも考えると、農業と変わらない

そして、午後から大雨
直前に干してあった紙を中に入れて、室内干しに。

夕方からは印刷したカレンダーをスケジュール帳にするための製本作業。
途中、母の様子を見に行ったりしながらで、進み具合は遅いけど、
ぼちぼちでも勘を取り戻しながら進めて行く。

その間、最近大きな問題をざっくり４つも抱えてる私を元気にしてくれる
人たちからLINEやメールが届き、励まされた！いつもありがとう

４つの問題のうちの１つ、ことりのぷるは今日も元気でいてくれました。
よかった

9月の雨 2016 その２

仲良し父娘の最近のお気に入りの場所がここ。カーテンレールの上。


左が父ぴあくん、右が娘のぷるちゃん。
ぷるは朝晩薬を飲ませるために、無理やり捕まえてたから、最近めっきり
嫌われてしまったけど、それも慣れたみたいで簡単に捕まるようになった。
でも薬がまずいので、ちょっとなめてもペッと出してしまう。もう！
困っちゃうけど、かわいい娘だ！

さて、秋分の日の今日も朝から雨
降り込むので窓も開けられないしシーツも外に干せない。
そして、紙も漉けない

でも、昨日の夜、嬉しいプレゼントが届きました
宮崎県日南市の鯛の子ギャラリーのオーナーさんから。

はちみつと、日向夏ジャム、宮崎産鳥ささみの燻製。

昨日ちょうどフランテで、何か美味しそうなジャムやはちみつないかな～って
探したけど、見つからず。これもとってもタイムリー！

そして今朝、宮崎県の綾で作られた日向夏ジャムを食べながら、
ゴールデンウィークに個展で訪れた宮崎県滞在の最終日、綾で雨の中、
吊り橋を渡った（怖くて途中で引き返した）時のことを思い出しました。
その時の記事はこちら。　宮崎日南さようなら

最近は介護の勉強で作る時間が減ってしまったけど、宮崎行った頃の気持ちを
思い出して、秋からの作品作りをがんばっていかなきゃっと思いました。
矢野さん、ありがとうございました！

雨があがったら、きっとまた爽やかに晴れるね
その時には笑って過ごせそうな気がする
だから、がんばる　がんばろうね

9月の雨 2016 その１

今日、障害者の方をガイドすることについてお勉強していた時に、
コミュニケーションの困難さについて先生からのお話があって
「伝えるのってむずかしいけど、相手の話を聞けるようになると、
　実は伝えられるもの。自分が受け取ってもらいたかったら、
　まずは自分が受けとることが大事」
って言われた。

ほほぅ、なるほど

前回ちょうど、伝えることのむずかしさについて書いていたので
「先生、読んでました？」って思うくらいタイムリーに響いた。

響いたけど、納得いくかどうか、いかなる場合も実践できるかどうかは、
また別の話で…

昨日は視覚障害の方の同行の実習のため、台風が近くに来てる中、
名古屋の中心地をアイマスクをして長時間歩いた
そして、今日は夜、外を歩いているとき雨が降りだし、30分くらい
ずぶ濡れで歩いた　こんなの、何年ぶりだろう。

数日前にやっと治まった咳が復活しないよう、温かい湯船にゆっくり
つかってみた　その間プリンターはカレンダーを吐き出し続け…

やはり9月は雨なんでしょうか。
これで少しずつ確実に季節が変わっていく。

やけに9月の風が体を湿らす♪
毎年9月になると頭の中で流れる古い歌、
「Never Fall In Love Again」
歩きながらのBGMは「僕らの音」を繰り返し。

2017年用の作品ぼちぼちと、ことりのこと

今日1冊だけ、creema と iichi にスケジュール帳を掲載しました
「スケジュール帳2017年A5J10月始 」

2017年用でポケットのないシンプルなもの。A5サイズ。
表紙は落水紙に柿渋を塗って木目調に仕上がっています。
来月10月から2018年1月までお使いいただけます。

よろしければこちらからどうぞ！
　creema　　iichi

定番のポケット付きは、もう少しお待ちくださいね。


今日はうちに引きこもって、ずっとそんなことをしています。
外は9月の雨。でも時々曇りでたまに日が差す感じ。蒸し暑い

久しぶりに作品の紹介文を書いていて、本当に伝えることって
むずかしいなぁと感じました。ほとんど定番のスケジュール帳と
変わらない内容で少しアレンジするだけなのに。それだけなのに。

なるべくシンプルに、でも正しく誠実に伝わるようにって心がけて、いつも
文章を書くようにしてるけど、伝わらないものはどうやっても伝わらない。
伝えたいことが、受け手にとって伝わりたいことと同じとも限らないし。
伝わる方が奇跡なんじゃないか？と思うくらい。伝えるのってむずかしい

それに、本当に伝えたいことほど実は言葉にできないってこともあるから、
よけい複雑になったりもする。でも、どんな相手に、どんなツールを使って、
どんなことを、どのように伝えたいかなんて考えてたら、一生終わらないね

もともと、右か左か、白か黒かを判断するのは苦手で、子供のころから
夕暮れ時の空色のようなグラデーションが好きだったので、気がつけば
その曖昧さに逃げてしまうこともあるけど、やっぱりホッとする。

左上に月が見えてるよ

そして、久しぶりにパソコンに向かっていたら、うちのことり親子が
やってきた。娘のぷるちゃんと父親のぴあくん。2月までだったら、
キーボードの上には母親のるーちゃんがいたけれど、今は仲良し父娘だけ。

それでも元気でいてくれたら一番いい。


ぷるはまだお腹がふくれていて、朝晩薬を飲ませて、カゴの中も
上げ底にして病鳥用にリフォームしてあるけど、今日はちょっと元気に
なっていて思いっきり水浴びをしたそうだったので、ぴあくんと一緒に
外に出してみた。ふたりとも嬉しそう

ぴあくんはぷるが調子悪くてグデーっとしているときも、いつもそばに
寄り添っている。気が小さいけどやさしい男の子。妻のるーに拒まれ
子育てには参加させてもらえなかったけど、実の親子ってわかってるかな？



こんなことをとりとめもなく書く。そうだ、子供のころは徒然草が好きだったなぁ。
今日のBGMは、 僕らの音 、 CANDY 、 渇いたkiss　

『しろいうさぎとくろいうさぎ』と常子と星野と、たいちくん

みんな知ってるよ〜と言われそうなくらい、スタンダードな絵本
『しろいうさぎとくろいうさぎ』
ガース・ウイリアムズ 文・絵　　松岡享子 訳 　福音館書店




裏表紙

50年以上前に発行された本で、有名だからゆえ、いろんな評価もありますが、
やっぱりシンプルな内容で私は好き。

うさぎの絵の意外と表情に乏しいところが多少リアルでそこも好き。
くろいうさぎが悩んでふさぎ込んでいるところや、驚いた表情は
はっきり表現されているけど、大笑いしたりしないところがいい。
めでたしめでたし！のページの2匹の無表情さが動物好きの私にはたまらない。

一緒にいて楽しいのに、どうしたらずっと一緒にいられるか考えて
ふさぎ込んでしまうくろいうさぎに
「ねえ、そのこと、もっといっしょうけんめい ねがってごらんなさいよ」って、
まるで他人事のように、良いお母さんになりそうな、前向きで太っ腹で
細かいことを気にしない魅力的な女性のようなことを言うしろいうさぎ。
そのやわらかい傲慢さがいい。

大好きな二人は、出会って楽しくってめでたしめでたしではなくても、ある程度、
一緒にいるために悩んで（ある程度ね、度が過ぎるのは危険！）
それでも何事もなかったかのように、あたりまえのように、ずっと一緒に
いられるのが一番の幸せなんだと思ってる、私は。

ところが、この夏、そんな私の思いを逆なでするようなドラマが…。

NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」

どうして常子は星野さんと、あんなにせつないお別れを、しかも2回も
経験しないといけないんだ？！

朝ドラ史上初の生涯独身のヒロインと聞いていたので、二人が若い頃
「毎週日曜はおしるこを食べながら1週間の出来事を報告し合う」と約束し、
ささやかながら楽しい時間を過ごしていたけど、それを観ながら
「でもこの二人は結ばれないんだよなぁ、悲しいお別れの日がくるんだなぁ」
って、先走ってうるうるしながら観ていた。そして、植物学者の星野は大阪の
研究所に行くことになりプロポーズされたのにさようなら。それが1回目。

2回目は、星野が妻に先立たれて二人の子供を男手一つで育てている時に
常子と再会し、穏やかに家族ぐるみのお付き合いをし、再び一緒に過ごして
幸せな日々を送っていたのに、ここでまた星野が名古屋に転勤になってしまい、
やっぱりさようなら…

もう、やめましょうよ、そんな悲しいの〜という気持ち。
大好きだから一緒にいたいという気持ちが、どうしてそんなに叶えられない
ものなのか？でも、何かの感染症と同じように、きっとこの世からなくならない
ものなんだろうなぁ…とは思う
せつなさはドラマチックに仕上げるスパイスとして欠かせないものだから。

ついでに言うと私は、常子に限らず、一生懸命がんばってる女の子が、
結局はひとりぼっちというストーリーに、いたたまれない気持ちになる。
他のドラマでいうと、ちょっと古いところで「不機嫌なジーン」の仁子とか、
もっと古いところでは「東京ラブストーリー」の赤名リカとか。

そして、数年前、恋愛ではないけれど、こんな純粋なセリフに号泣しました

さんまのからくりTVで、男になりたい！と棟梁に教えを請うたいちくん、4才。
一人でお留守番する練習をしている時に、誰が来てもドアを開けちゃいけないよ！
という約束を守るため、大好きなウルトラマンティガが来た時にドアノブに
手をかけながら涙をこらえて伝えた言葉。

「どうしても入れてほしいの？
　でも、これ開けるとまたダメになっちゃうよね。
　ティガ、ちょっと聞いて。
　ティガは子供の頃お留守番したことあるの？
　ちゃんとできた？
　ぼくはいつも怒られてばっかりなんだよ。
　一人で留守番もできないんだよ。
　だからね、怒られちゃうの。
　そんな僕と違ってウルトラマンは強いよね。
　ぼくもそんなふうに強くなりたいから…

　大好きだけど…

　　　大好きだけど…

　　　　　　さようなら…

　　　　　　　　ごめんね、バイバイ…」


って。なんにも言えない

どうか、お体を大切に

朝晩、少し涼しくなってきたかなって感じ始めましたが、やはりまだまだ
残暑厳しく蒸し暑いですね

以前、何度かここにも書きましたが、私の母が難病を患っており、
現在要介護状態にあります。今日は少し動けるかなって思っても、
次の日には前よりも動きが悪くなってたりして、確実に進行が進んでいます。

そんなこともあって、自分で母の今後のお世話ができるようにと、
この夏から介護の勉強を始めました。
覚えることや実際に体を動かすことが多く、まぁ、たいへん！

最近母はアゴがはずれるようになり、昨日は2回、今日も朝から大学病院に
行ってきました。食べたいものも食べられず、うまくしゃべることもできず
本当にかわいそう… 何もできない自分が情けなくなります。

昨日は、私もずっと良くならない咳と微熱のため内科に、そして、
ことりの娘ぷるも、お腹に水が溜まり、出血しているようなので
病院で薬を処方していただきました。

ぷるにもしものことがあったら…って、うちで生まれたかわいいぷるが…って
想像するだけでもつらいのですが、今年2月に母親のるーちゃんが
天国に旅立っていったばかりなので、万が一そうなると、父親のぴあくんが
ひとりになってしまう！そう考えてもかわいそうで涙が出ちゃう

ぷるに寄り添うぴあくん

佐治家は今、病人ばかり！気が滅入ってしまう話題が続きますが、
そんな中、父のボソッと発した一言になごまされました

「ポケモンGO、やってみたいんだけど、どうやってやるの？」

そんな父も来週、高血圧のため病院に行きます。

どうか、みなさんもお体を大切にしてくださいね。