教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
「面倒なこと」に余裕で取り組める力がついてきたことが本当の価値だ
2021-10-14「仕事に対して効果抜群だ」のEさんについて。
まず、Eさんの体験レッスンスコアと入会時アンケートコピーです。
「Eさんの体験レッスンの主なスコア20/7/18」たてサッケイド27 数字ランダム17・11 漢数字一行〇→250、三→197、一→195 たて一行ユニット27・32 スピードチェック16・19 ロジカルテストAタイプ10/10(3分)・13/13(3分) イメージ記憶17/40(2分)29/40(2分) 初速900字/分・理解度A-
「Eさん体験レッスン(入会時)アンケート20/7/24」・「体験感想」受けているときは、やることについていくだけで精一杯だったが、終わってみてなんとなく頭が「ちゃんと」疲れた気がした。・家に帰って本を読んでみると、すらすらと読めた。それと同時に、もっとやればもっとはやく、内容も理解しながら読めると思った。・「入会を決めた理由」本をたくさん読みたい→マーケティング関連の本がどんどんでるので・仕事に役立てる→情報のインプットの量が多いので。
次は、Eさんの受講80回目アンケートと最新スコアです。
「Eさんの受講80回目アンケート21/11/20」
マイナス・前半のスコアが伸びた要因を整理してみる(うまく書けないところもあります) 前半のシート系の訓練は、これまでトレーニングを受ける中であれこれと工夫をしてきて、狙い通り速く処理できるようになってきました。目に入ってきたら自動的に意味を理解しているような感覚が育った伸び方のため、最終的にどうして伸びたのか、その要因はいまいち自分でもピンと来ていません。このアンケートが良い機会なので改めて振り返ってみると、この間に意識的に試していたことは2つあります。
1つ目は視野を広げて一目で見た時に入ってくる情報を増そうとしたことです。方法は感覚的な部分ですが言葉にすると、1番強い視線を見たいシートの上下左右の真ん中あたりに置き、目を動かす際の「読み始め」と「読み終わり」の部分を2番目に強い視線で意識してセットし、スタートしたら順番に見ていくようにする感じです。本で考えると、右から左に読む本であれば、見開きの真ん中の折れ目のところに一番強い視線を置き、右上の文の始まりと、左下の文の終わりを意識しながら文章を読んでいく感じです。自分の場合はそうすることで視野が安定して、一気に情報が入ってきてくれます。
2つ目は、前半のトレーニングの場合、文字や数字を探すことが多いため、それを受け入れる場所を頭の中にイメージして作る練習をしておいたことです。「あ」を探しているときは、頭の中に「あ」をイメージしておく、「57」を探しているときは、同様に「57」を頭にイメージしておく感覚です。あたり前な気がするのですが、意外とこれまでのトレーニングでしっかりとイメージしていなかったので、確信はないのですが、感覚的には効果抜群だったと感じています。情報の入り口を広げるだけでなく、それを受け止める準備をしておく感覚です。ただ、それだけでスコアが伸びたのではなく、自動的に目に入ってきたら意味を理解している感覚がつかめたことが重要なのですが、これは気がついたらつかんでいた感覚だったため、方法を文字で書けないなと思っています。上記のような取り組みをしていたらつかめた感じです(まだまだ不安定な感じです)。
・伸び悩んでいる中盤の作戦を考える ここ20回ぐらいは、前半のトレーニングのスコアが面白いように伸びていたのでよかったのですが、そろそろ見えていないふりをしている中盤を何とかしたいと思っています。取り組みを改めて振り返ると、ペンを持ったことで前半のトレーニングで意識している広い視野への意識が弱まっていると思いました。
〈スピードチェック〉 探しているときに急がないと……という意識もあり、ついつい探すべき一行だけを見ようとしている感じがします。しかし、そういった意識で取り組んでいるから視野が狭くなり、結果として探しているものを見つけられないのかなと思います。時間は意識しつつ、広い視野を確保するためにも一番強い視線をシート全体をとらえるために使い、探す単語の行を見るのは2番目に強い視線、を意識して取り組みたいと思います。
〈かなひろい〉 文章の内容も読み取る必要がありますが、基本的には「あ」「い」「う」「え」「お」の5文字に丸をつけるものと考えると、前半のシートトレーニングで意識しているような、探している情報を受け入れる場所を頭の中にイメージして作っておくことの応用に取り組んでいることになります。いまは、1行ごとにしっかり探すことと、文章の内容をつかもうとすることに意識が寄っていますが、情報を受け入れる場所を意識することができていなかったので、そこがポイントになりそうです。
視野を広くとることと、受け入れる場所を作ることを意識できていない証拠に、最後までなかなか丸をつけられず、最後の5秒ぐらいで文章の内容を読むのをあきらめ、探している文字に一気に丸をつけているので、前半と後半の丸の精度がかなり違っていることが挙げられます。
〈スピードボード〉 アンケートにここまで書いていて、スピードボードはもしかしたら情報を受け取る場所を頭の中に作るトレーニングなのかもしれないと思いました。ただ文字を形として受け取るのではなく、その結果頭の中で位置が変わっていくため、少し難しく感じる応用編といったところでしょうか。少なくともボードをイメージしていることで情報を受け取る用意はしていると思います。そこから、指示を読んで位置を動かすため、意外と簡単にできそうな気がするのですが、なかなかできていない状況です。頭の中で位置を動かす部分に神経を使いすぎている感じは前からあるので、ボードのマスを普段の暇なときに意識し、自分の頭の中で自由に動かす練習が効果ありそうと思っているので試してみます。
〈ロジカルテスト〉 頭の中でA>B,C>B,とイメージすることに慎重になりすぎていると思っています。全体を見る視線への意識も弱くなっているため、解き切るよりも正確に回答したい意識が強くなってしまっている気がします。慎重に考えていても時間制限があり間違えていることもあと考えると、時間内に解ききる意識を持ってみても良いかなと思いました。これまで、できるようになるまで我慢するスタイルだったので少しスタイルチェンジになりますが、作戦を立てて取り組まないと伸びないと思うのでまずは試してみたいと思います。
〈イメージ記憶〉 時間が短縮されるにつて、目に入ったものから順番に見て行って覚えられるものを覚える、という取り組み方になっていましたが、やはり全体を見ようとする意識が弱かったと思います。特に、上から順番に見ているので2段目の真ん中あたりが一番毎回できずに悔しい思いをしています。覚えにくい単語や組み合わせも増えてきている感じもするので難しいのかもしれませんが、まずは全体を意識して覚えやすいものから手をつける作戦で行きます。
プラス・仕事をしていて最近気がついたのは普通の人が手間がかかると言って避けがちな「面倒なこと」に余裕をもって組めるようになってきたことです。本を読んで学んだ考え方を使って自分の考えを整理して伝えたりすることが速読を受けて最も役立ったと思っていましたが、最近はそれ以上に、この「面倒なこと」に余裕で取り組める力がついてきたことが本当の価値だと思ってきています。
たまたま今の仕事では、会社の様々な問題を抽出し、内容をさらに深堀しながらまとめ、1つ1つ地道に解決していくことをしています。その際、問題がたくさんあるけれど、どうやって手をつけていいかわからない、1つ1つ取り組むのは地味だし大変で、かなり時間がかかりそうだから避けたい、と思うことが普通なのかなと思います。クリエイトに通う前であれば面倒すぎるから関わりたくない、できれば避けたいと思っていそうなことが大量にあるわけですが、冷静に見つめてみると大量の問題の大半は、速読のトレーニングを受けて積読から既読本になっていった本で読んだことのあるものばかりで、基本的なアプローチの仕方や考え方はわかっているという場面が多くなってきました。もちろん書いてあるままというわけにはいかないので、この場合はこう考えよう、ああしよう、といった工夫はしますが、ベースとなる部分を知っているだけでも「面倒なこと」が余裕で取り組めるものになります。そういった場面が増えてきたのはうれしいことです。
そこまででも十分ですが、スピードチェックやかなひろい、ロジカルテスト、イメージ記憶など、制限時間がある中で取り組んでいるトレーニングのおかげで、1分では無理でも15分あれば余裕で取り組めると思えるようにもなってきています。実際にはもっと時間がかかることも多いですが、「面倒だけどやっちゃおうマインド」になってきたのは、かなり自分の中では大きな価値のあるものです。
最近は積読本だった本を大量に読んでいくことをしており、トレーニングの頻度が下がり気味なのですが、人生でこういった経験をしたことがなかったので、かなり貴重な経験をしていると思っています。まだまだ、中盤の作戦を試してみるなど速読も伸びる余地が大きいと思っているので、バランスを取りながら引き続き取り組んでいきたいと思います。
「Eさんの受講83回目の主なスコア21/12/12」たてサッケイド154 数字ランダム199・212 数字BP61-2(1分)・94-5(2分)漢数字一行〇→15,300、四→13,590、八→6,120 たて一行ユニット324・343 スピードチェック40(50秒)・40(52秒)ロジカルテストDタイプ22/25(3分)・23/26(3分) イメージ記憶9/40(45秒)28/40(30秒) 倍速読書『リーダーを目指す人の心得』13,200字/分・理解度A-「中盤を伸ばそうと考え、取り組みを少しずつ変えてみている。ロジカルも徐々に解くのが速くなってきている。引き続きかんばりたい」
月別受講回数は、2020年8月5回・9月1回・10月4回・11月6回・12月4回・2021年1月9回・2月7回・3月2回・4月4回・5月3回・6月3回・7月11回・8月5回・9月5回・10月5回・11月8回・12月1回の計83回です。
Eさんは「まだまだ」と呟いて帰っていきました。
書きたいことがまだまだある、ということのようです。 真
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