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クリエイト速読スクールブログ
書き方については自信ない、これってまずいな
第66期文演(16/9/24~12/3)アンケートです。
きょうは、薬剤師のTさんです。
2015-11-18「そのもんだいのほうそくがつかめておもしろかった!」の、R君のお母さんです。
クリエイトの20年以上前の生徒さんです。
Tさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 学生時代、趣味は何かと聞かれたら読書とこたえていた。大学生になるまで、週に3回は家からすぐ近くにある本屋へ通っていた。本屋の入り口を入ると新しい本の匂いがした。今日はどんな本に出会えるのか、考えるとわくわくした気持ちになった。新刊コーナーを一周してから小説、サスペンス、哲学書、実用書のコーナーをうろうろし最低でも2時間は本屋で過ごした。もちろん気に入った本は購入するので小遣いの多くは本代に消えていた。
大学生になると、下宿先の近くに本屋もなく、気軽に立ち寄り本を購入できなくなった。学校が休みの日、渋谷や新宿の大きな書店に行った。気になる本をまとめて数十冊購入し部屋の片隅に積み重ねておいた。そうして夏休みや冬休みなど長期休暇に入ると真っ先に、買いためた本を夢中で読んだ。休みはかならず読書から始まった。
あれから数十年たった今、仕事の書類に目を通したり専門書を読むことは多いが昔のように楽しむ読書からは遠ざかっている。ひたすら字面を追いかけている、読むことは出来る。読んでなんとなく理解できていると思う。書き方については自信ない、これってまずいな。このままじゃいけない。いま一度、文章について学んだほうがいいはず。どうしようか。そう思ったとき、すぐに思いついたのがクリエイトの文章演習だった。一か八か松田さんにお願いしてみようと思った。文章演習講座について詳細を知っていたわけではない。けれど直感的にこれしかないと思ったのだ。
春頃、息子の見送りにクリエイトに行った際、ダメモトで松田さんに文章演習講座の受講についてお願いしてみた。少しの間をおいて、いいですよ、という返事が返ってきたとき、ラッキー、よし全部出席しようと思った。私に欠けているものを埋める何かがあるはずだと思うとうれしかった。講座が始まる前まで、毎日手帳を見て日程に予定が重ならないようにしていた。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 書くときに必要な基礎知識を学べたおかげで文章、ことに日々の報告書を見ることが楽になった。同時に、今まで何を見ていたのか、こんなことも知らず人の文章をえらそうにチェックしていたのか、と思い愕然とした。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 宿題の要約に使う文章を渡された日、帰りの電車の中で線をひいたりマルで囲ったりして規定文字数になるようにチェックした。しかし読めば読むほど混乱してきた。これは絶対に入れたいよな、でも文字数が多くなってしまう、削るのはどれ、などといった具合だった。苦しまぎれで提出したが、なんて適当だったんだろうと思う。
A.3-2 「授業後」 木を見て森を見ず、のように部分しか見ず全体像をつかんでいない文章の見方をしていることがわかった。今は、全体像をつかむように読む、を心がけている。全員の要約を見せてもらい、本当は同じようになるべき要約が少しの表現でずれてくるのだと感じた。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 仕事で部下の報告書を見たとき、なるほどよくできているな、と思うものもあれば、これじゃ最初っから私が書き直したほうがよい、と思うものまである。先日も近年にないくらいひどい報告書が上がってきた。文書の形態、内容すべてなっとらん、と一読して引き出しにしまった。何から手直しの指導をすればよいのかと思うと頭が真っ白になった。2、3日たってから自分の行動を振り返った。やっかいな文章の修正を指導できないのは私に力がないからだ、こういうときでもうまく指導できるようになるには勉強しないといけない。どんな勉強をすればよいのだろうか、と自問自答した。そして、松田さんにお願いした。
受講1回目の受講で配布されたプリントを見て、基本的なことが書かれていたのだろうが、何も知らなかった。おかしなことに1回目の授業のあと、報告書を見る苦痛が半減した。
宿題では、要約をする段になってもまだまだ作者の言いたいことが書けなかった。他人の文章に興味を持つことが大切です、松田さんの言葉が頭の中でなんどもよみがえる。必死で文章を見ていたら以前は疲れていたのになぜか集中力が続く。松田さんがそれって速読の感想でしょ、というかもしれないがこの頃から文字が大きくはっきりと見えるようになった。さっと見ると書いていることがわかるようになってきた。文章演習って速読の練習にもなるのか、さすが松田さん、考えている、と思った。
自分の要約と人の要約を見比べて、うまく言えないが、やはり全体的に読みとれていない、部分的にしか見れていないと感じた。まだまだわかっていない、何回も復習しなおす必要があると思った。
授業の中で松田さんがロジカルに考える必要があると話していたが、受講期間中ロジカル感覚が自分には取り込めなかった。しかし今、感想を書きながら、もしかして文章は数学と同じなのかもしれないと気がついた。松田さんの言っていたロジカルとはそういうことか、と気がついた。やっとスタート地点に立った。これからが文章演習の本番なのではないかと思っている。
授業のペースは適度でよかったと思う。最後まで手厚く、気を抜かず、重みのある授業だった。
毎回いただくプリントも文演の内容とマッチしていて面白く読むことが出来たし参考になった。こういう書き手がいるんだと知って興味がわいた。文章の読み方を学んだはずなのに、文章を書くことまで楽になってきた。文演が終わって数日たつが、まだ余韻にひたっている感じだ。
ついて行けるかどうかは別にして、有志による自主ゼミにも参加して勉強していこうと考えている。
文章演習受講できてよかったです。ありがとうございました。
R君を1日も早くクリエイトに入れようとしたり、Tさん本人はユーキャンで速読を受講したりしているという経緯があります。
なおさら、いままでにないことを、一番最初に言ったひとですから文演の受講願いを『いいですよ』と応えました。
ところで、現在、小5のR君は、序盤もできますが中盤が驚くほどよくできます。大人と同じ問題のロジカルがCタイプ終盤でイメージ記憶は20秒20秒です。
R君の受講40回目アンケートのマイナス部分は「どうしたらイメージきおくが10秒にいくか?」で、プラス部分は「バッティングセンターで120キロがものすごく打てるようになった」でした(受講42回、16/12/14)
彼のお母さんとしてのTさんに、文演を受けてもらったというところもあります。 真
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特に、ここを読んで。
《先日も近年にないくらいひどい報告書が上がってきた。文書の形態、内容すべてなっとらん、と一読して引き出しにしまった。何から手直しの指導をすればよいのかと思うと頭が真っ白になった。2、3日たってから自分の行動を振り返った。やっかいな文章の修正を指導できないのは私に力がないからだ、こういうときでもうまく指導できるようになるには勉強しないといけない。》
ではまた。