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言葉による指導

 現在、第58期文演が進行中です。

 おととい、11月17日(土)に第6回目が終了しました。


 下記は、第3回目受講アンケートです。

 『3回まで受けてきた、いま現在の文演感想をできるだけ正確に書こうとしてみてください』という、作文課題です(ほぼ毎期実施しています)

 今回初めて、一人だけですが、コメントを紹介します。

 ご本人の快諾を得ています。一般にある作文教室との違いを端的に表現してくれています。

 アラサーの芸大職員Zさんの感想です。クリエイトには、速読で再入会しています(12/10/29、受講58回)

〈感想〉

クリエイト速読スクールの文章演習講座には「即効性」があると思いました。

2年前に某大手新聞社が主催する「文章教室」に通塾していたとき、座学はほとんどありませんでした。
授業はじめに原稿用紙がわたされて、お題が与えられ、書く。
書き終わったら提出(書けない場合は宿題)。翌週、文章が添削され、先生のコメントが入った原稿が戻されるというシステムでした。
その先生の方針は、「文章は書いていればうまくなる」というもので、頭で考えるよりも手を動かすことに比重が置かれていました。それは、手書きの添削指導のほか言葉による指導がほとんどなかったことにもあらわれていました。
効果があったか、といえばあったと思います。6回程度の受講でしたが、一番はじめよりも6回目の方が確実に書くことへの抵抗がなくなりました。
しかし、いかんせん時間がかかることは確かでした。
ひとつの作文を書くのに4、5時間はかかりました。それに対して、先生の赤ペンでここは改行、ここは段落を入れ替えた方がよいなどと指示があり、それ以上のコメンはない。習うより慣れろというのが文章の本質か……と頭で思いつつも、6回の受講で止めてしまったのは、どの程度の時間を投資すれば、自分が求める文章力が得られるか読めなかったからです。

しかしながら、クリエイトの文章演習講座はまったく違いました。
自分ではまったく書かないのに、受講を重ねるたびに他人の文章の欠点がみえるようになります。

先日、職場で某省に提出する文章が回覧されましたが(作ったのは私のすぐ上の人間です)、ここに内容の含みが足りない、ここの言葉は強すぎる、と文章をメタ的な視点で読めてしまったのは自分でも驚きました。
立花隆が水準が低い文章を書くひとを「読む人の立場に立って自分の文章が読めない」と分析していますが、私は自分の文章どころか他人の文章すらも俯瞰した視点でみられていなかったとわかりました。

文章演習講座はわずか8回ですが、はじまりとおわりでは自分はまったく異なった視点で文章を読める人間になっていると思います。もちろん文章力をあげるためには、自らが文章を書くことが不可欠でしょう。しかし文章演習講座は、必ず「書く」という実践段階においても、よい影響を与えつづけてくれると思います。なぜなら自分の文章を一歩引いた視点で読み直すことができるからです。


 2012-05-17ブログをなかなか見る隙がない」のZさんです。

 来年度は、1月12日~の第59期と、9月末~の第60期になります。    






         ※クリエイト速読スクールHP 


Zさんの第58期文演アンケートです。
  ・2012-12-21「なぜ自分の文章は悪かったのか」を分析する視線を身につけることができた

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