goo

一生懸命書けばいいというものでもなかった

   第50期文演(4/18~6/27)アンケートです。

   Tさんは、20代の女性です。



          Tさんの文演アンケート



   Q.
1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
   A.1
 「理由1」 速読を進めるにつれ、「そもそも文章の読み方が出来ていないんじゃないかな」と不安を感じるようになった。昔から文章の読み方はほとんど習わなかったし、習った記憶のある大学受験の時でも、今思えばわかった気になっていただけな気がしてきた。

 

 「理由2」 物事を論理的に考える力をつけたかったから。仕事では生徒面談や三者面談などで論理的な説明を心がけてはいるが、もともとは感覚で生きてきたタイプ。文演に参加すると言葉の使い方が変わって、論理的に考える力がつくのではと思った。

 

 「理由3」 文章作成力を磨きたかったから。人と接する仕事をしていながら、私生活では人とコミュニケーションを取ることに苦手意識が強く、表現手段の一つとして身につけたかった。

 

 「理由4」 松田さんの授業を受けてみたかったから!! 実際どんな方なのか知りたかった。 

 

  Q.2「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
    A.2 文章作成は決して気楽なものではなかった。一生懸命書けばいいというものでもなかった。今までは思うまま、感じるままに文章を書いてきたけれど、何も知らなかったからこそ無邪気に書けたのだと気づいた。
 
うっかりすれば、自分自身の未熟さがばれてしまう。考え方が狭いことを見透かされてしまう。授業で取り扱った文章を読んで、こんなにも書き手の考え方が文章の端々に表れてしまうのかと怖くなった。文章は極力書きたくなくなった。ブログを公開しなかった自分に思わず感謝(元カレ以外の誰にも公開していないブログを始めてもうすぐ3年になる。まあ、ブログといっても言葉の切れ端のようなものが散らばっているだけで、文章という文章はあまり書いていないのだけれど……)。
 
文章を書くことに躊躇する一方で、憧れも芽生えた。文章の奥深さに少し触れられた気がする。めげずに努力をし続けて、ほんの少しずつでも人の心にぐっと入り込む文章を書けるようになりたい(松田さんがおっしゃっていたように、ブログを通じて800字くらいの文章をさらさらと書けるようにトレーニングを積む! 公開目標は2010年!)。

 

  Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
  A.3-1「授業前」
血の滲むような努力なしに素晴らしいものを書けるほど、文章作成は生易しいものではないと学んできた。それでも、期限ギリギリまでねばり、苦しみ抜くことはできると思って取り組んだ。
 
やれるだけのことはやったような気はするけれど、こんな要約で大丈夫か不安。結局最後までクリアできない課題が残っている。
 要約を通じて、土俵が決まっているから緊張感のある文章が書けるという意味が、少しわかった気がする。字数を増やせないからこそ、同じ字数の中でいかに読み手に伝わる表現にできるかが勝負だった。助詞、助動詞レベルまで気を遣った。今までだったら字数を増やして解決していたので、新鮮な体験だった。

  A.3-2 「授業後」字数にばかりこだわっていて、要約とは何かという根本的なところで大きなミスをしていた。固定した行数にこだわりすぎた。
 
同じ題材でありながら、要約する人によってだいぶ雰囲気が変わるものだなあとびっくりした。無理に自分らしさを出そうとしなくたって、読み手のことを考えて文章を書けばいいのかもしれない。
 
宿題を通じて、これまで学んできたことが整理できたように思う。



  Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
   A.4 
参加することができてよかった。
 
初日は、私がこの空間にいたら場違いじゃないかとひやひやしていた。ついていけるか不安だった。それでも、参加した以上は文演という場に自分を無理矢理合わせていくしかないし、合わせることで少しでも自分を磨けたらと考えて取り組んだ。
  
「生きていく以上は、人のために自分を生かし続けなければならない」と思いつめていたこともあり、場違いな人間であったとしても、なんとか教室の皆さんのお役に立てたらいいなと思っていた。だが具体的に出来ることも持っていなかったので、結局は何ができたという訳ではない。松田さんが「Tさんがいるとすごくやりやすいですよ」と言ってくださったのは意外だったけれど、なんだか励まされた気がした。
 
文演の雰囲気も、回を重ねるごとに好きになった。一生懸命頑張る人たちがたくさんいて、私も負けずに努力しなきゃと思えた。楽しかった。

 
最終日、受けられて幸せだなあと感じると同時に淋しく思った。
 
最初は論理的な思考力を鍛えることが大きな目的で始めた。でも、実際には物事の考え方以上に感じ方が変わったように思う。言葉の使い方を変えることで、身の回りのちょっとした出来事だとか、いろんな人の気持ちだとかに、敏感になった気がする。文演を通じて、読み手への配慮という視点を持って文章を見直すようになり、どことなく気持ちがやさしくなった気がする。
 
仕事を通じて高い志を持った生徒をひとりでも多く育てようと改めて思った。利他精神を持ち、世界を舞台に活躍できるリーダーを輩出しなければならない。
 まだまだ考えてばかりで具体的な行動に移せていないことも多いけれど、なんとか、たくさんの人の幸せに貢献できる人になりたい。私自身もっともっと努力して、世の中の役に立てる人になりたい。そのことが松田先生へのお礼になればと思う。
 ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。



 大きな教育機関に在籍するTさんの傾聴の姿勢には、素晴らしいものがありました。

 2009-07-03 「なんとか50回まで来ることができました!」のTさんと、今回のTさんは同一人物です。

 おととい9月28日(月)が、速読レッスン、受講60回目でした。

 恒例の「10回ごとアンケート」は、自宅で書いてくるとTさんは持ち帰りました。


 これで、第50期文演アンケートは、すべて終わりました。
 
 第50期生のみなさん、本当にありがとうございました
   






          ※クリエイト速読スクールHP

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
« 「効果的訓練’... 「効果的訓練’... »
 
コメント
 
 
 
2010年。 (古い生徒3。)
2010-08-24 13:36:19
 あ、どうも。おはようございます。

 今年2010年。公開目標2010年の結末が
気になるところです。

 今朝はこのへんで。失礼します。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。