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クリエイト速読スクールブログ
要約にはうなされるほど苦しめられましたが、実際、うなされましたが、
第73期文演(19/9/7~11/16)アンケートからです。
きょうは、私大薬学部に通うMさんです。
・2019-11-26「倍速のときの理解度が上がった」のMさんです。
Mさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 自分の考え、意見を言語化して説明することがひどく苦手です。
ここ数年、明らかに文章を読み込むことへの理解力が落ちたことを実感していました。以前のように本を読んでも、内容を頭の中に留めておき、理解することができなくなりました。普段の生活においても考えが全くまとまらないことが増えました。今年の春から速読に通いはじめることで、繰り返して読む時間を確保できるようになり、なんとか理解力を補うことはできています。ただ、その速読の方でも、倍速読書訓練において、文字を追っているのに内容を覚えていない。時系列を把握できずに目を通すだけの状況になっていました。文を文として読み込めていないという状況で精度の面で伸び悩んでいました。
今、大学生なのですが、物理系、化学系、生物系の異なる分野を大量に学習しなければなりません。目を通すだけでなく、理解も求められます。少しでも思考をまとめ、効率よく考える手段をと思い、今回受講しました。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 文章の悪い点を具体化し、自分の中で整理しやすくなりました。繰り返しになりますが、私は考えていることを人に伝わるように文章にすることに苦手意識があります。頭の中で、これとこれは関係あるんだろうなあという印象を持つことはできても、どのように関係あるかまでは説明することができませんでした。しかし、今回の文演を受けて、そういった物事を言語化しやすくなりました。
文演では、今まで持っていたもやもやした何となくの概念をひたすらつついて形にすることをします。これは悪いか? どう悪いのか? どうすればよいのか? を実体化する力を身に着けることができます。2回目、3回目と回を追うごとに、だんだんと見えてきます。
文章の中の多くの枝葉に惑わされず、幹となるものだけを見出す力をつけさせます。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」とんでもなくしんどかった。要約の課題は第2回に出され、最終回で行われます。自分は学生であるため、他の人よりもかけられる時間も多く、2、3日もあれば終わるであろうと高を括っていましたが、まず、何からしていいかわからない。とりあえず線を引き、下書きの下書きを作るような段階にすら1週間ほどかかってしまった。心残りが一つあって、最後にどうしても意を汲み取れなかったところがあった。
回を重ねるごとに細かいところに自分の至らないところが次々と見つかり、言われたことを言われた通りにすることがこんなにも難しいとは思わなかった。
A.3-2「授業後」要約する、という言葉に縛られて抜き出すことしかできなかったところが今回の最も大きな反省点であり、学べたところです。最終回の一つ前の回にて、全員分の要約が渡されます。提出することはできたのですが、期限の最後の最後まで粘ってもどうしても上手く要約に入れることができなかった筆者の意見がありました。それを綺麗に要約できている他の人の要約を見て、どうして自分はこの発想を持つことができなかったのだろうか、と、本当に悔しい思いをしました。
筆者の意見に忠実に、それは文字通りではなく、個性が出てしまってもよかった。自分の要約は硬すぎました。筆者と同じ言葉はない、それでも意見は同じという要約もありました。次はもっと良い要約ができます。最終回を受講してからが、一番力が付くタイミングだと思います。一番多くを学び、使いたくなるころです。せめてあと1回あれば……と思わずにはいられません。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 正直なところ、最初の1、2回はこの程度のことで発言していていいのだろうか? などと緊張していました。文演に参加する時点で司法書士生などの文章に専門性を求められる方々、文章演習講座という名称もあり趣味として文章を嗜んでいる方で埋め尽くされている、と考えていました。実際はそのようなことはなく、3回目くらいからはとてもリラックスして受けることができ、徐々に発言もできるようになりました。文演が終わった日は、形のない感情に名前がつくような、理解する喜び、楽しさがありました。
毎授業ごとに課題がでます。正直、言葉にするには手も足も出ないような課題が出てきますが、土曜日になって受講すると、ふと、わかってきて、頭のどこかでは引っかかってたんだなあ、という不思議な理解の感覚になります。
私の文演を受講中の変化として、物事の指摘がしやすくなった点があります。初めのころは、悪いところがあるのはわかる、どこが悪いかはわからない、そんな状態で受けていましたが、後になって見返すと、「ああ、ここをこうすればいいんだな」という腑に落ちる感覚を何度も、何度も味わいました。
大学の勉強をしている際、独特の文体であっても、ああ、筆者はこれを伝えようとしているのかと、理解につながるのがすんなりといくようになりました。要約にはうなされるほど苦しめられましたが、実際、うなされましたが、その苦しみのおかげで理解できた時が本当に楽しかったです。ありがとうございました。
Mさんは、2度目のクリエイト。
最初は小学5年から高1まで通い73回受けています。
Mさんは、きのう4限も受けにきていました。
8か月で受講69回目(計142回)。
これからのMさんの速読スコアやコメントは、とても参考になるはずです
速読もよくできるし、文演宿題もよくできていたし、長いつきあいで人柄もわかっています。
Mさんのようなひとに講師をお願いしたいのですが、どうも大学が忙しいみたいです
なお、来年2月29日(土)~の第74期文演残席は6となっています。 真
※クリエイト速読スクールHP
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