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MBA留学準備のために〈2〉

 以下、私が速読の各トレーニングで留意している点や気付いた点をまとめてみた(教室での訓練内容のイメージをつかむひとつの手がかりにしていただければ幸いです)。

 

 授業前: 気持ちにゆとりが持てるよう、できるだけ開始5分以上前に教室に到着する。なるべく前の席に座り、体験の方がいないようであれば最前列で受講する。講師の指示が聞き取りやすく、また他の受講生の動きも視界に入ってこないので、最前列が一番集中して受講できる。他方、混雑時や3人がけでも「まあいいや」と割り切り、楽しい気分で臨むのが上達への近道だと感じている。

 カウント呼吸法: ここで心身ともにどれだけリラックス出来たかによって、その日のトレーニングにどれだけのめり込めるかが大きく左右される。リラックスしようと気負うよりも、息を吐きながら顔・肩などのこわばっている筋肉をほぐし、体の力が抜けていく心地よさを意識すると頭が空っぽになり、トレーニング中の集中力が高まる。

 サッケイドシート: 視野を目いっぱい広げるため、毎回目が皿になるような感覚を味わう。この感覚を引き続きのシート訓練に持ち込めるよう意識づけをする。また、よこ・たてよこ・大サッケイドやヘルマンシートの訓練時には標準のたてサッケイドとは違った感覚が生まれ、視野が広く保てることがある。以後のトレーニングも、ここで得た感覚を応用することで記録向上につながらないか、挑戦してみる。

 ランダムシート・パターンシート: 記録更新を追い求めて文字を追いかけたくなる気持ちをぐっとこらえる。遠景を眺めるように視野を広く保ち、シートもしくは「かな」・「県名」・「漢数字」などのブロック全体に意識を配ることと、文字を形でとらえることに留意する。辛抱強く続けていると、トレーニングの回を追うごとに探している字が無意識のうちに目に飛び込んでくるようになる。集中力が高まっているときは、一連の訓練中は顔全体でシートを見ている、もしくは顔がシートに埋もれそうな錯覚を覚える。

 たて一行ユニット: 序盤のトレーニングで習得した技術や感覚を総動員して取り組む。1ページ内の上・下段の各ブロックを視野に収め、「おじいさん/おばあさん」の「い」または「あ」、「山」または「川」、「行きました/行きません」の「た」または「ん」が目に飛び込んでくるよう意識を持つ。また、一定のリズムで進めるよう留意する。

 スピードチェック: ここから中盤のトレーニングに入る。スピードチェックでは、各行で目的の単語(例: 東北東)を見つけて○印を付けていく。慣れてくると、単語が見つかった瞬間に手で印を付けに行きつつ、目は次の行の単語を先回りで探し始める、といった並列処理を行うことで60秒以内に40行をクリアできるようになる。ペンでチェックする作業にとらわれて視野が狭まらないように心がけている。

 スピードボード: 頭の中に「3×3」の碁盤を思い浮かべ、冊子の「上へ2」といった指示に従って黒い碁石を指で滑らせるイメージを持って取り組んでいる。重要なのは明確なイメージを持つことと、一定のリズムを保って進めていくことだと思う。    続く

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