フランスの文芸誌 Revue des Deux Mondes (『両世界評論』1829年創設)は、ロマン主義時代の多くの作家たち(とくに、アレクサンドル・デュマ、アルフレッド・ド・ヴィニー、バルザック、サント=ブーヴ、ミュッセ、そしてジョルジュ・サンドなど)の作品を掲載した雑誌として知られています。
編集長のFrançois Buloz とサンドの間で交わされた往復書簡は、Georges Lubin が生涯をかけて編纂した2万通近い書簡集全二十六巻 Correspondance (Garnier, Paris, 1964-1995)に収録されています。
その『両世界評論』が、今年の2024年2月号を「ジョルジュ・サンド特集号」として出版しました。日本ジョルジュ・サンド研究会の高岡尚子先生(奈良女子大学教授)ご執筆の「日本におけるジョルジュ・サンド」と題した論文を読むことができます。
皆さま、是非一読されますよう、ご案内申し上げます。
『両世界評論』のサンド特集号が刊行されたという貴重な情報をお知らせくださったMadame Mary Garnett に感謝致します。