フランツ・ヘッセル賞という文学賞があることを初めて知りました。ミカエル・フェリエ氏がこの賞を受賞されたとのことです。
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中央大文学部教授のミカエル・フェリエがフランツ・ヘッセル賞を受賞しました
小説Mémoires d'outre-mer(『記憶の海を越えて』ガリマール社、2015年)により2016 年度のFranz-Hessel-Preisを受賞し、2 月9 日にパリで授賞式が行われました。
この小説はまもなくアメリカとドイツで翻訳出版されます。日本語にはまだ翻訳されていません。
フランツ・ヘッセル賞は2010年にベルリン生まれのユダヤ人の作家・翻訳家のフランツ・ヘッセル(1880–1941)を記念して創られた文学賞で、毎年、フランスとドイツの作家1名ずつに与えられ、両国の文学の交流と振興をはかるものです。
フランツ・ヘッセルは、カサノヴァ、スタンダール、バルザックなどを翻訳し、ヴァルター・ベンヤミンとともにプルーストの『失われた時を求めて』を翻訳しました。
トリュフォーの映画『突然炎のごとく』の登場人物のモデルとも言われています。戦後フランスの強制収容所から解放されてまもなく亡くなっています。
http://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/letters/news/2017/04/54753/
http://www.stiftung-genshagen.de/kunst-und-kulturvermittlung-in-europa/programm-2018/programm-details/57b728e85b7a459ea541a4e21735b37f?tx_ttnews%5Btt_news%5D=1099.html