日々雑感

読んだ本やネット記事の感想、頭に浮かんでは消える物事をつらつら綴りました(本棚7)。

タクシーの運転手さんから聞いた話2つ

2014-07-22 07:08:18 | その他
 名古屋に出張してきました。
 その際に乗ったタクシーの運転手さんから聞いた話が印象に残ったので記しておきます。
(オリーブが私、オレンジが運転手さん)

(その一、名古屋駅から)おしゃべりが好きそうな運転手さん。
「お客さん、何かニオイませんか?」
「そういえば香水系のニオイが少し・・・」
「今力士を3人乗せたばかりなんです、彼らのビン漬け油のニオイはなかなか車から消えなくて困るんですよねえ」
そうです、今は名古屋場所の真っ最中。
「力士3人では300kgを越えますよね。大丈夫なんですか?」
「ブレーキの効きが悪くなります。」
納得。
名古屋駅も人出が多く、土産物屋は混雑して購入に挫折した私。
「名古屋場所最中は街も活気づくのですか?」
「まあ多少はねえ」
「力士達が夜の繁華街に繰り出すとか?」
「以前はそうでしたが、最近無くなりました。夜間外出禁止令でも出てるんじゃないですか。」
「いいような悪いような、ですね。」
「土俵の周りがテレビに映ると、おじさんとキレイめの女性が一緒にいるでしょう、あれは同伴出勤ですね。」
なるほど。そういう目でみたことがありませんでした(笑)。

(その二、東京駅から)無口で朴訥な運転手さん。
「大きな木が好きで、神社の御神木目当てに、栃木・群馬県内を巡ってます。」
「私は栃木県北部の那須出身で、父親は林業をしてました。でも輸入材に押されて商売が成り立たなくなり、私が大学を出る頃、潰れる前に廃業しました。山とか緑の多いところへ行くと、子どもの頃を思い出して落ち着くんですよねえ。」