日々雑感

読んだ本やネット記事の感想、頭に浮かんでは消える物事をつらつら綴りました(本棚7)。

「百物語」by 杉浦日向子

2010-12-24 22:59:32 | マンガ
「お江戸でござる」で有名になった漫画家杉浦日向子さんの代表作(マンガ)です。

江戸時代を題材にした怪異譚というか、もののけ譚というか、ショートストーリー風の怪談が淡々と並べられています。
素っ気ないほどあっさりしているので「恐い」という印象より、おばあさんの昔話を聞いているようなほのぼのした気分になってくるから不思議です。
ヘンに説教じみておらず、「こんな話があったとさ」と余韻を残しながら終わる、心憎い演出が効いています。

江戸時代の原作があるかと思いきや、杉浦さんのオリジナルであることを知りビックリ。
漫画家の前に時代考証家だっとというから二度ビックリ。
さらにキワモノ学者の荒俣宏さんと夫婦だったと云うから三度ビックリ。

今年は遠野物語が出版されて100年記念だそうです。
昔読み耽った縁で、最近佐々木喜善さんのザシキワラシの本を斜め読みしました。
昔話や伝承を採集したものを羅列してある内容で、それを読んだ時の感覚と似ていました。

杉浦さんはガンで既に他界しています。

「デジカメに1000万画素はいらない」

2010-12-11 07:05:42 | 趣味
講談社現代新書、2008年発行
たくき よしみつ (著)

コンパクト・デジタルカメラ(以下コンデジ)をいかに使い倒すか、という内容です。
デジタル一眼レフまで凝りたくはなく、コンデジで手軽に自己満足できる写真が撮れたら・・・というヒト向け。

私にピッタリです。
10年来、コンデジを使い続け、買い換えたのは10台以上。
コンデジでどこまで取れるか、と追求してきた面もあります。

ウンウン頷けるヶ所が多数あり、目からウロコの情報も満載です。

題名の如く、暗いレンズ&小さな感光部で画素数を稼ごうとすると色のグラデーションが損なわれるとか、料理の写真は「曇りモード」に設定すると美味しそうに見えるとか。

また、既に自分で経験的に会得した技も紹介されていて苦笑い。

たとえば、ストラップをピント張り詰めて手ぶれを防ぐとか、近くにあるモノに固定して三脚代わりにするとか。

文章も大変読みやすく、大変勉強になりました。
明日からのデジカメライフに役立ちそうです。

私自身、現在のネオ一眼レフ(富士フイルムの造語)でまあまあ満足のいく写真が撮れるようになりました。
天体写真とホタルの舞う夜景は無理ですけど。

デジタル一眼レフに三脚他の機材をもって、まわりに「邪魔するな」オーラを発しながら対置入り禁止区域に侵入してまで撮る写真マニアにはなりたくないモノです(苦笑)。