中年男性の気になるニオイ、その2。
“加齢臭”です。
前項と同じく。NHKラジオの「健康ライフ」から。
“一般的に加齢臭は、「枯れ葉・古本・古い畳のようなニオイ」と表現されることが多いです。・・・加齢臭の原因は、皮脂(ひし)、つまり皮膚の脂が太陽の光などを浴びて変化してできる「2-ノネナール」という成分です。”
キーワードが出てきました。
「皮脂」+「太陽光」→ 「2-ノネナール」
“おじさん臭”の、
「汗・乳酸」+「細菌」→ 「ジアセチル」
とは別物なのですね。
果たして「2-ノネナール」の実態は?
“加齢臭は、大体50代を超えると気になり始めます。年齢を重ねると皮脂の分泌量そのものは減っていきますが、脂の種類が変化して、2-ノネナールができやすくなるんです。・・・これはすべての人に当てはまりますので、皮脂が酸化すれば加齢臭が出てしまうんです。女性は皮膚の脂の量が男性の8割ほどといわれていますが、男女でそんなに差がありません。・・・若い人の脂は変化してもにおわないけれど、年齢を重ねた人の脂は変化したときににおってしまうのですね。”
なるほど、皮脂の組成が加齢と共に変化してニオイやすくなる(2-ノネナールができやすくなる)のですね。女性も例外ではないと。
ではその対策は・・・身体を念入りにゴシゴシ洗って皮脂を落とせばよい、と考えがちですが、そうでもないらしい。
“皮膚の脂を落としすぎると、加齢臭対策としては逆効果なんです。そもそも皮膚の脂は皮膚を守るために分泌されているものですから、落としすぎてしまいますと逆に分泌量が増えてしまうんです。・・・体を洗うときは、泡立てたせっけんを体全体に手で伸ばすように、優しくマッサージするように洗うほうが加齢臭予防には効果的です。せっけんをつけて洗えば、優しく洗っても加齢臭のニオイ成分は十分洗い流せます。”
それから、食事でもある程度予防できるようです。
“抗酸化作用の高いものを食べることで皮脂の変化を防げることが分かっています。イギリスで行われた研究ですが、抗酸化作用がある「アントシアニン」を多く含んだカシスという果物を1週間毎日6グラム食べると、加齢臭の原因の2-ノネナールが47%も減少しました。・・・カシスに近い果物ですと、ブルーベリーにもアントシアニンが多く含まれています。生で食べなくてもいいので、例えばブルーベリージャムといったものでも効果が期待できます。1日にスプーン1杯でも食べれば十分です。パンやヨーグルトと一緒に食べてみてください。”
んんっ、ここまで来て耳慣れた「アントシアニン」「カシス」「ブルーベリー」の名前が出てきました。
それから、香水の上手な使い方も指南されています。
“例えば加齢臭。枯れ葉や古本のようなニオイです。シトラス系や森林調の香水で爽やかな香りを補うと、いい香りになります。ウッディ系の香水やムスク系のような甘くて上品な感じの香りは、加齢臭をマスキングできず、かえって変なニオイになってしまうことがあります。”
んんっ、森林調とウッディ系ってどこが違うの?とツッコミたくなる記述ですね。
こちらを読むと、「フゼア・フレッシュ」がよさそうです。
でもこちらを読むとちょっとニュアンスが違う・・・よくわからなくなってきました(^^;)。
アラ還の私はまさに“おじさん臭”の“加齢臭”の当事者です。
汗をこまめに拭き、レストランではおしぼりで顔を拭き、身体は優しく泡で洗い、ブルーベリーを食べて人に嫌われないよう努めます(^^;)。
でも「朝シャン」はなあ・・・。