NHKの「美の壺」でティーカップを取り上げていました。
いろいろな蘊蓄が紹介され、興味深く拝見しました。
◇ カップ内側の色
白が基本ですが、微妙なバリエーションがあります。ヨーロッパの磁器紅茶の色を美しく見せるためにが発達してきたのでした。
ドイツのマイセンはやや暗めの渋い白でアッサムの色に合います。
フランスのリモージュはガラス質を混ぜた透明感のある白でキーマンと合います。
イギリスのボーンチャイナは牛の骨を混ぜることにより乳白色となりダージリンNo.1の色を映えさせます。
と云った具合。
◇ 口元が広がる形
紅茶は熱い温度で淹れるため、温度を冷ますために口広になったそうです。
一方のコーヒーカップはその昔上澄みを飲んだ経緯から、縦長で沈殿させるような形になったとのこと。
◇ ティーセット(紅茶道具)としての銀器
「いぶし銀」とも表現される渋い光沢の銀器は富の象徴でありました。
とともに保温性に優れる性質からティーセットに好んで用いられました。
そしてもう一つ、隠れた理由があります。
それは「毒殺対策」。
当時の茶会は社交の場であると共に、ときに陰謀の舞台にもなりました。
当時の毒は硫黄成分が使われ、銀は硫黄に反応して黒くなる性質を利用したのですね。
そういえば「アインシュタインの眼」でワイングラスの形について特集していたなあ。
ボルドーとブルゴーニュ用のワイングラスは明らかに形が違いますが、それなりの理由がありそう。
録画してあるのを見てみようっと。
いろいろな蘊蓄が紹介され、興味深く拝見しました。
◇ カップ内側の色
白が基本ですが、微妙なバリエーションがあります。ヨーロッパの磁器紅茶の色を美しく見せるためにが発達してきたのでした。
ドイツのマイセンはやや暗めの渋い白でアッサムの色に合います。
フランスのリモージュはガラス質を混ぜた透明感のある白でキーマンと合います。
イギリスのボーンチャイナは牛の骨を混ぜることにより乳白色となりダージリンNo.1の色を映えさせます。
と云った具合。
◇ 口元が広がる形
紅茶は熱い温度で淹れるため、温度を冷ますために口広になったそうです。
一方のコーヒーカップはその昔上澄みを飲んだ経緯から、縦長で沈殿させるような形になったとのこと。
◇ ティーセット(紅茶道具)としての銀器
「いぶし銀」とも表現される渋い光沢の銀器は富の象徴でありました。
とともに保温性に優れる性質からティーセットに好んで用いられました。
そしてもう一つ、隠れた理由があります。
それは「毒殺対策」。
当時の茶会は社交の場であると共に、ときに陰謀の舞台にもなりました。
当時の毒は硫黄成分が使われ、銀は硫黄に反応して黒くなる性質を利用したのですね。
そういえば「アインシュタインの眼」でワイングラスの形について特集していたなあ。
ボルドーとブルゴーニュ用のワイングラスは明らかに形が違いますが、それなりの理由がありそう。
録画してあるのを見てみようっと。