生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年08月27日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
w君が都合が悪いのでその翌日は妹さんが敷地の中の丘や小さな湖の周辺、更に昔、このお城が管理していた農園の村を乗馬で案内してくれました。馬に乗った経験がないのでおとなしい老馬に私を載せて馬の操縦方法?を親切に教えてくれた上でスタートしました。馬の操縦で夢中な姿が余程おかしかったとみえていつもくすくす笑うのが少々シャクなのですが、その美貌ゆえに青年の私は我慢していました。村を通過する時は、村人は心底好きだとみえて実に明るい挨拶をお大声でそのお嬢さんにしている姿を見て、あーあ、このお嬢さんは本当は良い人なんだなあ、と思いました。異国で生活する日本の青年、ふと私の父親が海兵を卒業した年、遠洋航海に卒業生徒一同が地中海へ初航海訓練をします。到着後、宿泊先は、イギリス組、フランス組、ドイツ組と別れて、高級将校の家庭で待遇されるらしいのですが海軍である父にも拘わらず,なぜか、諜報関係で有名なフランスの陸軍大将の家庭で躾教育をされたようです。その娘に一目惚れをした話を酔うと聞かされたものですが、日本の若者が欧米の若い麗人に遭遇すると何故か降参してしまう弱い心を当時の海兵の校長は戒めていたようです。今から思えばふん、という戒めですが、なんとなく私もこの父親の話を想いだしていなければ、このw君の妹にぞっこんとなり悲劇的人生を送くる羽目になったかもしれません。異文化交流の刺激は強いですが日本人のアイデンティティを崩壊させると精神を病む傾向があるので注意が必要です。
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