生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年08月31日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
心理療法の勉強を始めるとギリシャ神話を必修させられます。このギリシャ神話の神様は人間のすべての感情の一つ一つを神様に仕立て上げているので大変面白いのです。ナルキッソスは16才で池の畔で自分の美しさに見とれながら水仙になるのですが、自分と比較するのはおこがましいのですが心理療法を勉強する青年達はその姿が野獣のようであつてもギリシャ彫刻のような青年であっても単位を取らねばならないので必ずナルキッソスになったかのような論文を書く必要があります。つまり「as if person」の学習です。「あたかも、なになにになったかのような人物体験」を学習上、させられるわけです。あたかも王様のような、あたかも奴隷のような、あたかもキリストのような、そんな疑似体験をしながら心理療法を勉強していくわけです。自分がナルキッソスだ、と意識化した途端、大勢の人々に迷惑をかけていた事に気づきます。その逆に劣等感も解消してきます。あたかも落第生かのような自信喪失体験がありましたが、この自己愛パースナリテイ障害の勉強は本当に大事です。
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