ロードバイクの軽量化にとって最も大きなウエイトを占めるパーツはフレームセット(フレーム+フォーク)で、費用もかなり大きなものとなりますが、100gの軽量化にかかる費用はCAAD10との比較では、SUPERSIX EVOで49,216円、PINALLERO PARISなら142,857円という結果になります。フレーム価格はPINALLERO PARISの方が安いのですが、そもそもの重量が重いのでこのような結果になります。今年のTCR ADVANCED SLのフレームセットは1220gで価格が336,000円ですから、単純比較だと100gの軽量化に掛かる費用は62,667円とSUPERSIX EVOより高くなりますが、こちらはインテグラル・シートポスト(フレームとシートポストが一体)なので、比較は難しいのが実情です。また、TCR ADVANCEのフレームセット重量は1355gで価格は210,000円ですから、100g軽量化費用としては最も安い37,576円となります。これがシートポスト込みの重量なら結構コストパフォーマンスは高いのかもと思っています。
そして、意外と見落とされがちなのがコンポーネントでしょう。勿論、慣れや好みもありますから、単純に軽さだけで比較することにどれほど意味があるのかは、個々の判断にお任せするとして、単純に軽量化を考えるのなら断然SRAMのコンポーネントになるだろうと私は思っています。先の記事でも触れましたが、SHIMANOと最上級モデルのDURA ACEとSARMのREDとの重量差は何と248gもあるのです。TCR2で105を今回のCAAD10ではULTEGRAを選択しましたが、唯一軽量化に反した選択がこのコンポーネントでした。ULTEGRAとSRAM FORCEとの重量差は何と360gもあるのです。5万円ほどの予算で360gも軽量化ができたのですから・・・100g当たりの費用も105との比較では、ULTEGRAが20,536円なのに対しFORCEは17,332円と軽量化の費用効率も高かったのです。FORCEならCAAD10で7kgを切ることも可能だったのですが・・・純粋に軽量化を追及するのであれば無理をしてでもFORCEにしておくべきだったと反省をしているところです。
一方で思わぬ収穫がDixnaの超軽量のクイックリリースでした。カーボン&チタン&アルミによる超軽量ハイブリットクイックで重量は何とフロント19g、リア22g。WH-6700G付属のものと比べても80g以上軽いのです。5,040円で80gもの軽量化ができるパーツはそうあるものではありませんから、非常に大きな収穫だったと思っているところです。
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