産業廃棄物の建築廃材を処理している東京湾岸のエコプラントですが
破砕機に入れられない困ったちゃん達の展示ブースです
・塗料が入ったままのペンキ缶 破砕機にかけると中身が飛び散り
機械に支障が出・ライン停止・後処理に膨大な手間と時間・費用がかかります
中身が入った状態の接着剤・コーキング剤も同様です
本来受け入れられない リサイクルが出来ない物でもあり
分別作業をされる作業員の安全にも関わります
・太さ18ミリ以上のボルト・鉄筋 ナット類
ナット類は破砕機にかけると撥ねてピストルの弾状態になることが予想され
又粉砕機の損傷 ラインの停止 作業される従業員の安全性に関わります
・長い電線・ロープ紐・トラロープ・チェーン・ビデオテープ等は、機械の中で絡まり
機械・ラインを停止させる恐れがあります
・テニスボール等 ボール類は粉砕の際 飛び跳ねたり・機械の中を転げ回り
センサーの差し障りになり、中に巻いてあるゴム紐も絡まりの要因となります
・モーター・水道の蛇口水栓・バルブ 固く厚みがあり破砕機では破砕出来ない
合金製であったり・中に銅線やバイメタルなどあり破砕するより人の手で分別
・コンクリートの塊や石 混合産廃のラインではなく 専用の破砕機へ
・ガスの入った100円ライター類 自動車の発煙筒 花火 破砕により発火の危険
・電池類
・玄翁 ハンマーなどの頭の部分 太さ18ミリ以上 固く 破砕機には適さない
詳しい各種項目の注意事項はこちらです
それにしても 花火やガスライター 中身が入った塗料や 消火器などは
建築廃材リサイクル工場に出すものでは ありませんよね 危険物です
お金さえ出せばよいのでは無く 分別をする「人間の手」がある事を考えて下さい
説明途中に ゴン と 鈍い音がして ベルトコンベアとラインが止まりました
高俊興業の方は「なにか重いものでも入ったのでしょう」と軽く説明
コンクリートの塊がベルトコンベアに入って来て、ラインが止まったとの事
2人がかりで、ラインから退けて、再び仕分け作業は進められました
★ エピソード
建築産廃に混じって不発弾がコンベアのラインに流れて来たそうです
その時の状況です 抜粋
「産廃処理施設(市川エコ・プラント)において不発弾が発見されました
年末で廃棄物が急増した時期に持ち込まれた。高さ三十五センチ、
底辺直径十五センチの大物である。ベルトコンベヤ上を流れてくる砲弾を
目にしたラインの責任者は反射的に腕に抱えて拾い上げた。
床にそっと置いたときには冷や汗がドッと出たとのこと。
信管が無かった状態であっても破砕機のハンマーで叩かれたら、
爆発する可能性があり、自衛隊の不発弾処理隊が出動し引き取って
行ったそうですが 建物もラインも封鎖され大変だったそうです
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