一般廃棄物の収集運搬

先週末は安い地デジ内蔵テレビがよく売れました。そして電話で『ブラウン管テレビを引き取って欲しい』『中古の安い地デジチューナーを探している』というお問合せが数十件もありました。本当にギリギリの方が多い事。ブラウン管テレビのお引取りに関しては、もう出来ません。

話は変わります。以前もお話した事がございますが、一般のお客様から出た廃棄物を一般廃棄物。企業から出た廃棄物を産業廃棄物と言います。この一般廃棄物の収集運搬＆中間処理には許認可が必要です。しかし、これが既得権益的な守られた業界なのか、今から我々が取得するのは、まず不可能なのです。

よくあるケースが新しいソファーを買っていただいて、古いソファーを廃棄する為に、お金をもらって運ぶ事が禁じられています。とは言っても、それを全て断っていては、お客様にとって不都合ですので、状況によっては引き受けております。倫理的に、道徳的に間違った事はしていませんし、それを守る事によって困る方が多くいらっしゃるのですから。

少し前にラジオで聴いたお話です。沖縄の石垣島だったと記憶していますが、ボランティアの方が、石垣島の海岸に捨てられたゴミを拾っても、船に乗って持ち帰る事ができないそうです。船にも廃棄物の収集運搬の許認可を取得したモノでしか運搬できないからだそうです。ところが、その船をチャーターするのに、１回７０万円ものコストがかかるそうです。『訳のわからない規制を緩和して欲しい』とボランティア団体の方が言っていました。

今回の震災で出た廃棄物の運搬も同様で、こんな状況下で厳しい事は言わないと思いますが、確かに問題の多い規制だと思います。

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