「セイカ消える北京冬季五輪」
大雪警報が出されていた2月13日の北京。
事もあろうに北京国立競技場の外、メダル広場に置かれた聖火台の
火を吹雪が掻き消してしまった。
米紙「USAトゥデー」が写真に撮って報道した。
中共が自画自賛していた二酸化炭素輩出を抑える象徴(エコ五輪)と
してのトーチ聖火(聖火台に差しただけ)でしたが、不安視されて
いたことが現実となって中共の目論むセイカともに消えた。
中共(北京五輪組織委員会)は、聖火が消えた疑惑を強く否定。「お
そらく、視界が影響を受けたのだろう」と米紙の〝目の錯覚〟と相手
に責任テンカする。いかにも中共らしい。
かっての五輪(1976年のモントリオール五輪)でも突風で消えたこと
がある。そのようなときのために聖火の種火を保管していて、それを
使って再点火するのですが、そのときには現場にいた配管工が新聞紙
にタバコの火を点けて再点火しようとしたのを押し止めて、種火で再
点火して事なきを得たのですが、上述のようなことを云うからには、
北京五輪組織委員会は十中八九、上に漏れて叱責(へたすりゃ更迭)
されないようにライターなんぞを使ってさっと点けたのでしょう。
聖火以外での点火はIOCの規定違反。中共自らが招いた汚点。
今、ワリエワのドーピング違反問題に対するCAS(スポーツ仲裁裁判所)
の裁定が出て、IOCの訴えが却下され、個人としての参加資格が認めら
れたのだけど、一昨日の練習ではワリエワの表情は暗く、得意の回転
でも失敗が目立つ演技だったのに、昨日の映像では表情は明るくなり、
練習にも身が入っていた。
つまり、今日どのような裁定が出るか既に知っていたのですよね。
穿った見方をすれば、ロシアのプーチンを招待した習近平としては、
ドーピングが発覚してプーチンを招待することも招待したことが傷に
なることも避けたかったから、変なタイミングでドーピング違反であ
ることを明らかにし、ワリエワが15歳であることを盾にとって咎無し
としたのでしょう。
このことも後に尾を引く「疑惑満載の北京冬季五輪」の一つ、それも
結構大きな問題に発展しそうな気がします。●~*
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