無から有を創る
at 2004 03/11 23:15 編集
先日、妹が韓国に旅行に行った。 私は帰って来た妹と話をした。 今回の旅行で妹のお目当ての一つは最近流行の韓国ドラマものグッズや日本では手に入らないK-POP歌手のCDやキャラクターグッズの入手を目論んでいたのだが、実際に韓国に行って見ると韓国のCDショップには最近解禁されたばかりの日本語の曲が売れているらしく、お目当ての物はあまり売っていなかったらしい。 妹は残念だったが、二つの国同士で文化交流が進んでいるのは嬉しい事だ...
日本のプロ野球と韓国・台湾、将来は中国も巻き込んだ『アジアリーグ構想』が最近また話題になっており、野球評論家の豊田泰光さんもアジアリーグ実現を訴えておられる。 このアジアリーグ構想は何年か前から一部で提唱されていたのだが、日本のプロ野球がメジャーリーグやサッカーなどの他スポーツに押されている中、人気低迷打開の良策として注目され始めている。 これからは具体的な実現構想を考える段階に入っているのかも知れない...
しかし...仮にこの『アジアリーグ構想』について”ツネオ”にコメントを求めたら何と言うだろうか? 私は「何がアジアリーグだ、そんな物は空想に過ぎない。 メジャーの球団ならまだしも、日本人に全く馴染みの無い韓国の球団との試合に客が入るのか?テレビの視聴率が取れるのか? わがジャイアンツをそんな大会に出す気は無いね。」と答えると思います。 国と国の垣根を飛び越えた戦い...それだけ考えれば面白そうに見えるのだが、実際にやるとなると課題も多そうだ...
『週刊ベースボール』の終わりの方に、メジャーリーグのページがあり、その次に韓国、台湾リーグのページがある。 実は私もこのページをあまり読んでいなかったな... 韓国のプロ野球リーグは8球団で、日本の多くの球団同様、球団名には地域名では無く、『三星(サムスン)・ライオンズ』みたいに企業の名前が使われているみたいだ。 私もここに書かれている韓国球団をほとんど知らなかった。 それを考えるとただ”アジアリーグ”を実行するだけでは上手く行かず、夢は終わる...
でも、国と国の垣根を飛び越えた戦い...と、それだけ考えれば面白そうに見えるのだから”仕掛け”さえ上手くやれば大成功する可能性だってある。 アジアリーグ構想を実現させられるアイデアが欲しい。 例えば日本と韓国の両方で球団名を地域名に統一する。 また、両国の間を取り持ちながら、このアジアリーグ構想の具体化を引っ張る”プロデューサー”となる人材を探す...などです。 残念ながら私にも名案がありません。 いいアイデアをお持ちの方には是非とも発言して頂きたいと思っています。 力をお貸し下さい...
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歴史が語るパ・リーグ
at 2004 03/13 23:59 編集
今日、いつもの図書館でカープの歴史を紹介する本を読んで来た。 先日、私はこの日記の中で「元々ジャイアンツ1球団から始まったプロ野球は一時期16球団くらいまで拡大したものの経営危機に陥る球団が続出し、それに対してプロ野球側は球団の合併や解散と言う手段で対応し、その結果残ったのが今の12球団だ。」と書きました。 これは以前に読んだ本で知った知識をうろ覚えで思い出しながら書いたもので、改めて調べてみたいと思って同じ本をまた読んでみた訳です...
まず、プロ野球は1934年の『大日本野球倶楽部』誕生からスタートし、翌1935年から新球団が続々と誕生し、7球団でリーグ戦が始まった。 そして戦後の1949年になって日本野球機構(当時)の正力松太郎総裁が『二リーグ制』を提唱して新球団の参加を募ると、多数の企業が参加を表明した。(ちなみにカープはスポンサーの当てが無いまま見切り発車でプロ野球参加を表明) しかし、それに対して複数の既存球団がプロ野球拡張への反対を表明した...
プロ野球拡張(メジャーリーグ風に言えばエクスパンション)に反対したのは読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズ、松竹ロビンズの3球団で、当初は賛成派だった阪神タイガースも後に反対派に加わった。 一方、賛成派となったのは阪急ブレーブス、東急フライヤーズ、南海ホークス、大映スターズの4球団。 結果として賛成・反対同数になりオーナー会議での結論が出せなくなり、ケンカ別れみたいな格好でプロ野球は拡張賛成派・反対派がそれぞれリーグを形成する格好で”二リーグ制”が実現した。
もうお分かりだと思いますが、拡張賛成派の球団が集まって出来たのが今のパシフィック・リーグ(パ・リーグ)で、逆に拡張反対派の球団が集まって出来たのが今のセントラル・リーグ(セ・リーグ)です。 ちなみに、カープは読売新聞と何らかのツテがあったらしく、その引きでセ・リーグに加入する事になったらしい。
この”歴史”を見ていると、パ・リーグが今回のプレーオフ制度など、例え反対されても新しい事をどんどん実行して行くのも過去からの歴史の延長にあるのかも知れない。
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昨日の続き
at 2004 03/14 23:59 編集
昨日の日記で書き忘れていた事ですが、プロ野球の拡張構想にジャイアンツ、ドラゴンズ、ロビンズ(今は無い球団)が反対した理由ですが、彼らも当初は2球団程度増えるのなら良いかと思っていたのではないでしょうか。 しかし”プロ野球は儲かる”とばかりに我も我もと多くの企業が参入しようとした為、老舗の球団からしてみれば「自分たちが苦労してゼロからプロ野球を立ち上げたのだ。 それをプロ野球の人気が出て経営が軌道に乗ってから参入したいなんて虫が良過ぎる!」と考えたのも無理は無い話だったのだ。
一方、プロ野球の拡張に賛成する球団が集まって出来たパ・リーグにはそれ以降も”発展や挑戦の気風”が残り、経営が苦しい中でも新しい事に取り組む事を続けて来た。 今では当たり前の存在になっているDH(指名代打制)だって導入当初には反対意見もあったはずだし、プレーオフ制度(今回導入されるものと別に以前にもシーズンを前・後期に分けてのプレーオフ制度があった)もそう。 それに先発投手予告制度だってあるし、今回のファイターズ札幌移転やホークスの福岡移転みたいに新天地を求めて開拓する事だってやった。 それだけにもっと人気が出て欲しいのだが...
”プロ野球の危機”とはよく聞くが、それだけに過去は忘れ、プロ野球全体で力を合わせなくてはいけないのだ。
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春霞の広島
at 2004 03/15 23:17 編集
今日は広島市内の方に出掛けた。 街を眺めると薄く霞が掛かっている様に見える。 春霞かと思ったが、どうやら中国から飛んで来た黄砂による現象だそうだ。 私には関係無いが、車を持っている人は車が汚れたりして大変らしい。 中国は遠い外国だと思って来たのだが、こうしてみると結構近い存在なのかも知れないな。
西日本に住んでいるとアジアの国々は外国とは言ってもそんなに遠い世界では無いのだろう。 私も去年初めて韓国に行って見て改めてそう感じた。 実際広島から見れば関東以北より韓国の方が地理的には近いのかも知れない。 今日は大阪で試合をし、明日は釜山で試合をする...なんて時代がいつかやって来る、と信じたくなるものだ。
at 2004 03/11 23:15 編集
先日、妹が韓国に旅行に行った。 私は帰って来た妹と話をした。 今回の旅行で妹のお目当ての一つは最近流行の韓国ドラマものグッズや日本では手に入らないK-POP歌手のCDやキャラクターグッズの入手を目論んでいたのだが、実際に韓国に行って見ると韓国のCDショップには最近解禁されたばかりの日本語の曲が売れているらしく、お目当ての物はあまり売っていなかったらしい。 妹は残念だったが、二つの国同士で文化交流が進んでいるのは嬉しい事だ...
日本のプロ野球と韓国・台湾、将来は中国も巻き込んだ『アジアリーグ構想』が最近また話題になっており、野球評論家の豊田泰光さんもアジアリーグ実現を訴えておられる。 このアジアリーグ構想は何年か前から一部で提唱されていたのだが、日本のプロ野球がメジャーリーグやサッカーなどの他スポーツに押されている中、人気低迷打開の良策として注目され始めている。 これからは具体的な実現構想を考える段階に入っているのかも知れない...
しかし...仮にこの『アジアリーグ構想』について”ツネオ”にコメントを求めたら何と言うだろうか? 私は「何がアジアリーグだ、そんな物は空想に過ぎない。 メジャーの球団ならまだしも、日本人に全く馴染みの無い韓国の球団との試合に客が入るのか?テレビの視聴率が取れるのか? わがジャイアンツをそんな大会に出す気は無いね。」と答えると思います。 国と国の垣根を飛び越えた戦い...それだけ考えれば面白そうに見えるのだが、実際にやるとなると課題も多そうだ...
『週刊ベースボール』の終わりの方に、メジャーリーグのページがあり、その次に韓国、台湾リーグのページがある。 実は私もこのページをあまり読んでいなかったな... 韓国のプロ野球リーグは8球団で、日本の多くの球団同様、球団名には地域名では無く、『三星(サムスン)・ライオンズ』みたいに企業の名前が使われているみたいだ。 私もここに書かれている韓国球団をほとんど知らなかった。 それを考えるとただ”アジアリーグ”を実行するだけでは上手く行かず、夢は終わる...
でも、国と国の垣根を飛び越えた戦い...と、それだけ考えれば面白そうに見えるのだから”仕掛け”さえ上手くやれば大成功する可能性だってある。 アジアリーグ構想を実現させられるアイデアが欲しい。 例えば日本と韓国の両方で球団名を地域名に統一する。 また、両国の間を取り持ちながら、このアジアリーグ構想の具体化を引っ張る”プロデューサー”となる人材を探す...などです。 残念ながら私にも名案がありません。 いいアイデアをお持ちの方には是非とも発言して頂きたいと思っています。 力をお貸し下さい...
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歴史が語るパ・リーグ
at 2004 03/13 23:59 編集
今日、いつもの図書館でカープの歴史を紹介する本を読んで来た。 先日、私はこの日記の中で「元々ジャイアンツ1球団から始まったプロ野球は一時期16球団くらいまで拡大したものの経営危機に陥る球団が続出し、それに対してプロ野球側は球団の合併や解散と言う手段で対応し、その結果残ったのが今の12球団だ。」と書きました。 これは以前に読んだ本で知った知識をうろ覚えで思い出しながら書いたもので、改めて調べてみたいと思って同じ本をまた読んでみた訳です...
まず、プロ野球は1934年の『大日本野球倶楽部』誕生からスタートし、翌1935年から新球団が続々と誕生し、7球団でリーグ戦が始まった。 そして戦後の1949年になって日本野球機構(当時)の正力松太郎総裁が『二リーグ制』を提唱して新球団の参加を募ると、多数の企業が参加を表明した。(ちなみにカープはスポンサーの当てが無いまま見切り発車でプロ野球参加を表明) しかし、それに対して複数の既存球団がプロ野球拡張への反対を表明した...
プロ野球拡張(メジャーリーグ風に言えばエクスパンション)に反対したのは読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズ、松竹ロビンズの3球団で、当初は賛成派だった阪神タイガースも後に反対派に加わった。 一方、賛成派となったのは阪急ブレーブス、東急フライヤーズ、南海ホークス、大映スターズの4球団。 結果として賛成・反対同数になりオーナー会議での結論が出せなくなり、ケンカ別れみたいな格好でプロ野球は拡張賛成派・反対派がそれぞれリーグを形成する格好で”二リーグ制”が実現した。
もうお分かりだと思いますが、拡張賛成派の球団が集まって出来たのが今のパシフィック・リーグ(パ・リーグ)で、逆に拡張反対派の球団が集まって出来たのが今のセントラル・リーグ(セ・リーグ)です。 ちなみに、カープは読売新聞と何らかのツテがあったらしく、その引きでセ・リーグに加入する事になったらしい。
この”歴史”を見ていると、パ・リーグが今回のプレーオフ制度など、例え反対されても新しい事をどんどん実行して行くのも過去からの歴史の延長にあるのかも知れない。
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昨日の続き
at 2004 03/14 23:59 編集
昨日の日記で書き忘れていた事ですが、プロ野球の拡張構想にジャイアンツ、ドラゴンズ、ロビンズ(今は無い球団)が反対した理由ですが、彼らも当初は2球団程度増えるのなら良いかと思っていたのではないでしょうか。 しかし”プロ野球は儲かる”とばかりに我も我もと多くの企業が参入しようとした為、老舗の球団からしてみれば「自分たちが苦労してゼロからプロ野球を立ち上げたのだ。 それをプロ野球の人気が出て経営が軌道に乗ってから参入したいなんて虫が良過ぎる!」と考えたのも無理は無い話だったのだ。
一方、プロ野球の拡張に賛成する球団が集まって出来たパ・リーグにはそれ以降も”発展や挑戦の気風”が残り、経営が苦しい中でも新しい事に取り組む事を続けて来た。 今では当たり前の存在になっているDH(指名代打制)だって導入当初には反対意見もあったはずだし、プレーオフ制度(今回導入されるものと別に以前にもシーズンを前・後期に分けてのプレーオフ制度があった)もそう。 それに先発投手予告制度だってあるし、今回のファイターズ札幌移転やホークスの福岡移転みたいに新天地を求めて開拓する事だってやった。 それだけにもっと人気が出て欲しいのだが...
”プロ野球の危機”とはよく聞くが、それだけに過去は忘れ、プロ野球全体で力を合わせなくてはいけないのだ。
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春霞の広島
at 2004 03/15 23:17 編集
今日は広島市内の方に出掛けた。 街を眺めると薄く霞が掛かっている様に見える。 春霞かと思ったが、どうやら中国から飛んで来た黄砂による現象だそうだ。 私には関係無いが、車を持っている人は車が汚れたりして大変らしい。 中国は遠い外国だと思って来たのだが、こうしてみると結構近い存在なのかも知れないな。
西日本に住んでいるとアジアの国々は外国とは言ってもそんなに遠い世界では無いのだろう。 私も去年初めて韓国に行って見て改めてそう感じた。 実際広島から見れば関東以北より韓国の方が地理的には近いのかも知れない。 今日は大阪で試合をし、明日は釜山で試合をする...なんて時代がいつかやって来る、と信じたくなるものだ。
幻のコンビ、復活
今日もカープはホームのマツダスタジアムでベイスターズと対戦でした。 例によってテレビ中継は広島地区での地上波中継、これはジャイアンツ戦の全国中継枠を広島地区のみカープ戦に差し替え......
新参者
at 2004 03/17 23:08 編集
今から10年前、1994年の末にある新型ゲーム機が発売された。 そのゲーム機の名は『プレイステーション』と言う。 当時...ソニーがプレイステーションで参入して来る前のゲーム業界は『ファミリーコンピューター』、『スーパーファミコン』と二代続けて人気機種を出して来た任天堂の“一人勝ち”状態だった。 しかしこの頃、右肩上がりで成長して来たゲーム業界は低迷期に入っていた。 ソニーはゲーム業界の“問題点”を指摘し、ゲーム業界の革新を唱えて参入して来た...
ゲーム業界の“問題点”... その最大のものは“中古販売問題”だった。 ゲーム、特に人気のあるロールプレーイングゲーム(以下RPG)は一度エンディングまで行ってしまうと二度目以降プレーする人は少なく、値段が下がらない内に中古販売店に売ってしまうケースが多かった。 その為、話題の新作ゲームが発売3日目にして中古屋で買える事も多く、ちょっと待てば安く帰ると分かっていては新品の販売にも影響が出る。 既に音楽や映画などでエンターテインメントの世界に進出していたソニーはそんなゲーム業界の状況を“異常“だと言い切って改革を唱えたのだ...
ソニーがまず手を付けたのは“ゲームの値段が高過ぎる”と言う問題だった。 そもそも、ファミリーコンピューターの発売当初のゲームの値段は4000円台で、高い物でも5000円を超える程度だった。 その後、RPGやシミュレーションゲームなど大量のデータを必要とし、またゲームの途中経過を保存する機能を付けるなどしてゲームカセットの機能が大きくなり、大作ゲームが増えるにつれ開発費も高騰し、そして1994年頃にはゲームの値段は8800円から9000円台が相場となり、10000円を超える物も珍しく無かった。 こうなるともう“子供の小遣い”で買える代物では無くなり、その結果として買ったゲームを数日で終わらせて値段が下がらない内に中古屋に売るやり方が横行する事になっていた...
そんな中で発売されたプレイステーションの最初のゲームソフトは相場から一気に3000円も安い一律5800円だった。 それを可能にしたのはソニーが以前から持っている音楽CDの生産や流通・販売の会社を利用する事で、従来のゲーム販売みたいにおもちゃ問屋を通さず、販売まで自分で管理できるので新作の大幅値引きをする店や中古屋などに商品が流れるのを防いで値崩れを防止した。 これはソニーと言う“異業種からの参入”だから出来た事で、おもちゃ問屋との“長年の付き合い”がある任天堂やセガなど老舗のメーカーには出来ない事だった。 しかし競争の中で老舗メーカーも自前のゲーム流通会社を作って追随し、結局はこれが“業界の常識”となった...
また、プレイステーションではゲーム媒体としてCD-ROMを採用した。 それまでのゲーム機でもCD-ROMドライブを付けられる物はあったのだが、標準装備にしたのはこの時からです。 当時、任天堂では「傷が付きやすいCD-ROMは子供も使うゲーム機には向いていない。 カセット形式の方が良い。」と出張して後に出した『ニンテンドウ64』でもROMカセット方式を採用したが、どちらが良かったのか説明は無用でしょうけど... CD-ROMでは売り切れてもすぐに追加注文が利きやすいので売り逃がしも解消でき、それによってコンビニでのゲーム販売も出来る様になった。 今となっては「傷が付きやすいCD-ROMは子供も使うゲーム機には向いていない。 カセット形式の方が良い。」と言う“常識“はタダの思い込みに過ぎなかったと証明されている。
...随分と長い前振りになりました。 もうお分かりだと思いますが、プロ野球にも“新規参入”が必要ではないでしょうか? 特に旧来のしがらみの無く、常識に縛られない異業種からの参入こそ今の停滞した状況を打破してくれると思います。 プロ野球に新規参入を促すには、よく言われている“新規加盟料30臆円の撤廃”はもちろん大事ですが、本当のやる気と資金力がある者にとって30臆円がそれ程の重荷になるかどうか何とも言えません。 それよりもプロ野球全体に漂う“排他的な雰囲気”から変えていく事から始めるべきだと思います。
実を言うと私の考えは『ソニー待望論』です。 過去、プレイステーションに何本のプロ野球ゲームが出て来た事でしょうか。 先日、ゲームショップを見ると2004年度版のプロ野球ゲームが発売されていましたが、今の様な著しく戦力バランスを欠いたプロ野球の状況では(ゲームバランスの取れた)本当に面白い野球ゲームを創るのにも一苦労だと思います。 今までのプロ野球との縁を考えると、今こそソニー自身の手でプロ野球を再建し、世界に通用する面白いスポーツとして育て、それをまたゲームに反映すれば面白い事になると私は思います...
それと「日本人に馴染みの無い韓国や台湾のチームと試合をしたってファンの人気を得られるはずも無い。」と言う“現在の常識”も、10年後には笑い話になっているでしょう。 私はそう信じています...
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訂正記事
at 2004 03/20 00:46 編集
まったく、最近の若い者ときたら...すごいなぁ。 昨日の朝、コンビニに行ったらスポーツ新聞各紙一面は全部サッカーのアテネオリンピック出場決定の記事だった。 野球は既にオリンピック出場を決めているが、今回ほどの盛り上がりは無かったものな... それにしても、引き分けも許されない様な緊張感の中、大一番で素晴らしいプレーを見せた若い選手達には本当に恐れ入ります。 本当、今の若い人達も環境さえあればすごい力を出せるのだな。
先月の末にこのコラムで書きました『野球版ダービーマッチの研究』の中で間違いがあるとある方に指摘して頂きました。 早速訂正します。 まず、日本版のサブウェー・シリーズと言えるジャイアンツとスワローズとの対戦が70試合あると書きましたが、これは28試合の間違いでした。 140試合しか無いのに1カードが70試合もある訳ないではないか...これは野球ファンでありながらお恥ずかしい勘違いでした。
それともう一つ「同じ大阪市を本拠地とするガンバ大阪とセレッソ大阪」と書きましたが、ガンバ大阪の本拠地は大阪市ではなく高槻市だそうです。 もちろん同じ大阪府同士には変わりありませんけど。 これは私のサッカーに対する知識の無さから来るものです。 この程度の知識でいい加減な事を書くのもどうかと思いましたが、やっぱり書かないと何も始まらないのでこれからも思う事を遠慮無く書いて行くつもりです。 もし間違っている所がありましたら遠慮無く指摘してくれると嬉しいです。 掲示板は現在閉鎖中ですが、プロフィールの所にメールアドレスを公開していますので、こちらまでお願いします。
それでは、今後とも当ホームページをよろしくお願いします。
at 2004 03/17 23:08 編集
今から10年前、1994年の末にある新型ゲーム機が発売された。 そのゲーム機の名は『プレイステーション』と言う。 当時...ソニーがプレイステーションで参入して来る前のゲーム業界は『ファミリーコンピューター』、『スーパーファミコン』と二代続けて人気機種を出して来た任天堂の“一人勝ち”状態だった。 しかしこの頃、右肩上がりで成長して来たゲーム業界は低迷期に入っていた。 ソニーはゲーム業界の“問題点”を指摘し、ゲーム業界の革新を唱えて参入して来た...
ゲーム業界の“問題点”... その最大のものは“中古販売問題”だった。 ゲーム、特に人気のあるロールプレーイングゲーム(以下RPG)は一度エンディングまで行ってしまうと二度目以降プレーする人は少なく、値段が下がらない内に中古販売店に売ってしまうケースが多かった。 その為、話題の新作ゲームが発売3日目にして中古屋で買える事も多く、ちょっと待てば安く帰ると分かっていては新品の販売にも影響が出る。 既に音楽や映画などでエンターテインメントの世界に進出していたソニーはそんなゲーム業界の状況を“異常“だと言い切って改革を唱えたのだ...
ソニーがまず手を付けたのは“ゲームの値段が高過ぎる”と言う問題だった。 そもそも、ファミリーコンピューターの発売当初のゲームの値段は4000円台で、高い物でも5000円を超える程度だった。 その後、RPGやシミュレーションゲームなど大量のデータを必要とし、またゲームの途中経過を保存する機能を付けるなどしてゲームカセットの機能が大きくなり、大作ゲームが増えるにつれ開発費も高騰し、そして1994年頃にはゲームの値段は8800円から9000円台が相場となり、10000円を超える物も珍しく無かった。 こうなるともう“子供の小遣い”で買える代物では無くなり、その結果として買ったゲームを数日で終わらせて値段が下がらない内に中古屋に売るやり方が横行する事になっていた...
そんな中で発売されたプレイステーションの最初のゲームソフトは相場から一気に3000円も安い一律5800円だった。 それを可能にしたのはソニーが以前から持っている音楽CDの生産や流通・販売の会社を利用する事で、従来のゲーム販売みたいにおもちゃ問屋を通さず、販売まで自分で管理できるので新作の大幅値引きをする店や中古屋などに商品が流れるのを防いで値崩れを防止した。 これはソニーと言う“異業種からの参入”だから出来た事で、おもちゃ問屋との“長年の付き合い”がある任天堂やセガなど老舗のメーカーには出来ない事だった。 しかし競争の中で老舗メーカーも自前のゲーム流通会社を作って追随し、結局はこれが“業界の常識”となった...
また、プレイステーションではゲーム媒体としてCD-ROMを採用した。 それまでのゲーム機でもCD-ROMドライブを付けられる物はあったのだが、標準装備にしたのはこの時からです。 当時、任天堂では「傷が付きやすいCD-ROMは子供も使うゲーム機には向いていない。 カセット形式の方が良い。」と出張して後に出した『ニンテンドウ64』でもROMカセット方式を採用したが、どちらが良かったのか説明は無用でしょうけど... CD-ROMでは売り切れてもすぐに追加注文が利きやすいので売り逃がしも解消でき、それによってコンビニでのゲーム販売も出来る様になった。 今となっては「傷が付きやすいCD-ROMは子供も使うゲーム機には向いていない。 カセット形式の方が良い。」と言う“常識“はタダの思い込みに過ぎなかったと証明されている。
...随分と長い前振りになりました。 もうお分かりだと思いますが、プロ野球にも“新規参入”が必要ではないでしょうか? 特に旧来のしがらみの無く、常識に縛られない異業種からの参入こそ今の停滞した状況を打破してくれると思います。 プロ野球に新規参入を促すには、よく言われている“新規加盟料30臆円の撤廃”はもちろん大事ですが、本当のやる気と資金力がある者にとって30臆円がそれ程の重荷になるかどうか何とも言えません。 それよりもプロ野球全体に漂う“排他的な雰囲気”から変えていく事から始めるべきだと思います。
実を言うと私の考えは『ソニー待望論』です。 過去、プレイステーションに何本のプロ野球ゲームが出て来た事でしょうか。 先日、ゲームショップを見ると2004年度版のプロ野球ゲームが発売されていましたが、今の様な著しく戦力バランスを欠いたプロ野球の状況では(ゲームバランスの取れた)本当に面白い野球ゲームを創るのにも一苦労だと思います。 今までのプロ野球との縁を考えると、今こそソニー自身の手でプロ野球を再建し、世界に通用する面白いスポーツとして育て、それをまたゲームに反映すれば面白い事になると私は思います...
それと「日本人に馴染みの無い韓国や台湾のチームと試合をしたってファンの人気を得られるはずも無い。」と言う“現在の常識”も、10年後には笑い話になっているでしょう。 私はそう信じています...
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訂正記事
at 2004 03/20 00:46 編集
まったく、最近の若い者ときたら...すごいなぁ。 昨日の朝、コンビニに行ったらスポーツ新聞各紙一面は全部サッカーのアテネオリンピック出場決定の記事だった。 野球は既にオリンピック出場を決めているが、今回ほどの盛り上がりは無かったものな... それにしても、引き分けも許されない様な緊張感の中、大一番で素晴らしいプレーを見せた若い選手達には本当に恐れ入ります。 本当、今の若い人達も環境さえあればすごい力を出せるのだな。
先月の末にこのコラムで書きました『野球版ダービーマッチの研究』の中で間違いがあるとある方に指摘して頂きました。 早速訂正します。 まず、日本版のサブウェー・シリーズと言えるジャイアンツとスワローズとの対戦が70試合あると書きましたが、これは28試合の間違いでした。 140試合しか無いのに1カードが70試合もある訳ないではないか...これは野球ファンでありながらお恥ずかしい勘違いでした。
それともう一つ「同じ大阪市を本拠地とするガンバ大阪とセレッソ大阪」と書きましたが、ガンバ大阪の本拠地は大阪市ではなく高槻市だそうです。 もちろん同じ大阪府同士には変わりありませんけど。 これは私のサッカーに対する知識の無さから来るものです。 この程度の知識でいい加減な事を書くのもどうかと思いましたが、やっぱり書かないと何も始まらないのでこれからも思う事を遠慮無く書いて行くつもりです。 もし間違っている所がありましたら遠慮無く指摘してくれると嬉しいです。 掲示板は現在閉鎖中ですが、プロフィールの所にメールアドレスを公開していますので、こちらまでお願いします。
それでは、今後とも当ホームページをよろしくお願いします。
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