廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

雨と東京の野球場

2020-06-30 22:22:22 | Weblog
 昨日から広島市内は雨になり私が夜勤で仕事していた時間中にかなり降りましたが雨雲が移動したらしく夕方から曇りに。 その移動した雨雲は東日本に掛かって今度は東京は大雨になったらしく予定されていた神宮球場でのカープの試合は中止になりました。 ギリギリの日程なので雨天中止は痛いですが仕方が無いですね。 カープ側は先発予定だったジョンソン投手がそのまま明日、スライド登板すると予告しています。 コロナ問題に揺れる今年は例外で普段の年なら雨により試合が流れる事も野球の内であり、日本の場合は流れてレギュラーシーズン最後の予備日程に組み込まれた試合が劇的な盛り上がりになる事があり、今日もドーム球場のお陰で同じ東京でもジャイアンツは試合が出来ましたが気候や風景の変化も無い単調なドーム球場がテレビ中継の人気低下を招いた一因とも言えます。 スワローズはオリンピックで神宮球場が取り壊された後、新しく大リーグ風の野球場を本拠地に出来るそうですがジャイアンツは果たして...私個人的には築地市場跡地にJ2東京Vの使うサッカー場(もしくはラグビー兼用球技場)とセットで大リーグ風な野球場を整備出来ればと思っていますけど果たして。


引き分けに光明を見出す

 今日もカープは横浜スタジアムでベイスターズとの対戦でした。 例によってテレビ中継ですが地上波も衛星放送もありませんでした。 地元の神奈川県ではローカル放送で中継していたらしいです......

 今日で6月は終わり、明日から7月ですが広島市内中心部では平和記念公園のレストハウス耐震補強と改修の工事が完了して明日から利用出来るそうです。 例によってコロナウイルス感染対策で再オープン記念セレモニーみたいな行事は出来ず静かなスタートとなりそうです。 静かと言えば昨日、宮島に行って来ましたけど外国人観光客が居ない上に修学旅行も現状では出来ない事情もあり以前よりかなり観光客の姿が減っていました。 残念ですが宮島がこれでは広島県内の他の観光地も宮島と同様に週末以外はあまり賑わう事も無く、となるでしょう。 人口の多い首都圏から遠く、週末とかで無いと気軽に来られない部分が。 皮肉にも宮島と違い観光産業が盛んで無いので影響は少ないですが...



 今日、何気なく広島のタウン情報誌を見ていて地元の色々なお気に入りの風景を紹介する企画をやっていたのですが、原爆ドームの写真を見てハッとしてしまいました。 この写真もそうですが東京キー局などのテレビ局とかがドラマなど様々な番組で「ここは広島市」を表現するのに使う映像でもやはりこの北側からのアングルが使われていたなと。 ”川の街”の風景の中に原爆ドーム(明日から再オープンのレストハウスも)が在り遠くに大都市らしくビル街が見える、これが外の人がイメージする広島のイメージでしょう。 個人的には原爆ドームが広島市を象徴するアイコンとして前面に出過ぎてる事は観光イメージの面で危惧もありますが。 少なくともオバマ前アメリカ大統領が見たとか言う南側からのアングルを有り難がってるのは一部の平和原理主義者くらいで。 商工会議所ビルが八丁堀地区に移転して原爆ドームの背後から消えれば果たして南側からのアングルが使われる事が多くなる...?

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オーバー〇〇問題@宮島

2020-06-29 22:22:22 | Weblog
 今日はいつもの広島市内中心部では無く宮島に行って来ました。 夏場で暑く街中を長く歩くと体力を消耗するので2日連続で街中に出るのは避けました。 帰ったら夜には出勤しないと行けませんし体力温存も兼ねて今日は宮島へ行きます。 本当は呉にも行ってコロナ自粛の影響を確認したいのですけど梅雨時で天気が悪くバイクで行けないので梅雨明けを待ちます。 バイクと言えば、今くらいの観光客の数なら宮島口までバイクで行って車みたいにフェリーに載せて島内を安全運転で走る事だって出来るのかも知れませんね、もしくはバイクを宮島口に置いてフェリーに乗るとかも... とにかく五日市駅まで徒歩で向かってJRで宮島口へ向かいます。 昔はこの線路の近くまで海だった、平地が少ない地形なので埋め立てられ捲り観光客の目線だと面白味を欠く車窓の風景になってるなと思いつつ。


テレビじゃ見れない試合

 今日もカープは横浜スタジアムでベイスターズと対戦でした。 例によってテレビ中継ですが地上波も衛星放送も無し。 BSフジで神宮球場でのスワローズとジャイアンツ、要するに巨人戦はやっ......

 JRで宮島口駅に到着、1ヶ月前に来た時と比べこの駅で下車する乗客は少し増えた印象だが。 駅前の地下道(宮島街道の下)を通り宮島口の桟橋に来たが今回の目的だった新しいターミナルビルの商業施設はまだ再開していなかった。 既に緊急事態宣言が解除されてから1ヶ月くらい経つのだが...



 今日は家を出るのが遅くなったので宮島口桟橋ターミナルビルの店で食事でもして帰っても良いかなと思ってたのですが予定が変わったので船に乗って宮島へ向かいます。 平日の16時台だからかフェリーの中は閑散としている。 それでも貸し切り状態に近かった先月よりは増えてると思いますが。 宮島ではコロナ問題の前まで観光客が多過ぎてパンク状態になり入島制限も検討されていたので対岸の宮島口も滞在者が増えると期待され再開発が進んでいたのですが。



 ターミナルビルのすぐ北に広島電鉄の元の商業施設である『もみじ本陣』跡地が整地されて完全に更地にする工事が仕上げ段階に。 今後は北に在る広電宮島口駅がこの場所に移転して来るそうですが、現在の駅の場所でも桟橋から近いのは広電の方なのだが観光客の足を取り込めているのはJRの方です。



 桶狭間合戦など戦国時代の戦いについて近年は研究が進み新しい定説も登場しています。
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カープBOM!2003年4月

2020-06-28 23:23:23 | Weblog
空想野球小説~ 2012年・夏 横浜(前編)
at 2003 04/01 23:59 編集


 2012年の夏、ボクは当ての無い旅をしていた。 去年の秋、高校生だったボクは内定していたあるプロ球団のドラフト指名を入団会見前の土壇場で拒否してしまった。 各方面に迷惑を掛け、それで学校にも行けなくなり退学。 故郷の広島を飛び出してアルバイトをしながら旅をしている訳だ。 何が高校生にも逆指名権をやれだ...馬鹿馬鹿しい。 志望球団を変えさせようと学校の先生や野球部の先輩、親にまで手を回して...汚いぜ。 もう二度と野球なんてするものかと思っていたけど... こうしてまだグラブを捨てられず持ち歩いている。


 ボクを乗せた電車は横浜駅に着いた。 この街はセ・リーグの『横浜ベイスターズ』の本拠地だったな。 そう言えば2年前に新しい球場が出来て、そちらに移ったのだっけ。 せっかくここまで来たのだから見に行ってみるか。 駅のあちこちにベイスターズのポスターや試合日程表が貼ってある。 今日は試合があるようだ...ちょうど良い。 最寄り駅は地下鉄らしいが...金が無いから桜木町駅まで行ってそこから歩くとしよう。


 JR桜木町駅にやって来た。 駅の周辺案内板を見ても野球場は載っていないぞ。 駅員さんに聞いたみると駅の前を通る『みなとみらい通り』を道なりに歩いて行けばいずれ見えるらしい。 じゃあ行ってみるか、少々歩く事は苦にならないからな。 暑いのでボクは自動販売機でペットボトルのお茶を1本買い、野球場を目指して歩き始めた... 右手の方に帆船が見える。 あれは確か『日本丸』って言うのだったな。


 しばらく歩いていると、『いちょう通り』との交差点だ。 この辺に地下鉄の駅があるらしいな。 先の方で通りは右の方に曲がっている。 遠くの方に光る物がチラチラ見える。 もしかしてあれは球場の屋根かな。 確か日本初の可動式屋根付き天然芝球場らしいからな。 曲がった先で通りは『すずかけ通り』との三叉路に差し掛かる。 そのすずかけ通りを行った向こうに野球場らしい建物が見える。 ここが噂に聞く『ベイスターズタウン』なのか...


 すずかけ通りから『ベイスターズ通り』に入る。 案内板によると通りの右手、すなわち海側には野球場、サブグラウンドにクラブハウスに雨天練習場と言ったベイスターズのチーム関連の施設が海沿いに並んでいる。 逆に左手には大きな公園...と言うか広場になっている。 一応、『英雄の広場』と言う名前が付けられているらしい。 道路に面した部分にレンガ敷きのイベント用スペースとなっている。 フリーマーケットなどのイベントをここでするのだろう。 他の部分は全て一面に芝生が張られている。 すごいものだ、流石に早い段階から学校校庭の芝生化などに取り組んでいる横浜市だけの事はある。


 芝生の広場の外周部と言うより片隅に3本の木が植えてある。 近付いて見ると全部桜の木だった。 もちろん今は夏だから花は咲いていないが。 よく見ると木々の根元付近に小さな石碑があって、それに埋め込まれた金属プレートには「2012年・ベイスターズ」と書いてあり、その下に全選手の名前が書かれている。 そう言えばこの『ベイスターズタウン』が出来てから、毎年の春季キャンプ終了後に選手による記念植樹が行われていると聞く。 今はたった3本の桜の木に過ぎないが、何十年か先にはこの広場の外周部をチームの歴史を語る桜並木が埋め尽くし、毎年のプロ野球開幕を彩ると言う趣向なのか。 随分と気が長い話だけど面白い。


芝生の広場の中では多くの人が思い思いに色々な事をしている。 ここは一般の公園と違って十分に広いからかキャッチボールとかサッカーなどのボール遊びを禁止してはいない。 もっとも、犬の散歩は禁止になっている。 これは仕方無いか、芝生の上で寝転んでいる人も居る訳だし犬が苦手な人もいるのだから。 広大な広場内をブラブラ歩いていると、キャッチボールをしている親子を見掛けた。 父親らしい体格の良い30歳くらいの男と、小学生くらいの娘さんだ。 ボクはこの二人が何となく気になって思わず声を掛けてしまった...






球界の始祖鳥
at 2003 04/02 23:55 編集


 大阪を旅行中だった先週末の日曜日、私はカプセルホテルのテレビで『サンデーモーニング』を見た。 やがてお馴染みの大沢さんと張本さんが出て来てスポーツコーナーが始まったのだが、私はその中で先週の金曜日にプロ野球開幕戦とサッカー日本代表の国際試合が重なった事に対し、大沢さんは「共存しようと言う気はないのだろうか? 例えばメジャーリーグでは同じニューヨークのヤンキースとメッツが同時に試合をしない様に気を遣っているのに。 巨人戦の視聴率にも影響が出るだろうに。」みたいな発言をされていた。 確かに当日の巨人戦視聴率は開幕戦としては悪い数字だったが...


 ジャイアンツ戦の全国放送での視聴率は悪かったと言うが、ではホークスの開幕戦(福岡ドーム)の福岡での視聴率も悪かったのだろうか? そもそも12球団、6試合中の中でジャイアンツの試合がいつも選ばれて放送されている”根拠”を説明出来る人がいるのだろうか? ジャイアンツ戦が他の5カードより面白いのだと証明出来る人がいるのだろうか? 時代は動いている。 テレビ放送のあり方を考え直す時は来ているのではないだろうか? 野球界の上の人も”巨人戦の視聴率=プロ野球の人気”と言う考えを脱却しなくては野球界を新しい時代に導けなくなると思いますが...






こんなキャラクターグッズはいらない
at 2003 04/03 23:48 編集


 選手末、私は大阪旅行中にホテル代が必要になったが既に郵便局のATMが開いていないので、初めてキャッシング機を利用する事になった。 そして翌朝、通帳記入してみると残高は何も変わっていない。 何とも不思議な”マジック”にでも掛かった様な感覚だ。 私は大金を持ち歩くのがイヤで、一方ではお金を”調達”しに郵便局まで出向くのが苦にならない性分だから、お金は普段郵便局に預け、必要なだけ下ろして来て使うが、忙しい人達はカードやキャッシング機に頼る事も多くなるのか...


 カプセルホテルを出てから大阪(梅田)駅に来た私はある駅の広告看板が目に留まった。 それは消費者金融(以後サラ金)の広告で「ア●ム・バファローズカードを作りませんか?」みたいな事が書かれてあり、バファローズのペットマークもしっかりと書かれている。 これってサラ金のキャッシング機からお金を借りるのに使うカードでしょう。 こんな所に名前を使わせないで欲しかったなぁ... 試合で使うヘルメットの広告も正直好ましく思っていなかったが、あれはまだ理解出来たけど...


 ア●ムがバファローズのスポンサーになった時、私自身は「職業差別する訳にも行かないし...」と書いたと思うが、今となって見ると反対していた人の意見の方が正しかったのかも知れない。 やっぱり大金を出してスポンサーになった以上、最大限に利用しようとするのは当然だし... そう言えば、この日の新聞には大阪ドームでの試合に、ア●ムのCMに出演している小野真弓さんが始球式をしたと書いてあったし。 それにしても、バファローズの名前とペットマークの付いたカードでサラ金のキャッシング機からお金を借りるのか... 私はやっぱり抵抗がある。


 ...でも、バファローズ球団や近鉄(近畿日本鉄道)を責める気にはなれない。 地域密着のファンサービスに地元・関西出身の選手を多く育てるなど、”企業努力”に関しては相当にやっている。 それに今シーズンは開幕から好調で現在首位でもある。 それなのに球場には観客が今一つでテレビ中継も無く、スポーツ紙の扱いも小さい。 「働けど働けど...」と言う詩があるが本当、一体どうすれば良いのだろうか?


 FA宣言した中村(紀)選手が逆転残留してくれたものの、彼の年棒は5億円... いなくなれば集客面で痛手だし、残ったら残ったで高い給料が球団の経営を圧迫し... 全くどうしたら良いのだろうか? 『サラリーキャップ制度』や、メジャーリーグが採用して話題になった『贅沢税』など、球団経営を楽にするルールを確立しないと、パ・リーグの球団はいずれ厳しい状況になるのでは... これでは好むと好まざるとに関わらず『1リーグ制』が実現してしまうのでは...






花散らしの雨
at 2003 04/05 00:43 編集


 今日の広島は大雨だった。 ”花散らしの雨”と言ったところだろうか... 早いこと花見をしておかなくては。 今日予定されていた市民球場でのジャイアンツ戦は中止になった。 夜になってから雨自体は止んだのだが、あれほど降ったのだからコンディションを考えると中止した方が賢明だろう。 こう言う事があるとまた「雨天中止を無くす為にドーム球場が必要だ。」なんて言う人が出て来るのだろうか...


 大阪での旅行から一週間になるが、あちこち行って来た中で気になったのは『フェスティバルゲート』と言うテーマパーク(?)だった。 JR大阪環状線の新今宮駅の前にあり、地下鉄の御堂筋線、堺筋線の駅も通っていて更に有名な『通天閣』のちょっと南にあると言う絶好の立地にあるショッピングモールと遊園地が合体したみたいな施設だ。 入場料は要らず、ジェットコースター等のアトラクションを利用する時だけ料金を払うシステムになっている。 5年前、私が大阪に移り住んだ時、この”出入り自由の遊園地”と言うコンセプトを面白いと関心したのだが、今はどうなっているのか気になっていたが...


 行ってみると、土曜日でしかもイベントか何かやっていたのでそこそこお客は入っていた。 でも、内部には閉鎖したらしいシャッターの閉まったテナントも多く、必ずしも状況は良くないらしい。 まあ、丸一日滞在出来るほど豊富にはアトラクションが無い上、出入り自由なので外に食べに行ったりする客もいて、食堂関係のテナントは苦しくなっているらしい。 それに他のショップ関係のテナントもここにわざわざ来るほどの呼び物も無いから... ところで、JR広島駅前にできる予定の新しい野球場、いやボールパークもやはり野球場と商業施設の合体したものになると聞くが、この『フェスティバルゲート』を見ていると、相当なマーケティングをしておかないと成功は難しいのかも知れない...






李下に冠を正さず
at 2003 04/06 23:59 編集


 カープ・昨日の試合は黒田(C)対工藤(G)との投げ合いの末、1-0で負けてしまったらしい。 黒田投手は今回に限らずこの様な展開で負け投手になるケースが多いな... 長いシーズンでは打線の援護で勝てる時もあるのだし、ここは我慢して次の試合を頑張って欲しいものだ。 そして私はその試合の新聞記事に最後の言葉、「工藤投手は次は12日の阪神戦でトラ狩りに挑む。」だった。 言われてみれば、今年は『巨人・阪神戦』はまだやっていないな...


 俗に『アンチ巨人』と言われている方々の間で、ジャイアンツに有利な試合日程が組まれていると言う噂が流れていると聞いた。 もちろんプロ野球機構は否定しているが、あらぬ噂をかけられやすい日程なのも事実だ。 今シーズンの日程は去年の夏辺りに組まれたと聞いているが、その時点で強かったスワローズとタイガースは(ジャイアンツ側から見て)今シーズンの開幕から4、5カード目...そう、最後に当たる事になっている。 私は”アンチ巨人”では無いのでこれが事実であっても無くても問題無いが、疑われる様な事は避けるのが信用を得る為にも必要だと思うのだが...






空想野球小説~ 2012年・夏 横浜(中編)
at 2003 04/08 01:12 編集


「いいですね、親子でキャッチボールですか。」
「ええ、ベイスターズの試合を観に来たんだけどチケットは指定席をもう買っているし、試合はナイターだから練習を見るとしてもまだ時間があるから。」
と父親の方が答えた。 なるほど、そう言えば娘さんはベイスターズのユニフォーム着ているもんね。 大抵の場合、球場に早く来た時はチケットを持っていなければ並ぶし、指定席の場合は試合の時間まで何処かで時間を潰して来るかなんだけど、ここは球場の側にこんな広場があるからこんな楽しみ方も出来る訳だ。 広島にも5年前に素晴らしい野球場が出来たのだけど、さすがにキャッチボールする場所は無いからな。 広島の野球場か... 本当はボクもそこでプレーする夢を... もう止そう、過ぎた事だ。


 ボクはこの親子のキャッチボールをずっと眺めていた。 やっぱりいいね、キャッチボールって。 もっとも、野球部にいた当時は毎日やらされていた事なんだけど。 飽きずに眺めていると、気になったのか娘さんの方が声を掛けて来た。 
「お兄ちゃんもやってみる?」
「いいんですか? はい、ぜひボクも混ぜて下さい。」とボクは答えた。
「お父さーん、お兄ちゃんにグラブ貸してあげて。」
「あ、いえ、自分のがあるからいいです。」
そう言ってボクは荷物から自分のグラブを取り出し、右手にはめた。
「へえ、お兄ちゃんって“サウスポー”なんだ。」
「ええ、まあ...」
「じゃあ、行くよ。」
ボクは彼女(?)のグラブを目掛けてボールを投げる。 手加減しないと...
「すごい球投げるんだね。 お兄ちゃん、野球やった事あるの?」
「ええ、まあ、ちょっとね...」


しばらく彼女とのキャッチボールが続いたが...
「お父さーん、代わってよ。 美夕、手がしびれちゃった。」
ふーん、あの子は“みゆ”ちゃんと言うのか。 芝生に座って見ていたお父さんがグラブをはめて立ち上がり、彼女と交代する。
「じゃあ、始めるよ。」
彼はボールを投げて来た。 バシっと良い音がする。 このお父さん、体格が良いだけでなく肩も良いんだ。 コントロールも良いし多分、野球の経験があるんだろう。 これなら手加減無しでも良さそうだ。
「思いっ切り投げますよ。」
ボクは普通に力を入れてボールを投げた。 ボールがグラブを叩く良い音がする。 相手も投げ返して来る。 本当に久しぶりの良い感触だ。 やっぱりボクは野球が好きなんだと改めて感じた。 それにしても... さっきから気になっていたが、この人どこかで見た事がある気がする。 ボクはキャッチボールをしながら記憶をたどる...
「もうちょっと距離を開けようか。」
彼はそう言った。 二人とも肩が強いのでその方が良さそうだ。 ボクは10メートルちょっとくらい後ろに下がった。 距離を開けてもやっぱりいいボールが来る。


 彼が誰だったのか何となく思い出して来た。 確か昔カープにいて、一軍に上がる事も無く退団し、そのままプロ野球を辞めて故郷の神奈川に帰った選手がいた気がする。 残念ながら名前までは思い出せない。 それにしてもいいボール投げるなあ... ボクも思わず本気になってボールを投げていた。
「お兄ちゃん、すごいボール投げるんだね。 左でそれだけ投げられる人なんて滅多にいないよ。」
「ねえねえお兄ちゃん、プロ野球に挑戦したら?」
「秋にベイスターズの入団テストやってるよ。」
そう言われてもなあ... ボクは別のチームの入団を拒否しているから、まず採用されないだろうな。
「美夕、無理を言っちゃいけないよ。 お兄ちゃんも困ってるだろう。」
彼はそう言ってボクに目配せをした。 どうやらボクが誰なのか知っているみたいだ。 もしかしてこの人も自分がプロ選手だった事を娘さんに話していないのかな? お互い、余計な事は言わないでおこうと言う事か。 キャッチボールは続く...


 しばらくして...
「ねえお父さん、そろそろご飯食べに行こう。 お腹空いちゃったよ。」
美夕ちゃんがそう言ってキャッチボールは終わった。
「君、いい肩してるね。 本当に面白かったよ。 ありがとう。」
「ボクも本当に楽しかったです。 ありがとうございました。」
「これから食事に行くけど、君も一緒にどう?」
「ありがとうございます。 でも、お弁当持って来ていますから。」
ボクは適当な理由を付けて丁重にお断りした。 食事まで奢ってもらう訳には行かないからな。 ボクはここでこの親子と別れた。


 『英雄の広場』から道路を渡った向こうに巨大な屋根付き野球場がある。 建物内には野球場にショッピングゾーンやグルメゾーン、それにグッズショップや野球博物館もあるらしい。 アメリカで盛んに造られている“ボールパーク”と言われる様式の野球場だ。 クラシック調なレンガ造りの外観が良い感じで、その上に大きな銀色の可動式屋根が乗っている。
(すいません、続く)






”サムライ”達
at 2003 04/09 23:40 編集


 今夜のNHK『その時歴史が動いた』は戦国最後の名将・真田幸村の特集だった。 彼は『大阪冬の陣』で落ち目の豊臣家側に付いて奮戦し、敵である徳川家康から「豊臣家を裏切って自分に鞍替えすれば信濃の国(長野県)をやるぞ。」と誘われたが断り、自分に再起のチャンスをくれた豊臣家の為に戦って死んでいった。 人によって考え方は色々あるが、私は”保身”とは対極にある彼の生き方にどうしても共感してしまう。 その真田氏ゆかりの海津城(長野市松代町)では今、お城が(まだ一部ではあるが)再建されているらしい。 一度行って見たいものだ...


 番組が終わるとニュースの時間だ。 こちらでも一人の”海を渡ったサムライ”の活躍を伝えていた。 今年、メジャーリーグ挑戦の為にヤンキースに移籍した松井選手が地元・ニューヨークでは初めてになる試合を満塁ホームランを打って飾ったそうだ...良かったね。 彼もまた読売ジャイアンツから提示された”実質上生涯保障”を蹴って夢に挑戦した訳だし。 でも、まだ”メジャーリーグ仕様の松井”は完成してはいないのでしょう。 一人の野球ファンとして”完成”を楽しみにしています。


 話は変わりますが、札幌では来期から移転して来るファイターズが試合を行ったらしい。 満員とは行かないまでも、現地でのファイターズの知名度を考えれば客の入りは決して悪くないと思うのだが。 ”需要”はちゃんとあったのだ。 ファイターズ球団の努力次第によっては大きな可能性を見出す事もありえるな... そう言えばカープは昨日、静岡でベイスターズとの試合だったのだが雨で中止。 現地ではプロ野球が滅多に見られないのに残念...と言いたい所だが、そもそも静岡にプロ野球チームがあれば... Jリーグのクラブは県内に2つもあると言うのに。






カーテン・コール
at 2003 04/10 23:58 編集


 今日の新聞各紙は予想通りイラク戦争関連の記事と、そしてヤンキース・松井選手の”地元初試合満塁ホームランデビュー”の記事が大きく載っていた。 ”戦時”の暗い世相の中、松井選手は私達に元気が出て来る話題を提供してくれた訳だ。 ところで、私は今回のホームランを生で見ていたのでは無いのだが、スポーツニュースで何回もこの場面を見ていると、そのホームラン以上に印象的な場面があった。 それはベンチに戻って来た松井選手が観客のスタンディングオベーションにヘルメットを取って応えている場面だった。 私は思うのだが、これこそ松井選手がメジャーリーグに求めていたものだったのかも知れないな... 


 私は考える...もしこれが日本だったら? 恐らく松井選手がホームを踏む、もしくはベンチに戻ったらすぐに応援団が次の打者の”テーマ曲”を演奏し始めるだろう。 そう、観客が選手のスーパープレーの余韻を楽しむ時間はあまりに短く、応援団の演奏に催促されるみたいにサッサと次の打者へと場面が切り替わってしまうのだ。 松井選手は日本時代にだって何本もの”印象的なホームラン”を打っているはずだが、今回みたいな経験はした事が無かっただろう。 今頃は「アメリカに来て本当に良かった。 日本ではホームラン打ってこんな感動を味わった事なんて無かったもの。」と考えているのかも知れない...


 日本でも『球音を楽しむ日』と称して応援団に楽器の演奏を自粛させる試みが以前から行われているのだが、なかなか定着には至らない。 私は思うのだが、ボールやバットの音も重要だけど、自然に沸き起こる観客の歓声や悲鳴、どよめき、拍手なども重要なのだと思う。 これらが応援団に勝手に”支配”されていいのだろうか? 野球の危機が叫ばれている今、考え直す時が来ているのでは無いだろうか...?


 ちなみに、私としては日本のプロ野球では唯一、マリーンズの応援団だけがメジャー式の応援スタイルをしていると感じています。 NHKもどうせなら千葉マリンでのマリーンズ戦を放送して”啓蒙活動”をしてくれれば良いのですけど...







興行師
at 2003 04/11 23:59 編集


 今日、東京ドームでは今シーズン初の”伝統の一戦”ことジャイアンツ対タイガースの試合が行われた。 試合の内容についてはここでは特に書かないが、私が気になっているのは”時期”の問題だ。 先日も書いたが、今日は開幕から対戦が一回り目の最後の5カード目であり、既に開幕戦から2週間が経っている。 開幕前、スポーツマスコミは「今年の注目は巨人と阪神!」だと散々に煽りまくっていたのを今でも覚えているが、あれから2週間... その間にアメリカでは松井選手が衝撃のデビューを飾り、(熱心な野球ファンでは無い)一般の人は既に”巨人・阪神”から関心を失っているのではないだろうか...


 私は思うのだが、『日本プロ野球機構』には”サラリーマン”は多いが、”商売人”や”興行師”は居ないのではないだろうか。 私の知人の言葉を借りれば、みんなが見たいものをすぐに見せるのが本当の”プロ”の仕事ではないだろうか? 開幕から2カード目、ジャイアンツとタイガースはそれぞれベイスターズ、カープという去年低迷したチームと対戦した訳だが、今にして思えばこの2カード目(第2節)こそ『巨人・阪神戦』をする絶好のタイミングだったのではないだろうか? メジャーリーグは開幕直前で試合も無かったし、スポーツマスコミの”熱”もまだ冷めていなかったのだから...


 プロ野球機構がジャイアンツ有利の日程を組んでいると言う証拠は無いとは言い。 でも、そんな事よりメジャーリーグやサッカーなど、他のスポーツの事も意識して対抗して行く考えが必要になったのかも。 今までの延長ではもう通用しない...






アン投手...
at 2003 04/12 23:59 編集


 私の町にある広島造幣局の構内にある八重桜の開花が近付き、来週はその一般公開『花のまわりみち』がある。 本家(?)大阪造幣局と違って回遊式庭園の為、園内を自由に回りながら花を見る。 私も適当な日を選んで行って見たいと思っている。


 ところで、今日はNHKで『にんげんドキュメント』の再放送を見た。 昨日の本放送は見逃してしまったのだ。 以前、木曜21時台に放送していた時は毎週見ていたのだが、慣れない金曜23時に移ってから視聴習慣が失われてしまった。 先週のジーコ日本代表監督特集も見られなかったし... そして今週は高校野球甲子園大会で活躍している東洋大姫路高校のグエン・トラン・フォク・アン投手の特集だった...


 彼は去年の甲子園大会に出場して注目されていた為、私も”知ってるつもり”になっていたが、こうして見ると知らなかった事だらけだった。 アン投手の活躍の裏にはベトナム難民としての苦しい生活の中、家族みんなが彼が野球を出来る様に支えてくれていたとは... 支えてくれた人達の為にもアン投手は負けられなかったのだな。 日本のプロ野球でも昔は厳しい生活の中から「何としても成功してやるんだ!」と言う選手はいたんだろうな。


 ところで、アン投手の夢はプロ野球で成功する事みたいだが、受け入れ側のプロ野球も是非彼がプロに挑戦する時は(ベトナム国籍の)彼を外国人枠の対象外にして欲しいものだ。 彼はずっと日本で生きてきたのだから。 もっとも、以前から書いている通り、普通の助っ人外国人選手も5年も日本でプレーしたのなら外国人枠の対象外にすべきだとは思うのだが...






とりあえず
at 2003 04/14 23:55 編集


 昨日(13日)の夜、スポーツニュースを見ていた。 相変わらず特定のカードだけ扱いが違うのが気になるが、その試合『ジャイアンツ対タイガース戦』の中で、ライト前に飛んだ打球にジャイアンツの野手3人が”殺到”して元木選手と仁志選手(共にG)が激突して負傷する事故が起きた。 確かにこれは”不運”なのかも知れないが、私が気になるのは先日も似た様な場面があった事。 そう、センターを守っている高橋選手がライトの守備範囲まで入って来てぺタジーニ選手と”ニアミス”を起こした事です...


 野球の歴史の中には攻撃優先の為に守備を度外視した事は何度もありますが、今回みたいな事は初めて見た気がする。






素顔の天才打者
at 2003 04/15 23:59 編集


 もう10年以上前だったか...私が高校生だった頃、クラスの女子生徒の一人に清原選手(現ジャイアンツ)の大ファンがいた。 ある時、彼女の使っている下敷きを見た事がある。 そのプラスティック製の下敷きには高校時代(PL学園)やプロ時代(当時ライオンズ)の写真が一杯挟んで入れてあった。 ユニフォームやポーズは色々だったが、写真の清原選手はみんな優しい眼をしていた...


 私はプロ野球を10数年ほど見て来たが、その中で一番印象に残る場面は清原選手がライオンズ時代、ナゴヤ球場での日本シリーズ初戦で打った場外ホームランだ。 私は旅が好きでJRに乗ってナゴヤ球場の近くを通った事もあるのだが、清原選手のホームランボールはこのJRや新幹線の高架下辺りまで飛んだと聞いていたので「この辺りまで飛ばしたのか...」とここを通る度に思ったものだ。


 私は一つ疑問があるのだが、清原選手はいつから”番長”と呼ばれる様になったのだろうか? 私は最近、清原選手がその”番長イメージ”で出演しているCMを見て違和感を感じていたが、何故かと考えたらそれは彼の最盛期の穏やかでニコニコしているけど、試合でのプレーはすごいと言う印象が私の脳裏に焼き付いているからだろうか... 今の”番長・清原”は彼の本当の姿なのだろうか? それとも、ジャイアンツで生き残る為にマスコミ受けするキャラクターを演じているのか? 私には分からない...






忙しいテレビ中継
at 2003 04/16 23:41 編集


 今日はテレビで『ジャイアンツ対カープ戦』(東京ドーム)に『マリーンズ対ホークス戦』(千葉マリンスタジアム)、それとサッカーの韓国代表対日本代表の試合もやっていた。 あっちを見たりこっちを見たりと、いわゆる”ザッピング”をしていたのだが、主に見たのは千葉での試合だった。 普段はなかなか見る機会が無いので。 試合結果はホークスが和田投手の素晴らしいピッチングによって勝ちました。


 千葉マリンスタジアムは私も昨夏に訪問したのだが素晴らしい球場だ。 メジャーリーグ風に改装したダグアウトもとてもいい感じ。 これでグラウンドが天然芝だったら最高なのだが... 現時点では甲子園球場とヤフーBBスタジアムが日本の野球場では”双璧”なのではないかと思っています。 ところで私は思うのですが、タイガースは夏の高校野球大会で甲子園球場が使えない時期がありますが、その時に大阪ドームだけでなくヤフーBBスタジアムも使ってみてはどうだろうか? 長期遠征のハンディも無くなると思うのだが...


 NHK(衛星放送)は今週、パ・リーグの試合を中心に放送しているみたいだ。 先週の平日はタイガースの試合ばかり放送していたが、NHKだけでも”中立性”を持って放送して欲しいものだ。 できればスポーツニュースでの扱いなども”中立性”を持ってやってくれれば尚も良いと思います。 ついでに球団の呼び方も愛称(ジャイアンツ等)の方で統一して欲しいものだ。 企業名を連呼するのは十分に”宣伝行為”に値すると思いますので...


レギュラーシーズン再開

 プロ野球は交流戦後の予備日程が終わり今週末から同一リーグでの試合に戻ります。 カープは今日から横浜スタジアムでベイスターズとの三連戦です。 例によってテレビ中継ですが地上波でやっ......


ネタが無い
at 2003 04/18 23:59 編集


 今日からカープは地元・広島でスワローズとの試合だ。 広島ではジャイアンツ戦の差し替えで放送されていたが、残念ながら負けてしまった。 黒田投手はすっかり”ツキ”を失った感じで苦しんでいる。 彼を援護しないといけない打線だが、打線自体が若い”見習い四番打者”新井選手を”援護”しないといけない状態なので... まだしばらく我慢の時が続きそうな予感。


 ところで広島では昨日から『八重桜イン広島』と称して広島造幣局の中庭にある桜を一般公開するイベントが始まっている。 私も今日、図書館に行った帰りに夜桜でも見ようと寄ってみた。 広島の造幣局は駅から遠く、しかも(商業施設では無いので)駐車場が全く無いからバスで行くしか無い不便さだが、私は同じ町内だから歩いて行けるので気軽だ。 明日もう一度行って昼の桜も見てみたいと思っている。


 先日、『猟奇的な彼女』と言う韓国の映画を見て来た。 特に感動するほどのものでは無かったが、でも面白かった。 ヒロインのキャラクターが妹に似ていて親近感を感じてしまったので... 私も妹には振り回されるところがあるから。 もっとも、私の方が”猟奇的”なのかも知れないが...






ホームのファンの前で勝てて嬉しいです
at 2003 04/19 23:59 編集


 今日の昼、テレビでカープの試合をやっていた。 てっきり中止になると思っていたが、明日の天気予報も悪いし強行したか。 結局、今日も点が入らないストレスの溜まる展開の末に惨敗してしまった。 私はあまり勝ち負けにこだわらない方とは言え、今年は地元・広島市民球場での勝ち試合はたったの1回... いくら何でもひどいものだ。 土曜日にも関わらずスタンドが閑散としているのは雨のせいだけでは無いだろう。


 二宮清純さんがホームページのコラムで「日本のプロ野球ではホームの試合に弱いチームが多過ぎる。 プロ野球人気低下の一因にもなっているのではないか?」みたいな事を書かれていたが、本当に同感だ。 とりわけカープはひどすぎる。 閑散としたスタンドを見て選手がやる気を無くすのか、それとも勝てないからファンが球場に来ないのか...?






人それぞれに...
at 2003 04/20 23:45 編集


 今日の広島は雨...でカープの試合は中止だった。 雨は昼からは降ったり止んだりで収まっていたから”強行”すれば出来ないでもない天気だったが、チーム状態も悪いし”恵みの雨”を決め込んだと言うところか... カープ戦の中継が無かったので同じ時間にやっていたメジャーリーグの『エンジェルス vs マリナーズ戦』を見た。 結構観客が多かった事もあり歓声やどよめきで球場内は良い雰囲気だ。 そう言えば昨日のカープの試合もスタンドは閑散としていたのに場内の”音量”は大きかった。 ガラガラのスタンドに鳴り響く楽器の演奏...これでいいのか?


 試合が終わった後、私は図書館に行った。 途中、2枚のポスターが貼られていた。 2枚とも「あなたは狙われている。」と書かれていて、1つはひったくりへの注意を喚起する物、そしてもう1つは痴漢に注意しろと言うもので、「露出の高い服装は避けましょう。」とあったが、そう言われても...これから暑くなるのに。 基本的には痴漢する男の方が悪いのでは...?


 ただ、女性の露出度をある程度下げる方法ならあります。 それは学校の制服を廃止する事です。 事実、私の妹は学生時代にプライベートではスカートを履かなかったし。 制服を廃止すると毎日着る物に困ると言う声もあるが、慣れてみれば服装自由の方が良いと思います。 ...で、強引ではありますが野球の応援だってみんな人それぞれで自由に楽しんだ方が良いのでは? 最初は戸惑うけど慣れて見れば自由なスタイルで楽しむ方が良いと私は思っています。






快勝
at 2003 04/21 23:26 編集


 今日はNHK衛星放送で札幌ドームでの『ライオンズ vs ブルーウェーブ戦』を見た。 札幌ドームと言えば来期からファイターズの本拠地になるのだが、元はと言えばライオンズが”準フランチャイズ”にする構想を持っていたのだったな。 もう随分と昔みたいな錯角を起こしてしまうな... 試合の方はライオンズ・松坂投手の小気味良いピッチングで快勝した。 ところで、札幌ドームもプロ野球を誘致するんだからせめて改良型の人工芝に換えてくれると良いのだが。 それでも(引き込み式)天然芝フィールドを使うサッカーに比べると...


 話は変わりますが、ドジャースの野茂投手がメジャーリーグでの100勝目を挙げたとか。 今はプロ野球の有力選手が続々とメジャーリーグに挑戦している時代だが、やっぱり後に続く人よりも道を切り拓いた人をもっと大きく評価すべきだと私も思います。 野茂投手と言えば堺市(大阪府)で社会人野球チームを設立して苦境にあえず社会人野球(その上にあるプロ野球も)を救おうとされている。 彼こそが”本当の野球人”だろう。 彼に比べればジャイアンツの試合しか扱わないテレビ中継の視聴率ばかり気にしている人達など...






雨中の試合
at 2003 04/23 23:59 編集


 今日の広島は朝から雨... 夜、カープの試合は中止だろうと思ってテレビを付けたら何と試合やっている。 平日、ナイター、雨と条件が悪いので集客も期待出来ないはず、それでも中止にならないのは不調チーム同士の対戦だからか... 試合は初回にカープ・前田選手の満塁ホームランで優位に試合を進めたが、ベイスターズもホームラン攻勢で終盤に追い付き、その後カープが新井選手のタイムリーヒットで勝ち越したらしい。 カープ、ベイスターズ共に何とか巻き返しのきっかけを作れれば良いのだが... セ・リーグには6チームしか無いのだから。






空想野球小説~ 2012年・夏 横浜(後編)
at 2003 04/27 23:59 編集


 『英雄の広場』から道路を渡った向こうに巨大な屋根付き野球場がある。 建物内には野球場にショッピングゾーンやグルメゾーン、それにグッズショップや野球博物館もあるらしい。 アメリカで盛んに造られている“ボールパーク”と言われる様式の野球場だ。 クラシック調なレンガ造りの外観が良い感じで、その上に大きな銀色の可動式屋根が乗っている。 ボクは球場の外周の沿って歩いた。 海に近いからか潮風を感じる... しばらくして外壁の一部に大きなレリーフみたいな物を見付けた。 近付いて見るといくつもの手形が付いている。 あ、これが1998年の優勝記念碑か。 確か昔は横浜市内のビジネス街の一角にひっそりと(?)置かれていて訪れる人も少なかったので、新しい野球場が出来たのを機にこっちへ移設して来たそうだ。 もうしばらく歩いてやっと球場の正面入り口に着いた...


『SAMURAI‘S STADIUM YOKOHAMA』


 ...話には聞いていたがすごい名前だな。 何でも、命名件スポンサーを募集したのだが条件面で交渉がまとまらず、とりあえずこの名前を付けたらしいが、この球場の外観とも“港・ヨコハマ”のイメージとも合っていないではないか。 まったく、こんな名前を付けたヤツの顔が見てみたいものだ。 まあ、あまり良い名前を付けてしまうとファンが馴染んでしまっていつか命名件スポンサーが決まった時に抵抗があるかも知れないからこれで良いのかも知れないか。


 ボクはゲートをくぐり場内に入った。 中は意外に広い。 かなり大きな内野スタンドの裏側だからか。 内野スタンド裏側の通路に沿う形で飲食店街が広がっていて、その通路から食べ物を買って自分の席に持ち込める格好になっている。 いわゆる“ドライブスルー”みたいな形だろうか。 球場で売られている食べ物が高くてまずいと言う状態を打開する為の対策か。 ハンバーガーや牛丼、ラーメンやうどん、スパゲッティ、回転寿司まである。 いずれも街にある普通のファーストフード店と同じだ。 違うのは(場所代が上乗せされたのか)値段がちょっと高いのと、『ケンタッ●ーフライドチキン』のカーネル・サンダース人形が青い法被を着ている事くらいか。


 三塁側に行って見ると、『広島風お好み焼』の店がある。 これは懐かしい。 広島市内に何軒かある名店(?)だが、関東にも出店したのか? いや、それだけではなく関西風のお好み焼店も、たこ焼きの店も。 それに『味噌カツ』や『きしめん』といった名古屋料理(って言うのか?)の店まである。 地元ファンにとっては“敵地の味”なのかも知れないが、三塁側スタンドに来るビジターチームのファンにとっては“故郷の味”でもある... 関東には日本中から人が集まっている。 この球場に来れば故郷の味に会えるのか。 そして関東の人は逆に広島や大阪、名古屋の味に出会える訳だ...


 グルメゾーンから通路を挟んでショッピングゾーンが広がっている。 雑貨屋に本屋、ブティック、ドラッグストアにゲームセンターまである。 もちろんベイスターズのグッズショップもある。 スポーツショップには野球やサッカー等の用具が一杯に並んでいて、壁には多くのプロスポーツ選手達のポスターが貼られている。 何となく野球の用具を見ていると、学生服でバットケースを担いだ子が店員さんと何か話し込んでいる。 あの店員さんは元ファームにいた選手だったらしいな。


ショッピングゾーンの一角に『横浜野球博物館』がある。 『横浜ベイスターズ』の前身である『(横浜)大洋ホエールズ』が横浜に移ってきたと年から始まって、いくつかの年代ごとにチームと世間一般の出来事が紹介してある。 そのギャラリーの一角には小さなステージみたいな所があった。 チームOBの人がボランティアで“語り部”として、ここを訪れた野球ファンの人にチームや当時のプロ野球の事を語ってくれるらしい。 今日はホエールズ時代に俊足巧打の内野手として鳴らした人らしい。 ボクが野球を見始めた以前の選手だから名前を聞いてもピンと来ないが...


野球博物館の近くにちょっと雰囲気の違う場所がある。 近付いてよく見ると『新・ハマの大魔神社』とある。 ボクも聞いた事がある。 1998年のベイスターズ優勝の時にリリーフエースだった佐々木投手のニックネームにちなみ、横浜駅に作られたものを復活させたものらしい。 佐々木投手はその後、メジャーリーグの『シアトル・マリナーズ』に移籍して活躍したが、彼が横浜に残した足跡は何も変わらないからな。


 ...そろそろ入場するか。 ボクはショッピングゾーンとグルメゾーンの間を繋ぐ通路の端にある外野席専用入り口から入場した。 目の前に外野スタンドが広がる。
(すいません、完結編に続く...)






困った時の神頼み
at 2003 04/29 00:57 編集


 今日は用事があって広島市内へ行った。 用事が済み、ちょっと気が向いて久しぶりにパチンコ屋に入った。 元々パチンコは好きな方では無いが、最近盛んにCMを流している某時代劇キャラ物のパチンコ台に興味があったので。 虎の子の2000円でパチンコカードを購入し、始めようとしたがやり方が分からない。 困っていたら店員さんが教えてくれた。 そんな訳で始めたものの、30分ほどで2000円使い切ってしまった。 やはり私はギャンブルについては文句無しに”ツキ無し男”らしい。


 ところで、明日から甲子園球場でタイガースはジャイアンツと対戦があるが、前にも書いた様に開幕前に散々煽っていた割りに両チームの直接対戦は”遅い”という印象はある。 強豪チームとの対戦が遅い、遠方への長距離移動が少ない等、ジャイアンツ有利の日程が組まれていると言う噂が本当かどうかは知らないが”予定通り”にジャイアンツは故障者が多いにも関わらず好調でタイガースと優勝争いしている。 ここまではテレビ屋の思惑通りだが、テレビ視聴率に関しては”思惑通り”には行かないみたいだ...


 「野球は筋書きの無いドラマ」とは言うが、プロ野球の上に居る人々は自分達に都合が良い”筋書き”を付けたくて仕方が無いのかも知れないが、所詮人間の考えた筋書きでは人の心を掴むことは出来ないのでは。 例えば高校野球甲子園大会で主催者が人気のある有名(強豪)校が初戦で負けては困るから...と、意図的に強豪校を実力的に劣る高校と初戦で当たる様に操作し、その結果として大会の終盤戦が強豪校ばかりになったとして、それでその大会が面白いだろうか?


 それで私の提案ですが、プロ野球も高校野球に倣って”公正な”くじ引きを導入してはいかがでしょう。 具体的に言うと、仮にA~Fと言う6チームによる総当りリーグ戦日程を作り、そこへくじ引きでそのA~Fチームの所にセ・リーグ各球団を割り当てる。 これで”タダの日程表”は「昨年優勝チームと最下位チームが開幕戦で対決!」とか「昨年1、2位チームが開幕からいきなり対決!」などの”ドラマ”に化ける訳だ。 抽選会はオールスター戦終了直後に各チームの監督あたりを集めて行えば良いと思います。 え、パ・リーグですか? 来期から札幌が加わるので、札幌←→福岡の当日移動を避ける為にくじ引きは難しいと思いますので... とにかく、みんなの支持を集めるには”公明正大さ”は大事ではないかと私は思います。

 ...以上です。
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サッカーのある週末、再び

2020-06-27 23:23:23 | Weblog
 今日、遂にJリーグが再開されました。 J2の第2節とJ3の開幕戦で既に梅雨時で蒸し暑い時期になってるので夕方から夜にかけて行われ、西日本が昨日から大雨になっていましたが無事に全試合が開催されました。 まだ無観客での”リモートマッチ”(公募によって決まった愛称、無観客開催はこれまでサッカーでは懲罰として行われる事が多かったので別の名称を創った)でしたので大雨でも集客の問題はありませんでしたが選手の風邪や怪我の心配がありますね。 実験的に行われたオンライン観戦に課金出来る”投げ銭”もお金が集まったと聞いています。 やっとサッカーの試合をやっている週末が戻って来ました。 サンフレッチェは来週末、神戸とのアウエーゲームからリーグ戦の再開です。


交流戦後の”空白”と

 プロ野球は交流戦後の予備日程でお休み。 梅雨時だけに過去には交流戦の日程を消化し切れなかった事もあった様な。 今は18試合まで減っただけに交流戦は5月の大形連休明け、梅雨入り前に......

 カープは今日もナゴヤドームでドラゴンズとの対戦でした。 例によって夜勤明けで寝ている時間にやっていたので見ていませんが試合はカープが左腕・床田投手でドラゴンズが”白竜”ことベテランの吉見投手の先発で始まり、今日は床田投手が不調で大きくリードを許す展開となり”アンパンマン”こと松山選手の復帰タイムリーヒットで1点を返すのがやっとで1-6で完敗だったそうです。 床田投手はジョンソン投手を除けば久しぶりの先発ローテーション左腕だけに復調を期待したいですけど...

 ...以上です。
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Jリーグ再開・開幕前夜

2020-06-26 22:22:22 | Weblog
 今日からカープはナゴヤドームでドラゴンズとの三連戦です。 試合は広島地区で地上波テレビ中継をやっていた様でカープが大瀬良投手、ドラゴンズが左腕・大野投手とエース同士の投げ合いで始まりました。 毎年そうですが開幕投手になると当分の間はローテーションの兼ね合いで相手チームのエースと投げ合う事になります。 名誉であると同時に勝ち星などの成績を挙げるのが大変で、それだけに2年以上、続けて結果を出す事が大変になります。 カープは四番打者の鈴木(誠)選手が2打席連続ホームラン、大瀬良投手も自ら2安打するなどして代打を送られず2試合連続で完投し、投打の主役が大活躍で4-1で快勝しました。 今年のカープは強いのか弱いのか分かりませんがエース投手と四番打者は開幕から好調ですね。


勝ち方を知っている

  カープは昨日、生命パークスタジアム仙台でイーグルスとの交流戦最後の試合でした。 先々週の土曜日に行われる筈だった試合が雨で中止になった後、昨日の代替開催まで雨で流れて今日の開催......



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中央政界からの余波

2020-06-25 22:22:22 | Weblog
 私はあえてスルーしていましたが去年の参議院選挙での買収など選挙違反で大臣経験者でもある河井衆院議員と妻の河井参院議員の疑惑について先日から地元・広島の政治家の名前が出始め三原の市長さんが辞任される事に。 そして今後は広島の石橋市議や豊島市議の名前が。 中国新聞が速報でWeb版の記事をアップしているので見ると石橋疑義いわく「地元の国会議員で政権の中枢におり、断ることでけんかをする理由がない。 買収の認識は全くなかった。」そうで。  石橋市議の立場で考えてみると中央の権力者を含む変な奴らに睨まれて市議としての仕事・活動が出来なくなっても困るので選挙協力の約束などが無ければ受け取るしか無いかも、無駄に敵を作る訳にも行きませんし。 普段から年賀状すら断っている事を考えれば甘いと言えば甘いのでしょうけど。 中国新聞は金を渡した人のリスト等かなり詳しい情報を得てる筈です。 広島市着だけで54人、更に県議、県内市町の市議さんや町議さんらも含めたら膨大な人数で。中国新聞は今回の事件を機に目障りな存在を排除しようとしてると疑われても。膨大な人数なのだから全員の名を出してから個別の取材とかするべきではと思います。

 石橋市議の公式サイトに行って確認しました。 マメに更新してくれているブログは6月23日が最新の更新で今回の問題についての事は何も触れられていません。 現時点で石橋市議の立場では何もまだ書ける段階では無いのでしょう。 サッカー場の事もそうですが行政に関する丁寧な説明を”新聞より詳しく”ブログやツイッター、フェイスブックなどSNSを通じ発信されてるのが石橋市議や盟友である豊島市議です。 それが地元政治の情報発信を独占出来なくなった中国新聞の癇に障ったのではないかと。 中国新聞は石橋市議だけでなく情報を得てる全員の名を出して記事にするべきでは。 自分達に不都合な存在を今回の事件を機に意図的にヘイトやバッシングを集まる様に”情報操作”し、始末しようとしているのでは?そうで無いなら公平に全員の名を出してから事件の全体像を報道してはと。


遅かった”総攻撃”

 今朝、サッカーの南米選手権に招待されて出場中の日本代表の試合が行われ、2-0で勝てれば決勝トーナメント進出だった日本代表はエクアドル代表を相手に先制しながら追い付かれてしまい1-......

 カープは今日も東京ドームでジャイアンツとの対戦でした。 今日は地上波での中継が無くNHK・BS1でやっていました。 中継が日本テレビでは無くNHKだとさすがの広島地元民放テレビ局も差し替え中継とかも出来ず

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昭和時代のテレビ番組は

2020-06-24 22:22:22 | Weblog
 先週から夕方、BS朝日で時代劇『必殺仕置人』の再放送が始まっていました。 告知らしい事は公式サイトや公式SNSでもほとんどされていなくて気が付きませんでしたが3話から見ています、私は夜勤なので昼にリアルタイムで見られますし。 実は仕置人自体は何度か再放送されていて私もよく見ています。 確かNHKまで衛星放送でやってくれた事があったと記憶していますし。 BS朝日は随分と昔から夕方のこの枠で必殺仕事人シリーズなどを延々と再放送しています。 基本的には時代劇が好きなお年寄りを狙った枠なのだと思いますけど、若い世代の時代劇ファンを獲得する為にも深夜に必殺シリーズ(特に昭和時代の初期の作品が最高)等の再放送をする枠を作ってはと思いますけど。 毎日見るのは生活時間的に大変ですが週に1度なら他の韓流ドラマや台湾、中国ドラマなどと共に視聴習慣を作れるのでは。 それにしても仕置人、面白いですね。 暑苦しい程のギラギラした雰囲気や適度なエロティシズム、それに単に殺す以外の色々な形での仕置きのアイデア。 もっとも殺し屋が依頼人に顔を見られたりしてたら不自然、で後のシリーズでは依頼人はほとんど殺されるパターンが多くなったのですね、悪人達に向かって「奉行所に訴えてやる!」と悪態をつくのは完全に死亡フラグになってる印象ですね。 シリーズが終了した後に故・藤田まことさん演じる奉行所の同心・中村主水のキャラクターの後釜として東山紀之さん演じる渡辺小五郎を登場させて平成新シリーズを始めましたが定着出来ず今は2時間ドラマ方式で2年に1度くらい制作される感じになってますね。 今、原点と言える仕置人を見ていると原点回帰で主役はもうちょっと存在感のある大物の役者を起用し渡辺小五郎は初期の中村主水みたいに権力者側の協力者ポジションに下げては。 そして悪事を世間に暴く瓦版屋をチームに加えてはと。 現実の世界でもネットやSNSが真実を暴き出したりしていますし良いのでは。

 カープは今日も東京ドームでジャイアンツと対戦でした。 試合は今日も地上波中継をしていましたが18時台は広島地区だけ夕方ニュース番組の中で、それ以外ではBS日テレで地上波中継の始まる19時まで。 そしていずれにしても21時で中継は終了、やはり試合時間を21時までに抑える工夫が必要です、昔から言われているスピードアップに加えて通常の9イニングが終了後は延長タイブレーク制度にするとか。 私は他の番組とのザッピングでチェックしていましたがカープが九里投手、ジャイアンツが左腕・メルセデス投手の先発で始まりカープが菊池選手や田中選手らのホームラン攻勢で九里投手を援護しカープが5-1で快勝し連敗を脱出、九里投手は連敗中の状況に何故か強いですね。

 
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無観客の東京ドーム

2020-06-23 22:22:22 | Weblog
 今日からカープは東京ドームでジャイアンツとの三連戦です。 試合は地上波とBS日テレで中継され、今回は特殊な方式でBS日テレは18時プレイボールから中継しますけど20時から違う番組に切り替わり、続きを見たい人は地上波へ。 広島地区は18時過ぎから夕方ニュースの時間を使って中継でした。 いずれにしても21時前で中継は終了、今の時代に延長は難しい。 私は夕方から外出しておりテレビ中継は見ていませんが試合はカープが左腕・ジョンソン投手、ジャイアンツが戸郷投手の先発で始まり、1-1の同点で迎えた5回にジョンソン投手がフォアボール連発で崩れ1-3と勝ち越され、追撃も実らず2-3で負けたそうです。 ジョンソン投手はいつもの石原捕手では無く会澤捕手と組んで愛称が悪かったのか、何とも言えませんが。 打線も開幕2戦目までの勢いがありませんし。

 先週末の開幕戦で奇妙なニュースが流れた。  試合は無観客開催だが東京ドームでの開幕戦(ジャイアンツvsタイガース)を少しでも近くで応援したいとファン達が入場ゲートに押し掛けてゲートの向こうに見えるグラウンドを見て騒いでいたのをファンが熱心で凄いと美談扱いしていたスポーツ報知の記事がネット上で炎上状態になっていた。 それでは無観客にした意味が無い、コロナ問題の以前にはコンサート会場に入れなかったファンが会場の外で中から漏れてくる音を目当てに集まってるなんて事がありましたが今は事情が違うので。 テレビのワイドショー番組でもテレビ中継を流している飲み屋でミニPVをやってるタイガースファンを熱心だと紹介していたそうですが(実際はともかく)マスコミは表向きだけでも狭い所に集まって大声を出すのは今は良くないと警鐘を鳴らすべきですけど。

 マツダスタジアムでの今シーズン最初の試合は来週末、7月3日からとなってますが今回の事を考えると球場の北側に在る”タダ見エリア”の扱いをどうするのか対策を取る必要はありますね。 元々は近所の住民など地元の人達が散歩などのついでにちょっと覗いたりするサービスの筈ですが近年はチケットが買えないファンが集まったり状況が変わってますし今回は無観客試合や50%制限で更に入れないファンがこの場所に集まりそうですしコロナウイルス感染問題で各方面から批判が集まる可能性も。


交流戦も残り2試合

 今日もカープはホームのマツダスタジアムバファローズと対戦でした。 例によってテレビ中継ですが地上波でやってました。 今回はNHK総合で、他のカードではBS日テレで東京ドームの試合......




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カープBOM!2003年3月

2020-06-22 22:22:22 | Weblog
良薬
at 2003 03/01 22:59 編集


 今日の広島は雨... 最近、週末になると雨が降る。 聞いた話では広島県内のスキー場が雪に恵まれたにも関わらず、この毎週末の雨で客足が相当悪いらしい。 スキー場に限らず各方面で悪影響が出ているだろうと思う。 今日は雨の中、いつもの様に町を歩いていたのだが、駅にあった某コロッケの店が潰れていてビックリ。 時折立ち寄ってコロッケの食べ歩きをするのが好きだったのだが。 そして近くのレンタルビデオ店に久しぶりに寄ってみたらこちらも2ヶ月前に潰れていたらしい。 しまった...まだ1回しか借りていなかったのに。


 昨日、都内某所で財界人によるジャイアンツ後援会の『燦々会』による激例会が行われ、ジャイアンツの渡辺オーナーが「原君には10連覇目指して頑張ってもらいたい。」「序盤は阪神が頑張って、最後は巨人が勝つのが理想。」「巨人が優勝すれば株価が5000円は上がる。」などと発言したと新聞に書かれていたが... 確か去年もジャイアンツが優勝したはずだが、景気は悪くなる一方だ。 渡辺オーナーは「小泉首相の政策が悪いから。」と言っていたっけ。 ジャイアンツが勝てば景気が良くなり、首相の政策が悪いから景気が悪い... 経営者の仕事がそんなに簡単なら私にやらせて下さい。 給料はナベツネさんの半分で良いから...


 冗談はさておき、昨日のジャイアンツ激励会に参加した『燦々会』のメンバーを見ると、経済界を代表する錚々たる面々が並んでいる。 まさか野球の話だけして帰った訳では無く、日本の経済を再生する為の有意義な話をしたとは思うが。 野球人も財界人も、政治家もそれぞれの分野で最善を尽くし、世の中を少しでも良くしてもらいたいものだが。 みんな苦しいのだから...


 それにしても、ジャイアンツが優勝すれば景気が良くなるとは思えないが、今はそれ以前の問題で、プロ野球の世間一般への影響力自体が低下していると思えて来る。 問題の記事が載っていたスポーツ紙だって、ヤンキースの松井選手の初ホームランの記事で一杯だったし。 チームを増やし、全国に地元チームを育てるなど、野球そのものの人気を育てて行かないと。 ”サッカー王国”になった日本で「巨人軍は日本中にファンがいる。」なんて言っても仕方が無いだろう...






今年初の地元ゲーム
at 2003 03/02 23:55 編集


 今日のカープは地元・広島でブルーウェーブとオープン戦を行った。 地元で今年初の試合だったからかテレビ中継もあったので私も家で見た。 今日も新井選手が四番だが、山本監督のインタビュー内容から見ると、オープン戦だけでなく公式戦でも四番を打たせるみたいだ。 即戦力を期待されている永川投手も登板したが、今の時点では何とも言えないが、独特な投球フォームを見る限り面白い投手だと思った。


 今日は、永川投手だけでなく他チームの大学卒ルーキー、いわゆる”松坂世代”の選手達が大活躍したみたいで面白い。 若い選手達の活躍で日本のプロ野球に活力を与えて欲しいものだが、何かまだ”高揚感”みたいなものを感じられない。 どうしてかなと思ったら、肝心の松坂投手の復活がまだなので、今一つ燃えないんだろう。 松坂投手デビューの年はプロ野球がドラマティックに感じただけに、彼の復活が待ち遠しいものだ。






売れる名前
at 2003 03/03 23:21 編集


 私は今日、用事があって広島市内へ出かけた。 広島市民球場の前を通ると前売り券売り場が開いている。 正面入り口に来ると、この間まで入り口のベンチに寝かされていたカープのマスコット・『スライリー』が同じベンチに腰掛けている。 長いオフシーズンが終わり、目が覚めたと言う事だろうか。 考えてみれば今月の末には早くもプロ野球の開幕戦が行われる。 気候的にはまだ寒いが、”球春”は近付いて来ている...


 用事が済んだ後、私は同じ広島市内にある『ギャラリー・カルピオ』にやって来た。 ここには相変わらず山本浩二(現監督)、衣笠祥雄(解説者)両選手のユニフォームが飾ってあるが、先日NHK衛星放送で彼らが出て来るスポーツドキュメンタリー番組を見た後だけに、今回はまた特別な感慨があるものだ。 カープに限らず、どこのチームであれ歴史や伝統は大事にしたいものだ...


 その後『ギャラリー・カルピオ』1階にあるグッズショップを見ていると、黒や白を基調としたデザインのTシャツや帽子が売られている。 カープのイメージカラーは赤のはずだが...?と思って店員に聞いてみると、選手が「街で着られるカープグッズを。」と、プロのデザイナーと共同で製作したオリジナルグッズらしい。 なるほど、子供ならともかく、大人が街中でプロ野球のレプリカユニフォームやTシャツなど着るのは何か恥ずかしいからな...


 日本ではメジャーリーグ球団の帽子とかTシャツとかを着ている人はいるが、プロ野球チームの帽子とかTシャツを来ている人は滅多にいない。 キーホルダー等の小物は別だが。 プロ野球の帽子とかは周囲の人も元ネタを知っているし、街着としては難しいか。 これは仕方無い。 それを考えれば今回みたいにパッと見て野球選手グッズと分からないキャラクターグッズは面白いのでは無いだろうか。


 ところで、プロ野球チームの帽子とかTシャツを街着として使うのは難しいが、海外ならそれもできるのではないだろうか? 現在でも衛星放送やインターネット等で日本プロ野球の情報が海外に配信されているが、外国、特にアジア地域は日本プロ野球の新しい”市場”として面白いのではないだろうか。 特に中国だ。 既にプロ野球が発足してはいるが、”伝統”と言う面では日本とは比較にもならない。 もしかしたらビジネスチャンスが生まれるかも知れない。


 以前からパ・リーグ関係者が提唱している『アジアリーグ構想』だが、こうして考えると単に日本プロ野球に新鮮味を与えるだけでなく、やり方によってはアジア全体を”市場”として巻き込み、大きなビジネスチャンスを作りだせるのかも知れない。 「放っといてもプロ野球の人気は安泰だ。」なんて変な自信は捨て、代わりに「日本の野球はアメリカに次ぐ歴史と伝統、そして魅力がある。」と言う別な自信を持つべきではないだろうか...






こんなバーゲンは
at 2003 03/04 23:58 編集


 3月に入り、プロ野球の開幕まで一ヶ月を切った。 各チームとも公式戦のチケットの販売を始めたのだが、スワローズが開幕戦(対カープ)のチケットに対しバーゲン価格を設定したらしい。 聞いた話では、内野A指定が1800円、外野指定が1000円、外野自由が大人500円、子供100円などと、通常価格の半額から3分の1と言う設定になっているとか。 おかげで売れ行きの方は良いらしい。


 カープファンの間には、”バーゲン対象カード”にされた事に対して不満があるかも知れないが、プロである以上少しでも多く客が着てくれた方が良いし、ただ安いからと集まって来た観客は、どこのチームのファンでも無い”まっさらな状態”なのだから、カープの選手が良いプレーを見せれば少しでもファンが増える可能性だってある。 カープも広島での主催ゲームにおいて”バーゲン”をやってみてはどうだろうか? 特に平日のナイター対策として。


 話は変わるが、ヤンキースの松井選手がまたホームランを打ったらしい。 まだオープン戦だから騒ぐ程の事でも無いが、去年の日米野球の時は打球がフェンスを越えなかったのだから、短期間でよく対応できているのでは。 もちろん、まだまだ調整途上だろうけど。 ところで、前回ホームランを打ったオープン戦の初戦で松井選手は試合前のセレモニーをしながら「格好いいな。」と思ったと語っている。 それを考えると何で日本のオープン戦は”格好良くない”のだろうか? そもそも日本においてオープン戦と練習試合の違いはどこにあるのだろうか...?


 ジャイアンツは去年からキャンプ、オープン戦で練習用ユニフォームを着用し、また12球団全て昨シーズンから後ろ襟などに”NPB”マークを付けている。 メジャーリーグの模倣をする事は悪い事では無いが、こんな毒にも薬にもならない様な事ではなく、もっと模倣すべき所があるはずだと思うのだが... オープン戦だって、せっかく地方でやっているのだから土日の試合はお祭り的に盛り上げたって良いのではないだろうか?






野球は暖かい所でしたいもの
at 2003 03/05 23:59 編集


 3月になったが、寒の戻りなのか急激に寒くなって広島も今週に入ってから久しぶりの雪が降るなど結構寒い日が続いている。 カープは昨日、松山でタイガースとオープン戦をやったのだが、いくら昼とは言え相当寒かったのではないだろうか?選手も観客も。 スポーツニュースの画面からは分かりにくいけど... 今は開幕も近い大事な時期、怪我にだけは気を付けてもらいたいものだが...


 同じスポーツニュース内ではメジャーリーグのオープン戦の様子も紹介されていたが、向こうはまだキャンプ地にいて、そこの球場でオープン戦は行われている。 日本でのオープン戦がキャンプ地で行われるのはごく少数の試合だけだ。 昨日、私は「本当に役に立つ事なら、メジャーリーグの模倣もどんどんやるべき。」と書いたのだが、このオープン戦のやり方だって模倣してみる価値はあるのではないだろうか?


 松井選手絡みのニュースを見る限り、向こうでは2月半ばからキャンプが始まって、半月ほどですぐにオープン戦に入るが、オープン戦が始まってもチームはキャンプ地にとどまり、選手はオープン戦に出たり、またはキャンプ地に残って練習したりと、それぞれ開幕に向けての準備をしている。 これを日本でもやってみてはどうだろうか? キャンプは2月半ばからにして、メジャー同様にオープン戦をやりがてら実戦と練習で調整して行けば。 少なくとも3月半ばまでは暖かい所でやらせるべきではないだろうか...


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 野球と関係無い話でなんですが...


昭和50年代から放送されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム」「うる星やつら」などの人気キャラクターの声で知られた声優、井上瑤(いのうえ・よう)さんが、2月28日に都内の病院で死去していたことが5日わかった。56歳だった。葬儀・告別式は近日、親族らだけで行う。


井上さんの提携プロダクションによると、井上さんは平成13年冬から体調を崩し、昨年手術を受けたが、12月に再入院。2月末に容体が急変したという。


井上さんは、「-ガンダム」シリーズで「セイラ・マス」、「うる星やつら」でヒロイン「ラム」の幼なじみ「ラン」の声などを担当し、人気の声優だった。(夕刊フジ)


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 私がガンダムを初めて見たのは小学校3年の時。 その後の大ブームも経験した”ファーストガンダム世代”として今回のニュースは大ショックでした。 かつてガンダムに熱狂した世代として井上瑤さんにはただ「ありがとうございました。」と言いたいです。


 ...本当、”昭和”は遠くなりにけり...






本当の野球人
at 2003 03/06 23:46 編集


 今日の新聞によると、メジャーリーグ・ドジャースの野茂投手が大阪の堺市に野球のクラブチームを設立するのだとか。 野茂投手と言えば、既にアメリカで独立リーグのオーナーもやっている。 日本では不況で多くの社会人野球チームが廃部に追い込まれている。 野茂投手は彼らの”受け皿”としてこういったチームを作り、学生時代に芽が出なかった選手達を育てると言う考えなのだろう。 野茂投手自身、学生時代は無名で、社会人野球で花開いた選手だから...


 現在、何人もの選手が海を渡ってメジャーリーグに挑戦しており、野茂投手はその”パイオニア”として高く評価されているが、かつて日本のバファローズを”引退”してメジャーリーグ移籍をした当時は「わがまま」「通用する訳無い」「裏切り者」などと本当にボロクソに言われたものだが、今こうして向こうで成功し、底辺の縮小に苦しむ日本の野球界を救おうと活動してくれている。 その志と心の大きさには頭が上がらない。


 以前、『週間ベースボール』誌上で解説者の豊田泰光さんが、「これからはサッカー界みたいに選手(現場)出身の人が野球界の指導者にならないといけない。 特に日本とアメリカの両方を知っていて視野の広い人が。」みたいな事を書かれていて私も多いに同感だったが、今回の野茂投手の行動を聞いてその思いを強くした。 彼の様な人こそ本当の意味で「野球を愛し、ファンの事をいつも考えている人」なのだろう。


 マイナーリーグの存在しない(二軍ならあるのだが)日本のプロ野球にとって社会人野球の存在は決して小さくない。 社会人野球で育った選手も現役、OBも入れれば相当な人数のはず。 野茂投手だけでなく、他の”野球人”の方々もこう言う活動ができないものだろうか。 金銭的な問題もあるから一人一人では到底無理だが、何人もの同志が集まればあるいは... 今こそ野球人の力を結集する時では。 上の人間は到底アテにはならないのだから...







at 2003 03/07 23:58 編集


 先日、レンタルビデオ店に行くと『チョッちゃん物語』と言うアニメ映画(?)があったので気になって思わず借りてしまった。 今、NHK衛星放送で『まんてん』の後の7時半から『チョッちゃん』を放送しているからだ。 パッケージの裏にあるストーリー紹介を見ると、ドラマと登場人物の名前が違うので、多分こちらの話はフィクションの入っていない実話を基にしたお話なんだろう。 ドラマと対比して見るのも面白いかな...


 『チョッちゃん』とは、テレビ番組などで活躍されているタレント(?)黒柳徹子さんのお母さんをモデルにした物語で、北海道から上京して音楽の道に進み、バイオリニストである夫と結婚、黒柳徹子さんを含む3人の子供に恵まれる(一人は早世)が、やがて戦争が始まり、夫は徴兵されて戦地へと行かされてしまい、残された『チョッちゃん』が二人の子供を守りながら生き抜き、夫の帰りを待ち続けると言う話で、黒柳徹子さんの”原体験”になっている話なのだろう。


 ビデオを全部見終わってみると、フィクションであるドラマとのいくつかの相違点が気になった。 アニメはドラマと違い、実名が使われているのもあるが、私が驚いたのは『チョッちゃん』の父、つまり黒柳徹子さんの祖父が危篤に陥った時、会いに行こうとするものの戦争が激化して津軽海峡を渡れず死に目に会えなかった場面があるが、ドラマではその時期が変えられて黒柳徹子さんら家族、親類がみんな駆けつけている。 何故だろうか...?


 私は思うに、黒柳徹子さんは戦争の為に父の死に目に会えなかった母を物語の中で父に会わせてあげたのだろう。 だからこそ小説の中では実名が使われなかったのかも知れない。 フィクションの物語には作者の色々な願いが込められているのだと、今回のビデオを見て今更ながら気が付いてしまった。






朝寝坊
at 2003 03/09 23:59 編集


 今日、目が覚めたら10時過ぎだった。 夕べはBSジャパンで『ワールドビジネスサテライト土曜版』と『激生スポーツ』を見て3時過ぎに寝たからな... ビデオを予約するのを忘れたので『サンデーモーニング』を見逃してしまった。 ”ご意見番コーナー”で先日の野茂投手(ドジャース)の社会人クラブチーム設立の話題に何て言うのか気になってはいたが。 ...まあ良いか。 見なくても大体予想は付く。 大沢さんや張本さんに限った話ではなく、今回の野茂投手の行動に胸を張ってコメントできる人は今のプロ野球界にはいない。


 昨日の『激生スポーツ』ではカープの試合は結果だけしか紹介されなかったので分からなかったのだが、昨日の試合でライオンズの松井選手が先頭打者ホームランを打ったらしい。 スポーツ紙によると”長嶋効果”らしい。 ちなみに、同じく昨日ホームランを打ったバファローズの磯部選手にも”ミスター効果”と書かれている。 本当にそうなのかは知らないが、彼ほどの人物なら他にやる事があるのではないだろうか?


 現役選手で、しかも日本を飛び出してメジャーリーグでプレーしている野茂投手ですらこれだけの行動をしているのだ。 社会人野球出身では無いとは言え、”ミスタープロ野球”は一体何をやっているのだろうか。 資金面でも、その影響力でも野茂投手の比では無いはずだ。 今こそ彼が立ち上がる時だと思うのだが。






苦しい一年
at 2003 03/10 23:54 編集


 今日は新聞休刊日だ。(スポーツ紙は休日特別版が駅売りされているが) 昨日もプロ野球やメジャーリーグのオープン戦が行われているのだが活字、特に地元系新聞が無いとカープみたいなチームの情報は少なくなる。 ローカル球団の悲哀...と言いたいところだが、日本を本当の”野球王国”にするには日本中にいくつもの”ローカル球団”が必要になると思うのだが...


 ところで最近、カープの”新四番”・新井選手の活躍を聞かないのは”情報不足”のせいでは無いだろう。 6、7番で気楽に打つのとではプレッシャーの大きさも違うと言う事か。 また、開幕前から”新四番”と意識して調整するのと、シーズン中に成り行き(四番打者の故障など)で四番に座るのとでは違うのか。 まあ、今年のカープはどこまで我慢して”新四番”・新井選手を使えるかが鍵か...






いつの間に...
at 2003 03/11 23:54 編集


 去年までカープにいたラミーレス投手がポスティングシステムによって移籍し、アメリカのヤンキースとマイナー契約したらしいとスポーツ紙に書かれていた。 現在レギュラーで活躍中のソリアーノ選手を始め、既に何人かの選手がヤンキースに移籍した。 カープってヤンキースと提携でもしていたっけ? 仮に前田選手が足の怪我を全くしていなかったら? もしかしたら今頃ヤンキースでプレーしていたかも知れないな... それはともかく、ドミニカの野球アカデミー出身選手が定着できていないのは事実か...


 ドミニカ野球アカデミー出身選手が活躍できない、また成功してもすぐにチームから離れてしまう原因は以前にも書きましたが、球団がアカデミー出身選手を長い間チームを支える主力選手としてでは無く、”格安で使える助っ人選手”として使ってしまっていた事だと思う。 カープは選手を育てるのが上手いチームだとは思うが、外国人選手に対しては”即戦力”と言う目で見てしまうのかも知れないが... あと、やはり外国人出場枠の問題もあるか。 それに関してはまた明日書きます。






日本のプロ野球選手
at 2003 03/12 23:52 編集


 カープのドミニカ野球アカデミーがまともに機能せず、メジャーリーグ移籍の腰掛けみたいになっているが、それはドミニカ出身の選手がアメリカ出身の選手に比べて待遇が悪いのに、不安定な立場だけは彼らと同じだと言う状態に嫌気が差す...日本人選手と同道に扱えなかった事が理由だと昨日書きましたが、カープ側から見ると外国人選手出場枠が拡大されるだろうと言う読みが外れたと言う事情もある。 限られた外国人枠ではどうしても”即戦力”の選手が優先されてしまい、”育てる”余裕が無くなってしまうのか...


 それにしても、外国人枠って何の為にあるのだろうか? 選手の人件費を抑える事や、外国人選手ばかりになってチームに対するファンの思い入れが難しくなる事などがあるのだろう。 でも、それなら何年も日本でプレーして活躍し、ファンに親しまれている選手だったら”日本人選手”と同じ扱いにしたって良いのではないだろうか? 私の考えでは、日本で5年以上プレーした外国人選手は外国人選手枠の対象外にしたって良いのではないだろうか? 誇り高いプロ野球選手だ、金の為だけで好きでも無い国で5年以上もプレー出来るとは思えないのだ...


 去年、引退したスワローズの池山選手の引退試合や引退セレモニーの様子にはジーンとしてしまった。 これからも私の心に残るだろう。 一方、日本で大活躍して強烈な印象を残した助っ人選手達がいつ日本球界を去ったのか、詳しい事は分からない事が多い。 私は思うのだが、何年も日本で活躍してファンに人気もある外国人選手が日本で引退を迎える事があるのなら、日本人スター選手同様に引退試合や引退セレモニーをやったって良いのではないだろうか? いつのまにかいなくなっていた...なんて余りにも寂し過ぎると思う。






中国地方の雄
at 2003 03/13 23:50 編集


 今日のカープは倉敷でジャイアンツとのオープン戦をした。 今日の試合はNHKで放送されていたので広島でも見られた。 試合の方は3-0でカープの快勝だったが、ジャイアンツは主力選手が故障で休んでいたので単純に比較はできない。 私は7回から見たのだが、若手選手ばかりになっているジャイアンツのメンバーを見て驚いたからな。 まあ、ベテラン選手が多いのだから開幕には間に合わせて来るとは思うが... カープ側では四番の新井選手に当たりが戻って来たのが良かった。


 この『倉敷マスカットスタジアム』だが、去年タイガースの秋季キャンプを誘致する為に施設が充実され、サブグラウンドや専用ブルペンなども設置されたとか。 広島市民球場よりはるかに立派な球場だ。 キャンプだけではもったいない。 プロ野球チームの設立を本気で考えてみたら良いのだが。 もちろん、プロ野球だけでなくJリーグのクラブも是非設立して欲しいものだ...


 広島の地元紙に”岡山市特集”が連載され、合併などで人口を増やして政令指定都市を目指し、”中国地方の雄”として広島市と対抗して行くとあったが、それならば”関西に近い事”では無く”岡山としての個性”や独自の存在感を作って行かなくては。 野球に関して言えば、関西に近いからタイガースのファン多い事は、仕方が無いとは思うが、決して自慢になる事では無い。 「岡山ほどの”大都市”にプロ野球もJリーグも無いのはおかしい。」と岡山の人には考えて欲しい...






中国に注目
at 2003 03/14 21:19 編集


 今日は特にこれと言ったネタが無かったな。 そう言えば、新聞に中国でプロ野球リーグが本格的に発足したと言うニュースが載っていた。 現時点では北京、上海、天津、広東の4チームしか無いみたいだが、中国沿海部の人口は増えていて、住民の生活水準も上がっているのでプロ野球を見に行きファンになる人も増えるのではないだろうか。 そうすれば球団の数だって増えると思われる。 ちなみに、中国では球団名は地域名が使われるのか...それはそうだ、一応社会主義国なんだから企業名を前面に出せないだろうから。


 いつの日か、日本や韓国、台湾のプロ野球とも連携して『アジアリーグ』が出来たらいいなぁ。 将来的には各国のリーグを勝ち抜いたチームを集めてプレーオフ、アジアシリーズとやって行ければ良いのだが。 来年から行われるパ・リーグのプレーオフ構想には批判の声が非常に多いのだが、私は今書いた”本当のプレーオフ”へ繋げて行く”準備”としてやってみる価値があると思っています。






広島最大のライバル
at 2003 03/15 23:57 編集


 今日のスポーツ新聞によると、メジャーリーグのコミッショナー・セリグ氏が「シーズンが混乱するだけのメジャーリーガーオリンピック派遣はさせない。」と明言したらしい。 これで事実上、メジャーリーガーオリンピック派遣は無くなったか。 この流れで行くと2008年の北京オリンピックでは野球がオリンピック正式競技から外される可能性も出て来た...まあこれも仕方が無い事かも知れない。


 考えてみれば野球にはサッカーにおけるFIFAみたいな国際的組織が無く、各国でバラバラにやっている事が今回みたいな混乱の原因ではないだろうか。 国内リーグのトッププロを出す国、アマチュア選手だけを出す国、プロとアマの混成チームを出す国...と全く統一できてないし。 仮にオリンピック競技から外されたら外されたで、「25歳以下の選手による大会とする。」などのルールというか位置付けをやり直してまた改めてオリンピック競技入りを目指せば良いのでは...


 話は変わりますが、今日はサッカーJ2の開幕日。 『サンフィレッチェ広島』は地元で『川崎フロンターレ』と対戦した。 何でも、J1だった去年の開幕戦よりお客の入りは良かったそうだ。 ...皮肉なものだが。 去年も書きましたが、それまでほとんど騒ぐ事も無く、J2落ちの危機と言われたら急に騒ぎ出すと言う広島の状況が問題なのだが... 県庁の役人さんによる応援団も発足したらしいが。


 ところで、広島ではローカル番組でJ2についての特集が組まれていた。 そこでJ1昇格を争うライバル、それに日本でも屈指の集客力を誇る”お手本”として『アルビレックス新潟』を紹介していた。 噂には聞いていたけど新潟の熱気はすごいなぁ...と関心させられてしまった。 それにチームとサポーターの距離が本当に近い。 これはサンフィレッチェだけで無く、カープにも見習う所は多いと考えさせられた...


 私自身も以前、磐田を訪ねてその地域密着ぶりに関心させられたが、カープだって昔はあらほどの熱狂があったのだが。 本当に”地域密着”は良いと思う。 ”ローカル”で大いに結構さ、野球はマスコミの商売の為にあるのでは無いのだから。


むすびのむさし、新店?

 今日はgooブログのハッシュタグ投稿で書きます。 今回のお題は”おにぎりの日”にしました。 6月18日は『おにぎりの日』だったそうで。 広島地方では”おむすび”と呼ぶ事が多いです......


近況
at 2003 03/17 23:53 編集


 色々とあって先週末はこのホームページの更新が大幅に遅れてしまった... そう言えば去年の今頃にこのホームページを開設したのだったか。 この時点では”仮スタート”で、実際には4月1日にプロ野球の開幕に合わせて本スタートをした訳です。 ”1周年”になる4月1日には気分転換も兼ねて小説でも書いてみようと考えて現在準備をしています。






ローカルヒーロー
at 2003 03/18 23:25 編集


 もう5年以上前だったか... 当時読んでいたスポーツ紙に”空想野球小説”みたいな物が連載されていて、それに出て来るジャイアンツの長嶋茂雄監督(当時)をモデルにしたらしい人物が「江藤、前田は良い選手だ。 しかし、彼らがどんなに頑張っても広島では”ローカルヒーロー”にしかなれない。 全国にファンを持つ俺の足元にも及ばない。」みたいな台詞を言っていた。 当時は私も「確かにそうかも知れないが...」と思っていたが先日のテレビで『アルビレックス新潟』の地元・新潟での熱狂的人気を見ていて”ローカルヒーロー”の何が悪いのかと私には思えて来た...


 先週末は親が旅行で不在だったので、私も家事をしたり『BSジャパン』でテレビ東京の番組を見たりしていたが、週末に”巨人・阪神”のオープン戦も行われたからか、どの局も”偏向報道”が目立ったなぁ... 『激生スポーツ』ではジャイアンツの試合を紹介する番になった所で「お待たせしました!」なんて言っていたし、『すぽると』ではオープン戦にも関わらず「巨人・阪神、天下分け目の決戦」なんて言っていたし...


 偏向報道自体は今に始まった事では無いが、メジャーリーグとかサッカーなど、スポーツニュースが扱う情報は以前とは比較にならない程に増えている。 シーズンが開幕した後、カープ等の”ローカル球団”の扱いは一体どうなるのやら... 試合の詳細どころか映像すら無く、ほとんど毎日「その他の試合の結果は...」と結果だけテロップで流すだけになるのではないかと今から不安になる。 『プロ野球ニュース』以来見て来た『すぽると』も今年から見るのを止めるかな...


 一般のニュース番組では最後の5分程、ローカルニュースを流すコーナーがある。 スポーツニュースでもこんな風にできないものだろうか。 全国向けのスポーツニュースの後で最後に地域のスポーツニュースを紹介する...みたいな。 現状ではもちろん難しいが、カープやアルビレックスみたいなプロ野球やJリーグのチームが全国にもっと増えれば「自分が見たい地元チームの情報がほとんど無いスポーツニュースなんていらない!」と言う声も上がって来ると思っています...


 「阪神タイガースが強くなればプロ野球が盛り上がる。」と言う声はマスコミ関係者はもちろん、現状のプロ野球に批判的な意見を発信している玉木正之氏や豊田泰光氏もそんな趣旨の発言をしている。 でも、毎日ジャイアンツとタイガースの試合しかまともに紹介されない状況になって、それで「プロ野球が盛り上がっている。」なんて言われても素直には納得できない...


 私は”戦うカープファン”と自称していますが、「じゃあ”敵”は何なのか?」と考えていたが、その答えはジャイアンツの渡辺オーナーでも無ければ”巨人”でも無い。 「”ローカル”はいらない。」と言う”全国区”の思想だと気が付きました。 私はカープファンとしてこれからも”見たいものが見られる”世の中を目指してここで戦って行こうと考えています。






名前
at 2003 03/19 23:49 編集


 1567年、美濃攻略を目指す織田信長は美濃の領主・斉藤龍興を倒して稲葉山城に入り、ここを天下統一の拠点とするべく、アドバイザーの沢彦和尚に新しい城の名前を考えてもらった。 彼が考えて来たのは『岐山』と言う名前だった。 古代中国の英雄『周の文王』が岐山を拠点として中国を統一した歴史から採った名前だ。 信長は「”岐山城”はちょっとなぁ...」と難色を示したので、それならと『岐阜』と名前を提示した。 岐阜の”阜”とは丘と言う意味で、岐山の”ミニ版”と言ったところか。 そして信長はこの『岐阜城』を拠点に天下統一へ向けて邁進して行く...


 そして1576年、天下統一を確実なものとした信長は琵琶湖のほとりに巨大な城を築く。 戦国の世に終止符を打ち、自分の手で平安楽土を築くと言う願いを込めて『安土城』と名付けた。 名前と言うものには大抵の場合、名付けした人の願いが込められている。 建物の名前もそうだし、人間一人一人の名前にだって名付け親の何らかの願いが込められている...


 プロ野球・ブルーウェーブの本拠地球場の『グリーンスタジアム神戸』がスタジアムの命名権を譲渡する『ネーミングライツ』によって『ヤフーBBスタジアム』(?)と名称変更すると言うニュースが流れ、野球ファンの間で話題になっており、おおむね好評みたいだが、天邪鬼な私は他の球場(球団)が安易にネーミングライツに飛び付くのには正直言って反対です。 もちろん、今回のグリーンスタジアム神戸の場合には多いに賛同していますけど...


 私の立場に置き換えて考えてみると、『広島市民球場』を今度から『マツダ球場』だの『デオデオ球場』と呼べと言われても素直には納得できない。 広島市民球場と言う名前にはそれ相応の愛着があるのだ。 新設の球場ならともかく、既存の球場の名前を企業名に変えるネーミングライツはファンの”痛み”も伴うのだ。 その痛みを納得させられるだけの”正当性”や”大義名分”が必要になると私は思います。


 グリーンスタジアム神戸と言えば12球団の本拠地球場では最初にして唯一の内外野総天然芝フィールドを持ち、今季からはファールグラウンド内にグラウンドに近い視点で観戦できるフィールドシートも設置した”最もメジャーに近い球場”、いや”ボールパーク”だ。 これを維持管理するのにはかなりのコストが掛かるだろう。 実際、今回のニュースにあるグリーンスタジアム神戸の管理者・神戸市のコメントは「球場の維持管理費を賄う為。」みたいな事を言っている。 「ブルーウェーブ球団やファンに最高の野球環境を提供する為のコスト。」 これは確かにファンを納得させられる”正当性”や”大義名分”として十分だと考えます。


 ここまで読んでくれた皆さんは、ずいぶんと大袈裟な事を言っていると思うでしょうね。 でも、プロ野球の人気が低下した理由はスター選手のメジャーリーグ移籍だけなんでしょうか? ドラフトの逆指名、FA、延長戦の12回打ち切り、新ストライクゾーンといずれもファンにロクな説明も無しに一部の有力者が勝手に決めてしまい、その為にプロ野球から”正当性”や”大義名分”を失って人の心が離れたからではないだろうか? 大袈裟とは思いますが、私はそんな風に考えてしまうのです...






決着
at 2003 03/20 23:57 編集


 ポスティング・システムによるメジャーリーグ移籍を目指しながら失敗し、旧所属チームのバファローズにも復帰せず、でその身分が宙に浮いていた大塚投手はどうやらドラゴンズに金銭トレードで移籍する模様だ。 ドラゴンズと言えば中継ぎ、抑え投手ともに12球団で最も充実しているチームだと思うのだが...大塚投手の出番はあるのだろうか? まあ、キャンプ、オープン戦ともに参加していないのでは調整不足で当分はプレー出来ないと思うけど。 まあ、今回の”教訓”を元に今回みたいな事態への対応策をちゃんとしてもらいたいものだけど...






テレビに映らない試合
at 2003 03/23 23:59 編集


 今日のカープは福山でブルーウェーブとのオープン戦だった。 この試合は地元なのでローカル局による中継が行われていたから見る事が出来た。 昨日の神戸での試合は広島では中継が無かった上、夜に見た『激生スポーツ』ではこの試合のみ映像が無く試合結果だけの紹介だったからな。 何も全国中継してくれとは言わないが、野球ファン一人一人が本当に見たいものを見られる世の中になって欲しいものだ。 今の技術を考えれば決して遠い未来の話では無い... 


 今日の試合でブルーウェーブの先発はメジャーリーグ帰りの吉井投手だったが、この試合では打ち込まれていた。 彼がスワローズにいた当時に対戦しているはずだが、カープと相性が良かったのかどうかちょっと覚えていない。 ブルーウェーブには(マック)鈴木投手も在籍している。 彼も調子は今一つだが、慣れてくれば本領発揮すると思うけど。 彼みたいに若い内にアメリカに行って、経験を積んでから日本球界に入って来るケースがもっと増えても面白いのではないだろうか。 日本ではアマチュアで活躍した選手しかプロに入れないだけに。 メジャー球団共同の入団テストとかやってみても良いのではないだろうか...?






二つの建物
at 2003 03/24 22:45 編集


 今日は用事で広島市内へ出掛けた。 広島市民球場の前を通ったが、週末にはプロ野球が開幕すると言うのに、今年も相変わらず開幕ムードを盛り上げる様な飾り付けが全くされていないな。 地元開幕戦は来週とは言え、そろそろ”開幕モード”に入っても良いと思うのだが... 一応、チケット販売などは始まっているのだが。 それにしても今はこんなご時世だから開幕直前なのに心が重い...


 私は市民球場から道路を渡ってすぐのお向かいにある原爆ドームと平和公園に立ち寄ってしまった。 平日なのにも関わらず、平和公園には異様に人が多い。 平和な時なら「広島に観光客が増えている。」と喜べるのだが、もちろん今はそうでは無い。 何となく...とか、居ても立ってもいられず、と思ってここに来ているのだろう。 本当に...


 何の偶然なのだか、原爆ドームのお向かいに市民球場は建っている。 2007年にはJR広島駅前に新しい野球場が完成する予定だが、その時にはこの市民球場を取り壊し、跡地にサンフィレッチェ広島のホームスタジアムとなる中型サッカー専用競技場を建てて欲しいものだ。 偶然とは言え、原爆ドームと市民球場の位置関係は「”戦い”は向こう(スタジアム)でやってくれ。」と言う無言のメッセージを発している様にも感じてしまう...






時代が変われば...
at 2003 03/26 23:58 編集


 今日はNHKの番組を見ていた。 相変わらず戦争関係の番組が多い中、一般の番組もやっている。 20時からは先日アカデミー賞アニメ部門を獲得した宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』受賞の裏側を紹介した番組をやっていた。 宮崎監督は確かに天才的なクリエーターだけど、彼の成功の影にはプロデューサーの方(名前を忘れたが...)がいた事を教えられた。 ただ理想を追い求めるだけでは上手く行かず、現実とすり合わせるバランス感覚も必要らしい。


 私も専門学校でゲーム作りを勉強したが、完全に理想通りのゲームを作る事は不可能で、予算や現時点での技術力、市場の求めているものと自分の作りたい理想との間をすり合わせる”妥協”も必要だと習った事を思い出した。 そう言えば先週末の『ブロードキャスター』の中で経営破綻した『ハウステンボス』(長崎)の事を紹介していた。 この中でもやはり創業者の理想とビジネスとのバランスが出来ていなかったのが原因だと言っていたが...


 でも私は日本にヨーロッパみたいな滞在型のリゾートを定着させようと言うハウステンボス創業者の理想自体は大いに評価したいのだが。 ただ時期がまだ早かったのと、ビジネスのプロである人材がサポート出来なかったのが原因で、いつかは時代が変われば...と考えているのだが。 もっとも、この私自身もハウステンボスには一度しか行った事が無いのだが。 やっぱり広島から遠いもので...


 日本でサッカーJリーグが始まって10年が過ぎましたが、Jリーグが掲げた理想はまだまだ途上なのでしょう。 でも、少しずつでも理想に近付いていると思っています。 これから何十年も掛かって行くとは思いますがきっと”スポーツがみんなの生活を豊かにする”と言う理想が実現する時代は来ると信じています。 野球は...






今日が最後の...
at 2003 03/27 23:43 編集


 いよいよ明日プロ野球は開幕する。 こんなご時世の為か、何か気分的な盛り上がりに欠けるのは事実なのだが... 昨日は『すぽると』で今シーズンの順位予想が行われていたが、解説者達の口からはカープの”カ”の字も出てこなかった。 もはや酷評する価値も無いとでも言うのだろうか... それにしても、解説者の予想なんて当たらなくても仕方が無いが、昔はもう少し真面目にやっていたと思うのだが... 本当に権威も何も無くなったか。 『プロ野球ニュース』は本当に終わってしまったのだね...


 それで、私の予想になりますが、解説者の連中を真似てカープを最下位にしておきます。 これで”新四番”の新井選手には、力を抜いて伸び伸びとやって欲しいものだ。 そして他の選手には「なにおう!」と反発して頑張って欲しいものです。 基本的にはドラゴンズ、ジャイアンツ、タイガースの上位が予想され、スワローズとベイスターズ、それにカープが波乱を起こさせれば...と言ったところでしょうか。


 もうすぐ『すぽると』の時間か... まあカープの扱いは期待出来ないし、この番組ともシーズンオフまで半年のお別れになるな。 月曜日は見るかも知れないけど...






プロ野球開幕
at 2003 03/28 23:46 編集


 ついに今年もプロ野球は開幕しました。 カープは勝ったらしい。 『ニュースステーション』のスポーツコーナーは全カードを詳しく紹介していたので良かった。 ちゃんと全試合を紹介さえしてくれれば少々”G”や”T”の扱いが大きくても”ご愛嬌”なんだけど... ともかく、開幕戦は波乱含みの展開になった感じだ。 今後に期待か。 それにしても今日はサッカーの国際試合があり、来週にはメジャーリーグも開幕か。 時代は変わる...野球界も変わらないと。


 ところで、シーズン開幕にあたり私からの提言は”初回送りバント追放”です。 解説者の豊田泰光さんの受け売りになりますけど、何が起こるのかがミエミエでは野球の面白さが失われると思いますし。 それと私が気になっているのは”2番打者=小技&バント”と言う凝り固まったイメージが選手の持ち味を失わせるという懸念です。 カープを例にとると正田、野村、緒方と言った”1番打者タイプ”の選手が2番をやらされて持ち味を失うケースが多いのではと思っていますし... 以前、ファイターズの小笠原選手が”バントをしない2番打者”として成功し、プロ野球に革命を起こすと期待していましたが、今のところ後に続くチームは出ていない。 スワローズが稲葉選手を2番に起用すると言っていたが...成功して欲しいものです。






いつか母を大阪に
at 2003 03/29 04:03 編集


 5年前... 28歳の私は思い切って勉強してみようと考えて専門学校に行く事にした。 コンピューター・ゲームの製作を学ぶ学校だたのだが、実は私はそれまでに一度もパソコンに触った事も無かったのに無茶をしたものだ。 無茶と言えば、私はそれまで広島からほとんど出た事も無かったのに、いきなり大阪で一人暮らしをした訳だから... 色々と貴重な経験をした。 大阪は私にとって”第二の故郷”みたいな街だ...


 学生時代から母に「自分が大阪を旅行する時には案内してね。」と言われていたが今回、本当に母を大阪に案内して旅行する事になりました。 天神橋、鶴橋、黒門市場...など一般的な旅行ツアーでは行かない、私ゆかりの場所を案内する予定です。 もう私もこの歳だし、親と旅行するのはこれが最後になるだろう。 そう言う訳で旅行中の3日間、このホームページの更新をお休みさせていただきます。 4月1日にまた皆さんとお会いしますね...ってもちろんウソではありません。


 そして次回は開設一周年&20000ヒット記念として...


 『空想野球小説~ 2012年・夏 横浜』
カープ入団の夢破れた青年がいた。 傷心旅行で訪れた横浜の街。 新しく出来た野球場が彼を迎える。 そこで見たものは...

 ...以上です。
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カープBOM!2003年2月

2020-06-21 23:23:23 | Weblog
2月1日は...
at 2003 02/01 21:49 編集


 今日は2月1日。 プロ野球界にとってはキャンプインの日で正月みたいなものか。 今までオフの自主トレーニングをしていた選手達が今日からユニフォームを着てシーズンに合わせて調整したり、実力を首脳陣にアピールしてライバル達とレギュラーを争ったりしながらキャンプ、そしてオープン戦と4月までの2ヶ月間を過ごす... 正確に言えばシーズン開幕は3月末だけど。


 今日と言う日は『テレビ放送開始50周年記念日』でもあるらしい。 NHKなんて朝からそればっかりだ... ちなみにプロ野球の歴史は60年ちょっとだから、まさにプロ野球の歴史はテレビと共に歩んで来た事になる。 そう言えば”ミスタープロ野球”こと長嶋選手は「球場で試合を見ている人は50000人位だが、テレビで試合を見ている人は何千万人といるのだから...」と言って相当にテレビを意識してプレーしていたそうだ。


 プロ野球が国民的人気スポーツになったのもテレビの影響は大きいのだろう。 じゃなければ東京や大阪などの”一部地域”でしかやっていないプロ野球がここまで人気が出るはずも無いからな... でも、テレビ放送50周年の今、そのテレビとプロ野球との関係は微妙に変わりつつあるのかも知れない。 松井選手がヤンキースに移籍したところで野球自体の人気は変わらないはずだが、テレビへの影響があるからこそ”危機”などと騒ぐのだ。 この事は明日また書きます。






名門球団
at 2003 02/02 23:51 編集


 2月に入りプロ野球のキャンプが始まると、スポーツ紙の一面にカープの記事が戻って来た...と言ってもこれは広島地区のみ一面記事をタイガースネタからカープネタの記事に差し替えた代物だが。 でもまあ、これでも相当良くなった方で、昔はカープが勝とうが負けようが関係無く、関西発のスポーツ紙しか売られていない広島では一面記事がタイガースネタばかりだった...


 何年か前にあるスポーツ紙が広島に(編集機能を持つ)広島支社を造り、そこから一面記事をタイガースネタからカープネタの記事に差し替えた新聞を出す様になると、他社もそれに追随する事になり、去年辺りから”最後の砦”のデイリースポーツもシーズン中はカープネタが多くなった。 言うまでも無いが広島支社を造り、一面記事の差し替えをするのは関西発の紙面をそのまま出すよりコストが掛かる。 ちなみに、広島では”地元”のカープの試合中継が”全国中継”の『巨人戦』を視聴率で上回るらしい。 これが広島だ...


 去年の末、プロ野球界は松井選手のメジャーリーグ移籍で揺れ、”プロ野球の危機”が叫ばれたが、私は以前から既に”プロ野球の危機”を感じていた。 私に危機感を与えたものは野球の事では無く、サポーターの熱気に埋め尽くされた仙台や新潟のJリーグのスタジアムだ。 これまで地元チームを持たなかったこれらの地域は結果的に読売の”巨人戦全国中継システム”を支えて来た。 しかし、それが通用しなくなる時が来つつあるのかも知れない...


 Jリーグは将来的に傘下のクラブを100近くまで増やして行く構想だそうだ。 事実、やはり”プロ野球空白地”だった四国でも『愛媛FC』がJ2入りを視野に入れて活動している。 この調子で日本中に仙台や新潟が増えて行き、将来は日本全国が”サッカー王国”になる可能性も... 大袈裟では無い、47都道府県の内でプロ野球チームがあるのは北海道を入れても10しか無いのだから...


 それならプロ野球もJリーグに対抗し、フランチャイズの分散やチーム数を増やすなどして”空白地”を無くせば良いのだが、それらの地域でも広島同様、スポーツ新聞社は現地支社を造って地元チームの情報を発信して行かないと売れなくなるし、テレビだって巨人戦よりも地元チームの試合の方が人気が出るだろう。 そう、全国に広島が出来る事になる...


 現状を放置して全国に仙台や新潟が出来る。 はたまたプロ野球空白地を無くして行き、全国に広島が出来たとしても、共通する事はジャイアンツの試合ばかりを毎日全国中継したり、タイガースの記事ばかりの関西発の新聞を西日本中で売ったりして”効率良く儲ける”システムが通用しなくなりつつある事だ...


 松井選手がメジャーリーグに移籍しても、一野球ファンから見て野球人気が急落したと言う実感は無い。 ただ、危機を叫んでいるマスコミ自身が、思う様にテレビ視聴率を稼げなくなった『巨人戦』に見切りをつけ始めている。 だからこそ彼らはプロ野球の危機を実感できるのだろう。 そう、もはやプロ野球に莫大な資金を使う価値は無いと...


 私の考えでは、プロ野球は積極的に球団を増やしてファンを拡大し、活性化を図って日本プロ野球の国際的なブランド力を付ける。 一方でジャイアンツやタイガースと言った”名門球団”は、現在の日本中に『巨人戦』を流すシステムを捨て、代わりに海外でのビジネスに目を向ければ良いのでは? 日本プロ野球がアメリカに次ぐ名門リーグとしての人気を高めれば、同時にリーグの名門チームへの注目も高まるのだから...






再選された秋葉広島市長へ
at 2003 02/03 23:48 編集


 2月2日、任期満了による広島市長選挙が行われ、現職の秋葉忠利市長が再選を果たした。 まあ、別に特別な事では無い。 広島市の状況は不況の中で厳しいとは言え、市長自身の失政では無いし、市民を無視した独断専行も特に無いから。 事実、私も秋葉氏に投票したし。 広島も多くの地方都市の例に漏れず、工場や企業の支社が撤退するなどして”空洞化”に苦しんでいる上、公共事業で大借金が出来て財政は厳しく、その上『道州制』もにらんで中国地方の”首都”も目指さなくてはならない等、市長には課題が山積している...


 私自身は一人のスポーツファンとして各候補の”スポーツ振興策”に注目していた。 ”利益誘導”と思われるかも知れないが、現時点で中国地方にプロチームは『広島カープ』と『サンフィレッチェ広島』しか無い。 将来の『道州制』の事も考えれば、この”文化の差”は大きな意味を持つ。 私は最初、スポーツ界出身の古葉氏に注目していたが、広島市の新野球場建設計画について「今からでも各種イベントが開催できる屋根架け球場にするべきだ。」と語っていたのを聞いて正直失望させられてしまった。 ”専門”のスポーツへの感覚がこれでは政治の方も期待はできなく思えてしまった。


 各候補の出張を見ると、『広島ドーム』に『広島タワー』など、他の大都市にある物を広島にも造るべきなどと言うのが多かったが、今は新幹線にでも乗れば1~3時間で大阪なり福岡なり行けるのだ。 よその物真似をしても”広島パッシング”に歯止めは掛けられない。 逆に大阪や福岡から人を呼べる様にするべきなのだ。 その為には”広島にしか無い物”を育てて行かなくては...


 私見だが、『原爆ドーム』と並ぶ広島のシンボルであるはずの『広島城』の再建をしてはどうだろうか? 現状では天守閣に似せた資料館と門しか残っていない。 せっかく『原爆ドーム』の近くにあるのに立ち寄る観光客も少ないし、市民の憩いの場にもなっていないからな。 それと、旅行好きの私から見て最大の”お国自慢”は川岸の緑地公園だ...


 広島市は大田川の中洲に出来た街で、市内中心部には6本もの川が流れているが、川の護岸全域を公園や芝生緑地にしている。 これは川岸でバラックを建てて生活していた人達と対立するなど苦労の末に出来たものだ。 日本には東京や大阪など多くの”川の街”があるが、広島の美しさは何処にも負けていないと地元民ながら思っている。 もうハコ物の時代は終わったのだ、目立たないけど、そんな広島の良さを認識して世界中にアピールして行って欲しいものだ...






キャンプの休日...
at 2003 02/04 23:57 編集


 今日はプロ野球のキャンプも休日のところが多かったらしい。 カープも休日だったみたいで、取材陣は新人の永川投手を追いかけて観光地まで行っていた。 ...まあいいけど。


 我が家にハイビジョン放送がやって来た。 親が買った物で私のテレビでは見られないものの、『BSジャパン』も映るので念願のテレビ東京の番組が見られる様になった。 親がいない時に限られるが...


 広島で味噌と言えば『ますやみそ』か『新庄みそ』だろうか。 だから”マルコメ君”はお呼びでは無いと思うのだが...


 今日は何とも取り留めの無い話になってしまった...






『新人選手』
at 2003 02/05 23:55 編集


 先日、広島市内へ行って来た。 そして前から見ようと思っていた映画『オールド・ルーキー』を見た。 用意していた前売り券で入場し、座席を確保...しようと思ったが、平日だから特に混んでいない。 首が痛くならない様にまっすぐ見られる位置に座り、売店でポップコーンとコーラを買って上映を待つ。 予告編とかは無く即座に上映開始。 そしてタイトルが映る...『ザ・ルーキー』...?そうか、これが原題で『オールド・ルーキー』は邦題か。


 上映時間の2時間半は長くも短くもなく、ちょうど良いかな。 ストーリーの流れ、構成も悪くないし。 映画のクライマックスで主人公のジム・モリスはメジャーリーグ昇格を果たすのだが、舞台となったテキサス・レンジャースの本拠地の『ザ・ボールパーク・アット・アーリントン(だったかな...?)』を見て思わず感嘆してしまった。 野球場だけど大聖堂...いや、”野球教の神殿”みたいな荘厳さがあった。 広島にもこんなのが出来れば良いのだが。


 この映画を見て思ったのだが、やはりアメリカ球界と日本球界との最大の差はマイナーリーグの充実だろうか。 この映画でもクライマックスのメジャーリーグでの場面よりもマイナーリーグでの苦労の方に重点が置かれている感じだし。 日本がアメリカに追い付き、追い越すには何と言ってもマイナーリーグを育てる事しか無いと私は思っている。 以前書きましたが全ての県に最低一つはチームがあっても良いし、そうすれば野球人気の底上げも出来ると思うのだが...






先輩たち
at 2003 02/07 00:06 編集


 テレビ放送が始まってから、2月1日でちょうど50年だそうだ(その時まだ私は生まれていないので...)が、そのせいかNHKは今週中はずっと特別編成になっている。 おかげで毎週見ている『プロジェクトX』や『その時歴史が動いた』が休みなのでつまらない...と言いつつもテレビ50周年記念番組を連日見ながら、懐かしのスポーツシーンやドラマの名場面を「こんな事もあったのか...」と思い出したりしていた。


 昨日はスポーツの50年をやっていた。 今や(色々な意味で)伝説となったカープの初優勝はちょうど『高度成長期』が終わり、”ミスタープロ野球”こと長嶋選手の引退の翌年だったのか。 私も”知ってるつもり”になっていたが、そこまでは知らなかった。 高度成長時代と期を同じくしてジャイアンツの『V9時代』があり、戦力の均衡を求めてドラフト制度が導入されて、どのチームにも(本気でやれば)優勝を狙える戦力が整えられる様になった訳だ...


 ところで当時のカープ監督で、その後10年にわたる黄金時代を支えた古葉氏は先日の広島市長選挙に出馬した。 しかし彼は広島のオープン型新球場(ボールパーク)計画を「多目的に使えるドーム球場にするべきだ。」と地元野球ファンの心情を逆撫でする様な政策を言い出した。 おそらく彼はドーム球場建設にこだわる土建屋や商工会議所の連中に担がれたのだろうけど正直、古葉氏とこんな形で再会したくはなかった。 大切な思い出を壊された気分で残念だ...


 この番組では何度も現役時代の長嶋茂雄氏の映像が流されていた。 私は彼のプレーをリアルタイムで見た事は無いが、こうして見ていると同時代に生きていれば私もファンになったかも知れない...が、私はジャイアンツ監督としての姿ばかりを見ていたからか、どうしても好きにはなれない。 いくら長嶋氏の”伝説”を聞かされても素直には受け入れられないな。


 ところで、その若き日の長嶋選手の映像を見ると、当時の本拠地・後楽園球場は天然芝でフェンスなんかも低い。 こんな素晴らしい球場でプレーしていたのに、今の人工芝グラウンド全盛の環境が本当に良いと思っているのだろうか? 立場があるので言いたい事も言えないのだろうか。 あれだけのカリスマ性があるのだから、もっと本当の”自分の言葉”で語ってくれれば良いのだが。 彼の為に一肌脱いでも良いという人は多いはずだ...






伝統の一戦1000試合か...
at 2003 02/08 23:58 編集


 NHKは今日もテレビ50周年記念の番組をやっている。 昼の番組ではスポーツドキュメントの名作を紹介していたが、その中の『伝統の一戦』と言う”巨人・阪神戦”の1000試合目を記念して名勝負の数々を見せる番組をやっていた。 そこで「いつもスタンドは超満員で熱気が溢れていました。」とやっていたが、何故か違和感を感じる。 それは多分1970年代の後楽園球場だと思われるが、こんな場面があった...


 まず、レフトスタンドのタイガースファンが...
「読売新聞、ボロ新聞ーーーーーー!」


 すると、ライトスタンドのジャイアンツファンがこう返す。
「阪神電車はボロ電車ーーーーーー!」


 これは”エール交換”の逆ってところだろうか。 しかし、相手チームの親会社を揶揄する事に何の意味があるのだろうか? やはり昔は親会社が前面に出て来る事に誰も違和感を持たなかったのだろう。 私にしても子供時代はそうだったし。 しかし、今はそうでは無いのではないだろうか? 私は『巨人・阪神戦』(阪神・巨人戦)をスタンドで観戦した事は無いのだが、今ではこんな野次の応酬(交感?)はやっていないと思う...


 もちろん、仮にやっていても鳴り物応援がうるさいので聞こえにくいのかも知れないが、私はやっぱり今はやっていないと思う。 まだ記憶に新しいと思うが、ジャイアンツが胸のロゴを『TOKYO』から『YOMIURI』に変えた時、東京ドームのライトスタンドのジャイアンツファンは「俺達は読売ファンじゃ無い、巨人ファン!」と横断幕を掲げて抗議していた。 彼らが”読売新聞”だの、”阪神電車”だのとやり合うなんて考えられないから...


 今までジャイアンツとタイガースの試合が”伝統の一戦”として特別扱いだった理由は、”読売”では無く”巨人”、それに”阪神”は企業名だが地域名でもある。 だから”関東 vs 関西”の代表として特別な意味を持てたのだろう。 私は以前は特定のカードだけ特別扱いするのに反感を持っていたが、サッカーなどに目を移すと”伝統の一戦”は世界中何処にもあるものらしい。 それだけに企業名が前面に出る今の野球界の体質は何とかしなくては...






周回遅れ
at 2003 02/09 15:13 編集


 ちょっと古い話題だが、ヤンキースの松井選手が11月に行われるアテネオリンピック野球のアジア予選に出場できる事になったらしい。 敵味方に関係無く、彼の存在感は大きいので本当に心強い。 何でもヤンキースとの入団交渉で”オプション”としてアテネ五輪の予選出場を勝ち取ったとか。 私も以前、松井選手の”凄腕”代理人に頼んでヤンキースにオリンピック出場を認めされて欲しいと書いた事はあったが、私ごときに言われるまでも無く考えてくれていたのか... やはり松井選手は”本当の意味で”日本野球やファンの事を考えてくれているのだな...


 なんて喜んでいたら2~3日後に「ヤンキースは松井選手のアテネオリンピック予選出場は認めたが、レギュラーシーズンと重なる本戦の出場は認めないと表明した。」と言うニュースが入って来た。 一方で「メジャーリーグ側も野球のオリンピック競技としての存続の為、メジャーリーガーのオリンピック派遣も検討する可能性あり。」とあった。 それが実現すれば松井選手も出られるけど... やはりちょっと違和感はある。


 アメリカ、日本、韓国、台湾...など各国がオリンピックにプロのスター選手で構成した”ドリームチーム”を送り込む。 それをやるのならまだサッカーみたいな正式の『ワールドカップ』をやるべきで、オリンピックはあくまでアマチュアかプロの20歳前後の若手選手を派遣する方が良いと思うのだが...まあ今はまだ野球が本当の意味での”国際化”が出来ていない過渡期なので、野球そのものが注目を集める為にも”ドリームチーム”は仕方が無いのかも知れない。


 既に多くの方が言われているが、野球を”一部地域で盛んなマイナー競技”にさせない為にも日本が先頭を切って行かなくては。 韓国や台湾などを巻き込んだ『アジアリーグ』を作ったり、『野球ワールドカップ』の開催を提唱したりとやる事は色々ある。 そうすれば将来的には野球の”母国”アメリカを追い抜く事だって出来るかも知れないのだから。






今シーズン初の試合
at 2003 02/10 21:09 編集


 プロ野球のキャンプが始まって10日。 明日はカープがタイガースと練習試合をするらしい。 今年初めての”実戦”になる訳か。 タイガースからは金本選手も出場すると表明しているので、カープの新井選手との”師弟対決”が早くも実現する事になる。 どんな試合になるのやら... ところで、この試合はタイガースがキャンプ地を沖縄に移したのを機に両チーム監督の”個人的親交”もあって実現したそうだが、こう言うのってもっと早く実現出来なかったものだろうか...?


 日本人選手のメジャー挑戦により、向こうのキャンプ、オープン戦、シーズン開幕と続く流れを知ったが、向こうではキャンプ突入からすぐにオープン戦が始まる。 当然、選手はキャンプまでに”実戦モード”に調整して来る。 それを知ってしまうと、日本の一ヶ月にもわたるキャンプが長く感じられてしまう。 まあ、何もかもアメリカ式にする必要は無いが、若い選手に実戦経験を積ませる為に週末や祝日に練習試合を組んでみてはどうだろうか?


 キャンプから競争にさらされる若い選手はキャンプまでに”実戦モード”に仕上げているはずだし、地元の野球ファンやキャンプを支援してくれるボランティアの為にも実戦を見せて楽しんでもらえれば良いのでは。 せっかく各球団のキャンプ地が沖縄や宮崎に集中しているのだから、それを利用しない手は無いのでは。 やっぱり一ヶ月ものキャンプは間延びする気がする。 完全なオフよりはマシとは言え...


 話は変わるが、オークション直前で判明したと言う例の巨匠・ゴッホの絵だが、競り落とした広島の住宅建設会社って、以前サンフィレッチェ広島のスポンサーもやっていた『住建産業』(現ウッドワン)ではないか。 昔、サンフィレッチェの背番号の上に”JUKEN”とあったからな。 それにしても、出来れば背番号の上には企業名ではなく選手の名前にして欲しいものだ。 ちなみに例の絵は広島・吉和村の美術館に飾られるとか。






なかなか決まらない話
at 2003 02/11 23:58 編集


 ドラゴンズは入団を拒否しているミラー選手の獲得を断念したらしい。 まあこれは仕方無いか、全くやる気の無い選手を無理に連れて来たところで活躍は見込めないし。 続報が入ってないので今後どうなるか分からないが、正式な入団契約を交わし、キャンプ直前で入団をキャンセルするなんて相手の事情を無視した行為は一社会人として問題でしょう。 本人には気の毒だが日本球界として甘い対応も出来ない。 最悪の場合、一年ほど”浪人”する事も覚悟してもらわないといけないか...


 そう言えば、前にも書いたバファローズの大塚投手も未だにチームに復帰していない。 新聞にはセ・リーグに興味を持っているチームがあるので、そことのトレードの可能性があるそうだが... 実力的には通用するはずだし、一年前ならメジャー入りも出来ただろうに、気の毒だが仕方が無いのでは。 何とか浪人や現役引退と言う事態は避けて欲しいものだが。


 ちなみに、元カープのラミーレス投手が歩スティングシステムでヤンキース入団を決めたらしいが、彼の移籍金は約4000万円。 この程度なら今のメジャーでも何とかなるが、日本人選手は契約金などかなりの金額が掛かっているから、こんな金額では無理だし、やはりこのシステム自体の見直しは必要か...






ヒーローの条件、ヒールの条件
at 2003 02/12 23:58 編集


 昨日、ドラゴンズ入団を拒否しているミラー選手に対し私は「相手の迷惑を考えない行為で社会人として失格。 ”浪人”させる事も含めた厳しい対応をするべき。」と書いたのだが、後でマーティー・キーナート氏のコラム(この事件をアメリカ側から見ている)を読んで考えが変わってしまった。 当事者達の間では色々と行き違いがあったらしく、迷った末に彼は”お金”より”夢”を選んだらしい。 詳しくは以下のコラムで...


http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=255166


 現在、キャンプ地のタンパ(フロリダ州)で自主トレをしている松井選手(ヤンキース)だが、メジャーリーグ挑戦を表明して以来、日本のあちこちで英雄扱いされていた。 彼は読売の提示した破格の条件を蹴ってメジャー行きを決断した。 そう、”お金より夢を選んだ”のだ。 ...もちろん、ドラゴンズとの正式な入団契約を一方的にキャンセルしたミラー選手と一緒にしては失礼だが、それにしても何故こんなに受ける印象が違うのか...?


 今回のミラー選手と、彼が「自分と一緒ではないか。」と言った中村(紀)選手のFA問題。 明らかに別物だと思うが、一つだけ共通点がある。 それは”決断を長々と先延ばしして各方面に迷惑を掛けた”事だろう。 松井選手はチームが日本一になってすぐにFA宣言を決断してメジャーリーグ挑戦を表明した。 前々から彼の意思は固まっていたのだろうが、この”素早い決断”に多くの人は好印象を持ったのではないだろうか...


 私は思うのだが、人間にとって一番難しいのは”決断する事”ではないだろうか。 大きな買い物、仕事を辞める、独立して事業を始める、好きな人に想いを告白する、故郷を出て新天地を求める...等、こんな事を書いている私自身、決断を先送りばかりしている”弱い人間”だ。 人は自分には無いものを持っている人に憧れる。 長野県の田中知事が多くの人に支持されるのは何故? 厳しい決断をし、それを鉄の意志で実行する”強さ”が彼にはあるからなのでは...


 ミラー選手は名門レッドソックスへの憧れ、ドラゴンズの提示した好条件、それに正式契約を一方的に破棄する事への後ろめたさ...もあって悩み、決断を先送りしてキャンプ直前で入団拒否を”決断”したのでは。 私も同じ立場に立たされるとギリギリまで迷って迷惑を掛けたかも知れない。 本人も反省してHPで謝罪している。 アメリカ人の謝罪の意味は大きい。 今回みたいな事態を防ぐ為、今後は契約の際に「1月16日以降のキャンセルはできない。」と言うオプションを入れれば良いと思います。 今回だけはミラー選手を許して欲しいと私は思っています。 同じ”弱い人間”として...






”お旗様”は神様です
at 2003 02/13 23:51 編集


 今日の新聞によると、来期から東京ドームの巨人戦の外野自由席が廃止されて指定席になるらしい。 外野席で大量の席取りをして批判が高まっている応援団の実質上の排除だ。 球団側は「応援団の排除では無い。」と言っていたが、客の多い東京ドームの外野席で全席指定になれば大旗や太鼓などの持ち込みは不可能になる。 ひどい時には十数人で100人分近い席を占拠していたと言うのでは当然の処置だろう。 毎試合テレビ中継される巨人戦だけにプロ野球の応援風景を変える機会になるかも知れない。


 出来れば他の球場でもやって欲しい。 広島市民球場で観戦していても応援団による過剰な席取りは目に余る。 せっかく球場に来たのに座れず2時間以上も立たされ、一方で旗を振り回す為の空席を見せられては球場に行くのが嫌になるだろうし。 だが、客の入りが悪い球場では連日球場に来てくれる応援団は”お得意様”でもある。 他の客からの苦情は来ていると思うが手が付けられない”聖域”と化しているのだろう。 だからこそ客の多いジャイアンツから応援の常識を変えて欲しいものだ。






敗戦処理投手
at 2003 02/14 23:58 編集


 先週、私は映画『ミスター・ルーキー』を見た。 主人公のジム・モリスは高校教師から転身し、家族とも離れて厳しいマイナーリーグ生活。 何度も諦めそうになったのだが家族の励ましに支えられてついに夢だったメジャーリーグ昇格を果たす。 合流するチーム(タンパベイ・デビルレイズ)の遠征先は偶然にも彼の地元であるテキサスだった。 家族や教師時代の教え子達の見守る中、彼は大差の付いた負け試合の敗戦処理としてデビュー登板し、球場は大歓声に包まれる...


 ...簡単なあらすじだったが、改めて考えてみると”敗戦処理投手”も色々なドラマと言うか背景を背負って投げているのだな。 先発や抑えはもちろん、中継ぎでも大事な場面を任されるのは実績のある投手だ。 それだから緊張感の無い場面で出て来る投手もチャンスを掴もうとしている若い投手だとか崖っぷちに立たされているベテラン投手だとか、色々な状況でマウンドに立っているのだろう...


 私も年に何回か野球場で試合を見ているが、運悪くワンサイドゲームに当たる時はある。 その時は”敗戦処理投手”達に声援を送るとするか...






先日の試合から...
at 2003 02/15 21:47 編集


 プロ野球のキャンプが始まってもう半月。 各地で紅白戦なども始まっている。 カープは先日、タイガースとの練習試合を行った。 若手ばかりのメンバー同士とは言え、これが今年初めての”実戦”になる。 試合の方はカープが負けたが、苫米地投手や朝山選手など今期に飛躍を目指す選手に結果が出ているのは期待が持てる。 金本選手ら主力の退団で弱体化したと言われているカープだが、チームの再建は徐々に進んでいる気がする...


 一方、勝ったタイガースでも若い選手の台頭が目立った。 特に去年から浜中、関本らのホームランが打てる選手が出て来て『90年代タイガース』に蔓延していた”小粒感”を払拭しつつある気がする。 こうして考えて見ると、小粒な打線に一人二人の強打者を混ぜ込んでもやっぱり小粒なのは変わらず、例え時間が掛かっても強打者を自力で育てるしか”強力打線”を作る方法は無いみたいだ...


 ところで、タイガースが強くなるとまた「これでプロ野球の人気が回復する。」なんて言い出す者が現れそうだが、私はそうは思わない。 今は『昭和40年代』とは違う。 サッカーJリーグは各地に根を張り、世界中からスポーツ情報が入って来るのだ。 プロ野球も地域密着路線に変えなくては。 今の状況を放置していれば、いずれプロ野球ファン数の大幅な減少になるだろう。 もっとも、”プロ野球ファン全体におけるジャイアンツやタイガースファンの割合”は変わらないかも知れないが...


 テレビ局や新聞社にとってプロ野球は貴重な存在ではあるが、だからと言ってプロ野球と”心中”する義理は無い。 思うように稼がせてもらえないと考えれば”捨てる”だけさ。 来シーズンから巨人戦の放映権料を半額にしてくれと言われたらどうするのか? カープにとっても他人事では無い...


”登竜門”を泳げぬ鯉

 今日からカープはホームのマツダスタジアムでバファローズとの三連戦です。 交流戦最後のカード、では無く先週の土曜日に仙台でのイーグルス戦が雨で中止になってるのが来週の予備日程で開催......


見逃した試合
at 2003 02/16 23:14 編集


 今日は日南のキャンプ地でカープの紅白戦があった...らしい。 今期の四番打者の座を競う(?)新井選手と前田選手が紅・白チームそれぞれの四番に入ると言う”演出”もあってか、地元・広島にテレビ中継されていたらしいのだが、洗濯や洗い物にいつもの図書館に行っていたりして見逃してしまった。 残念だ、カープファンらしからぬ”失態”かな。 出来ればキャンプ地にでも見に行けたら良いのだが、宮崎は”青春18切符派”には遠い...


 見逃した...と言えばサッカーの『A3マツダチャンピオンズカップ』も見なかったな。 私は特にサッカーのファンでは無いのだが、日本、韓国、中国各国リーグのチャンピオンチームの集まる大会と聞いて興味を持っていた。 ...そう、私は野球でこの様なイベントをやりかたったのだが、またまたサッカー界に大きく先を越されてしまったか。 本当に残念でならない。


 以前から一部のパ・リーグ関係者が提唱している『アジアリーグ構想』もなかなか日の目を見ない。 パ・リーグが来期から1~3位のチームによる『プレーオフ』の導入をする事になったが、将来的には日本、韓国、台湾。中国の各国リーグを勝ち抜いたチームによるプレーオフ、そしてアジアチャンピオンシップが出来れば、東アジア地域はアメリカをしのぐ”野球の本場”になれるかも知れないし...






罪と罰...
at 2003 02/18 23:57 編集


 小学校時代... クラスで教材などの忘れ物が多発し、業を煮やした担任の先生は『忘れ物撲滅の日』を作って、もし忘れ物をした子は翌日の水泳の授業を休ませる...と言う一種の”賭け”を行った。 そして当日、クラスで私一人が忘れ物をしてしまった。 そして本当に翌日の水泳の授業は体調の悪い子と共に見学となった。 後でその話を聞いた私の母は「確かに忘れ物はいけないが、学生には授業を受ける権利がある。 水泳でも何でも授業を受けさせないのは間違っている!」と学校に対し抗議した。 私は正直恥ずかしかったが、今となってはそれが正しかったと思う。 私と言う人格の形成において母の影響は大きいと思える...


 先日から何度か取り上げているミラー選手のドラゴンズ移籍拒否問題は、結局ドラゴンズがミラー選手を旧所属先のマーリンズに戻し、マーリンズ経由でレッドソックスに移籍させる事で終結した。 ドラゴンズ球団側はマーリンズに支払った移籍金を返却してもらうとコメントしていたが、違約金とかの要求はしないのだろうか? ミラー選手の行為から考えるとちょっと生ぬるい気がするが...


 確かに私は先日、ミラー選手を許して浪人する様な事態は避けるべきだとは書いたが、あくまで”野球選手から野球を取り上げる事”だけは止めるべきだと言うだけで、”契約不履行”と言う罪に対しては断固とした処置をとるべきだと考えます。 それが今後の再発防止にもなる訳だし。 アメリカは契約社会で訴訟社会。 マク●ナルドのコーヒーが熱くて火傷したからと裁判になるのだから、今回の”一方的な契約不履行”は十分訴訟沙汰に出来る。


 私は先日、「ミラー選手だって私と同じ弱い人間で決断に迷う事もある。」と書きましたが、正直書いていて情けなくなった。 私が初めてメジャーリーグに興味を持った頃、メジャーリーグはまだ”夢の世界”だった。 そしてメジャーリーガーは強さと優しさを併せ持つ”本当の大人”だと思っていたのに... 今回の様な醜態は見たくなかった。


 今やメジャーリーグは世界中から選手を集め、そして世界中にその情報を発信している。 もはやメジャーリーグは”アメリカ人だけのもの”では無いのだ。 世界中のファンの夢を壊さない様にメジャーリーガーの方々には”大人”として振舞ってもらいたいと願っている。






気になった一本
at 2003 02/19 23:57 編集


 先週、テレビ放送開始50周年記念と称してNHK衛星放送にて名作スポーツドキュメンタリー特集があったが、その中で広島カープに関するものが『江夏の21球』、『19年間休まなかった男』、『もう一度投げたかった』と3つもあった。 「懐かしいなぁ...」と思いながら見ていた。 50年ほどのカープの歴史の中でも色々な事があったのだな。 以前書いた事があるが、チームの歴史を大事に継承して行く為にもチーム名から企業名は外してもらいたいものだが...


 ところで、今回放送された3本の中で『19年間休まなかった男』が気になった...と言っても良かったというのでは無く、物足りないと感じてしまったのだ。 この番組は衣笠選手が連続試合出場世界記録更新の前に放送された物だから仕方無い部分もあるが”その後”を知っている人間としては、出来れば再放送では無く、改めて新作として作って欲しかった。 今こそ必要なのではないかと考えているから。


 私としては記録を達成した事よりも、後にこの記録が破られた事の方が重要だと考えています。 衣笠選手の記録がメジャーリーグのリプケン選手に破られた時、衣笠選手は「まさかこんなに早く破られるなんて思わなかった。 出来れば私が生きている内には破られないで欲しかったのだが...」と言っていたが、実際にアメリカに行き、リプケン選手に会って祝福して帰って来た後は「彼みたいな人に記録を更新されて光栄だ。」と言っていた。 記録が人との出会いをさせてくれたのだ。


 今年もプロ野球では王選手(現ホークス監督)の年間ホームラン55本の日本記録に追いつく選手が出て来るのだろうか。 出来れば出て来て欲しい。 そして新しい記録を祝福し合う嬉しい光景を見せて欲しいと願っています。






日本のプロ野球をナメているのは...
at 2003 02/20 23:25 編集


 プロ野球のキャンプはもう終盤に入ったが、メジャーリーグのキャンプは最近始まったばかりだ...それにしても、予想はしていたが松井選手(ヤンキース)に対する”過剰報道”はすごいものだ。 『すぽると』なんて日本球団のキャンプ報道をしながら、右隅の小さな画面で松井選手を追いかけ続けている。 確かに私も松井選手のメジャーリーグ挑戦に興味はあるが、これはいくらなんでもやり過ぎだと思う...


 話は変わりますが、東京ドームの外野自由席をビニールシートなどを使って大量占拠し、それを旅行会社に転売していた連中が逮捕されたそうだ。 それがヤ●ザ関係者に一部の応援団、一部の球場警備員までが関わっていたと言うのだから何と言っていいのやら... それにしても、先日東京ドーム側が外野席の全席指定席化を発表して賛否両論巻き起こしている今の時期の摘発にはちょっと怪しい...タイミングが良すぎて。






家族の支え
at 2003 02/21 23:55 編集


 四番打者としての活躍を期待されていたマリーンズのローズ選手の突然の退団には驚いてしまった。 まだ年齢的には十分やれると思っていたのだが、プロともなると2年間のブランクは大きいのか...素人の私には分からないレベルの話ではあるが。 私がそれ以上に気になったのが「家族が日本に馴染めなかった。」と言うコメントだ。 日本人なら簡単に”単身赴任”と言う方法を採るかも知れないが、外国の人は家族との生活を重視するからそんな訳にはいかないのかも知れないな...


 私はその話を聞いて先日見た『オールド・ルーキー』と言う映画を思い出した。 映画の中で主人公のジム・モリスは厳しいマイナーリーグ生活につい弱気になり、「給料も安く、家族と離れ離れの生活はもう限界、教職に復帰したい。」と妻に漏らすと、彼女は「あなたがメジャーリーグに昇格する日を子供達は待っている。 諦めないで。」と励ました。 状況が違うのだから安易には一緒に出来ないが、ローズ選手の場合はこの逆の格好になってしまったのかも知れない...


 家族と言えば、週刊誌にまたも「メジャー挑戦する松井選手に不安?」と称して松井選手が未婚である事を不安視する記事が載っていた。 確かに、イチロー選手の活躍に弓子夫人がパートナーとして支えたのは事実だが、だからと言って”妻がいなければ異国で成功できない”みたいな論調には疑問だ。 第一、”先輩”の野茂投手や佐々木投手は妻子を日本に残してアメリカに渡り、最初の一年目は”独身状態”だった訳だし。


 最後に、残念な結果にはなりましたが、ローズ選手の日本での実績自体には何も変わりが無いし、他の何人もの外国人選手同様に日本のプロ野球史に残って行くと思います。






何かベストな方法は...
at 2003 02/22 23:56 編集


 今日の朝日新聞に「今回のパ・リーグのプレーオフ案はシーズン自体の面白さを損なうものであり、こんな決定がファンの意見も聞かずに行われた事は嘆かわしい。」みたいな意見記事があった。 ...私は今回のプレーオフ構想には基本的に賛成です。 もちろん、この記事で指摘されている通り、ゲーム差が開いてしまえば結局Aクラス入り争いも盛り上がらない訳だし。 何より最大の問題は6チームしかない内の3球団がプレーオフに出られるのではシーズン自体の緊張感が失われる事か...


 それでも、やってみれば問題点も浮かび上がって来る。 その上でまた修正して行けば良いのではないだろうか。 ”変化”が求められている中、全く何もしないのが一番いけないと思うし。 私はカープファンとして、セ・リーグの危機感の無さに不安を感じる。 まさかタイガースが優勝争い出来れば全てが解決するなんて思っているとは思えないが...


 長い目で見れば、プロ野球の人気回復に本当に役立つのは「チーム数を増やし、全国に”地元チーム”を作る事。」だと思っている。 そうなれば全国に同じジャイアンツの試合を中継して効率的に設けるマスコミの商売は成立しなくなるが、野球がマイナースポーツに転落する危機は回避できると私は考えています。






オープン戦開始
at 2003 02/23 23:53 編集


 昨日辺りからプロ野球のオープン戦が本格的に始まった。 カープも今日は今年初のオープン戦が行われて、先発ローテーション候補として期待されている河内投手がなかなか好投したらしい。 カープの先発ローテーションは4人目までは計算出来るだけに、後1、2人が出てくれれば面白くなりそうだ。 カープに限らず、どこのチームもこれから本格的にレギュラーを争う競争が激しくなりそうだ...


 話は変わりますが、今朝の『サンデーモーニング』で先日のマリーンズ・ローズ選手の帰国&退団についてボロクソに言っていたのがちょっと気になった。 先日のミラー選手の一件もあるから風当たりが強くなるとは思っていたが... でも、ローズ選手はちゃんと日本にも来てキャンプにも参加し、実戦に入った段階で思う様なプレーが出来ないと感じて退団を決意したのだ。 むしろズルズルと決断を先送りせず、早い段階で見切りを付けた事はむしろ評価したいのだが。 まだ開幕まで一ヶ月。 マリーンズには何とかチームを立て直してパ・リーグを面白くして欲しいものだ。






新四番打者誕生
at 2003 02/25 23:55 編集


 今日のスポーツ新聞(広島版)に「新井、開幕四番確定」の一面見出しがあった。 先日のオープン戦、1点リードされて迎えた9回裏に同点ホームランを打ち込んで首脳陣にアピールし、まだ正式には表明していないものの、新井選手の四番打者起用をほのめかす発言をしているらしい。 金本選手(現タイガース)のFA移籍に伴って空席となった四番打者の座だが、最初は実績のある前田選手が有力視されていたらしいが、足に古傷を抱える前田選手本人が難色を示し、ここに来て進境著しい新井選手が有力になった。


 私は去年、金本選手がフリーエージェント宣言をした時に金本選手に代わる四番打者は新井選手にするべきだと書いたが、どうやら本当に実現しそうな雰囲気になって来た。 前田選手の実績は当然私も知っているが、古傷があるので140試合フル出場は難しいし、”チームの顔”である四番打者には簡単に代走や守備固めは出せないから難しいかな...とは考えていた。 前田、緒方、野村らの選手には無理をさせず、長くプレーしてもらって2007年の広島新球場の開場を迎えさせたい。


 これで今シーズンのスターティングオーダーは...


1・セカンド   東出(福地)
2・ショート   シーツ
3・センター   緒方
4・ファースト  新井
5・レフト    前田
6・サード    野村(栗原)
7・ライト    日替わり(町田、浅井など)
8・キャッチャー 西山(木村)
9・ピッチャー


...みたいな感じになるのかな?多少はシーズン開幕が楽しみになって来た。 カープファンの方々も少しは安心できるのでは。






外観復元
at 2003 02/26 23:57 編集


 何年か前、私は初めて名古屋を旅行した。 明治村や徳川美術館も良かったが、”尾張名古屋は城でもつ”と言う位だから、旅のメインはやっぱり名古屋城にした。 お城の入り口に着くと城の中心である天守閣(正確には”天守”だが)が見える。 本来の建物は太平洋戦争の空襲で焼けてしまい。 現在ある物は戦後、街のシンボルとして再建された物だ。 それにしても本当に大きい... 近くまで寄って見るとその巨大さに圧倒される。 私は入場券を買ってその天守閣に入った...


 中に入ってビックリ。 外観は江戸時代当時の雰囲気を残していたが、中は鉄筋コンクリート造りの”普通の建物”であり、よく見ると何とエレベーターまである。 まあ、”バリアフリー”と言えなくも無いが、やっぱり気分壊れるなぁ... 色々な展示物などもあるけど、この建物全体から”歴史”を感じる事はどうしても出来ない。 正直、「中に入らなければ良かったかな...?」とさえ思ってしまった。


 この名古屋城みたいに、外観は江戸時代の物に似せていても、中身は鉄筋コンクリート造りの郷土歴史資料館になっていると言うお城は全国にあり、昔の城がそのまま残っているのは姫路城、松本城、松山城などごくわずかで、街のシンボルとしてお城の天守閣を再建する時にも昔同様の木造で造られる事はほとんど無かった。 まあ、昔は木造建築の高さを制限する法律などもあってやりたくても出来ないところもあったのだが...


 でも、最近は流れが変わり、木造の天守閣を再現する所も現れた。 私が先日訪ねた掛川城(静岡県)は日本初の木造天守だったし、大洲城(愛媛県)でもやはり木造の天守閣が近々再建されるらしい。 規制緩和で高層の木造建築が造れる様になった事もあるけど、やはり”どこにでもある物を造っても今更注目されない”事が大きいのだろうと思う。 喜ばしい傾向だとは思うが、鉄筋コンクリート造りでクーラーが効いている”今の天守閣”を当たり前だと思っている人たちに”本物”の良さを分かってもらうのは容易では無い...


 昨日、『すぽると』の最後に横浜スタジアムの新しい人工芝が紹介されていた。 ストライプ模様の入った外野フィールドやアンツーカーなど、遠くから撮影した映像を見る限り、メジャーリーグの球場に外観上はそっくりだ。 でも、実際に球場に行って見てみるとやっぱり「人工芝は人工芝だ。」と思うのだろうか。 横浜では新しい球場を造る構想もあるし、”仮住まい”のコストは抑えると言う事だろうか...


 広島では市のドーム球場建設計画に対し、カープ球団などが異議を唱えて、結果的にオープン型天然芝球場になった。 横浜でも新球場を造る時は開閉式ドームなどの天然芝フィールドが導入されると思うが。 そう言えば宮崎にある『サンマリンスタジアム』は総天然芝フィールドだ。 現状では新設される球場は天然芝。 既存の人工芝球場は新型の人工芝に張り替えると言う傾向になっているらしい。 それなら”本物のグラウンド”の時代は既存の球場が全て耐用年数を過ぎるまで到来を待たないといけないのだろうか...






選手を育てるのが上手いチーム(?)
at 2003 02/27 23:58 編集


 先日書いた通り、金本選手FA移籍で空席となったカープの四番打者は若手の新井選手になりそうだ。 ところで、今気が付いたのだがカープはここ数年、FA移籍などで度々四番打者を失いながら、その穴を埋めたのはいずれも自前で育てた生え抜きの選手だ。 これは12球団を見渡しても珍しいケースだと思う。 FAで代わりの選手を獲って来る資金が無いと言えばそれまでだが、主力選手流出の事態を想定して後継の選手を育成出来ている事でもある。


(例・カープ四番打者の変遷)
江藤智(ジャイアンツにFA移籍)⇒前田智徳(故障により長期離脱)⇒金本知憲(タイガースにFA移籍)⇒新井貴浩(新四番に予定)


...と、江藤選手が四番に座って以来、代々自前で育てた生え抜き選手が四番打者を務めて来た。 カープファンの私にとってこれはちょっとした自慢の種であり、他球団ファンの方からも「カープは選手を育てるのが上手い。」と言う評判を聞く。 でもカープにも山本浩二、衣笠祥雄と言う一時代を築いた強打者が引退した後、約10年もの間クリーンアップを任せられる強打者が育たず、「カープの優勝は外国人選手次第。」と言われた時代があった。 この”歴史”に対する反省の上に今の「育てるのが上手い。」と言われるカープがあると思う。


 でも「育てるのが上手い。」と言われても私は本当にそうなのか分からない...と言うのも江藤選手や前田選手ら”大成”した選手の陰に何人もの”大成”出来なかった選手がいるから。 江藤選手を例に取ると、同期入団で千代丸選手、森重選手と言う”クリーンアップ候補”がいたが、彼らは既に引退している。 ドラフト会議翌日の新聞を見ると毎年一人は”強打者タイプ”の選手が入団しているが、成功するのはごく一部。 この”カープ式”は、手間も時間も掛かるけど、やろうと思えばどのチームでも出来る方法ではないだろうか。


 この2月、ドラゴンズのミラー選手来日拒否問題、マリーンズのロース選手退団問題と続いたが、両チームに共通するのは”長年、強打者タイプが不在で外国人選手頼み”と言う点ではないだろうか。 別に四番打者が日本人である必要は無いが、毎年の様に四番打者が代わり、アメリカ的に言えば”ルーキー”である選手にいつもチームの命運が掛かると言うのは...


 でもドラゴンズ、マリーンズ共に数年前から強打者タイプの”クリーンアップ候補”を毎年ドラフトで獲得して育てている。 近いうちに彼らによって打線の大型化が進んで行くと思っています...






今日は図書館休館日
at 2003 02/28 18:15 編集


 早くも2月最終日。 プロ野球のキャンプも大半は終了して、これから各地でオープン戦が盛んになるだろう。 私も地元・広島開催の試合を1試合は見てみたいところだ。 滅多に見られないパ・リーグ球団との試合が良いか。 やっぱり交流試合をやるべきだと思うのだが。 特に今のプロ野球は1リーグ6球団しか無く新鮮味に欠けるから... まあ、今の日本球界...いやテレビ局の連中は”多彩な対戦カード”より『巨人・阪神戦』を多く中継できた方がゼニになると思っているのかも知れないが...


 ところで、昨日福岡ドームでホークスの紅白戦を開催したところ、有料だったにもかかわらず球場が超満員になったそうだ。 こんなニュースを聞くと”プロ野球の危機”なんて嘘の様に聞こえて来る。 来年札幌に移転するファイターズも是非成功して欲しいものだが。 それにしても、地方にはまだプロ野球を求めるところはあると思うのだが... 他の”プロ野球空白地”にも進出してみてはどうだろうか? 既存のチームが行っても良いし、いっそ球団を新設したって良い。 パ・リーグが8球団あったって良いと思うが。 プレーオフをやるんだから尚更そう思う...


 話は変わるが、ヤンキースの松井選手がオープン戦でいきなりホームランを打ったらしい。 慣れない環境での調整遅れが心配されていたが、とりあえずの結果が出たから安心して調整できるでしょう。 本当に良かった。

 ...以上です。
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