カープＢＯＭ２００４年８月（８）

”ツネオ”辞任の波紋（前編）
at 2004 08/14 22:58 編集


　ジャイアンツの渡辺オーナーが突然辞任して各方面に波紋を呼んでいる。　図書館に行って新聞各紙を調べたが、どこも一面で大きく扱っている。　ただ、辞任の理由がジャイアンツ入団が内定していた一場投手（明治大学）への裏金授受が発覚した事となっている為、プロ野球再編の問題から急にドラフトでの裏金問題に焦点が移ってしまい、情報が錯綜して私も混乱している。　今日はこの裏金の事に焦点を絞って書きます．．．


　ドラフトに逆指名と言う実質上の自由競争が持ち込まれて１０年経ち、有力選手からの逆指名を得ようと選手の関係者の金がばら撒かれる悪習が定着してしまった。　今回の一場投手を巡っては、複数の球団が激しい争奪戦を繰り広げたと聞きました。　一場投手の周囲にも（ジャイアンツ以外の球団を含め）裏金を受け取っている人間がいるはずなのに、一場投手本人だけが矢表に立たされ、選手生命に危機に見舞われているのだから私もやり切れない気持ちになる。　逆指名を導入しても結局は選手自身の意思で希望している球団には行けない。　プロに入れば周囲の関係者に謝礼を出さないといけないなんて言う”縦社会”的な感覚を改めないとプロ野球に”職業選択の自由”なんて実現出来そうに無い．．．


　そもそもこんな問題はプロ野球が自前で人材を育てず、人材育成をアマチュア球界に”丸投げ”して数少ない有力選手を札束で奪い合うから起こるのだ。　プロ球団が傘下の社会人クラブチームを創設したり、サッカーに倣ってユースチームやジュニアチームを設立して地元地域の人材を育てるべきだと思います。　そうすれば地元出身の優秀な選手を他球団に取られる事も無いはずなのですが．．．　初期投資こそ掛かりますが、長期的には少ない資金で優秀な人材を得られます。


　そう言えば、今回の『一リーグ構想』に関して推進派は『三軍制』を提唱しているが、これはプロ野球チームが傘下に社会人チームを置くと言うものだと思いますが、その提唱者でもある西武グループは『プリンスホテル野球部』という、今回の”三軍”に極めて近い事を実際にやっていましたが、不況で維持出来なくなって既に廃部にしているはず。　選手の身分をアマチュアにするのかプロ契約にするのかも含め、どの程度の成算を持って三軍制を提唱しているのか？単に選手達の雇用不安をごまかす為の詭弁としか現状では思えません．．．

自宅替わりにネットカフェ

今朝、夜勤明けに五日市駅前のネットカフェ・快活クラブに行って来ました。自宅のネット接続が使えないのでネットを使う筈が、ＢＳ放送が見られるので、ついいつもの朝ドラマなどを見てマ......

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”ツネオ”辞任の波紋（後編）
at 2004 08/16 22:56 編集


　今日は広島の街に出向いて来た。　『全国の城写真展』なる特別展示をやっている広島城に立ち寄ったが、平日なのに異様に人が多い。　そう言えばまだ盆休みだったのか。　まるで平日の様な休日と言うべきか、それとも休日の様な平日と言うべきか．．．？　とにかく私は天守閣に登り、最上階の展望台から広島の”城下町”を飽きずに眺めながら頭の中で謀（はかりごと）を巡らせる．．．


　午前中、家を出る前に『朝まで生テレビ』のプロ野球特集のビデオを遅まきながら見た。　元々明確な答えが出ると期待してはいなかったが、議論が盛りあがっていると司会者が突然話を変えてしまうので核心を突いた答えが出て来ないままになってしまう。　３時間の番組をテーマ毎に分け、話題を絞って議論すれば３時間でそれなりの”答え”が出せたのではないかなと思っていた。　それでも３時間が短く感じられる程で内容はあったと思います．．．


　番組の中で私が興味を持ったのはアメリカでのプロ野球（メジャーリーグ）のテレビ中継に関する話題だった。　アメリカではメジャーリーグの試合を全国中継する事は珍しく、仮に全国中継したとしても地域によって視聴率に大きな隔たりがあるみたいだ。　それを考えるとジャイアンツ戦中継のテレビ放映権料を巡って紛糾している事自体が馬鹿馬鹿しくなって来る。　極論言えば、私は民放各局が申し合わせ、一斉にジャイアンツ戦の全国中継を止めてしまえば良いと考えています。


　選手会は完全ウェーバー式のドラフト制度導入などによる戦力の実現を訴えていたが、ほとんどの球団がジャイアンツ戦のテレビ放映権料を当てにしている有様では、球団側もジャイアンツが突出して強くなる事をある意味では歓迎しているのではないかと感じます。　やっぱり一度壊して創り直すしか無いのかも知れないが．．．

　．．．以上です。