山は動いて...
at 2002 11/01 22:55 編集
今朝、テレビを見ていたらジャイアンツの松井選手のメジャーリーグ移籍の記者会見をやっていた。 私としては「そう...やっぱり行くのか。」としか言えないが、行くと決めた以上、向こうで大活躍し、そしていつかまた日本に帰って来て欲しいと思っている。 日本野球の危機が叫ばれているが、私は日本の野球を救いたいと思っている人こそアメリカに行って欲しいと考えている。 できれば、次のアテネオリンピック日本代表として再会できれば良いのだが... 時代は大きく動いている。 もはや”巨人の四番”は頂点では無くなったのだと改めて思わされた一日だった。
主砲の抜けた穴は...
at 2002 11/03 22:43 編集
ジャイアンツの松井選手がフリーエージェント権を行使してメジャーリーグへ移籍すると発表してから三日ほど経った。 新聞各紙をチェックしてみると、安定した地位を捨てて新天地に賭ける勇気を賞賛する一方で、日本野球の空洞化を懸念し、改革の必要性を説く記事が多かった。 書かれている通りセ・リーグ5球団が経営面で”巨人戦”に依存しているのは事実だが、それはマスコミだって同じだからな...
日本テレビの社長は以前から松井選手が抜ければ巨人戦テレビ中継の視聴率が落ちるとスポーツ紙などに発言していたが、今回もやはりそんな趣旨の発言をしていた。 確かに事実かも知れないけど、そんな言葉がプロ野球から”夢”というものを奪っていると思うのだが。 そして夢を求めてアメリカへ行くのだ。 「俺はテレビ屋の為に野球をやっているんじゃ無いぞ!!」と... また勝手に想像して書いてしまった。
そう言えばジャイアンツは今回の松井選手移籍を受けて、当初静観していたFA選手の獲得に参入するらしいが、”四番候補”ならチーム内に何人もいるはずなのだが? ドラフトでも即戦力投手を獲得する予定だし。 今のチームでも十分勝てるはずだが... 何か”話題性”が無いとテレビの視聴率が下がると思っているのだろう。 こんな事やっていると、また”歴史は繰り返される”と思うのだが...
珍しく野球以外の話を...
at 2002 11/04 13:49 編集
最近、広島のテレビを見ていると、「サンフィレッチェを応援しよう!」とか「●●はサンフィレッチェ広島を応援しています。」みたいなCM(?)が放送されている。 初年度からJリーグに参加しているサンフィレッチェ広島だが、一度前期優勝した以外はほとんど低迷しており、毎年J2降格を何とか回避するのがやっとだったが、今年はちょっと厳しいな...
ただ、「なぜ今になって騒ぐのやら...」と私は思ってしまうが。 J2降格の危機が現実的な事として近付いて来た今まで大して話題にもならなかった事の方が問題で、地元を挙げてバックアップするのなら普段からやらないと意味が無いのでは...? 前々から空席の目立つスタンドが気になっていたが、仮にJ2に落ちたとして、今の熱気の無い地元の状態では這い上がるのは難しいと危惧している...
熱しやすく冷めやすい広島人とは言え、落差の大きさを感じてしまう。 何もサッカーだけでなく、野球にしても熱心なファンはいるのだが、やはり球場には空席が目立ち一部のマスコミから「巨人戦の収益に依存して、まともな集客努力をしていない。」と批判されている。 本当にそうだが、私はカープの歴史を調べて行く内に”覚めている広島ファン”の理由が一部分かった気がしてます。 考えがまとまったらここで書いてみる予定です。
それにしても、先日J1昇格を決めた大分トリニータのニュースを見ていたが、地元は盛り上がっていたなあ... もう一つのJ1昇格枠をセレッソ大阪と争っているアルビレックス新潟も、今回J2落ちが決まったコンサドーレ札幌も、今年からJ1に昇格しているベガルタ仙台にしても...
いずれもプロ野球が「採算が取れない。」と見捨てたり、無視したりして来た土地でこんなにプロスポーツが盛り上がっている。 野球が盛んなこの国だ、今まででもやれば出来たのだろうな... それを考えるとジャイアンツの松井選手がメジャーリーグに移籍して野球人気が落ちると騒いでいるなんて馬鹿馬鹿しい。 そもそも(テレビ局の商売の為に)日本中にジャイアンツやタイガースを押し付けている事が間違いだっただけ...
シーズンオフの一日
at 2002 11/05 23:34 編集
今日は用事で広島市内へ出掛けた。 市民球場の前を通ると、先週同様に正面入り口が空いている。 恐らく、若手選手の契約更改が続いているのだろう。 先週と違うのは、待っているファンの姿を見掛けない事か。 それにしても飾り付けが全く無くなり、シーズン中の雰囲気のカケラも無いとは寂しいものだな...
市民球場から通りを挟んで向かいにサンフィレッチェ広島のグッズ&チケットショップである『サンフィレッチェ・V-POINT』があるのだが、立ち寄ってみると一見目立つ場所の割に人の流れからずれているのか、客はほとんどいない。 カープの方の『ギャラリー・カルピオ』もオフの間も開いている事だけはありがたいが、やっぱりあの場所では... どちらも、何とかして人の集まる場所に移してもらいたいものだ。
国際試合
at 2002 11/06 23:32 編集
ニュースで見たが、今度の日米野球に参加する選手が来日したそうだ。 スーパースター達の顔ぶれを見るとワクワクするが、ポストシーズンに出ていた選手はともかく、既に一月近くも実戦から遠ざかっている選手もいるし、本当の意味での”真剣勝負”とは言えない。 この事は前から言われてはいたのだが、今年は特にサッカーの影響で”本当の国際試合”と言うものを知ってしまっただけに...
先日の『サンデーモーニング』で張本さんが「メジャーリーグに行かなくたって日米野球があるのだから...」と言っていたが、昔はそれで済んだかも知れないが、今は”本物”でなくては... 同時期にサッカーの強豪・アルゼンチン代表と、我が日本代表との試合の話題も入って来ているが、この”差”をいつかは追い付いて行かなくては...
とにかく、メジャーリーグ代表の選手達はプロだから試合では全力を尽くしてすごいプレーを見せてくれるだろう。 休日は...秋葉原電気街でも東京ディズニーシー(TDLはとにかく、TDSはアメリカには無い)でも好きな所で楽しんでください...
ついに10000ヒット
at 2002 11/07 22:43 編集
4月1日、前のホームページからプロ野球の開幕に合わせてここへ移転して来てから半年ちょっと... ついにヒット数10000に到達しました。 「戦うカープファンの過激なプロ野球サイト」と銘打ったマニアックなホームページにも関わらず、こんなにも多くの人に来ていただいて本当にありがとうございます。 今後もやっぱり過激にやって行くつもりですが、10000ヒット記念に何か企画を探しています。
今日の新聞各紙を見てみると、高校野球連盟の牧野会長勇退のニュースが載っていたが、高校野球の大会を主催する朝日と毎日が際立って多くの紙面を割いてこの話題を扱っていたのには思わず苦笑い... 確かに高校野球の改革をしていたのは事実だが、連投禁止などのルールも抜け道が多いし。 社会人野球はプロとの交流を進める等、危機感を持って改革を続けている。 高校野球だけが安泰でいられるはずは無い...
最後に、昨日の『ニュースステーション』でやっていたマイナーリーグ&栗山秀樹氏の野球場の特集は良かった。 ああ言うものが日本の野球再生に繋がるのかも知れない。 私も資金があったらあんなグラウンドを造ってみたいと思えてしまう。 現役のプロ野球選手も、”●●記念館”より”●●球場”を地元に造って提供した方が地元の尊敬を集めるのでは...
10000ヒット記念の日に、とりとめの無い日記になってしまったか...
すごいメンバー
at 2002 11/08 16:47 編集
昨日、プロ野球の東西対抗戦が行われたそうだ。 私は東西対抗戦なんて既に過去の遺物で、権威も何もあったものではないと思っていたが、昨日のは出身地別のチーム分けで、チームメイト同士の対戦もあったみたいで、話を聞くと面白そうだと思った。 こう言う新鮮な気分で見られる企画は良い。 前々からセ・パ交流試合を求める声が多いのを見ても分かる通りで、プロ野球には新しい刺激が必要なのだ。
話は変わるが、昨日のテレビ番組にタイガースの星野監督が出演して、タイガースの事や注目を集めているオフの大補強について話されていた。 星野さんも色々と考えがあるのだろうとは思うが、ジャイアンツのFA補強参入を批判するのは筋違いでしょう。 他チームの四番打者三人も獲るのはタイガースにとっても過剰で意味が無い。 金本選手獲得がほぼ決まり、四番打者を定められたところで目的は達している。 いい加減、マスコミを喜ばせるのは止めて足元を固めるべきでしょう。
呉越同舟
at 2002 11/09 22:53 編集
今日も図書館にあったデイ●ースポーツを読んだ。 相も変わらずタイガースネタ中心の中で、私は6ページ目くらいにあった小さな記事が目にとまった。 何でもジャイアンツの渡辺オーナーが”三軍”の創設を提唱し、練習生などの選手の受け皿とし、社会人野球が衰退している現状の中で若い選手の野球離れを防ぐそうだ。 その為にコミッショナーや両リーグ会長に1チーム70人と言う選手枠の廃止を訴えて行くそうだ...
あの渡辺オーナーもたまにはまともな事を言うものだと関心したが、この案を実現するには難問も多い。 この案に現在賛同しているのはホークスだけらしいが、私の予想ではカープは70人枠が廃止されたとしても大幅に選手を増やすとは思えない。 第一、彼らの給料は誰が払うのかと言う問題があるし、それにカープの三軍の試合を見に来る客が採算が取れるほど来るのだろうか...?
だからカープに限らずほとんどのチームは渡辺オーナーの言う”三軍”はやらないでしょう。 読売にはそれだけの金銭的余裕があるのだろうけど... ちなみに、現在の野球界ではルーキーの育成や故障者のリハビリを行う、違う意味での”三軍”は多くのチームが採用していて、今年引退したカープの山内投手もその三軍のコーチになるらしい。
私の持論として『日本版マイナーリーグ構想』があるが、以前書いた”第3版”では二軍の下に”三軍”があって、一軍チームの傘下だが独立経営の地域密着型社会人クラブチームであり、選手はアマチュア契約、他の仕事との掛け持ちにすると書きましたが、これも私が夢の無い現実主義者で、お金の問題と集客の問題を無くしては語れないと思ってしまうのだ...
とにかく、私も”三軍制”を提唱しているのには変わり無いし、ここは渡辺オーナーに頑張ってもらって70人枠の廃止をしてもらいたいものだ。 私にしては珍しく渡辺オーナーと気が合ってしまった...
空想野球小説~ 200X年・夏 近江八幡
at 2002 11/10 20:56 編集
私は夏休みを利用して滋賀県の近江八幡市へとやって来た。 いつもの様に大阪のカプセルホテルで一泊し、早朝の新快速に乗り込んで一時間ほどで着いた。 近江八幡には新幹線の駅も出来ているのだが、私は『青春18切符』で旅しているのだから関係無い。 午前中は安土へ行って来た。 歴史好き&織田信長ファンの私だが、何故か今まで来てなかったから。 そして午後からの予定は野球観戦だ...
200X年のオフ、ついにプロ野球ファンの恐れていた事が起こった。 出口の見えない不況の中、パ・リーグ某チームの親会社がリストラ策の一環としてチームへの資金投入を打ち切ると表明したのだ。 チームは新しいスポンサーを探したが見つからず、選手の給料やリーグへの加盟金、各種税金などの支払いが困難になり、チームはセ・リーグ某球団に吸収合併される事となった。 程なくして別のパ・リーグ球団も同様の事態に陥り、日本プロ野球はついに10チームによる『1リーグ制』へとなってしまった...
安土から近江八幡へ向かう電車の中、私はスポーツ新聞を読んでいた。 プロ野球の順位表を見るとジャイアンツが首位を走っている。 このまま行けば前期に続いて後期もジャイアンツの優勝だろう。 何せリーグが1つしか無いので、日本シリーズは前・後期の優勝チームが対戦するのだが、去年はジャイアンツが前・後期ともに制して”完全優勝”したので日本シリーズは中止になった。 戦力の均衡を求めるファンの意見を無視するから...
数年前、ジャイアンツ戦しか放送しない野球中継のテレビ視聴率が低下の一途をたどっていた時に多様な対戦カードを実現すべくセ・パ交流試合の導入が議論されたのだが実現せず、そして今、10球団による多彩な対戦カードが組まれているがテレビ視聴率は...最初は物珍しかったのだが、1年も経たずに飽きられてしまったらしい。
事ある毎に1リーグ制の可能性を書き立てていた週刊誌の連中はこれで納得できたのだろうか...? 私はセ・リーグの広島カープのファンだが、パ・リーグのあった頃が懐かしくて懐かしくて仕方が無い。 テレビ中継も少なかったし、スポーツ紙での扱いも小さかったが、こうして失ってみると、その存在の大きさを痛感せずにはいられないのだ...
先程、パ・リーグの2球団がセ・リーグ球団に吸収合併されたと言ったが、チームそのものは形を変えて存在している。 吸収合併と言ったって新しいチームに移れるのは一部のスター選手だけだ。 残った選手達は熱心なファン達と地元チームを求める地域の人達の支援を受けて社会人野球チームを結成した。 その一つが近江八幡市に本拠地を置く『近江レイカーズ』だ。 そう、今から私が見に行くチーム...
今日の試合はレイカーズと地元・滋賀県の社会人チームとの対戦だ。 私は一塁側スタンドに座りレイカーズを応援した。 試合は接線になったが最後はレイカーズが競り勝った。 流石に元プロ、地力はあるのだな... 試合終了後、スタンド出口でレイカーズのプロ野球加盟、そしてパシフィック・リーグの復活を求める署名運動をやっていたので、早速署名と募金をした。 残念ながら私は余裕が無くて3000円しか出せないのだが...
パシフィック・リーグを復活、繁栄させ、プロ野球を面白くしなくてはならない。 全ての野球好きの為にも... そうつぶやきながら私は電車に乗り込む。 もう遅くなった。 大阪にもう一泊し、明日広島へ帰ろう...
噂を信じちゃいけない...けど
at 2002 11/11 04:21 編集
スポーツニュースで見ただけだが、昨日の日米野球ではジャイアンツの上原投手が素晴らしいピッチングを披露し、B・ボンズ選手やJ・ジアンビー選手らの強打者からも三振を奪ったらしい。 ジャイアンツ入団当時からメジャーリーグへの憧れを口にしていたが、昨日の試合でアメリカでも十分に通用する事を証明したのかも知れないな...
ところで、上原投手と言えば先週発売の某週刊誌で「ジャイアンツはメジャー志向の強い上原投手を説得する為に、一軍に5年いればメジャーリーグにポスティング移籍させると約束しており、今ドラフトで即戦力と言われている木佐貫、久保・両投手を獲得したのも上原投手メジャー移籍に備えてのものだ。」みたいな事が書かれていた。 妙に説得力がある記事だが...
別の週刊誌ではパ・リーグの一部球団が早い時期でのポスティング移籍をエサに有力選手から逆指名を取り付けていると言う記事があり、更に「パ・リーグ球団の立場も分かる。 逆指名の為に有力選手は来てくれず、無名から育てた選手はFAで取られるのでは...」みたいに書かれていた。 逆指名の導入から10年近い...何かがおかしくなっている。
これとは関係無いが、先日の日本シリーズ初戦にライオンズが故障明けの松坂投手を起用した事に対し、実はライオンズの堤オーナーの命令で仕方無くそうしたのだと言う噂を聞いた。 そう言えばライオンズは松坂投手を説得して入団させる為に
①オリンピックに参加させる②日本シリーズ初戦に先発させる...と約束したのではなかっただろうか。 あくまで噂だが。
昔のドラフトにも問題が無かった訳では無いが、今はあまりにもアマチュア選手サイドの力が強過ぎるのでは...? 中村(紀)選手みたいにプロでの実績が抜群の選手なら話も分かるが。
両刃の刃
at 2002 11/12 16:51 編集
昨日、タイガースの桧山選手がFA宣言したらしい。 つい最近「FAを行使せず残留する意向。」だと報道されていたのだが... 話を聞いていて、先にFA宣言したカープの金本選手の事を思い出してしまう。 人間は感情の動物、一度感情的にこじれてしまうと、修復するのは大変だから。 以前、私は金本選手にFA宣言させようと報道攻勢をかけた関西マスコミを批判したが、これには生え抜き選手の心情も逆撫でする”副作用”もあったらしい。 私個人的には桧山選手に提示された3年4億5000万円と言う金額はそれ程安いとは思えないのだが... 盛んに報道されていたFA選手への大盤振る舞いが目に入ったのだろう。 関西マスコミもこれに懲りて...は無理か。 彼らは今回のタイガースの不幸もまたメシの種にする、それが商売、お仕事なのだから...
話は変わるが、ネット上のニュースを見ていて興味深いネタがあったので申し訳無いですがちょっとお借りいたします...
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無安打イチロー、敵は人工芝… (夕刊フジ)
2002 年 11月 11日
“人工芝シリーズ”では力が出ない? マリナーズ・イチローの凱旋(がいせん)第1戦は4打数ノーヒット。日ごろは「よく電話で話しているんです」と、メジャー指南役を務めている巨人・上原に封じられた。
最高1万4000円の入場料を払って集まった5万5000人のファンはガックリ。試合後のイチローは「声援は温かかったですよ。冷たい声援だったら、2年ぶりに帰ってきた意味がないじゃないですか」と、悔しそうな様子はなかった。
イチローは開幕前から、「1カ月も体を動かしていなくてプレーするというのは、僕にとって初めての挑戦。だから楽しみにしています」と、独特の言い回しで予防線を張っていた。無安打スタートは、“予告”されたものだったのだ。
今年の日米野球は東京、福岡、大阪、札幌とドーム球場を転戦。8試合すべて人工芝の球場で開催される。その中で東京ドームは、デビルレイズが使用する新型の人工芝、フィールドターフに張り替えたばかり。他の3球場に比べ、まだ足腰に優しいグラウンド。
しかし、「タンパ(デ軍)と同じ、というのは誇張があるような気がします。タンパの人工芝はもっと長くて、滑りがいい。ここではハードなプレーは無理でしょうね」とイチロー。状況の悪くなる他のドームで、思い切った守備を期待するのは難しい。
メジャーリーグ選手会も、人工芝での8連戦による選手の負担を不安視。マリナーズとジャイアンツから、日本人トレーナーを派遣させたほどだ。マ軍の江川靖トレーナーは、「そりゃもちろん足腰へのダメージは大きい。これから出てくるでしょう」と懸念する。
イチローは、「いつまでもこういう形じゃなくてもいいでしょう。場所を変えたり、日本のチームがアメリカに行くのもいいんじゃないですか」と、ドームツアーが定番化している日米野球の構造改革を提案した。
主催者側は、メジャーリーガーに高額なギャラと超一流ホテルという最高の環境を用意。しかし、本当に迫力あるプレーを引き出すための“環境”は、宿舎や食事ではなく、グラウンドなのだ。
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言われてみれば今回の日米野球は”空中戦”が多い印象だが、こう言う事情もあったのだろうか...? 表面上は紳士としてにこやかに振舞っているメジャーリーグ代表だが、本音としては今回の”4大ドームツアー”による足腰への負担を考えて不満タラタラなのかも知れない。 イチロー選手は”日本人メジャーリーガー”と言う、しがらみの無い特殊な立場なので自由に発言できるのかも知れない。 私としては「よくぞ言ってくれました。」と言う気持ちだ。 日本野球の為にも本当の気持ちを語って欲しいと思っています。 そう言えばイチロー選手は最初の試合、読売ジャイアンツとの親善試合を地元の子供と約束していた野球教室を優先してキャンセルしていたな... 色々と思うところもあるのだろう。
社会人野球の実力は?
at 2002 11/13 23:37 編集
マスコミでの扱いが小さく情報が少ない中、キューバで行われている野球のインターコンチネンタルカップの話題を楽しみに見ている。 今のところ順調に勝っているみたいで、その中でもベイスターズ・古木選手がシーズン終盤の勢いそのままで大活躍しているそうだ。 別にカープじゃなくても若い選手が伸びているのを見るのは楽しいものだ。 タイガースの濱中選手にも活躍してもらいたいところだ。
ところで私が気になったのは、唯一負けたキューバ戦の先発投手がアマチュアで、その後の格下チーム相手の先発がプロの投手なのは納得行かない。 ちなみに、その打たれてしまった内海投手(東京ガス...だったかな)は、高校時代にカープも一位指名を検討していた逸材だったのだが... 学生時代に注目され、特定球団に入る為に社会人入りしたが伸び悩み、プロでもパッとしなかった投手達の”系譜”にハマりそうで心配だ...
そう言えば最近、社会人野球から”逸材”が出ないな... 今日の新聞にドラフト指名選手の予想が載っていたが、12球団の4順目までの中で社会人の選手は3人だけだった。 いくら”松坂世代”で大学生に好素材が多いと言っても... 学生時代に目立たず、社会人入りしてから急速に伸びて社会人野球ファン以外にも名を轟かす大物の名前を聞かなくなって久しい。 野茂、与田、潮崎、佐々岡投手らの活躍を知る世代としては寂しくなったものだと思う...
以前、カープの二軍チームが広島の社会人チームの大会に出場したがあっさりと負けてしまった。 最近は他のチームのファームと社会人チームとの練習試合もよく行われているのだが、いずれもいい勝負をしているらしく、実力はあるみたいなのだが、突出した人材を育てる能力が無いのか、優れた素材が入って来ないのか...謎だ。
この不況の中でチームの廃部が相次ぎ、存続したチームも海外遠征どころか思うように実戦経験を積ませる事自体も困難なのかも知れないな。 海外には社会人野球は存在しないから、社会人の国際大会も無いし... 私も『日本版マイナーリーグ構想』を提唱しているが、国際試合のあり方や社会人野球のあり方をいずれは考えないといけないのかも知れない。
寂しくなるなあ...
at 2002 11/14 23:35 編集
カープ、いや元・カープの金本選手がタイガースとのFA交渉を行ったそうだ。 まだ正式には決まっていないが、決まるのは時間の問題だろう。 大阪に行っても頑張って欲しいものだ。 私が以前住んでいたからでもないが、大阪はとても良いところで、少なくとも私が出会った人はいい人ばかりだった。 金本選手には大阪を広島、仙台に続く”第三の故郷”にしてもらいたい。 そして、いつか広島に帰り、広島の野球界に貢献してくれれば嬉しいです。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn02111335.html
話は変わるが、上のアドレスにある記事の通り、広島市最大の繁華街である『本通商店街』でカープ選手の名前を見本として展示している”名物おじさん”の露店が出店場所が無くなってピンチらしい。 私の子供時代からやっている店で、寂しいものだ。 何とか店が続けられる様に計らって欲しいが... 前にカープの公式グッズショップ『ギャラリー・カルピオ』が人の流れから外れた寂しい場所にある事を書いたが、出来ればこの本通商店街に移転し、この露店もそこで続けさせてくれれば良いのだが... これによって、街を挙げてカープを支援する体制を作っていければ。
これも財産
at 2002 11/15 23:43 編集
昨日のNHK『にんげんドキュメント』でマリーンズの黒木投手の事を取り上げていたな。 エースとしての責任感から、故障に気付きながらも隠して投げ続け、その結果選手生命の危機とも言える大きな故障をし、現在は復帰を目指して必死のリハビリ&トレーニングをしている様子が紹介されていた。 私も彼が故障で長く戦列を離れていたのは知っていたが、ここまで大変なものだったとは...
黒木投手は”プロ野球ファン”の間では知らない人のいないほど有名な選手になっているのだが、この番組を見ていて私も知らなかった事があまりにも多かったので驚いてしまった。 私は彼がプロのマウンドで見せているキャラクターが本来のものだと思い込んでいたが、高校時代までは弱気になって打たれてしまう性格でプロからも声が掛からず、社会人時代の恩師や先輩の影響で今の黒木投手が形成されていったのだと番組で紹介されていた。
それにしても、毎日新聞はオリンピックの”ドリームチーム構想”について社会人野球の衰退になると批判し、野球界における社会人野球の存在の重要性を何度も訴えて来たが、それよりもTBSテレビでこんな良質のドキュメンタリーを作った方が余程意味があるのでは。 もちろん、この番組では社会人野球が必要なのだと一言も言ってはいないが、社会人野球が存在していなければ黒木投手の野球人生は高校で終わっていたのだと雄弁に語っているのだから...
at 2002 11/01 22:55 編集
今朝、テレビを見ていたらジャイアンツの松井選手のメジャーリーグ移籍の記者会見をやっていた。 私としては「そう...やっぱり行くのか。」としか言えないが、行くと決めた以上、向こうで大活躍し、そしていつかまた日本に帰って来て欲しいと思っている。 日本野球の危機が叫ばれているが、私は日本の野球を救いたいと思っている人こそアメリカに行って欲しいと考えている。 できれば、次のアテネオリンピック日本代表として再会できれば良いのだが... 時代は大きく動いている。 もはや”巨人の四番”は頂点では無くなったのだと改めて思わされた一日だった。
主砲の抜けた穴は...
at 2002 11/03 22:43 編集
ジャイアンツの松井選手がフリーエージェント権を行使してメジャーリーグへ移籍すると発表してから三日ほど経った。 新聞各紙をチェックしてみると、安定した地位を捨てて新天地に賭ける勇気を賞賛する一方で、日本野球の空洞化を懸念し、改革の必要性を説く記事が多かった。 書かれている通りセ・リーグ5球団が経営面で”巨人戦”に依存しているのは事実だが、それはマスコミだって同じだからな...
日本テレビの社長は以前から松井選手が抜ければ巨人戦テレビ中継の視聴率が落ちるとスポーツ紙などに発言していたが、今回もやはりそんな趣旨の発言をしていた。 確かに事実かも知れないけど、そんな言葉がプロ野球から”夢”というものを奪っていると思うのだが。 そして夢を求めてアメリカへ行くのだ。 「俺はテレビ屋の為に野球をやっているんじゃ無いぞ!!」と... また勝手に想像して書いてしまった。
そう言えばジャイアンツは今回の松井選手移籍を受けて、当初静観していたFA選手の獲得に参入するらしいが、”四番候補”ならチーム内に何人もいるはずなのだが? ドラフトでも即戦力投手を獲得する予定だし。 今のチームでも十分勝てるはずだが... 何か”話題性”が無いとテレビの視聴率が下がると思っているのだろう。 こんな事やっていると、また”歴史は繰り返される”と思うのだが...
珍しく野球以外の話を...
at 2002 11/04 13:49 編集
最近、広島のテレビを見ていると、「サンフィレッチェを応援しよう!」とか「●●はサンフィレッチェ広島を応援しています。」みたいなCM(?)が放送されている。 初年度からJリーグに参加しているサンフィレッチェ広島だが、一度前期優勝した以外はほとんど低迷しており、毎年J2降格を何とか回避するのがやっとだったが、今年はちょっと厳しいな...
ただ、「なぜ今になって騒ぐのやら...」と私は思ってしまうが。 J2降格の危機が現実的な事として近付いて来た今まで大して話題にもならなかった事の方が問題で、地元を挙げてバックアップするのなら普段からやらないと意味が無いのでは...? 前々から空席の目立つスタンドが気になっていたが、仮にJ2に落ちたとして、今の熱気の無い地元の状態では這い上がるのは難しいと危惧している...
熱しやすく冷めやすい広島人とは言え、落差の大きさを感じてしまう。 何もサッカーだけでなく、野球にしても熱心なファンはいるのだが、やはり球場には空席が目立ち一部のマスコミから「巨人戦の収益に依存して、まともな集客努力をしていない。」と批判されている。 本当にそうだが、私はカープの歴史を調べて行く内に”覚めている広島ファン”の理由が一部分かった気がしてます。 考えがまとまったらここで書いてみる予定です。
それにしても、先日J1昇格を決めた大分トリニータのニュースを見ていたが、地元は盛り上がっていたなあ... もう一つのJ1昇格枠をセレッソ大阪と争っているアルビレックス新潟も、今回J2落ちが決まったコンサドーレ札幌も、今年からJ1に昇格しているベガルタ仙台にしても...
いずれもプロ野球が「採算が取れない。」と見捨てたり、無視したりして来た土地でこんなにプロスポーツが盛り上がっている。 野球が盛んなこの国だ、今まででもやれば出来たのだろうな... それを考えるとジャイアンツの松井選手がメジャーリーグに移籍して野球人気が落ちると騒いでいるなんて馬鹿馬鹿しい。 そもそも(テレビ局の商売の為に)日本中にジャイアンツやタイガースを押し付けている事が間違いだっただけ...
シーズンオフの一日
at 2002 11/05 23:34 編集
今日は用事で広島市内へ出掛けた。 市民球場の前を通ると、先週同様に正面入り口が空いている。 恐らく、若手選手の契約更改が続いているのだろう。 先週と違うのは、待っているファンの姿を見掛けない事か。 それにしても飾り付けが全く無くなり、シーズン中の雰囲気のカケラも無いとは寂しいものだな...
市民球場から通りを挟んで向かいにサンフィレッチェ広島のグッズ&チケットショップである『サンフィレッチェ・V-POINT』があるのだが、立ち寄ってみると一見目立つ場所の割に人の流れからずれているのか、客はほとんどいない。 カープの方の『ギャラリー・カルピオ』もオフの間も開いている事だけはありがたいが、やっぱりあの場所では... どちらも、何とかして人の集まる場所に移してもらいたいものだ。
国際試合
at 2002 11/06 23:32 編集
ニュースで見たが、今度の日米野球に参加する選手が来日したそうだ。 スーパースター達の顔ぶれを見るとワクワクするが、ポストシーズンに出ていた選手はともかく、既に一月近くも実戦から遠ざかっている選手もいるし、本当の意味での”真剣勝負”とは言えない。 この事は前から言われてはいたのだが、今年は特にサッカーの影響で”本当の国際試合”と言うものを知ってしまっただけに...
先日の『サンデーモーニング』で張本さんが「メジャーリーグに行かなくたって日米野球があるのだから...」と言っていたが、昔はそれで済んだかも知れないが、今は”本物”でなくては... 同時期にサッカーの強豪・アルゼンチン代表と、我が日本代表との試合の話題も入って来ているが、この”差”をいつかは追い付いて行かなくては...
とにかく、メジャーリーグ代表の選手達はプロだから試合では全力を尽くしてすごいプレーを見せてくれるだろう。 休日は...秋葉原電気街でも東京ディズニーシー(TDLはとにかく、TDSはアメリカには無い)でも好きな所で楽しんでください...
ついに10000ヒット
at 2002 11/07 22:43 編集
4月1日、前のホームページからプロ野球の開幕に合わせてここへ移転して来てから半年ちょっと... ついにヒット数10000に到達しました。 「戦うカープファンの過激なプロ野球サイト」と銘打ったマニアックなホームページにも関わらず、こんなにも多くの人に来ていただいて本当にありがとうございます。 今後もやっぱり過激にやって行くつもりですが、10000ヒット記念に何か企画を探しています。
今日の新聞各紙を見てみると、高校野球連盟の牧野会長勇退のニュースが載っていたが、高校野球の大会を主催する朝日と毎日が際立って多くの紙面を割いてこの話題を扱っていたのには思わず苦笑い... 確かに高校野球の改革をしていたのは事実だが、連投禁止などのルールも抜け道が多いし。 社会人野球はプロとの交流を進める等、危機感を持って改革を続けている。 高校野球だけが安泰でいられるはずは無い...
最後に、昨日の『ニュースステーション』でやっていたマイナーリーグ&栗山秀樹氏の野球場の特集は良かった。 ああ言うものが日本の野球再生に繋がるのかも知れない。 私も資金があったらあんなグラウンドを造ってみたいと思えてしまう。 現役のプロ野球選手も、”●●記念館”より”●●球場”を地元に造って提供した方が地元の尊敬を集めるのでは...
10000ヒット記念の日に、とりとめの無い日記になってしまったか...
すごいメンバー
at 2002 11/08 16:47 編集
昨日、プロ野球の東西対抗戦が行われたそうだ。 私は東西対抗戦なんて既に過去の遺物で、権威も何もあったものではないと思っていたが、昨日のは出身地別のチーム分けで、チームメイト同士の対戦もあったみたいで、話を聞くと面白そうだと思った。 こう言う新鮮な気分で見られる企画は良い。 前々からセ・パ交流試合を求める声が多いのを見ても分かる通りで、プロ野球には新しい刺激が必要なのだ。
話は変わるが、昨日のテレビ番組にタイガースの星野監督が出演して、タイガースの事や注目を集めているオフの大補強について話されていた。 星野さんも色々と考えがあるのだろうとは思うが、ジャイアンツのFA補強参入を批判するのは筋違いでしょう。 他チームの四番打者三人も獲るのはタイガースにとっても過剰で意味が無い。 金本選手獲得がほぼ決まり、四番打者を定められたところで目的は達している。 いい加減、マスコミを喜ばせるのは止めて足元を固めるべきでしょう。
呉越同舟
at 2002 11/09 22:53 編集
今日も図書館にあったデイ●ースポーツを読んだ。 相も変わらずタイガースネタ中心の中で、私は6ページ目くらいにあった小さな記事が目にとまった。 何でもジャイアンツの渡辺オーナーが”三軍”の創設を提唱し、練習生などの選手の受け皿とし、社会人野球が衰退している現状の中で若い選手の野球離れを防ぐそうだ。 その為にコミッショナーや両リーグ会長に1チーム70人と言う選手枠の廃止を訴えて行くそうだ...
あの渡辺オーナーもたまにはまともな事を言うものだと関心したが、この案を実現するには難問も多い。 この案に現在賛同しているのはホークスだけらしいが、私の予想ではカープは70人枠が廃止されたとしても大幅に選手を増やすとは思えない。 第一、彼らの給料は誰が払うのかと言う問題があるし、それにカープの三軍の試合を見に来る客が採算が取れるほど来るのだろうか...?
だからカープに限らずほとんどのチームは渡辺オーナーの言う”三軍”はやらないでしょう。 読売にはそれだけの金銭的余裕があるのだろうけど... ちなみに、現在の野球界ではルーキーの育成や故障者のリハビリを行う、違う意味での”三軍”は多くのチームが採用していて、今年引退したカープの山内投手もその三軍のコーチになるらしい。
私の持論として『日本版マイナーリーグ構想』があるが、以前書いた”第3版”では二軍の下に”三軍”があって、一軍チームの傘下だが独立経営の地域密着型社会人クラブチームであり、選手はアマチュア契約、他の仕事との掛け持ちにすると書きましたが、これも私が夢の無い現実主義者で、お金の問題と集客の問題を無くしては語れないと思ってしまうのだ...
とにかく、私も”三軍制”を提唱しているのには変わり無いし、ここは渡辺オーナーに頑張ってもらって70人枠の廃止をしてもらいたいものだ。 私にしては珍しく渡辺オーナーと気が合ってしまった...
空想野球小説~ 200X年・夏 近江八幡
at 2002 11/10 20:56 編集
私は夏休みを利用して滋賀県の近江八幡市へとやって来た。 いつもの様に大阪のカプセルホテルで一泊し、早朝の新快速に乗り込んで一時間ほどで着いた。 近江八幡には新幹線の駅も出来ているのだが、私は『青春18切符』で旅しているのだから関係無い。 午前中は安土へ行って来た。 歴史好き&織田信長ファンの私だが、何故か今まで来てなかったから。 そして午後からの予定は野球観戦だ...
200X年のオフ、ついにプロ野球ファンの恐れていた事が起こった。 出口の見えない不況の中、パ・リーグ某チームの親会社がリストラ策の一環としてチームへの資金投入を打ち切ると表明したのだ。 チームは新しいスポンサーを探したが見つからず、選手の給料やリーグへの加盟金、各種税金などの支払いが困難になり、チームはセ・リーグ某球団に吸収合併される事となった。 程なくして別のパ・リーグ球団も同様の事態に陥り、日本プロ野球はついに10チームによる『1リーグ制』へとなってしまった...
安土から近江八幡へ向かう電車の中、私はスポーツ新聞を読んでいた。 プロ野球の順位表を見るとジャイアンツが首位を走っている。 このまま行けば前期に続いて後期もジャイアンツの優勝だろう。 何せリーグが1つしか無いので、日本シリーズは前・後期の優勝チームが対戦するのだが、去年はジャイアンツが前・後期ともに制して”完全優勝”したので日本シリーズは中止になった。 戦力の均衡を求めるファンの意見を無視するから...
数年前、ジャイアンツ戦しか放送しない野球中継のテレビ視聴率が低下の一途をたどっていた時に多様な対戦カードを実現すべくセ・パ交流試合の導入が議論されたのだが実現せず、そして今、10球団による多彩な対戦カードが組まれているがテレビ視聴率は...最初は物珍しかったのだが、1年も経たずに飽きられてしまったらしい。
事ある毎に1リーグ制の可能性を書き立てていた週刊誌の連中はこれで納得できたのだろうか...? 私はセ・リーグの広島カープのファンだが、パ・リーグのあった頃が懐かしくて懐かしくて仕方が無い。 テレビ中継も少なかったし、スポーツ紙での扱いも小さかったが、こうして失ってみると、その存在の大きさを痛感せずにはいられないのだ...
先程、パ・リーグの2球団がセ・リーグ球団に吸収合併されたと言ったが、チームそのものは形を変えて存在している。 吸収合併と言ったって新しいチームに移れるのは一部のスター選手だけだ。 残った選手達は熱心なファン達と地元チームを求める地域の人達の支援を受けて社会人野球チームを結成した。 その一つが近江八幡市に本拠地を置く『近江レイカーズ』だ。 そう、今から私が見に行くチーム...
今日の試合はレイカーズと地元・滋賀県の社会人チームとの対戦だ。 私は一塁側スタンドに座りレイカーズを応援した。 試合は接線になったが最後はレイカーズが競り勝った。 流石に元プロ、地力はあるのだな... 試合終了後、スタンド出口でレイカーズのプロ野球加盟、そしてパシフィック・リーグの復活を求める署名運動をやっていたので、早速署名と募金をした。 残念ながら私は余裕が無くて3000円しか出せないのだが...
パシフィック・リーグを復活、繁栄させ、プロ野球を面白くしなくてはならない。 全ての野球好きの為にも... そうつぶやきながら私は電車に乗り込む。 もう遅くなった。 大阪にもう一泊し、明日広島へ帰ろう...
噂を信じちゃいけない...けど
at 2002 11/11 04:21 編集
スポーツニュースで見ただけだが、昨日の日米野球ではジャイアンツの上原投手が素晴らしいピッチングを披露し、B・ボンズ選手やJ・ジアンビー選手らの強打者からも三振を奪ったらしい。 ジャイアンツ入団当時からメジャーリーグへの憧れを口にしていたが、昨日の試合でアメリカでも十分に通用する事を証明したのかも知れないな...
ところで、上原投手と言えば先週発売の某週刊誌で「ジャイアンツはメジャー志向の強い上原投手を説得する為に、一軍に5年いればメジャーリーグにポスティング移籍させると約束しており、今ドラフトで即戦力と言われている木佐貫、久保・両投手を獲得したのも上原投手メジャー移籍に備えてのものだ。」みたいな事が書かれていた。 妙に説得力がある記事だが...
別の週刊誌ではパ・リーグの一部球団が早い時期でのポスティング移籍をエサに有力選手から逆指名を取り付けていると言う記事があり、更に「パ・リーグ球団の立場も分かる。 逆指名の為に有力選手は来てくれず、無名から育てた選手はFAで取られるのでは...」みたいに書かれていた。 逆指名の導入から10年近い...何かがおかしくなっている。
これとは関係無いが、先日の日本シリーズ初戦にライオンズが故障明けの松坂投手を起用した事に対し、実はライオンズの堤オーナーの命令で仕方無くそうしたのだと言う噂を聞いた。 そう言えばライオンズは松坂投手を説得して入団させる為に
①オリンピックに参加させる②日本シリーズ初戦に先発させる...と約束したのではなかっただろうか。 あくまで噂だが。
昔のドラフトにも問題が無かった訳では無いが、今はあまりにもアマチュア選手サイドの力が強過ぎるのでは...? 中村(紀)選手みたいにプロでの実績が抜群の選手なら話も分かるが。
両刃の刃
at 2002 11/12 16:51 編集
昨日、タイガースの桧山選手がFA宣言したらしい。 つい最近「FAを行使せず残留する意向。」だと報道されていたのだが... 話を聞いていて、先にFA宣言したカープの金本選手の事を思い出してしまう。 人間は感情の動物、一度感情的にこじれてしまうと、修復するのは大変だから。 以前、私は金本選手にFA宣言させようと報道攻勢をかけた関西マスコミを批判したが、これには生え抜き選手の心情も逆撫でする”副作用”もあったらしい。 私個人的には桧山選手に提示された3年4億5000万円と言う金額はそれ程安いとは思えないのだが... 盛んに報道されていたFA選手への大盤振る舞いが目に入ったのだろう。 関西マスコミもこれに懲りて...は無理か。 彼らは今回のタイガースの不幸もまたメシの種にする、それが商売、お仕事なのだから...
話は変わるが、ネット上のニュースを見ていて興味深いネタがあったので申し訳無いですがちょっとお借りいたします...
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無安打イチロー、敵は人工芝… (夕刊フジ)
2002 年 11月 11日
“人工芝シリーズ”では力が出ない? マリナーズ・イチローの凱旋(がいせん)第1戦は4打数ノーヒット。日ごろは「よく電話で話しているんです」と、メジャー指南役を務めている巨人・上原に封じられた。
最高1万4000円の入場料を払って集まった5万5000人のファンはガックリ。試合後のイチローは「声援は温かかったですよ。冷たい声援だったら、2年ぶりに帰ってきた意味がないじゃないですか」と、悔しそうな様子はなかった。
イチローは開幕前から、「1カ月も体を動かしていなくてプレーするというのは、僕にとって初めての挑戦。だから楽しみにしています」と、独特の言い回しで予防線を張っていた。無安打スタートは、“予告”されたものだったのだ。
今年の日米野球は東京、福岡、大阪、札幌とドーム球場を転戦。8試合すべて人工芝の球場で開催される。その中で東京ドームは、デビルレイズが使用する新型の人工芝、フィールドターフに張り替えたばかり。他の3球場に比べ、まだ足腰に優しいグラウンド。
しかし、「タンパ(デ軍)と同じ、というのは誇張があるような気がします。タンパの人工芝はもっと長くて、滑りがいい。ここではハードなプレーは無理でしょうね」とイチロー。状況の悪くなる他のドームで、思い切った守備を期待するのは難しい。
メジャーリーグ選手会も、人工芝での8連戦による選手の負担を不安視。マリナーズとジャイアンツから、日本人トレーナーを派遣させたほどだ。マ軍の江川靖トレーナーは、「そりゃもちろん足腰へのダメージは大きい。これから出てくるでしょう」と懸念する。
イチローは、「いつまでもこういう形じゃなくてもいいでしょう。場所を変えたり、日本のチームがアメリカに行くのもいいんじゃないですか」と、ドームツアーが定番化している日米野球の構造改革を提案した。
主催者側は、メジャーリーガーに高額なギャラと超一流ホテルという最高の環境を用意。しかし、本当に迫力あるプレーを引き出すための“環境”は、宿舎や食事ではなく、グラウンドなのだ。
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言われてみれば今回の日米野球は”空中戦”が多い印象だが、こう言う事情もあったのだろうか...? 表面上は紳士としてにこやかに振舞っているメジャーリーグ代表だが、本音としては今回の”4大ドームツアー”による足腰への負担を考えて不満タラタラなのかも知れない。 イチロー選手は”日本人メジャーリーガー”と言う、しがらみの無い特殊な立場なので自由に発言できるのかも知れない。 私としては「よくぞ言ってくれました。」と言う気持ちだ。 日本野球の為にも本当の気持ちを語って欲しいと思っています。 そう言えばイチロー選手は最初の試合、読売ジャイアンツとの親善試合を地元の子供と約束していた野球教室を優先してキャンセルしていたな... 色々と思うところもあるのだろう。
社会人野球の実力は?
at 2002 11/13 23:37 編集
マスコミでの扱いが小さく情報が少ない中、キューバで行われている野球のインターコンチネンタルカップの話題を楽しみに見ている。 今のところ順調に勝っているみたいで、その中でもベイスターズ・古木選手がシーズン終盤の勢いそのままで大活躍しているそうだ。 別にカープじゃなくても若い選手が伸びているのを見るのは楽しいものだ。 タイガースの濱中選手にも活躍してもらいたいところだ。
ところで私が気になったのは、唯一負けたキューバ戦の先発投手がアマチュアで、その後の格下チーム相手の先発がプロの投手なのは納得行かない。 ちなみに、その打たれてしまった内海投手(東京ガス...だったかな)は、高校時代にカープも一位指名を検討していた逸材だったのだが... 学生時代に注目され、特定球団に入る為に社会人入りしたが伸び悩み、プロでもパッとしなかった投手達の”系譜”にハマりそうで心配だ...
そう言えば最近、社会人野球から”逸材”が出ないな... 今日の新聞にドラフト指名選手の予想が載っていたが、12球団の4順目までの中で社会人の選手は3人だけだった。 いくら”松坂世代”で大学生に好素材が多いと言っても... 学生時代に目立たず、社会人入りしてから急速に伸びて社会人野球ファン以外にも名を轟かす大物の名前を聞かなくなって久しい。 野茂、与田、潮崎、佐々岡投手らの活躍を知る世代としては寂しくなったものだと思う...
以前、カープの二軍チームが広島の社会人チームの大会に出場したがあっさりと負けてしまった。 最近は他のチームのファームと社会人チームとの練習試合もよく行われているのだが、いずれもいい勝負をしているらしく、実力はあるみたいなのだが、突出した人材を育てる能力が無いのか、優れた素材が入って来ないのか...謎だ。
この不況の中でチームの廃部が相次ぎ、存続したチームも海外遠征どころか思うように実戦経験を積ませる事自体も困難なのかも知れないな。 海外には社会人野球は存在しないから、社会人の国際大会も無いし... 私も『日本版マイナーリーグ構想』を提唱しているが、国際試合のあり方や社会人野球のあり方をいずれは考えないといけないのかも知れない。
寂しくなるなあ...
at 2002 11/14 23:35 編集
カープ、いや元・カープの金本選手がタイガースとのFA交渉を行ったそうだ。 まだ正式には決まっていないが、決まるのは時間の問題だろう。 大阪に行っても頑張って欲しいものだ。 私が以前住んでいたからでもないが、大阪はとても良いところで、少なくとも私が出会った人はいい人ばかりだった。 金本選手には大阪を広島、仙台に続く”第三の故郷”にしてもらいたい。 そして、いつか広島に帰り、広島の野球界に貢献してくれれば嬉しいです。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn02111335.html
話は変わるが、上のアドレスにある記事の通り、広島市最大の繁華街である『本通商店街』でカープ選手の名前を見本として展示している”名物おじさん”の露店が出店場所が無くなってピンチらしい。 私の子供時代からやっている店で、寂しいものだ。 何とか店が続けられる様に計らって欲しいが... 前にカープの公式グッズショップ『ギャラリー・カルピオ』が人の流れから外れた寂しい場所にある事を書いたが、出来ればこの本通商店街に移転し、この露店もそこで続けさせてくれれば良いのだが... これによって、街を挙げてカープを支援する体制を作っていければ。
これも財産
at 2002 11/15 23:43 編集
昨日のNHK『にんげんドキュメント』でマリーンズの黒木投手の事を取り上げていたな。 エースとしての責任感から、故障に気付きながらも隠して投げ続け、その結果選手生命の危機とも言える大きな故障をし、現在は復帰を目指して必死のリハビリ&トレーニングをしている様子が紹介されていた。 私も彼が故障で長く戦列を離れていたのは知っていたが、ここまで大変なものだったとは...
黒木投手は”プロ野球ファン”の間では知らない人のいないほど有名な選手になっているのだが、この番組を見ていて私も知らなかった事があまりにも多かったので驚いてしまった。 私は彼がプロのマウンドで見せているキャラクターが本来のものだと思い込んでいたが、高校時代までは弱気になって打たれてしまう性格でプロからも声が掛からず、社会人時代の恩師や先輩の影響で今の黒木投手が形成されていったのだと番組で紹介されていた。
それにしても、毎日新聞はオリンピックの”ドリームチーム構想”について社会人野球の衰退になると批判し、野球界における社会人野球の存在の重要性を何度も訴えて来たが、それよりもTBSテレビでこんな良質のドキュメンタリーを作った方が余程意味があるのでは。 もちろん、この番組では社会人野球が必要なのだと一言も言ってはいないが、社会人野球が存在していなければ黒木投手の野球人生は高校で終わっていたのだと雄弁に語っているのだから...
もう連敗はしない鯉
今日からカープは神宮球場でスワローズとの三連戦です。 来月からパ・リーグとの交流戦に入るまで残り2カードです。 例によってテレビ中継ですが地上波でやってました。 さらっと書いてま......
気分転換に歴史ネタを
at 2002 11/16 03:15 編集
戦国時代の終盤、徳川家康は織田信長亡き後の天下人を目指す羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)と小牧(現在の愛知県小牧市)で戦った。 秀吉軍は圧倒的な兵力だったが、家康も野戦の名人で、それが有利な地形に陣取っている為に手が出ず、それで秀吉は家康の同盟者の織田信雄(信長の子)を攻めて屈服させた。 家康は秀吉と対立した信雄に味方する格好で参戦していた為、大義名分を失い休戦する事となった。 そんな中、秀吉との交渉を担当していた家康の重臣・石川数正が秀吉の下に出奔すると言う事件が発生した。
この事件の真相には諸説あるが、私は秀吉への敵対心が強まる徳川家の中で、何度も秀吉への使いに行っていた石川数正が何時の間にか秀吉に通じていると他の家臣達に疑われ、居辛くなって飛び出したのだと考えている。 人間は感情の動物、ちょっとした行き違いで訳の分からない事が起こるのではないか...と。 とにかく、家康が今川家の人質になっていた時代から支えてきた重臣の石川数正が出奔した事件に家康はショックを受けた...
更に深刻な問題は、石川数正が持っている徳川家の軍事機密が秀吉陣営に筒抜けになった事だ。 その為、家康はそれまで徳川家で使われていた三河式の軍事システムを、かつての宿敵であった武田式の物に変更した。 これは私の想像だが、家康は敵として苦しめられた”武田式軍事システム”に興味を持っていたが、何十年も使っているシステムを変えるのは家来達も嫌がるだろうし、ましてそれが敵の物では... 家康は辛いアクシデントを逆用して改革を行ったのだと思う。
話は変わるが昨日、元カープの金本選手のタイガース入りが正式に決まった。 これは金本選手の長年の功績に対する当然の権利で、逆にもう少し早く取得させてあげたかった気もする位だ...でも、頭では分かっていてもやっぱり悲しいね。 カープファンとして、明日からのテレビニュースや、特に関西発のスポーツ紙の報道を見せられると切なくなる事だけはどうしようもない...
一方のカープ球団は来季に向けて再出発しないといけないのだな... いずれは新井選手を中心にしたチームに”若返り”する構想だったのだろう。 その時期が早まっただけの話だ。 このオフを機に強豪チーム『00年代赤ヘル軍団』をファンと共につくって行きましょう! 今は我慢の時です。 風は決して東からばかり吹いて来るのでは無いのですから...
二つの国際試合
at 2002 11/19 23:21 編集
キューバで行われていた野球のインターコンチネンタルカップで日本代表チームは準決勝進出を逃し、メダルを得る事なく帰国する結果となった。 ”宿敵”韓国やアメリカと当たる事も無く終わってしまったな... 残念だが仕方が無い、若手主体の選手達は良くやったし、良い経験になって今後に繋がるだろうな。 それにしても勝てないな... 先日のアジア大会も何とか三位を確保した程度だし、このままでは日本から”野球の強豪国”と言うイメージは失われるかも知れないな。 先日の日米野球で善戦したからと言って本当に日本野球のレベルが上がったのだろうか... 親善試合で互角だっただの、突出した一部の選手がメジャーリーグで活躍したからと言う理由だけでは本当の実力は測れないと思う。 でも、若手の育成を考えたら今回の事にも意義がありそうだ。
ドラフト会議当日
at 2002 11/20 23:47 編集
今日はドラフト会議の日だったのだな... たまたまサッカー日本代表の試合と重なってスポーツニュースでも扱いが小さくなった印象もあるが... 詳しい情報を入手していないのでドラフトに関しての事は書かないが、実質上入団が決まっている選手の情報を見て、FA等でマネーゲームやっているチームが更に即戦力と言われる新人選手まで集め、今後も過剰な戦力集中が進むのだろうかと気が重くなる。
昨日のぺタジーニ選手(元スワローズ)の獲得決定でコメントしていたジャイアンツの渡辺オーナーは、フリーエージェント宣言をしている中村(紀・バファローズ)選手の獲得をタイガースが狙っている事に対し、「阪神が強くなるのは大歓迎。 今年は阪神のお陰でテレビの視聴率が上がったし。」みたいな事を言っていたが... 私は”阪神人気”ではプロ野球を救えないと思っている。
サッカー関係のニュースを見ていると、どこの国のリーグにも”伝統の一戦”が存在しているらしいのだが、それもその国のサッカー人気があるからで、日本プロ野球の”伝統の一戦”もプロ野球そのものの人気があるからこそ輝く訳で、その為にはチームをもっと増やし、札幌以外の”野球空白地”にも地元チームを増やして行くべきでしょう。 その結果、今の体制が崩れても”伝統の一戦”は今までと同じ様に注目されると思います。
今日のドラフト関係のニュースでは4年間の遠回りの末に念願叶ってホークスに入団した新垣投手の表情を見たが... こんな悲劇を繰り返さない様、選手の希望を出来るだけ叶えながら、各チームの戦力均衡も出来る方法を模索して行ってくれれば良いのだが...
自由競争の大原則
at 2002 11/21 23:27 編集
昨日の夜はいつもの図書館から帰宅した後、サッカー日本代表の試合を途中から見て、その後はNHKの歴史番組を見た。 当時の江戸幕府同様、今のプロ野球も...そして日本そのものも新しい世の中に対応できずに衰退しているのかも知れない... 今回の主人公・小栗上野介はその新し過ぎる思想が誰にも理解されず、新しい日本を見る事も無く不遇な人生を送った末に濡れ衣を着せられて処刑されたが、彼が造らせた横須賀造船所は明治日本の発展に大きく貢献した。
ここで私が書いている事も”夢物語”、”机上の空論”と思われるのかも知れないな... でも極端な話、私の生きている間に実現出来なくても野球が日本版のナショナル・パスタイム(国民的娯楽)となる事を願い、手厳しい事も言い続けて行きたいと思っています。 それまでには相当な紆余曲折がありそうだけど。 それと、もちろんサッカーも野球と肩を並べる人気スポーツとして発展した上での話だが。
その後、ドラフト関係のニュースを見たが、メジャーリーガーとして活躍したマック鈴木(鈴木誠)投手がドラフトの対象になるとは... 去年、日本で7年連続首位打者の実績があるイチロー選手をメジャーリーグが”ルーキー”と呼んだ事を批判した人がいたが、メジャーリーガーをドラフトに掛けている様では日本も人の事が言えた義理では無いなあ... フリーエージェント選手扱いにするのが筋なのだが、今のルールが現在の状況を想定できなかっただけの話なのか...
今日の新聞を読んだが、12球団監督会議が行われ、今回も戦力均衡の為のルール改正が議論されたらしい。 日本もメジャーリーグを見習って”共存共栄”を目指すべきなのだが、読売はそれを”社会主義的”だと批判するのだろうな... じゃあ何故”自由の国”であるアメリカで”社会主義的”なシステムが採用されるのかと言えば”自由競争”は”平等な条件”の元に行わなければいけないから。 だからアメリカの公正取引委員会はマイクロソフトにだって容赦はしない...
今日読んだ週刊誌には読売ジャイアンツがメジャーリーグに参入するかも...なんて記事があったが、行くんだったらアメリカや資本主義、自由経済の事を勉強してからにした方が良いでしょう...
まだそんな事を...
at 2002 11/22 23:48 編集
先日、ドラフト会議とともに行われた12球団監督会議でホークスの王監督が「FA宣言してチームを出る選手が少ないので、FA選手の獲得は1チーム一人にするべきだ。」と発言したらしい。 ジャイアンツ出身の王監督がこの様な発言をするとは以外だったが、現場レベルでは戦力の不均衡による苦しさに加え、一方的展開になる事による”ファン離れ”も深刻に受け止めているのでしょう...
この会議では「ドラフトを完全ウェーバー方式にするべきだ。」との発言もあり、それを伝え聞いたジャイアンツの渡辺オーナーは「そんな事は断じて許さん! どうしてもやるなら新リーグを作る。」と言っているそうだが、私としては「やりたければやれば良い。」と言う考えだ。 私も先日、1リーグ制を想定して小説を書いてみたが、メジャーリーグに(海外も含む)サッカーと、強力なライバルがいる今、新リーグで面白くなると思うのなら自身を持ってやれば良いのさ...
逆説のプロ野球~金本選手FA移籍の謎
at 2002 11/23 22:47 編集
...すいません、『逆説の日本史』(井沢元彦・小学館)の大ファンなもので。 冗談はさておき、元カープの金本選手のタイガース入団会見があった。 星野監督はギャグで言ったのだろうけど、タイガースのユニフォームは全然似合わなかった。 当然だな、それが”チームの顔”と言うものであり、他球団のユニフォームが簡単に似合っている様では困るからな。 実際、タイガースだって”チームの顔”である桧山選手が”全然似合わない他球団のユニフォーム”を着る寸前だったのだから...
それにしても私は、広島出身の金本選手が何故FA移籍を考えたのか分からず、スッキリしない日々を過ごしていた。 もちろん、最初のきっかけはカープ球団の”背広組”との感情的対立だろう。 ただ、それだけでは納得できない。 だから「プロとして自分に刺激を与える為に環境を変えたかった。」と言う理由を考えた。 でも、それならタイガースで無くても構わない...
そんな中、金本選手がFA移籍をした当日の報道で妙な情報が流れて来た。 それは「エリートで幹部候補生である緒方や前田と自分との扱いの違い。」、「自分は入団時にはほとんど期待されておらず、いわゆる”英才教育”も受けずに地力で今の地位を得た。」と言う内容の記事だった。 この事を聞いて、私は金本選手移籍の理由に気が付いた。 それは、カープのチーム内に自然発生した『村上派』(九州出身者閥)の存在である...
1~3年前位にNHKの『にんげんドキュメント』と言う番組でカープの村上スカウト(旧姓は宮川・現スカウト部長)と彼が発掘した選手達との心の交流が描かれていた。 アマチュア時代からプロ選手時代、果ては引退後まで公私に渡って世話を焼き、選手達に慕われている村上スカウトの姿に当時は感動し、番組のラストシーンでオフに村上スカウトの自宅で若手選手から緒方・前田らのベテラン選手、更には高コーチまでが集まって忘年会(?)をやっている光景が目に焼き付いていた...
人が何人も集まれば派閥が出来る事は自然だし、選手同士の仲が良いのは別に悪い事では無いが、この10年程はたまたま村上スカウトの発掘した選手が”当たり”続け、『90年代赤ヘル軍団』は九州系の選手が主力を占める格好になった。 選手同士としてなら問題無いのだが、引退後に指導者となる時にはそれが微妙に影を落とすのかも。 一例として私が”2010年のカープ一軍首脳陣”を予想してみます...
監督 野村謙二郎
ヘッドコーチ 緒方孝市
打撃コーチ 前田智徳
投手コーチ ???
守備走塁 高信二
バッテリーコーチ ???
...お気付きだと思いますが、九州出身の選手で主要なポストが占められ、金本選手が担当できるポストは無い。 金本選手は現在34歳、引退を視野に入れる時期なのだが、引退後にはチームに残れない、もしくは同世代の”幹部候補生”達の後塵を拝し続ける羽目になる。 恐らくタイガースは金本選手のそんな不満(不安)を知り、将来はタイガースのコーチとか関西マスコミの解説者の地位を保証したのだろう...
選手としてなら純粋に野球の実力だけで勝負出来るのだが、日本みたいに監督がコーチ陣を選ぶ(”組閣”なんて言葉が使われる)システムではコーチとしての実力より、選手時代の人間関係が微妙に影響してしまうのかも知れない。 それを考えるとあの”鉄人”こと衣笠祥雄氏がカープのコーチや監督になれなかった事も納得できるのだが... やはり、日本でもアメリカ球界みたいな人事システム導入が必要なのかも知れないな...
広島の街は盛り上がっている...が
at 2002 11/24 23:40 編集
私の地元広島のJリーグクラブ・『サンフレッチェ広島』がJ2降格の瀬戸際で激戦を繰り広げている。 私もあっさりと落ちるのではないかと思っていたが、追い詰められてからの粘りには流石に感心してしまった。 この崖っぷちの戦いがテレビなどで報道され続けているからか、今まで無関心だった広島でも注目が集まり始め、昨日の広島での試合では今シーズン最多の18000人がスタンドに詰め掛けたそうだ。 次の札幌での試合に合わせて応援ツアーも募集されるらしい。 既に地力残留は出来なくなっているが、ここまで来ると”奇跡”もあるのではと思えてしまうな...
Jリーグのスタート時から参加しているサンフレッチェだが、一度前期優勝を果たした以外はほとんど低迷し、毎年J2降格ラインのギリギリまで来ていたが、降格が現実的な事として受け止められる所まで来たのは初めてだが、前にも書いた通り今の今まで注目する事も無く、こんな時ばかり騒いでも私はちょっと引いてしまうのだが... 残留を決めるか、J2に落ちるかどうなるか分からないが、来年はもっと最初からファン、じゃなくてサポーターが詰め掛ける様に策を考えないといけないな。 前に議論されたサッカー専用競技場の事も真面目に考えるべきだと思っている。
大阪 vs 関西
at 2002 11/25 23:35 編集
今日のスポーツニュースで、FA宣言しているバファローズの中村(紀)選手とジャイアンツとの交渉が決裂し、ジャイアンツの中村(紀)選手争奪戦から事実上の撤退と言う事になった。 彼の進路はこれでバファローズ残留かタイガース移籍か、もしくはメジャーリーグ挑戦の3つに絞られた格好になる。 ”強敵”ジャイアンツの撤退で、明日からは関西系スポーツ紙の報道攻勢が過熱しそうだ...
既にタイガースへの移籍が決まっている金本選手の時も、この夏あたりから関西系スポーツ紙の報道攻勢が酷かったが、広島の場合はそれを否定する地元紙の論調もあって多少は救われたが、今回は同じ大阪だけに、地元のバファローズファンには辛い一ヶ月になるかも... 同じ”関西マスコミの被害者”として気の毒としか言いようが無い。
ちょっと話はずれるが、今回の中村(紀)選手争奪戦が阪神電鉄と近鉄とのビジネス上の提携関係に影を落とし、西九条(阪神)と難波(近鉄)との間の路線接続計画に影響が出るみたいな報道があるが、本当に関係無いな。 子供のケンカに親が出るより馬鹿げている。 そう言えば先日は読売の渡辺社長が「阪神が強くなればテレビの視聴率が上がる。」なんて言っているし。 ファンの夢を壊すだけだから、親会社が野球の事にしゃしゃり出て来るのは勘弁して欲しいものだな...
更新停滞のお知らせ
at 2002 11/27 20:15 編集
ちょっと家の方で色々あり、現在私のパソコンのネット接続が切れている状態なので、ホームページの更新がしばらく停滞する事になります。 すいません。
ところで、バファローズが消費者金融の『アコム』とスポンサー契約を結んだ事が物議を醸している。 『AM/PM』と交代と言う事はバファローズのヘルメット脇に『アコム』のロゴが入る事になる。 私個人的には残念だが、パ・リーグの球団が追い詰められている現状を考えると「出て行け!」では済まない。 ジャイアンツの渡辺オーナーもどうせやるなら、お得意の『新リーグ構想』でセ・リーグ5球団を恫喝し、パ・リーグとの交流試合を実現させてみてはどうだろうか?
前にも書いたが、球団を減らして1リーグになった場合は前期後期の優勝チームで年間チャンピオンを争い、リーグを東西に分けてオールスター戦が行われる...って、渡辺オーナーが嫌っているサッカーJリーグの物真似では? 野球とサッカーは違うと言うなら、かつてパ・リーグで『プレーオフ』と呼んでいた物を日本シリーズと呼び、『東西対抗戦』と呼んでいた物をオールスター戦と呼ぶのだ。 こんな状態でメジャーリーグやサッカーと対抗できるのやら...
最後に、話は変わるが渡辺オーナーがバファローズの中村(紀)選手を「金髪・モヒカンはいらない!」と暴言を吐いたと騒いでいたが、私はジャイアンツが問題視しているのはそんな事よりも、彼がジャイアンツとメジャーリーグを両天秤にかけている事だと思います。 ”松井ショック”も癒えていない中、”二連敗”はどうしても避けたいのが本心でしょう...
小さな英雄
at 2002 11/29 23:25 編集
ここ数日、ネット接続出来ない状況でホームページの更新も滞っていましたが、何とかネット環境も回復しました。 まだちょっと混乱してますが、来月から本格的に更新を再開する予定にしています。
広島市中区千田町... 広島市の中心部に近いこの町の名は『千田貞暁』と言う明治時代の広島県知事の名に由来する。 現代と違い、明治時代の県知事は選挙で選ばれるのでは無く、東京の内務省に選ばれて任命されて赴任して来るのだが、千田知事は当時川港しか無かった広島の街に大型船が入れる港を造ろうと尽力し、途中で広島県の予算が尽きると私財まで投入して完成させた。 この港は広島の発展に大きく貢献したが、千田知事本人は破産してしまい、不遇な晩年を過ごしたらしい。 広島市は彼への感謝を町の名前に残す事で表した...
今度行われる広島市長選挙に、元カープ監督の古葉竹識氏が立候補するそうだ。 現時点での報道を見る限り、広島を良くする何らかの政策を持っているのでは無く、ただ担がれただけみたいに見えるが... カープファンの私だが、現状では古葉氏に投票する気にはなれないな。 分からないなら分からないで、せめて専門(?)のスポーツに関する政策でもあれば別だが...
そう言えば、JR広島駅近くにカープの新球場を造る計画も、市民の要望と称して屋根を架ける事を要求する一部議員や経済界の連中を説得できず、計画に出資する企業やカープ球団から「年内に決定できないのなら撤退する!」と言われる始末だ。 最近の高速道路建設問題と同じで、自分の金を出す訳でな無い地元住民は「無いよりは有った方が良い。」と言うに決まっている。 それで入場料が上がり客が入らなければ困るのはカープ球団や出資企業だ。 もし、計画が頓挫すれば現市長の指導力が足りなかった事になる。
この新球場の問題は現市長の任期中に何らかの方向性が定まっているだろうが、次期市長の任期中にはサンフィレッチェ広島のホームとなる(中型)サッカー専用競技場建設構想も持ちあがるだろう。 いずれにしても、カープやサンフィレッチェは中四国で広島にしか無いプロチームだ。 今後広島が中四国の中心として存在感を発揮する為に重要な役割を果たすだろう。 これからの政治家はもっとスポーツ政策を重視するべきでしょう...
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