イレギュラー(前編)
at 2004 07/12 22:39 編集
昨日は参議院議員選挙の日だった。 私の地区の投票所は近所にある小学校だ。 ここは私の母校でもあります。 その小学校の体育館が投票所になっていて私はそこで投票を済ませた。 正直言って投票したい候補はいなかったのだが、これも国民(市民)の義務だし、投票だけでもしなくては... 投票を済ませ、校庭を眺めると子供がサッカーをしていた。 野球をしている子は...? 残念ながら今日はいない様だな。 前にも書きましたが、私が学生時代の体育の授業でサッカーをやるといつもディフェンダー(DF)になっていた。 もちろん私の守備が上手いのでは無く、上手い子はみんなフォワードやミッドフィールダーになって“余った”子が仕方無くDFになったのだが、そんな状態だからはっきり言って居てもいなくても同じひどいDF陣で、相手チームの選手がゴールに殺到してシュートの雨... しまいにはゴールキーパーの子に怒られたっけ。 もし、いつか“草サッカー”でもする機会があれば志願してDFになって学生時代の借りを返す事にしよう。 やっぱり守備は大事だからな...
今年からメジャーリーグのメッツに移籍してプレーしている松井(稼)選手だが、打撃はともかく、守備の面では日本時代に比べて失策(エラー)が異常に多く、一時は地元ファンからブーイングを浴びせられる程の苦境に立たされた。 その後、打撃面での活躍によって地元ファンやメディアからのバッシングは収まったものの、依然として守備面では目立った印象を受けないのも事実... 外国人選手と肩の強さが違うとか骨格が違うとか何とか色々と言われてはいますが、私は松井(稼)選手の守備面での不振(あえてそう言います)の原因は日本で人工芝フィールドでの守備に感覚が慣らされ過ぎていてその修正に時間が掛かっているのだと思います。 松井(稼)選手は高校時代までは投手で、プロに入ってから本格的に内野手になりました。 彼が一軍に定着した時には日本のプロ野球は既にドーム球場と人工芝フィールドの全盛期に入っており、長年に亘って染み付いたその守備感覚をなかなか変えられず、天然芝フィールドが主流になっているメジャーリーグに移ってもすぐには対応できないのだと素人考えですが私はそう思います...
これも前に書いた事ですが、野球の打撃はやっている当人には色々と奥の深いものがあっても見ている者には分かりにくく、一方で守備においては同じ打球を追ったり、捕ったり、他の野手に送球したりする動作でも野手自身の“創造力“を活かして多彩なプレーを実現でき、なおかつそれは見ている側にとってもとても分かりやすくて面白いと書きました。 しかし今、日本で主流になっている人工芝のフィールドでは打球の転がり方一つとっても一定になってしまい、それに加えてドーム球場が多くなった為に風の影響も受けなくなってしまって打球の飛び方にも変化が付きにくくなっています。 そしていくら品質が上がってクッション性が増していると言われても、下がコンクリートだと分かっている人工芝フィールドでは思い切った飛び込み等が出来ません。 これではせっかくの優れた選手達の”創造力“も活かし様が無く、見ている側にとっても面白く無く感じてしまうと思います...
at 2004 07/12 22:39 編集
昨日は参議院議員選挙の日だった。 私の地区の投票所は近所にある小学校だ。 ここは私の母校でもあります。 その小学校の体育館が投票所になっていて私はそこで投票を済ませた。 正直言って投票したい候補はいなかったのだが、これも国民(市民)の義務だし、投票だけでもしなくては... 投票を済ませ、校庭を眺めると子供がサッカーをしていた。 野球をしている子は...? 残念ながら今日はいない様だな。 前にも書きましたが、私が学生時代の体育の授業でサッカーをやるといつもディフェンダー(DF)になっていた。 もちろん私の守備が上手いのでは無く、上手い子はみんなフォワードやミッドフィールダーになって“余った”子が仕方無くDFになったのだが、そんな状態だからはっきり言って居てもいなくても同じひどいDF陣で、相手チームの選手がゴールに殺到してシュートの雨... しまいにはゴールキーパーの子に怒られたっけ。 もし、いつか“草サッカー”でもする機会があれば志願してDFになって学生時代の借りを返す事にしよう。 やっぱり守備は大事だからな...
今年からメジャーリーグのメッツに移籍してプレーしている松井(稼)選手だが、打撃はともかく、守備の面では日本時代に比べて失策(エラー)が異常に多く、一時は地元ファンからブーイングを浴びせられる程の苦境に立たされた。 その後、打撃面での活躍によって地元ファンやメディアからのバッシングは収まったものの、依然として守備面では目立った印象を受けないのも事実... 外国人選手と肩の強さが違うとか骨格が違うとか何とか色々と言われてはいますが、私は松井(稼)選手の守備面での不振(あえてそう言います)の原因は日本で人工芝フィールドでの守備に感覚が慣らされ過ぎていてその修正に時間が掛かっているのだと思います。 松井(稼)選手は高校時代までは投手で、プロに入ってから本格的に内野手になりました。 彼が一軍に定着した時には日本のプロ野球は既にドーム球場と人工芝フィールドの全盛期に入っており、長年に亘って染み付いたその守備感覚をなかなか変えられず、天然芝フィールドが主流になっているメジャーリーグに移ってもすぐには対応できないのだと素人考えですが私はそう思います...
これも前に書いた事ですが、野球の打撃はやっている当人には色々と奥の深いものがあっても見ている者には分かりにくく、一方で守備においては同じ打球を追ったり、捕ったり、他の野手に送球したりする動作でも野手自身の“創造力“を活かして多彩なプレーを実現でき、なおかつそれは見ている側にとってもとても分かりやすくて面白いと書きました。 しかし今、日本で主流になっている人工芝のフィールドでは打球の転がり方一つとっても一定になってしまい、それに加えてドーム球場が多くなった為に風の影響も受けなくなってしまって打球の飛び方にも変化が付きにくくなっています。 そしていくら品質が上がってクッション性が増していると言われても、下がコンクリートだと分かっている人工芝フィールドでは思い切った飛び込み等が出来ません。 これではせっかくの優れた選手達の”創造力“も活かし様が無く、見ている側にとっても面白く無く感じてしまうと思います...
奇跡を”起こす側”
今日のカープは東京ドームでジャイアンツとの今シーズン最後の対戦でした。 例によってテレビ中継は地上波でやっていましたが広島県内と関東ローカルで全国向けにはBS日テレでやって......
今、日本プロ野球を一リーグに統合し、球団の数を減らし、頂点を小さくして競技レベルを上げ、メジャーリーグに対抗するなどと馬鹿な事が語られていますが、選手の能力を活かす事が出来ない人工芝フィールド全盛の状況を変えなければ優れた選手ばかりを何人集めたって天然芝フィールドが主流になっているメジャーリーグにプレーの質で対抗する事はどうしたって無理な話だと思います。 読売はスター選手の頭数だけ揃えても人気を得る事は出来ないと既に学習していると思っていたのだが、どうやら私の買いかぶりだったらしい...
それと、世界では天然芝フィールドが主流になっているのだから、日本だけ人工芝フィールド全盛のままではいずれ国際試合でも勝てなくなって行く事も考えられます。 そうなったら今まで以上に野球人気も衰退すると思うのですが。 今度のアテネオリンピックの野球会場も内外野総天然芝フィールドだし、これから野球もワールドカップを開催すると言われていますが、それの開場もやはり内外野総天然芝フィールドになるでしょう。 果たしてこれからに日本野球は国際試合で勝てるのか... 天然芝フィールドは管理費が掛かる等とケチな事を言っていては本当に大事なものを失うと私は思います...
後編『10月の伝説よ再び』に続きます。
それと、世界では天然芝フィールドが主流になっているのだから、日本だけ人工芝フィールド全盛のままではいずれ国際試合でも勝てなくなって行く事も考えられます。 そうなったら今まで以上に野球人気も衰退すると思うのですが。 今度のアテネオリンピックの野球会場も内外野総天然芝フィールドだし、これから野球もワールドカップを開催すると言われていますが、それの開場もやはり内外野総天然芝フィールドになるでしょう。 果たしてこれからに日本野球は国際試合で勝てるのか... 天然芝フィールドは管理費が掛かる等とケチな事を言っていては本当に大事なものを失うと私は思います...
後編『10月の伝説よ再び』に続きます。
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