キャンプも中盤
at 2004 02/22 23:58 編集
キャンプも中盤を過ぎ、カープも開幕に向けて調整を進めているみたいだ。 去年のドラフトで3人の即戦力選手を獲得し、また新しい外国人選手も入って来てポジション争いが激しくなるかと期待していたが、今のところ目立った動きは無い。 これからのオープン戦で見極めて行く事になるか。 そんな中で新人の尾形選手が面白い存在になっているみたいだ。 先日のタイガースとの練習試合ではいきなりヒット3本打ったそうだし。 とりあえず空いている外野をやらせるかも知れないみたいだが、本職は遊撃手なのでシーツ選手の後に遊撃のポジションを任せられるかもと期待が高まる。 何かノムケン...じゃなくて野村選手のデビュー時を思い出させるものがあるから。
契約交渉が難航していたホークスの松中選手がやっと契約を更新した。 このままではオープン戦に出られないところだったのだからそれは良いとして、3年10億円と言う契約内容には何とも複雑な心境になる。 親会社の経営が苦しい中、いくら優勝したばかりとは言えこんなに大盤振る舞いして大丈夫なのだろうか? 先日、バファローズの命名権売却問題があったばかりだが、ホークスもこれだけ選手に人件費を使っているのでは...
プロ野球選手の給料を抑える方法を真面目に考えないといけない時が来ていると思う。 プロなんだから成績が良ければ給料に反映されるのは当然だが、ここまで上がってしまうと”普通のチーム”には払い切れず、安定して好成績を挙げた選手は莫大な年棒を出せる一部のチームかメジャーリーグに行くしかなくなっている。 フリーエージェント制度とは移籍の自由を与える制度なのだが、実際のところ”移籍の自由”なんて無いのではないでしょうか? だっていくら好きなチームでも今より安い年棒しか出せないチームを選んで行った選手なんていない訳ですし... 何かがおかしいのだ。
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名誉とお金
at 2004 02/23 02:35 編集
先ほど書いた事の続きになりますが、高騰するプロ野球選手の年棒を抑制する方法はないものだろうか? 本来なら活躍出来なかった選手はそのチームにいられなくなるのだが、今では活躍した選手も年棒が高くなり過ぎてチームにいられなくなってしまうではないか。 スター選手を引き留めれば人件費が掛かり過ぎ、放出すれば観客が減り...と、このままではほとんどの球団は経営的にやって行けなくなるのは目に見えている...
選手の年棒を抑える方法として野球評論家の豊田泰光さんは飛距離の出るボールの使用を止め、”打撃成績の水ぶくれ状態”を無くすべきだと言われています。(2月3日の日記参照) 私もこの意見には賛同しますし、また選手の間からも飛ぶボールの使用を禁止し、使われるボールを国際仕様に統一するべきだと言う声は上がっているそうです。 派手な打撃戦で一時的にファンが喜んでも、こんな試合ばかり多くなってはいずれ飽きてしまうのではないでしょうか? 今年はオリンピックもありますが、オリンピックの野球も国際仕様のボールが使われると思うのだが、普段飛ぶボールを使っている選手が急に対応出来るのでしょうか...?
選手の年棒を抑える策として、私はお金に代わる選手の評価を導入するべきだと言う考えです。 考えてみれば、一年に何億もの給料をもらって生活して行くのに困るとは思えない。 プロ野球選手にとって年棒の額とは自分に対する評価を表すものでもあり、だから活躍したらその分給料を増やす事になるのだが、球団にも払える金額には限度がある。 それならもっと給料をくれる球団に移ればいいと言う事になるが、それが今のプロ野球の状態であり、いずれ行き詰る事になるでしょう。
それで私の案ですが、仮に『プレーヤーズポイント制度』としましょう。 例えば年棒1億円分の査定に対して100ポイントとし、実際にもらう年棒を5000万円にすれば50ポイントをプロ野球機構にその選手の”加算ポイント”として届け、それをプロ野球機構が管理しているその選手の通算獲得ポイント数に加算する。 もちろんプロ野球全選手の通算獲得ポイント数は広く一般に公開され、何人ものスター選手の通算獲得ポイント数がメディアを通じて公開される様にする。
給料が少ない内はもちろん全額を給料としてもらうが、やがて活躍してスター選手になり、天文学的な年棒をもらえる様になると、生活に必要な分だけ給料としてもらい、残りをポイントにして通算獲得ポイント数を増やして他のスター選手と張り合おうとするのではないでしょうか。 ゲームには”一方が立てば一方が立たない”と言うジレンマが必要なのですが、それをプロスポーツの世界にも導入するのです。
更に査定方法を国際的に統一して、この『プレーヤーズポイント制度』を外国のプロ野球リーグにも導入し、各国プロ野球選手のプレーヤーズポイントを管理する国際的機関を設立し、毎年その年の全ての国のプロ野球選手の加算ポイント数の中から上位10人程を選考対象として”世界ナンバー1プレーヤー”を選出する。 野球発祥の聖地であるアメリカ・クーパースタウンで派手に表彰式をやったら面白いのではないかと思います。 そうすれば給料を抑えてポイントを集めようとする選手も出てくるのではないでしょうか?
ちょっと現実性の無い構想をぶち上げてしまいましたが、選手の年棒高騰を抑える事はアメリカも含めた世界的な問題ではないでしょうか? みんなが真剣に考え、多くのアイデアが出て来る事を願っています...
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練習試合
at 2004 02/24 23:04 編集
購読しているメールマガジンにあったのですが1949年の2月23日、プロ野球はコミッショナー制導入したそうです。 日本初のプロ野球チームが誕生し、プロ野球としてリーグ戦を始めたのは戦前だったのだから、コミッショナー制度が導入されたのはプロ野球が誕生してからかなりの時間が経ってからの話だったと言う事か... 最近、コミッショナーの存在が注目され、先週号の『週刊ベースボール』でも特集を組んでいましたが、意外とその歴史は短かったみたいで... 現状でコミッショナー制度はアメリカからの”借り物”に過ぎず、表面的に真似ただけなのかも知れない。
プロ野球ではオープン戦はまだだけど、紅白戦やキャンプ中のチーム同士で練習試合が各地で行われている。 そんな中、日本(主に沖縄)でキャンプを張っている韓国プロ野球の球団と日本のチームとの練習試合も行われている様だ。 面白い話だと思ったが、新聞記事を見ても扱いは小さく日本のチームはともかく韓国チーム側の事は何も書かれていない。 この期間を利用してもっと交流しても良いのでは? 練習試合に留まらず、オープン戦なども組んで見たら面白いのではないでしょうか。 去年のオリンピックアジア予選を見ても両国の力の差は詰まって来ていますし、本格的に交流する事も考えてみて欲しいものだが...
at 2004 02/22 23:58 編集
キャンプも中盤を過ぎ、カープも開幕に向けて調整を進めているみたいだ。 去年のドラフトで3人の即戦力選手を獲得し、また新しい外国人選手も入って来てポジション争いが激しくなるかと期待していたが、今のところ目立った動きは無い。 これからのオープン戦で見極めて行く事になるか。 そんな中で新人の尾形選手が面白い存在になっているみたいだ。 先日のタイガースとの練習試合ではいきなりヒット3本打ったそうだし。 とりあえず空いている外野をやらせるかも知れないみたいだが、本職は遊撃手なのでシーツ選手の後に遊撃のポジションを任せられるかもと期待が高まる。 何かノムケン...じゃなくて野村選手のデビュー時を思い出させるものがあるから。
契約交渉が難航していたホークスの松中選手がやっと契約を更新した。 このままではオープン戦に出られないところだったのだからそれは良いとして、3年10億円と言う契約内容には何とも複雑な心境になる。 親会社の経営が苦しい中、いくら優勝したばかりとは言えこんなに大盤振る舞いして大丈夫なのだろうか? 先日、バファローズの命名権売却問題があったばかりだが、ホークスもこれだけ選手に人件費を使っているのでは...
プロ野球選手の給料を抑える方法を真面目に考えないといけない時が来ていると思う。 プロなんだから成績が良ければ給料に反映されるのは当然だが、ここまで上がってしまうと”普通のチーム”には払い切れず、安定して好成績を挙げた選手は莫大な年棒を出せる一部のチームかメジャーリーグに行くしかなくなっている。 フリーエージェント制度とは移籍の自由を与える制度なのだが、実際のところ”移籍の自由”なんて無いのではないでしょうか? だっていくら好きなチームでも今より安い年棒しか出せないチームを選んで行った選手なんていない訳ですし... 何かがおかしいのだ。
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名誉とお金
at 2004 02/23 02:35 編集
先ほど書いた事の続きになりますが、高騰するプロ野球選手の年棒を抑制する方法はないものだろうか? 本来なら活躍出来なかった選手はそのチームにいられなくなるのだが、今では活躍した選手も年棒が高くなり過ぎてチームにいられなくなってしまうではないか。 スター選手を引き留めれば人件費が掛かり過ぎ、放出すれば観客が減り...と、このままではほとんどの球団は経営的にやって行けなくなるのは目に見えている...
選手の年棒を抑える方法として野球評論家の豊田泰光さんは飛距離の出るボールの使用を止め、”打撃成績の水ぶくれ状態”を無くすべきだと言われています。(2月3日の日記参照) 私もこの意見には賛同しますし、また選手の間からも飛ぶボールの使用を禁止し、使われるボールを国際仕様に統一するべきだと言う声は上がっているそうです。 派手な打撃戦で一時的にファンが喜んでも、こんな試合ばかり多くなってはいずれ飽きてしまうのではないでしょうか? 今年はオリンピックもありますが、オリンピックの野球も国際仕様のボールが使われると思うのだが、普段飛ぶボールを使っている選手が急に対応出来るのでしょうか...?
選手の年棒を抑える策として、私はお金に代わる選手の評価を導入するべきだと言う考えです。 考えてみれば、一年に何億もの給料をもらって生活して行くのに困るとは思えない。 プロ野球選手にとって年棒の額とは自分に対する評価を表すものでもあり、だから活躍したらその分給料を増やす事になるのだが、球団にも払える金額には限度がある。 それならもっと給料をくれる球団に移ればいいと言う事になるが、それが今のプロ野球の状態であり、いずれ行き詰る事になるでしょう。
それで私の案ですが、仮に『プレーヤーズポイント制度』としましょう。 例えば年棒1億円分の査定に対して100ポイントとし、実際にもらう年棒を5000万円にすれば50ポイントをプロ野球機構にその選手の”加算ポイント”として届け、それをプロ野球機構が管理しているその選手の通算獲得ポイント数に加算する。 もちろんプロ野球全選手の通算獲得ポイント数は広く一般に公開され、何人ものスター選手の通算獲得ポイント数がメディアを通じて公開される様にする。
給料が少ない内はもちろん全額を給料としてもらうが、やがて活躍してスター選手になり、天文学的な年棒をもらえる様になると、生活に必要な分だけ給料としてもらい、残りをポイントにして通算獲得ポイント数を増やして他のスター選手と張り合おうとするのではないでしょうか。 ゲームには”一方が立てば一方が立たない”と言うジレンマが必要なのですが、それをプロスポーツの世界にも導入するのです。
更に査定方法を国際的に統一して、この『プレーヤーズポイント制度』を外国のプロ野球リーグにも導入し、各国プロ野球選手のプレーヤーズポイントを管理する国際的機関を設立し、毎年その年の全ての国のプロ野球選手の加算ポイント数の中から上位10人程を選考対象として”世界ナンバー1プレーヤー”を選出する。 野球発祥の聖地であるアメリカ・クーパースタウンで派手に表彰式をやったら面白いのではないかと思います。 そうすれば給料を抑えてポイントを集めようとする選手も出てくるのではないでしょうか?
ちょっと現実性の無い構想をぶち上げてしまいましたが、選手の年棒高騰を抑える事はアメリカも含めた世界的な問題ではないでしょうか? みんなが真剣に考え、多くのアイデアが出て来る事を願っています...
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練習試合
at 2004 02/24 23:04 編集
購読しているメールマガジンにあったのですが1949年の2月23日、プロ野球はコミッショナー制導入したそうです。 日本初のプロ野球チームが誕生し、プロ野球としてリーグ戦を始めたのは戦前だったのだから、コミッショナー制度が導入されたのはプロ野球が誕生してからかなりの時間が経ってからの話だったと言う事か... 最近、コミッショナーの存在が注目され、先週号の『週刊ベースボール』でも特集を組んでいましたが、意外とその歴史は短かったみたいで... 現状でコミッショナー制度はアメリカからの”借り物”に過ぎず、表面的に真似ただけなのかも知れない。
プロ野球ではオープン戦はまだだけど、紅白戦やキャンプ中のチーム同士で練習試合が各地で行われている。 そんな中、日本(主に沖縄)でキャンプを張っている韓国プロ野球の球団と日本のチームとの練習試合も行われている様だ。 面白い話だと思ったが、新聞記事を見ても扱いは小さく日本のチームはともかく韓国チーム側の事は何も書かれていない。 この期間を利用してもっと交流しても良いのでは? 練習試合に留まらず、オープン戦なども組んで見たら面白いのではないでしょうか。 去年のオリンピックアジア予選を見ても両国の力の差は詰まって来ていますし、本格的に交流する事も考えてみて欲しいものだが...
サッカーのある週末、再び
今日、遂にJリーグが再開されました。 J2の第2節とJ3の開幕戦で既に梅雨時で蒸し暑い時期になってるので夕方から夜にかけて行われ、西日本が昨日から大雨になっていましたが無事に全試......
アメリカ土産
at 2004 02/26 22:55 編集
聞いたところによると、ライオンズの堤オーナーがエース・松坂投手のメジャーリーグ移籍に対して理解を示し、場合によっては野球界でまだ前例の無いレンタル制度の導入によって早ければ来シーズンにでも実現するかも知れないと言う事らしいのだが。 私もメジャーリーグに移籍するのだったら(選手としてピークを過ぎた)フリーエージェント権の取得後より、早い段階でアメリカでのプレーを経験し、まだ余力を残して日本に戻って来れれば...と考えていたが、今年は新庄選手(ファイターズ)や佐々木投手(ベイスターズ)と相次いでメジャーリーグから日本プロ野球に復帰している。
キャンプでの様子を紹介しているスポーツニュースなどの情報で見る限り、彼らは以前日本でプレーしていた当時より積極的にファンサービスに励んでいると思うのだが、これもファンを大切にするメジャーリーグの選手から受けた影響ではないでしょうか。 これからオープン戦にシーズン本番と実戦段階に入るのだが、プレーの面でもまた何らかの影響をプロ野球に与えてくれるかも知れない。 日本のプロ野球には必ずしも合理的とは言えない慣習も少なくないが、こう言う外部からの刺激によって変わって行くのではないかと期待しています。 今回の堤オーナー発言も、今の”双方向化”の流れから来るものだろうと私は思います...
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”野球版ダービーマッチ”の研究(前編)
at 2004 02/27 23:07 編集
テレビのスポーツニュースによると、そろそろメジャーリーグのキャンプも始まるらしい。 その中では今年、ヤンキースの松井選手とメッツの松井選手の映像が多くなっている。 ヤンキースとメッツは別のリーグに所属しているのだが、メジャーリーグには『交流試合』と言うシステムがあって、シーズン公式戦の中で違うリーグ同士のチームが対戦する事がある。 その中でも話題になるのが同じ都市を本拠地とするチーム同士の試合で、有名なのがニューヨーク・ヤンキース対ニューヨーク・メッツの試合で、両チームのホームスタジアムが地下鉄沿線にあり、(両チームのファンが)地下鉄で行き来できる事から『サブウェー・シリーズ』と呼ばれている。 今年はヤンキース・メッツ両チームに日本人スター選手が所属している為、日本でもこのカードは注目を集める事になりそうだ。 ちなみに私は見ないつもりです。 前にも書きました通り“アレックス・ロドリゲス三塁手”は見たくないので...
ところで、よく考えてみれば日本のプロ野球にも“同じ都市を本拠地とするチーム同士の試合”ははるか昔から存在している。 東京に本拠地を置くジャイアンツとスワローズの試合は年に70試合もあるのだ。 しかし、この両チームの対戦がメジャーリーグの『サブウェー・シリーズ』やサッカーの『ダービーマッチ』みたいな特別な盛り上がりを見せたなんて話は聞かない。 同じリーグに所属し、年に70試合もあって希少性が無い事もあるけど、それだけが盛り上がらない理由では無いはず...?と考えるまでも無いでしょう。 結論から言ってしまえば、両チーム共に地域名を名乗らない“ホームタウン不詳の企業チーム”である為だからです。 『ダービーマッチ』は私も新しく知った言葉ですが、これらが盛り上がるのはあくまで地域性あってのもので、東京が本拠地だとは分かっていても“東京との繋がり”はどちらにも強く感じられない現状では盛り上がりに欠けるのも無理は無いと思います。 もう一つ、特定のチームにだけスポットを当てる日本のスポーツマスコミの体質にも原因はあると思いますが...
私はスワローズに対しては「惜しいなあ...」と思っています。 知っての通りスワローズは吉井投手、川崎投手、石井(一)投手、高津投手、ぺタジーニ選手...と主力選手を相次いで失いながらも大物フリーエージェント選手獲得による安易な補強に頼らず、毎年優勝争いに関われるチーム力を維持し、またファンの方々も“お揃いの青い雨傘に東京音頭”と言うスタンドの風景を見ても、どこか庶民的で“熱い”ものも感じるし、地域性もそれなりに感じられるのだが、それだけにチーム名に“ヤクルト”と付けるのは止めて地域に根差したチーム作りをこれから目指して行くべきではないでしょうか? 数年前、スワローズが札幌への移転を考えていると言う噂を聞きました。 この構想は実現せず、札幌には同じ東京を本拠地とするファイターズが移転して行きました。 今でも野球界の“改革派”と呼ばれる方々の間では、スワローズは四国や北陸などの“野球空白地”へ移転して活路を見出し、それによってフランチャイズが分散するのが望ましいと言う声があるのも事実です。 でも考えてみれば東京都には2000万人もの人口があり、東京23区だけでも800万人もの人がいるのです。 これだけの大都市にたった1チームしか存立できないのはあまりにも寂しい...
最近はスポーツニュースでもサッカーの割合が増え、野球ファンの私でもヨーロッパサッカーの情報が嫌でも入って来る。 それで知ったのですが、イギリスのロンドンにはサッカー日本代表の稲本選手の所属するフルハムを始め、最上位のプレミアリーグだけで6つものクラブが存在しているそうだ。 その為、それらのクラブは『ロンドン』とは名乗らず、『フルハム』とか『アーセナル』などロンドン市の地区の名前を名乗っているらしい。 東京に例えれば『新宿』とか『品川』とか『浅草』と名乗っている様な感じだろうか? もうお分かりだと思いますが、野球でも同じ方法を用い、地域性を徹底すれば東京にも両リーグ合わせて3~5程度のチームが共存出来るのではないでしょうか? プロ野球のホームタウン分散を図り“野球空白地”を無くすのは必要ですが、東京にジャイアンツしかいらないと言うのは何とも寂しい話です。 日本でも“同じ都市を本拠地とするチーム同士の試合”が盛り上がる様、プロ野球界やスポーツマスコミには考えてもらいたいと思っています...
at 2004 02/26 22:55 編集
聞いたところによると、ライオンズの堤オーナーがエース・松坂投手のメジャーリーグ移籍に対して理解を示し、場合によっては野球界でまだ前例の無いレンタル制度の導入によって早ければ来シーズンにでも実現するかも知れないと言う事らしいのだが。 私もメジャーリーグに移籍するのだったら(選手としてピークを過ぎた)フリーエージェント権の取得後より、早い段階でアメリカでのプレーを経験し、まだ余力を残して日本に戻って来れれば...と考えていたが、今年は新庄選手(ファイターズ)や佐々木投手(ベイスターズ)と相次いでメジャーリーグから日本プロ野球に復帰している。
キャンプでの様子を紹介しているスポーツニュースなどの情報で見る限り、彼らは以前日本でプレーしていた当時より積極的にファンサービスに励んでいると思うのだが、これもファンを大切にするメジャーリーグの選手から受けた影響ではないでしょうか。 これからオープン戦にシーズン本番と実戦段階に入るのだが、プレーの面でもまた何らかの影響をプロ野球に与えてくれるかも知れない。 日本のプロ野球には必ずしも合理的とは言えない慣習も少なくないが、こう言う外部からの刺激によって変わって行くのではないかと期待しています。 今回の堤オーナー発言も、今の”双方向化”の流れから来るものだろうと私は思います...
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”野球版ダービーマッチ”の研究(前編)
at 2004 02/27 23:07 編集
テレビのスポーツニュースによると、そろそろメジャーリーグのキャンプも始まるらしい。 その中では今年、ヤンキースの松井選手とメッツの松井選手の映像が多くなっている。 ヤンキースとメッツは別のリーグに所属しているのだが、メジャーリーグには『交流試合』と言うシステムがあって、シーズン公式戦の中で違うリーグ同士のチームが対戦する事がある。 その中でも話題になるのが同じ都市を本拠地とするチーム同士の試合で、有名なのがニューヨーク・ヤンキース対ニューヨーク・メッツの試合で、両チームのホームスタジアムが地下鉄沿線にあり、(両チームのファンが)地下鉄で行き来できる事から『サブウェー・シリーズ』と呼ばれている。 今年はヤンキース・メッツ両チームに日本人スター選手が所属している為、日本でもこのカードは注目を集める事になりそうだ。 ちなみに私は見ないつもりです。 前にも書きました通り“アレックス・ロドリゲス三塁手”は見たくないので...
ところで、よく考えてみれば日本のプロ野球にも“同じ都市を本拠地とするチーム同士の試合”ははるか昔から存在している。 東京に本拠地を置くジャイアンツとスワローズの試合は年に70試合もあるのだ。 しかし、この両チームの対戦がメジャーリーグの『サブウェー・シリーズ』やサッカーの『ダービーマッチ』みたいな特別な盛り上がりを見せたなんて話は聞かない。 同じリーグに所属し、年に70試合もあって希少性が無い事もあるけど、それだけが盛り上がらない理由では無いはず...?と考えるまでも無いでしょう。 結論から言ってしまえば、両チーム共に地域名を名乗らない“ホームタウン不詳の企業チーム”である為だからです。 『ダービーマッチ』は私も新しく知った言葉ですが、これらが盛り上がるのはあくまで地域性あってのもので、東京が本拠地だとは分かっていても“東京との繋がり”はどちらにも強く感じられない現状では盛り上がりに欠けるのも無理は無いと思います。 もう一つ、特定のチームにだけスポットを当てる日本のスポーツマスコミの体質にも原因はあると思いますが...
私はスワローズに対しては「惜しいなあ...」と思っています。 知っての通りスワローズは吉井投手、川崎投手、石井(一)投手、高津投手、ぺタジーニ選手...と主力選手を相次いで失いながらも大物フリーエージェント選手獲得による安易な補強に頼らず、毎年優勝争いに関われるチーム力を維持し、またファンの方々も“お揃いの青い雨傘に東京音頭”と言うスタンドの風景を見ても、どこか庶民的で“熱い”ものも感じるし、地域性もそれなりに感じられるのだが、それだけにチーム名に“ヤクルト”と付けるのは止めて地域に根差したチーム作りをこれから目指して行くべきではないでしょうか? 数年前、スワローズが札幌への移転を考えていると言う噂を聞きました。 この構想は実現せず、札幌には同じ東京を本拠地とするファイターズが移転して行きました。 今でも野球界の“改革派”と呼ばれる方々の間では、スワローズは四国や北陸などの“野球空白地”へ移転して活路を見出し、それによってフランチャイズが分散するのが望ましいと言う声があるのも事実です。 でも考えてみれば東京都には2000万人もの人口があり、東京23区だけでも800万人もの人がいるのです。 これだけの大都市にたった1チームしか存立できないのはあまりにも寂しい...
最近はスポーツニュースでもサッカーの割合が増え、野球ファンの私でもヨーロッパサッカーの情報が嫌でも入って来る。 それで知ったのですが、イギリスのロンドンにはサッカー日本代表の稲本選手の所属するフルハムを始め、最上位のプレミアリーグだけで6つものクラブが存在しているそうだ。 その為、それらのクラブは『ロンドン』とは名乗らず、『フルハム』とか『アーセナル』などロンドン市の地区の名前を名乗っているらしい。 東京に例えれば『新宿』とか『品川』とか『浅草』と名乗っている様な感じだろうか? もうお分かりだと思いますが、野球でも同じ方法を用い、地域性を徹底すれば東京にも両リーグ合わせて3~5程度のチームが共存出来るのではないでしょうか? プロ野球のホームタウン分散を図り“野球空白地”を無くすのは必要ですが、東京にジャイアンツしかいらないと言うのは何とも寂しい話です。 日本でも“同じ都市を本拠地とするチーム同士の試合”が盛り上がる様、プロ野球界やスポーツマスコミには考えてもらいたいと思っています...
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”日本版ダービーマッチ”の研究(後編)
at 2004 02/29 03:48 編集
昨日書いた内容の中で書き忘れていた事ですが、多額の資金に頼った補強をせずにチーム力を維持しているスワローズの存在は、まさに他球団から大物フリーエージェント選手を集めて来るジャイアンツと好対照を成しており、そう言う意味では“野球版ダービーマッチ”としての条件が整っているはずなのだが、昨日書いた通りスワローズが『ヤクルト』と言う企業名を名乗っていて地域性が薄い“ホームタウン不詳”のチームであるのが非常に残念でならないと思っています。 私自身、スワローズは東京から出て松山などプロ野球チームの無い地域に活路を見出すべきだと思っていましたが、他地域と違って東京ほどの大都市には複数のチームが共存できるはずだと思い直しました。 何とか“東京版サブウェー・シリーズ”が盛り上がれる様なプロ野球に変わって欲しいものです...
“ダービーマッチ”と言えば、もちろんサッカーが本家だが、日本のJリーグで“同じ都市を本拠地とするチーム同士の試合”と言えば...? 横浜市の『横浜F・マリノス vs 横浜FC』に大阪市の『ガンバ大阪 vs セレッソ大阪』、それとさいたま市の『浦和レッズ vs 大宮アルティージャ』になるのか? それに『清水エスパルス vs ジュビロ磐田』を“静岡ダービー”と呼んだりもしていたと記憶しています。 ...確かに同じ静岡県のクラブなんですが、歴史ファンの私から見ると“駿河 vs 遠江”になるのだが。 歴史的に見れば両者が敵同士になったのは戦国時代、徳川家康と武田信玄が戦った頃くらいだと思いますけど。 今は静岡県東部の中心都市と西部の中心都市としてライバル関係なのかも知れないな。 広島に例えれば広島市と福山市みたいな感じだろうか...? 福山市にもJリーグのチームがあっても面白いかも知れないな。 もちろん、以前から書いています通り岡山にもJリーグのクラブを作るべきだと思っています...
“ダービーマッチ”と言えばもう一つ、東京都の『東京ヴェルディ1969 vs FC東京』もある。 私個人的な考えではこの対戦こそ日本でもっともダービーマッチらしいカードなのではないでしょうか...?と言っても、残念ながら今はそうでは無い。 ここ数年の状況を見る限り想像も付かないかも知れませんが、Jリーグ発足当初のヴェルディ(当時の名は『ヴェルディ川崎』)は本当にすごいチームだったと記憶しています。 何かもう随分と昔の事だった様に感じてしまいますけど...
もう10年くらい前になるのか... 当時はカズ選手(現ヴィッセル神戸)、武田選手、ラモス選手、北澤選手、柱谷選手、都並選手と日本代表チームの約三分の一がこのチームに所属していたのだ。 それ以後も多くの有力選手を揃え名門クラブとして存在感を発揮していたのだが、ヴェルディを”サッカー版の読売ジャイアンツ”として利用しようとした親会社の読売が“地域密着”や“共存共栄”といったJリーグの運営方針を「社会主義的だ!」と批判して実質上チームから資金を引き上げ、現在ではかつての黄金時代を見る影も無い状況になっている。 この『東京ヴェルディ1969』が復活すれば、”市民クラブ”のFC東京との好対照となって面白いカードになると思うのですが...
『東京ヴェルディ1969』か... 私と同い年になるのだな、関係無いけど。 今の時点では30年程に過ぎないが、これから30年、50年と経って行けば、この”SINCE 1969”は今とはまた違った重みを持つ名前になるのかも知れない。 私はサッカーファンでは無いとは言え、かつての黄金時代を知る者としては低迷を続けて存在感が薄れている今のヴェルディを見ているのは寂しいものがあります。 何とかこの名門クラブがかつての輝きを取り戻す方法はないのでしょうか...?
日本でも人気のイルハン選手(トルコ代表)の獲得などで最近話題の『ヴィッセル神戸』みたいに、もっとやる気と資金力のあるスポンサーがヴェルディに付いてクラブを再建する事は出来ないものだろうか? 読売だってJリーグのやり方がどうしても耐えられないのだから、チームを持ち続ける事に何の意味も無いと思うのですが... どこか企業家なり大富豪なりでヴェルディを“ツネオ”から買取り、その歴史と伝統にふさわしいビッグクラブに育てられないものでしょうか。 今なら『俺のリサイタル』のチケットをペアで付けますよ...ってこれでは新聞の勧誘みたいだな。
それはともかく、野球ファンの私ですがサッカーからは野球界再建のヒントを多く授かりましたし、Jリーグの発展はプロ野球を良い方向に変えていく事が出来ると思っています。 一野球ファンとしても大いにJリーグの発展を期待しています...
...以上です。
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