小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

阿部公房

2011-04-19 23:48:02 | Weblog
阿部公房が、日本の芝居は、作り方が悪いから面白くない、と言っている。これは、以前書いた、坂口安吾の小説論と同じで、最初にあらすじを書いてしまうから、面白くないと阿部公房は言っている。少なくとも、阿部公房の小説観では、文学は人間の精神の限界を突破しうる可能性があるから、実用的には何の価値もない文学が、存在しうる価値であると考えている。

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民主主義は最高の政治形態

2011-04-19 23:31:04 | Weblog
民主主義は、もちろん最高の政治形態ではない。最高の政治形態は、コンピューターが発達して、正しい思考力を持つようにまでなったら、コンピューターによる国家の統率が最高の政治形態となるだろう。しかし、それはまず永遠にあり得ないだろう。
私は、最高の政治形態は、独裁政治であると思う。ただし、独裁者は、キリストや釈迦やガンジーのような聖人でなくてはならない。独裁政治というと言葉は悪いが、つまり哲人政治である。しかし、現実にはそういう人は、おらず、どんなにいいように見える人でも権力を持つと、横暴になるから、哲人政治は現実的にはあり得ない。
だからセカンドチョイスである民主主義とするしかないのである。それしかないのなら、セカンドチョイスである民主主義が最高の政治形態である、という言い方をしなくてはならない。しかし、もちろん、民主主義が理想の政治形態であるわけがないのである。民主主義とは、多数決が正しいことになり、標準的人間の道徳感覚が正義となるのである。しかし、正規分布のグラフによる偏差値50の標準的人間の道徳感覚を正義とする事ほど危険なことはない。

「危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である」
(芥川龍之介)

イエス・キリストを殺したのは誰か。民主主義ではないか。地動説を主張したジョルダーノ・ブルーノを火あぶりにして殺したのは誰か。民主主義ではないか。民主主義で、さらに怖いのは、マスメディアの発達と共に、ちょうど神輿のように、人々の意識が一挙に雪崩を起こすことである。

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村上春樹

2011-04-19 23:28:19 | Weblog
村上春樹は、以前、ノルウェイの森を読んで、面白かったが、それ以後、読まなかった。何となれば、読みやすい文体だが、読んだ数日後には、あらすじ、を忘れてしまうので、私は自分の創作の勉強のために小説を読んでいるので、そういう小説は読まない方針にしているからだ。しかし、たまたま、図書館のリサイクル図書で、「神の子どもたちはみな踊る」という短編集を読んで、気に入ってしまった。しかし、他の作品が全て面白いわけでもない。シュールだが、阿部公房よりは、読みやすい。

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東北は寒い

2011-04-19 23:23:11 | Weblog
東北は寒い。関東では、もう葉桜である。春から初夏に移ろうとしている。スーパーで西瓜が売り出されている。女の黒いタイツとか、解放的なルックになってきている。テニスをやると汗をかいて、ポカリスエットを飲まずには出来なくなった。(もっとも、これは自律神経の失調した私だけだが)しかし、秋田や仙台は、まだ寒い。秋田ではまだ雪が残っている。東北の人はかわいそうである。

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西岡剛

2011-04-19 23:22:27 | 武道・スポーツ
西岡剛選手が、相手のスライディングで腓骨を折った。どうも相手のメジャーの選手は意図的なような気がする。ジャップをなめるなよ。
腓骨は簡単に折れるものではない。何となれば、ムエタイや空手のローキックでは、意識して相手の足をへし折ろうとしているではないか。ローキックの破壊力は野球のバットをへし折るほどである。また空手家、拳法家は、筋肉を引き締めて、相手に角材で叩かせたりして、体を鍛えているではないか。しかし、腓骨はまず折れないではないか。これは足に対するガードの意識があるからである。しかし、不意打ちで蹴られると、あのように折れることもある。いかに不意打ちが危険であるか。

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太った美人

2011-04-19 23:21:45 | Weblog
旅行代理店に太った美人がいる。普通、太った女は顔も太っていて、美人ではない場合が多いが、彼女は太っているのに、美人なのである。痩せたら、絶世の美女になるのではなかろうか。彼女は、太っている事を気にしていなさそうである。

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耶蘇教勧誘

2011-04-19 22:26:44 | Weblog
トントンとドアがノックされた。どうせ、つまらない用事だろうと思って、いつもは居留守をつかうのだが、何となく開けてみた。キリスト教の勧誘だった。私は、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ、使徒、ローマ、コリント、ガラテヤ、エペソ、ピリピ、コロサイ、テサロニケ、テモテ、テトス、ピレモン、ヘブル、ヤコブ、ペテロ、ヨハネ、ユダ、ヨハネと諳んじてみせた。

相手「クリスチャンですか?」
私 「いいえ」

相手は何だか、神を信じなさいとか言った。
私はキリストの発言で、毒のある所の説明を逆に聞き返した。相手はどうせ、答えられないだろうと思っていたので。だが、相手は、ニコニコしながら、答えた。しかしどう考えても、おかしい。ちゃんとした論理になっていない返答である。

私 「幸いなるかな。心貧しき者。天国は彼らのものなり。これは、日本語としておかしいんじゃないですか?心が豊かな者が幸いなら、わかりますけど、心が貧しい者が幸いというのは、どういうことですか?」
相手「心が貧しい人というのは、お金持ちの人、勉強する人、勉強して商売がうまい人です」
とか、言ってきた。論理にも何もなってないじゃないか。
私 「私がこの世に来たのは平和をもたらすためではない。剣を投げ込むためである。人々を仲間割れさせるためである。人々を敵対させるために来たのだ。兄弟をなかたがいさせ、親子をなかたがいさせるためだ。キリストはこうも言ってますよ。この意味、説明できますか?(私は出来る)こんな宗教は破防法の適用の対象になりますよ」
相手「・・・(何と言ったか忘れた)」
ともかく、答えることは答えるが、ナマコのようでインパクトのある、論理のある答えになっていない。私が一人なのをいいことにかってな事を吠えているのか。あるいは、公開で討論しても人々を納得させうる説明は出来ないだろう。

宗教の信者というものは、わからない所があるから、その神秘性が魅力になって信じているのである。全てをわかってしまた物は、もはや何の魅力もない。これはエロティシズムの論理であって、全てがわかってしまった女や人や物事には、もはや魅力はないのである。

「魅力は不可知にあり」

「秘するが花」(風姿花伝)

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