小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

カタワ

2011-06-28 23:23:24 | Weblog
カタワ。夜テニスをする。今日は日中、蒸し暑かったが、夜は熱帯夜ではない。夏はテニススクールは人数が多い方が助かる。今日は6人だった。しかし、それでも、汗ぐっしょりである。ハアハア息を切らしながら、ポカリスエット四本ガブガブ飲みながらやった。他の人は、高齢でも女でも、疲れずにやっている。私は立っているのが精一杯である。過敏性腸によって消化器がボロボロである。ほとんどカタワに近い。カタワとは、もちろん差別語だが、それを言っていい人がいる。それは、カタワの人、本人である。カタワの人だけが、「私はカタワです」と言う資格がある。私は世間の同情や理解などは求めないが、足が切れてない、内臓のカタワというものもあるのである。中枢の視床下部もメチャクチャ、末梢の大腸も犠牲腸閉塞。実際、私は、この病気のため、100回以上、ビルの屋上に登り、死を考え、一回、首を吊った。それは正直に、自分史、「ビタ・セクシャリス」や「浅野浩二物語」や「過敏性腸症候群」に書いた。

そもそも過敏性腸症候群の定義が、

「その症状のために、普通の生活や社会的責任を果たすことがでぎす、日常生活に著しく支障をきたすもの」

である。私は他人の同情や理解は求めないし、求めたくもないが、世間の人は、重症の過敏性腸症候群で苦しんでいる人を、「たかが、ちょっと胃腸の具合が悪いんだろ。俺だってそういう経験はしてるからわかるよ」程度に雑にあつかわないでほしいものである。自分が体験してみればわかるが、この病気は、生き地獄いがいの何物でもない。

私の祖父は、首を吊って自殺したが、祖父は他人に厳しい性格で、まさに、私に、「たかが、ちょっと胃腸の具合が悪いんだろ。俺だってそういう経験はしてるからわかるよ」と言い続けたが、ある病気になって、自分が病気をしてみると、他人に雑に理解されることの辛さに耐え切れず、また、ある点、性格的に誠実な所があったため、矛盾した自分に耐え切れず、ノイローゼになって死んでしまった、のだと私は確信している。

他人を雑に理解する人間は、悪人であってくれれば、自分が苦境になった時、無神経に過去のことなど忘れて、「俺の苦しみを理解しろ」と怒鳴り散らして生きることが出来るのだが(まさに私の父親がそうである)、誠実な人間だと、「俺は何てバカなことをしてきのだ」という罪悪感に悩まされ、誠実さが強いと、ノイローゼになってしまい自殺してしまうこともあるのだ。私は祖父の死は、それだと確信している。

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初泳ぎ

2011-06-28 20:37:13 | Weblog
今年、初めて泳いだ。まだ屋内だが。なぜか、夏になってくると泳力がついてくる。50分ぶっ続けに泳いでも疲れない。1キロか2キロくらい泳いだことになる。やはり水泳はテニスに比べると単調である。

何事でも、続けることが大切である。トレーニングジムのマシントレーニングは、年に数回しか行かないので、たいした効果はない。トレーニングジムの方がもっと単調で退屈だと思う人もいるだろうが、それは違う。毎週、続けてやってる人は、懸垂40回とか、極真空手なら、腕立て伏せ500回くらい簡単にやってしまうから、出来ると何でも楽しくなり、上腕が日に日に太くなっていくのを見るのは楽しいから、ハイになり、基礎トレーニングでも面白くなるのだ。

私は本当は、スポーツなんか、全然、興味ないのだが、運動しないと、便秘、冷え性、が悪化する一方だから、仕方なく、やっているのである。しかしスポーツにも面白さはあるから、複雑な気持ちである。しかし、当然ながら運動などしなくても健康にすごせる人は羨ましい。

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