小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

患者を叱る医者

2012-02-13 22:45:16 | 医学・病気
ある患者が来て、別のクリニックで、叱られて、薬、処方してもらえなかった、ので、薬、処方していただけませんか、と訴えてきた患者がいた。吃驚した。そんなこと、ありえないと思うのだが。私が診察したら、確かに問題点はあるのだが、だからといって、叱って、処方しないというのは、不思議である。そもそも医者は、患者を叱ることは、ほとんどない。一体、どういうことなのか。第一、医療は、出来高払いだから、八百屋と似たようなもんだから、お客さんを減らしてしまうではないか。別に問題のある、やっかいな患者でもないのに。綺麗な、おとなしい女性の患者である。これは、(どんな方法でもいいから)国民を苦しめてる医療費を減らそうとする、厚生省の役人で、医師免許を持ってるヤツの仕業としか考えようがない。

患者「先生。昨日から体がだるくて、熱っぽくて困ってるんです」
医者「あんた。それは風邪だよ。風邪なんか、ひくんじゃねえよ。ちゃんと、うがい、とか、手洗い、とかしてんのかよ。薬は出さねーぜ。温かくして、水分とって、一週間、寝てりゃ、風邪なんか、薬ださなくても治るんだよ。それより、国民皆保険制度が、どれだけ日本の経済を逼迫させてんのか、わかってんのかよ。・・・」
患者「す、すみません。こ、これからは風邪をひかないよう気をつけます(涙)」
医者「おお。せいぜい、気い、つけろよな」

という会話がなされたとしか、考えようがない。

ちなみに、患者が確かに医者に叱られる場合もある。それは、私である。整形外科で私はよく叱られる。なまじ同業者で、医学知識があるもんだから、自己診断したり、治療方針で、意見を言ったりすると、生意気とか、別の分野のクセに、とか、の理由で叱られるのである。叱られれば、頭にくるが、その整形外科医は、腕のいい医者なので、怪我をすると我慢して、その医者にかかっている。

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新しい車

2012-02-13 21:53:41 | Weblog
車を買い替えた。といっても、同じ車種だが。合計で36万円なのに、いい。ハンドルも軽い。フレッシュな気分である。やはり同じ車種にしてよかった。私は車には、金をかけない主義である。安い車のメリット。というか、新車、高級車のデメリット。それは、高級車だと、悪いヤツに、コインスクラッチされたり、スプレーで、落書きされたりする危険があるということだと思う。その点、中古車なら、そういう悪戯をされる心配が少ない。

所ジョージは、大切な高級車の愛車に、スプレーで、「バカ」と大きく書かれた悪戯をされたことがあるそうだ。高級車だから、そういう悪戯をされるのである。所ジョージは、全部、塗装するまでの、応急処置として、「バカ」の次に、「じゃない」と書いて、「バカじゃない」と、書いといたらしい。そんなことしたら、余計、バカと思われるのではなかろうか。それよりも、「バカ」の下に、「↑これを書いたヤツ」と、書いといた方がいいと思うのだが。

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宇宙戦艦ヤマト

2012-02-13 02:04:25 | Weblog
いままで、ずっと、松本零士の「宇宙戦艦ヤマト」に全く興味がなかった。今でも興味はない。面白いとも、素晴らしいとも、思えない。しかし、世間には、「宇宙戦艦ヤマト」を熱烈に愛する人達が多くいる。大人でも、熱烈なファンは多い。どうして、私が「宇宙戦艦ヤマト」に興味を持てないか考えてみた。そして、わかった。それは私がSF物に興味がないからだ。SF小説など、一冊も読んだことがない。し、読みたいとも思わない。星新一のSF小説を、ほんの少し読んだことがあるが、全然、面白いとは思わなかった。だからといって、SF物に全く興味がないわけではない。永井豪のSF漫画とか、「猿の惑星」とか、SF物でも、好きなものはある。ただ、松本零士調のSF漫画が好きになれないのである。

だからといって、松本零士の漫画は、全て嫌いか、というと、そうではない。私は松本零士の「男おいどん」が、すごく好きである。素晴らしい作品とさえ思っている。あれは、完全な、現実的な漫画だからだ。一人で生きる男の誇りと、救われない悲哀がある。実に素晴らしい。あれは、おそらく、小賢しい計算などしてはおらず、松本零士の素直な思いの表現だと思う。だから松本零士の感性は、素晴らしいと思う。

しかし、おそらく世間の人は、そうは感じていないだろう。あれほど、汚い、みじめなストーリーの漫画は、面白いどころか、嫌っている人もいるのではなかろうか。つまり、世間の人の感じ方と私の感じ方は、正反対なのである。同じ松本零士の作品でも、世間の人は、「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」は、素晴らしいけれど、「男おいどん」は、興味がない、のだろう。私はその逆なのである。

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