小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

亀井静香

2013-04-20 20:27:00 | 政治
私が今、一番好感を持っている政治家は、亀井静香である。亀井静香は志が高い。芯を曲げない。頭がいい。正義感が強い。努力家である。東大を出て、「オレが世の中を良くしてやる」という意気込みで、猛勉強し、国家公務員採用上級試験を3番の成績で合格し、警察官採用上級試験に5番の成績で合格した。成績優秀のため各官庁からオファーがきたが、本人の希望で警察庁に入庁した。そして15年間警察官僚として働いたが、「いくら警察で頑張っても所詮、警察は社会の、ゴミ掃除、だ。社会のゴミを出さないようにするには政治家になるしかない」と決断して、政治家を志し、1972年に、当選した。
しかし、残念なことに、政治の世界は、努力だけでは、どうにもならない、やっかいな所がある。ひたむきに努力すれば総理大臣になれる、というものではない。政治家には、一徹さより、狡猾さ、妥協心、状況判断、など、したたかさ、が求められる。そこらへんで、ずっこけているところに氏の面白さもある。

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佐々木さやか

2013-04-20 17:41:32 | 政治
佐々木さやか、という綺麗な人が、今年の参院選のポスターにある。弁護士で、神奈川からの公明党推薦の立候補である。ポスターで綺麗でも、写真写りがいいだけで、本当に綺麗なのかと疑った。それで、ネットで調べてみたら、本当に綺麗なのである。創価大学を出ているから、公明党とのつながりがあるのは、当然である。政界なんてドロドロした世界には入って欲しくない、と思うけれど、本人は本気である。正義感が強い。私としては、当選して、「美人すぎる議員」として、ビキニの写真集を出して、それで、ウィキペディアに載って欲しいとは思うが。なので彼女に一票入れよう。別に公明党を支持しているわけでは全然ないが。でも、議員になっても、丸川珠代のように、言葉が荒くなってしまわないで欲しいものである。女の魅力台無しである。与党に対する質疑は、いかに論理的であるかが大切なのであって、激しい口調であればいいってものではない。まあ、政治家は、度胸がなくては出来ないから、女だと、なめられるんじゃないか、と思って、彼女は、無理して、わざと荒い言葉づかいをしているのではないかと思うのだが。

まあ、佐々木さやかさんは、もし当選しても、彼女の性格から、そうはならないと思っている。もっとも、公明党だから自民党と連立を組んでる与党だから、その点でも安心である。

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医者は学者ではない

2013-04-20 17:10:57 | 医学・病気
医者は学者ではない。確かに医者は、医学部で医学を学ぶ。これは学問である。基礎医学なら、解剖学。薬理学。病理学など全ての科目、臨床医学では、内科学、産婦人科学、耳鼻科学など全ての科目、これらは学問である。しかし。医学部の二年から、動物を使った実験、実習、が行われる。しかし、動物実験をする時は、必ず、同じ条件の動物をコントロール(何もしない同じ種類の動物)として、観察しなくてはならない。つまり、ある薬剤をラットに投与して、その薬の効果を調べる実験を行う時は、薬剤投与群のラットと、非投与群(コントロール。何もしない)のラットを、同時に観察し、非投与群のラットと比べて、投与群のラットに統計学的に優位な変化が見られた時に、薬の効果があった、と判断するのである。これが学問である。
しかし医者の治療は、コントロールがないのである。同じ人間を二人、作り出すことは出来ないのである。たとえば、風邪をひいた時、医者は薬を出す。点滴をする。また、患者も、風邪が早く治りたいと思っているから、布団に入って温かくして休む。医者から貰った薬を飲む。水分をとる。頭を冷やす。しょうが湯を飲む。食事は粥にする。うがいをする。など、可能な限り、良くなることを色々する。それで熱がひいたとする。しかし、一体、熱がひいた効果をもたらしたものは何かは、わからないのである。薬を飲んだことではなく、水分を多くとったことが、治った理由かもしれない。それは、わからない。それは、非投与対照者が無いからである。医者の治療が学問と呼べるためには、同じ風邪の状態になっている自分のダミーが必要なのである。それを作り出すことは不可能である。

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