小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

枷(かせ)

2013-06-17 20:57:31 | 考察文
昔、レインボーマンというテレビドラマがあった。子供の時、見た。あれは好きだった。(仮面ライダーは、それほど面白いとは思わなかった)原作者は、月光仮面の原作者でもある川内康範氏である。レインボーマンは、主人公の青年が、月の化身、火の化身、水の化身、木の化身、金の化身、土の化身、日の化身、というのになれる。それぞれの化身が、独特の技を持っている。主人公の青年は、何か一つの化身になれる。その枷が面白かった。しかしテレビでは、かなりしてから、月の化身と火の化身の、両方になれる、というような、便利な能力をダイバダッタから教えられ、青年は、その技術を身につける。それを見た時、幻滅した。彼は、一度に、一つの化身にしかなれない、という枷があるから面白いのである。

サイボーグ009にしても、各サイボーグは、一つの能力だけしか持っていない。しかし、それがいいのである。そして、一人のサイボーグが一つの能力だけを持って、そして、あとは、勇気と知恵と9人の協力で、強い敵を倒す所に面白さがあるのである。さすが石森章太郎である。

枷があるから、話は面白くなるのである。

私はプロ野球には、あまり興味を持てない。強い選手が多くいれば、監督も選手もバカでも勝てるじゃねえか。メジャーリーグの外人選手が多くいる球団も嫌いである。プロ野球には、枷の面白さがない。

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石破茂

2013-06-17 20:41:53 | 政治
野党のアベノミクスに対する批判に対して、石破茂は、「副作用があるからといって薬を飲まない、という主張はおかしい」と言っているが。まあ、よくも、そんなことが言えたもんだ。自民党が野党の時、民主党の処方した薬の副作用を徹底的に非難したのは、どこのどいつだ。

そもそも石破茂氏は、幹事長という立場で、閣僚に入らなかった所に、氏のしたたかさ、がある。氏には防衛大臣は、うってつけ、だと思うが。要するに、非難はしたいが、非難はされたくない、というのが、氏の思いである。

なぜ自民党は、谷垣総裁ではなく、阿部晋三を首相にして選挙したか。それは、当然、阿部晋三の方が、国民に人気があり、選挙で勝てるからである。事実、勝った。

昔は谷垣総裁は嫌いだったが、今はそれほど嫌いではなくなった。

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