常識は真理ではない。
自分は凡人だと思っている人は、自分の考えの反対が真理である場合が多い。
自分は天才だという絶対的な自信のある人は、その人の思っていることが真理である場合がある。
自分を無にして、他人を知ろう、という気持ちがなければ、自分の類似的な経験というものは、相手を理解する武器とは決して、なりえず、偏見、先入観という弊害にしかならない。
わからないものを自分流に解釈して、わかる、とすることが一番、危険である。
人間は、してはならないことをほど、したがる動物である。
単純バカ人間ほど、「人間とはこういうものだ」とか、「人間はこうあるべきだ」と定義して、それを他人に押しつけて説教したがるものである。
バカとは、自分に理解出来ないことを否定する人間である。
世間の人間は、常識、や、既成概念に無意識の内に集団洗脳されている。
バカにとっては、世間の常識が真理であり、自分の考え、価値観が絶対、正しいと信じており、そういう色メガネを通してしか、人や世間を見れないから、それにそぐわないものは、間違い、として攻撃するか、変態という便利な言葉によって、片づけて、それで終わりである。なので、精神の進歩は死ぬまで起こらない。
当然、ジークムント・フロイト、グフタフ・ユング、エルンスト・クレッチマー、クラフト=エビングの「性的精神病理」などは、チンプンカンプンである。