憲法を改正すべきか?
自民党を支持する人は、日本国憲法を改正すべきだと思っている。
現行の日本国憲法は、太平洋戦争の敗戦の一年後(昭和21年)に、アメリカ、GHQ、マッカーサーによって、即席に、一週間ほどで、作られたものである。
日本を二度と戦争の出来ない国にするため。
軍隊をもつことを禁止し、交戦権も否定している。
「日本国憲法第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」
これからして自衛隊は憲法違反であることは明らかである。
集団的自衛権はもちろんのこと、個別的自衛権も。
現行憲法は戦勝国であるアメリカによって作られて、押しつけられたものであり、戦後80年、になろうという今、日本国民によって、作り直されるべきである、という主張はもっともだと僕も思っている。
自衛隊は憲法違反だし、他国によって、他国の都合のいいように作られて押しつけられた憲法などグロテスクである。
と自民党支持者は思っているのだろう。
確かに、僕もそう思うが。
しかしである。
そのグロテスクさ、を僕は、悪い、間違ったものとは思わない。
そのグロテスクさは、全世界に誇れる、世界で唯一の、美しい、歪んだ憲法であると僕は思っている。
世界のどこの国でも、軍隊をもち、交戦権(個別的なら自然権)をもっている。
他国が核兵器をもつならば、自国も核兵器をもたなければ自国は守れない。
しかし、アメリカによって押しつけられた憲法ではあるが、結果として、日本国憲法は、軍隊ももたず、交戦権も認めない、などという信じられないような崇高な憲法である、と僕は思っている。
自衛隊は憲法違反だが、日本は、その憲法違反という矛盾の中で、戦後、一度も戦争することなく、平和主義を貫いてきたのである。
そのため日本人は平和に対する意識が、他国とは比べものにならないほど強い。
なら、矛盾していても、それでいいじゃないか、と僕は思うのである。
反対に、軍隊も交戦権ももっている、アメリカは第二次世界大戦後も、積極的に他国に戦争をふっかけてきた。
正義の美名をかりて。
朝鮮戦争。ベトナム戦争。湾岸戦争。アフガニスタン戦争。イラク戦争。等々。
アメリカ人は、共産主義、は、悪いもの、潰すべきもの。攻撃されたら攻撃しかえすのは当然の権利と思っているのだ。
そのため、アメリカ人の過半数は、日本に原爆を落としたことを良かったことだと思っているのだ。
この平和に対する国民の意識の差。
アメリカは思想、宗教の自由はあるが、キリスト教がバックボーンとなっている国だ。
「目には目を」
は旧約聖書、ハンムラビ法典の教えだ。
矛盾している。
僕は、「非暴力・不服従」のマハトマ・ガンジーを尊敬している。
☆
日本国憲法を変えて、自衛隊を日本の国軍と認め、自衛権を認めてもいいとも僕は思っている。
それが、普通の国の形なのだから。
しかし、それには絶対の条件がある。
それは、日米同盟を破棄するか、あるいは、そこまでしなくても、日米同盟を対等なものとする、という絶対の条件があれば、である。
しかし、それには絶対に不可能である。
それは。
アメリカの言いなりになっている、そして、なるしかない日米同盟をそのままにして、日本国憲法を改正することに僕は反対である。
だから、自民党や、安倍政権が強く主張した、日本国憲法を改正しても、日本はアメリカの戦争に協力するだけの、虎の威を借りた狐、国家になるだけだ。
その方が、現行憲法のグロテスクさより、もっと醜いと僕は思う。
自民党を支持する人は、日本国憲法を改正すべきだと思っている。
現行の日本国憲法は、太平洋戦争の敗戦の一年後(昭和21年)に、アメリカ、GHQ、マッカーサーによって、即席に、一週間ほどで、作られたものである。
日本を二度と戦争の出来ない国にするため。
軍隊をもつことを禁止し、交戦権も否定している。
「日本国憲法第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」
これからして自衛隊は憲法違反であることは明らかである。
集団的自衛権はもちろんのこと、個別的自衛権も。
現行憲法は戦勝国であるアメリカによって作られて、押しつけられたものであり、戦後80年、になろうという今、日本国民によって、作り直されるべきである、という主張はもっともだと僕も思っている。
自衛隊は憲法違反だし、他国によって、他国の都合のいいように作られて押しつけられた憲法などグロテスクである。
と自民党支持者は思っているのだろう。
確かに、僕もそう思うが。
しかしである。
そのグロテスクさ、を僕は、悪い、間違ったものとは思わない。
そのグロテスクさは、全世界に誇れる、世界で唯一の、美しい、歪んだ憲法であると僕は思っている。
世界のどこの国でも、軍隊をもち、交戦権(個別的なら自然権)をもっている。
他国が核兵器をもつならば、自国も核兵器をもたなければ自国は守れない。
しかし、アメリカによって押しつけられた憲法ではあるが、結果として、日本国憲法は、軍隊ももたず、交戦権も認めない、などという信じられないような崇高な憲法である、と僕は思っている。
自衛隊は憲法違反だが、日本は、その憲法違反という矛盾の中で、戦後、一度も戦争することなく、平和主義を貫いてきたのである。
そのため日本人は平和に対する意識が、他国とは比べものにならないほど強い。
なら、矛盾していても、それでいいじゃないか、と僕は思うのである。
反対に、軍隊も交戦権ももっている、アメリカは第二次世界大戦後も、積極的に他国に戦争をふっかけてきた。
正義の美名をかりて。
朝鮮戦争。ベトナム戦争。湾岸戦争。アフガニスタン戦争。イラク戦争。等々。
アメリカ人は、共産主義、は、悪いもの、潰すべきもの。攻撃されたら攻撃しかえすのは当然の権利と思っているのだ。
そのため、アメリカ人の過半数は、日本に原爆を落としたことを良かったことだと思っているのだ。
この平和に対する国民の意識の差。
アメリカは思想、宗教の自由はあるが、キリスト教がバックボーンとなっている国だ。
「目には目を」
は旧約聖書、ハンムラビ法典の教えだ。
矛盾している。
僕は、「非暴力・不服従」のマハトマ・ガンジーを尊敬している。
☆
日本国憲法を変えて、自衛隊を日本の国軍と認め、自衛権を認めてもいいとも僕は思っている。
それが、普通の国の形なのだから。
しかし、それには絶対の条件がある。
それは、日米同盟を破棄するか、あるいは、そこまでしなくても、日米同盟を対等なものとする、という絶対の条件があれば、である。
しかし、それには絶対に不可能である。
それは。
アメリカの言いなりになっている、そして、なるしかない日米同盟をそのままにして、日本国憲法を改正することに僕は反対である。
だから、自民党や、安倍政権が強く主張した、日本国憲法を改正しても、日本はアメリカの戦争に協力するだけの、虎の威を借りた狐、国家になるだけだ。
その方が、現行憲法のグロテスクさより、もっと醜いと僕は思う。