小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

アホなスポーツ指導者

2009-12-31 02:35:31 | 武道・スポーツ
テニススクールのコーチは、気持ちのいいグランドストロークのラリーが続いていると、わざと打ちにくい所へ打ってくる。これは、「難しい事が出来るようにさせるしごきが上達に一番、有効」という程度の理解しかないからである。勿論、それも、限りなくゼロに近いが、多少は効果があるだろう。しかし。グランドストロークではもっと大切な上達の要素がある。それはリズムと反復によるフォームの完成である。テニスにおけるラリーは単調な(私は単調どころか気持ちいいのだが)空手の空突きの訓練に相当するのである。それをわざわざ壊すのだから、あきれる。自分は、ほとんど毎日、朝から晩までテニス、テニスで明け暮れているから体力がありあまっているので、一種のコーチングハイになっているのだろう。そもそも日本のテニススクールでは、ここでも有無を言わせぬ口答え、自己主張などもってのほかだから、自分は休んで生徒にボールを集めさせ、コーチは殿様気分になってしまっているから、指導の仕方の研究など生まれてこようはずがない。一年間、全く同じ事を喋ってるのを見てるとアホに見えてくる。勿論、日本人気質から、あらゆる事において生徒は師に絶対服従しなくてはならない。勿論、私も心の内ではコーチをバカにしつつも、うわべは、素直な生徒を装っている。そうしないと趣味の世界でも仲間はずれにされてしまうからである。
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