小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

芸術と内向性

2021-08-03 01:38:28 | 考察文
そもそも芸術とは、孤独な内向的人間の、言葉にならない悲鳴、とも言えると思います。
世の中は、デリカシーのない、外交的、社交的、なネアカ人間が牛耳っています。
僕も、大学の時、「壁見るのが好きだなー」とか、「無口な人間は黙ってニコニコしてりゃいいんだ」とか、さんざん、言われました。
顔では、笑っていましたが、心の中では、「ふざけるな」と、怒鳴っていました。
「何も言わない人間=最も物事を深く考えている人間」
「能のない人間ほどよくしゃべる(ブルース・リー)」
「君たちには何も解らず、それの解らぬ自分を、自慢にさえしているようだ。そんな芸術家があるだろうか。知っているものは世知だけで、思想もなにもチンプンカンプン。開いた口がふさがらぬとはこのことである。(太宰治・如是我聞)」
人の性格。(仏教聖典より)
第二の人は、その性質がわかりにくく、静かにへりくだって、ものごとに注意深く、欲を忍ぶ人である
第三の人は、その性質がまったくわかりにくく、自分の煩悩を滅ぼし尽くした人のことある。
(カンダラカ教パーリ経典)

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