小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

電子カルテ 富士通HOPE

2021-09-27 02:01:52 | 医学・病気
先週の金曜、9月24日に、ある病院に、初めて、透析に行った。
医師斡旋業者を通じて。
あの日は蒸し暑くて参った。
向こうの病院では、電子カルテ、富士通HOPEを使っていて、「富士通HOPEは使えますか?」と、斡旋業者の人がさかんに言ってきた。
僕は、今まで、二回ほど、単発バイトで、代診に行って、電子カルテを使った経験があるので、大丈夫だろうと思っていた。
それでも、二日前くらいになると、電子カルテ、を使えるか、どうか、少し、気になり出して、ネット、や、You-Tube で、徹底的に、富士通HOPE、の使い方がないか、探してみた。
しかしない。
藤沢の有隣堂にも、電話で、電子カルテ、の使い方の説明書の本があるか、聞いてみた。
しかし、なかった。
不安もあったが、しかし、何とかなるだろうと、思っていた。
それで、9月24日の金曜日に病院に行った。
透析の病棟では、医師の席が、三席あった。
それぞれの席に、パソコンが、置いてあった。
僕が行った時には、奥の席に、医師が一人いて、自分のパソコンで何かを、熱心に打っていた。
僕は、パソコンの電源を入れた。
富士通HOPE、の画面が出てきた。
使い方がわからないので、隣の医師に、使い方を教えてもらおう、と思ったが、その医師は、自分のパソコンで忙しそうに、何かやっていたので、「教えて下さい」という雰囲気ではなかった。
僕は、人見知りしない性格なので、誰にでも、気軽に声をかけられる。
それで、隣の、狭い、ナースの詰め所にも、パソコンがあったので、そこに行って、スタッフに、富士通HOPE、の使い方を聞いた。
すると、大まかなことは、教えてくれた。
なので、僕は、それをメモして、何回も、繰り返した。
11時くらいから、回診が始まった。
富士通HOPE、の使い方を一番、よく知っているのは、事務の女の人であるらしい。
彼女が、使い方を教えてくれた。
僕は、使い方を全部、メモした。
普通、透析では、患者に声をかけて、症状を聞く。
それを、紙カルテに記載する。
のである。
しかし、なぜだか、ここの病棟では、患者のバイタルを全部、医師が手作業で入力しなければ、ならないらしい。
体温。血圧。脈拍。体重の増加分。ドライウェイトからの、体重の増加分、ドライウェイト、を、手作業で入力しなければ、ならなかった。
電子カルテは、富士通HOPE/EGMAIN-LXである。
それと、定時処方の入力と、臨時処方の入力である。
僕は、メモ魔であり、説明を全部、メモした。
それを、ここに書いてみる。
・・・・・・・・・・
富士通HOPE/EGMAIN-LX
123456(ID)1234(パスワード)右上→ENTAR→診療業務開始(左上)→病棟一覧→カナ検索→HOPE画面でてくる→患者ID→0000123456→ENTAR→カルテ記述画面、が出てくる→カルテ記述→#、SOAP→カルテ閉じる→閉じる→閉じる→右上の□(青い屋根の家)→押す→ログオフ。
・・・・・・・・・・・・
対面診療にする→カルテ記載→O(オブジェクト)→□(青い色のバイタル)→BS、SaO2は、ほとんど入れない→体重(+)前回~増加量など、カルテに展開→カルテを閉じる→診察終了→予約票、その他、は、閉じる。
・・・・・・・・・・・・
定時処方箋発行→どこでもいいから、右クリック→処方DO展開→閉じる。
・・・・・・・・・・
臨時処方。
外来処方→カロナール200mg→10個→発熱時。処方量は全部の処方量を書く→閉じる。
・・・・・・・・・・
まず、右上の患者IDをクリックして、青くする→バーコードに当てる→患者情報が出てくる→体温、血圧、脈拍、前回体重からの増加量、DWの増加量、DW、を書く。
・・・・・・・・・・・
最初は、事務の女の人についてもらっていたが、だんだん、というか、すぐに、使い方になれた。
患者を半分くらい、診察した頃には、もう、富士通HOPE/EGMAIN-LX、の使い方には慣れた。
しかし、バイタルの記入が面倒だった。
パソコンは便利に使えるためにするためなのに、これは、変だな、と思った。
その日は、蒸し暑く、それも、加わって、まいった。
「このバイタル入力するのパソコンで出来るはずですよ。これパワハラですよ」
と冗談を言った。
午前中の診察が終わった。
朝、来ていた、医師の、態度が変わって、親しく話しかけてきた。
(新しく来た医者に、こいつは、パソコン使いこなせるか)
という、意地悪だったのかな、と思った。
僕が、富士通HOPE/EGMAIN-LX、を使いこなせたので、僕を見直したのかもしれない。
なめんなよ。
僕の辞書に「不可能」の文字はないのである。
僕は、何事でも、事前に徹底的に調べ、考え、工夫し、人に聞く。
その日は蒸し暑かったので、頭を酷使したので、腹が減った。
昼休みには、病院の食堂で、ご飯を二杯、食べた。
それでも、疲れが、とれないので、近くにある、セブンイレブンで、甘い物を買った。
午後の回診までに、富士通HOPE/EGMAIN-LX、の使い方を、もっと、練習しようかと思った。
しかし、僕は、スマートフォンで、つい数日前に聞いた、ポールマッカートニーの、「All my loving」を聞いてみた。
すると、疲れが、スッと、とれた。
音楽はいいものだ。
と、つくづく感じた。
午後の回診では、もう、富士通HOPE/EGMAIN-LX、の使い方は、わかっていたので、事務の女に、頼らなくても、一人で、電子カルテを使って、入力できた。
色々、工夫すれば、バイタルの入力も、速く出来るようになった。
9時から5時までの勤務だった。
5時に、準夜勤の先生が来た。
その先生は、事務の女と親しそうに話していた。
僕には、そんなこと、興味のないことだが。
病院内でも、医者も、スタッフも全員、マスクしていた。
こいつら、アホだと思った。
いい加減、医者は、ウソをつくのをやめるべきだ。
医学部では、ウイルス学なんて、学んでいないのである。
細菌学は、分厚い細菌学の教科書を覚えた。
細菌学の実習でも、表皮ブドウ球菌の培養や、市販の、アイスクリーム、や、冷凍の肉、で、エシュリヒア・コリ(大腸菌)の培養をした、のは、鮮明に覚えている。
医学部では、光学顕微鏡は、全員分、用意されていて、組織学、や、病理学、で、HE染色の組織のスケッチするのだが。
医学部では、ウイルス学はないのである。
なぜかは、知らない。
電子顕微鏡を、1台でも、数台でも、買って、それで、学生に、ウイルスを見せる、ということをしてもいいと思うのだが。
なぜか、知らないが、医学部では、ウイルス学はないのである。
それは、医学部で、医学の歴史、とか、医療経済学、とか、医師法、医療法、とか医学関係の事を全部、必須にしたら、とてもじゃないけれど、医学部、6年間では、学びきれない。
なので、医者は、ウイルスに関しては、ミクロの構造も、疫学も知らないのである。
もちろん、ほんの基本のウイルスのことは、知っているが。
そして、医者は、仕事が終わったら、「あー。疲れた」と言って、ビールを飲みながら、テレビの野球中継を見るだけなのである。
僕は、研修医の時から、医者を見ているので、これは本当である。
向学心のある医者なんて、いないのである。
医者なんて、一人前になったら、あとは、十年一日の日々なのである。
仕事が終わっても、勉強するのは、僕くらいなのである。
なので、テレビに出ている、尾身とか、開業医の、先生方は、ウイルスの素人なのである。
2チャンネルを作った、西村博之、とかは、バカなことを言っている。
彼によると、ウイルス学者は、医者ではないから、人間のコロナウイルス感染症が、わからない、などと言っている。
大間違いである。
京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授の、宮沢孝幸先生は、獣医学部卒業だが、獣医学部でも、牛(だったかな)、とか、哺乳類の解剖、生理学、生化学、薬理学、などは、医学部同様しているのである。
そして、哺乳類の内臓の構造は、人間の内臓にほとんど、近いのである。
獣医学でなくても、生物学を学んでいれば、それでいいのである。
あとは、本人のやる気次第である。
そして、勤務時間以外で、医学の勉強をするのは、僕くらいなのである。
宮沢孝幸先生は、僕より、はるかに、人間の医学を勉強して知っている。
なので、宮沢孝幸先生の動画を見ると、すごい勉強になる。
そもそも、医学部を出た、医者がウイルス学を研究することになったとしても、当然、人間に、ウイルスを感染させる、実験など、することは出来ない。
ウイルスの実験は、医学部を出ていようが、獣医学部を出ていようが、動物にウイルスを感染させる実験しか出来ないのである。
そして、ウイルス研究の目的は、どうしたら、人間のウイルス感染症を治せるか、を研究しているのだから、ウイルス研究者は、必然、人間の医学も、必要な範囲においては勉強して知っているのである。

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