小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

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東大医学部出の医者ほどヤブ医者である

2019-09-13 16:26:56 | 医学・病気
東大医学部出の医者ほどヤブ医者である。

その理由。

そもそも、医者という仕事は、徹底的な、裏方の仕事である。

東大医学部に、入れるような、ヤツは、小学校、中学、高校、と、進学校、を、トップの成績で、勉強だけに、一日、10時間、以上、勉強してきた、ガリ勉、である。

もちろん、頭の回転が速く、記憶力が良く、情報処理能力が、人より優れている、ヤツらでは、ある。

しかし、それは、ペーパーテストだけでの話である。

東大医学部は、日本で、一番、偏差値が、高い大学である。

なので、「オレ様ほどの、選ばれた、超秀才は、東大医学部に行く資格がある」、という、傲慢、上昇志向、他人を蹴落として喜んでいるヤツら、えらがり屋、が、東大医学部を受験する動機なのである。

実際、世間では、「東大医学部卒」、という、肩書き、があれば、そいつを、「すごーい」、と、尊敬する。

日本は、肩書きの社会である。

つまり、勉強が出来るから、「自分が、天下をとりたい、とってやる」、というのが、東大医学部を受験するヤツの、動機なのである。

そこには、自分が、目立ちたい、トップになりたい、という、エゴイズムの動機しかない。

他人を蹴落とすことに、何の抵抗も、感じないようなヤツ、自分が偉い人間と、世間に、尊敬されたい、という、えらがり屋、の、動機しかない。

そういうヤツらには、自分というものを、徹底的に、「無」、にして、「裏方の人間」、となって、患者という、「他人」、に、つくす、という性格などない。

学問とは、徹底的に、自分を「無」、にすることから、始まる。

ここでも、手段と目的の、逆転の倒錯、という原理が、働く。

彼らが、喜ぶのは、東大医学部に、合格した時の、一瞬、だけである。

本当に、医者として、伸びるのは、医学部に行く、動機が、全てである。

「オレは、医者になって、苦しんでいる患者を治してやる」、とか、「救急医になって、オレの力で、死にそうな患者の命を救ってやる」、という、高邁な、理想の高い、動機で、医学部に行くヤツが、医者として、伸びるのである。

そういう、本物の動機のヤツは、医者になってからも、必死で、寝る間も惜しんで、勉強するからである。

また、東大医学部に入れるような、ヤツは、健康そのもの、であり、病気など、経験したことなど、無いヤツら、ばかりである。

不健康だったら、とてもじゃないけれど、進学校の、詰め込み勉強、などについていけない。

そして、健康そのもので、病気の苦しみを、知らないヤツらは、病人の苦しみ、も、病気、も、理解できない。

東大医学部、と、京大医学部、を比べると。

実際、優れた研究者、を、出しているのは、圧倒的に、京大医学部の方が、多く、東大医学部からは、優れた研究者は、出ていない。

そもそも、「勉強が出来るから、東大医学部を目指す」、という動機、そのものからして、低級である。

本当に、医者になりたいのか?

本当に、医学を勉強したいのか?

本当に、医学の研究をしたくて、したくて、仕方がないから、医学部を受験したのか?

本物は、本当に自分の、やりたい事をやる。

本物だったら、東大医学部に、入れる学力があっても、「オレは、数学が好きで好きで、仕方がない。だから、絶対、数学者になる」、と、考えて、東大理科Ⅰ類に入るだろう。

そういうヤツは、数学を研究するのが、好きで好きで仕方がないから、自発的に、寝る間も惜しんで、一日中、数学の研究をする。

そして、動機がホンモノだから、寝る間も惜しんで、研究するから、優れた、研究成果を出すのである。

一方、東大医学部出のヤツなんて、医学が好きで、医学部に行ったのじゃないから、卒業して、医者になったら、もう、勉強なんか、全くしない。

エゴイストは、自分の知識を増やす勉強は、目の色を変えて、するが、他人を理解しようとする、努力などはしない。

思いやりのある、いい医者は、患者の病気を治そうと、患者、個々人の、「生活」、「仕事」、「食生活」、などを、自分を、「無」、にして、徹底的に、聞いて、何とかして、患者の病気の原因を、理解しようとし、つきとめようとする。

しかし、その結果は、患者一人を、治した、という事にとどまるだけで、世間からは、何の評価も得られない。

東大医学部出の医者は、自分を偉い人間だと思っているから、「何で、オレ様ほどの人間が、こんなやつ(患者)のために、骨を折る必要があるんだ?バカバカしい」、と思っているので、教科書に書かれているだけの、治療法を、するだけで、患者が治らなくても、何とも、思わない。

東大医学部卒、という、肩書き、に、一生、ナルシスティックに、浸っているだけの、患者の、苦しみも、そして、患者の病気も、理解できない、能無し医者になるだけである。
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