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IPCC(気候変動に関する政府間パネル)

2016-02-05 23:13:57 | Weblog
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)について。

IPCCは、「CO2が地球温暖化の原因となっている、という前提にしてつくられた」の国連の機関であり、純粋な科学的な、組織ではない、と、評論家は言った。

これを聞いて、人は、どう思うだろうか?

純粋な科学的な機関はなく、「CO2が地球温暖化の原因となっている」、という先入観をもってつくられた組織。

だから、信用できない、インチキ機関。

と、考えるのだろうか。

それは、違うと思う。

IPCCとしては、「CO2が地球温暖化の原因となっている」、ことが、証明されることを、祈るように、願っているだろう。

そのために、必死で、人為的なCO2と、地球温暖化のデータを、取り続けているのだろう。

しかし。

科学における研究とは、すべて、そういうものである。

科学者は、二つのことがらに、因果関係が、あるのでは、ないか、と思って、研究するのである。

「前提となっている」、と聞くと、悪いイメージを持ちやすいが、結構、言葉が、あそんでいて、「絶対的な仮説としている」、と言い換えてもいいだろう。

問題は。データの取り方に、人為的な操作をしていなければ、そのデータは、貴重なデータとなる、ということである。

IPCCとしても、本当に、科学的に、「CO2が地球温暖化の原因となっている」、ということを証明したい、だろうから、データの取り方は、信頼できるだろう。

データも信用できないなら、どういうデータの取り方をしたのか、ということを、IPCCに、問い詰めれば、いいだけである。

だから、IPCCの言っていることは、信用しなければ、いいだけである。

データだけを活用すれば、いいだけである。

これは、ちょうど、厚生労働省の、村木厚子氏に、対する、検察の疑惑の捜査に、似ている面がある。

検察は、「村木厚子氏が、犯罪に関与している」、という、前提の元で、捜査を始めた。

しかし、それを、証明しようと、調べれば、調べるほど、検察の見立てと、違う事実が、どんどん出てきた。

だから、検察は、フロッピーを改ざんまで、しなければ、勝てないほどまでに、追いつめられてしまったのだ。

IPCCは、純粋な科学的機関ではなくても、データ改ざんまで、するほど、悪質な組織ではないだろう。

まがりなりにも、国連の機関なのだから。
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