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濱着口上書第九ページ、上の画像の七行目八行目
解読 積荷物凡四五百駄余も海中へ崩込候
・・・・・乗組中打驚、勢根限り色々
読み 積み荷物、凡そ四五百駄余も海中へ崩れ込み候
・・・・・乗り組み中、打ち驚き勢根限り色々
解説 「四五百駄」の次の字は読みにくいですが、「余も」です。 次の「海中へ」、「崩込候」、も難しい。前回出ましたので、何とか推定は出来ます。 次の八行目の上の細い棒の様な文字は、全く読めません。前回は「候に付き」でした。 「乗組中」・・・「乗組員の仲間一同。 「打驚」「勢根限り」「色々」それぞれ難解ですが、前回とほとんど同じ文章ですから、お分かり戴けると思います。 「打ち」は接頭語。「驚き」を強調する。 「勢根」は「精根」です。