かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

馬場あき子の外国詠 347(スイス)

2019-10-06 20:10:14 | 短歌の鑑賞
馬場あき子の外国詠48(2012年2月実施)
   【アルプスの兎】『太鼓の空間』(2008年刊)173頁 
    参加者:N・I、井上久美子、崎尾廣子、曽我亮子、藤本満須子、渡部慧子、鹿取未放
    レポーター:渡部 慧子 司会とまとめ:鹿取 未放
    

347 乾燥トマト湯に戻しをり秋は来て想ふアルプスの村の家刀自

(当日意見)
★これは旅行から帰った歌。肉体的、感性で読まないと自分との関わりが出ない。(鈴木)
★土産に買ってきた乾燥トマトをお湯に戻しているところ。つましく工夫して家事を切り盛りして
 いたアルプスの村の「家刀自」のことを思い出している。(鹿取)
★「家刀自」の語がいきている歌ですね。(一同)

コメント
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