かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

清見糺の一首鑑賞  34

2020-07-11 22:54:01 | 短歌の鑑賞
     ブログ版  清見糺研究     百年の恋&たのしみは 
                       かりん鎌倉支部     

34 たのしみは愛別離苦などはかなごと思うことなくきみといるとき
                    「かりん」95年3月号

 こう認識した時には、既に「愛別離苦」を思っているのだが、やがて来るかもしれない「愛別離苦」の時をふっと忘れて共にいるときは楽しい。「たのしみは」とは言っているが、たぶん愛別離苦の思いが常に脳裏にあるのであろう。

コメント
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