ブログ版渡辺松男研究⑥(13年6月) 『寒気氾濫』(1997年)橋として
参加者:崎尾廣子、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
司会と記録 鹿取未放
55 児がじっと見ている沼の奥みれば真っ黒き木の沈みてゆけり
★私は真っ黒き木が何なのかさっぱり分からなかった。でも子供が見るものって
」 意外と本質を掴んでいるんですよね。その関係も考えてみたが分からない一首
でした。(慧子)
★真っ黒き木ってかなり腐食した木のことではないですか。だから見えなくなる
まで沈んでいく。(曽我)
★腐食していたら軽すぎて沈んでいかないかも。真っ黒き木は、不安とか死とか
そういうものの暗示でしょうか。子はそういうものを直感しているのかもしれ
ない。沼というのも象徴的ですね。人気の無い山奥の沼みたいなイメージです
が、実景でも空想でもいいんだろうと思います。(鹿取)
参加者:崎尾廣子、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
司会と記録 鹿取未放
55 児がじっと見ている沼の奥みれば真っ黒き木の沈みてゆけり
★私は真っ黒き木が何なのかさっぱり分からなかった。でも子供が見るものって
」 意外と本質を掴んでいるんですよね。その関係も考えてみたが分からない一首
でした。(慧子)
★真っ黒き木ってかなり腐食した木のことではないですか。だから見えなくなる
まで沈んでいく。(曽我)
★腐食していたら軽すぎて沈んでいかないかも。真っ黒き木は、不安とか死とか
そういうものの暗示でしょうか。子はそういうものを直感しているのかもしれ
ない。沼というのも象徴的ですね。人気の無い山奥の沼みたいなイメージです
が、実景でも空想でもいいんだろうと思います。(鹿取)