ピントが合っていないが、畑の境界に残っている桑の木の枝払いをしたら、切ったすぐ切り口にはジワリと乳がわいていた。いままで乳っぽい木は果実がそうだからと単純に思って無花果しか思いつかなかった。しかも切ったことがないから確認はしていないし。
これだけ乳っぽい木だから、その葉っぱは滋養豊富・美味健康?のはず。だから祖母もお蚕さんを飼っていたのだろう。この畑が桑の木だらけだった記憶は確かにある。里と言われたこの畑、山神戸、クラクとよんだあの畑にも緑の葉っぱと黒紫の桑の実。あとの2つの畑はもう宅地化してどこが我が家の畑だったか、薄情な私には不明。ただ初夏の白っぽい枝と輝く緑の葉とゾワゾワ音をたてる蚕さんとホルマリン臭が、酸っぱい思い。祖母はもとより母も父も畑から消えてしまった。
| Trackback ( 0 )
|