西の軒先に掛けられた今年4番目のツバメの巣。親鳥さんがせっせと土塊を積み上げた折角の巣なのに、現在はお椀の巣で3羽が育っている。幸い、大分に凛々しい顔になっておるが昨日今日まで10日以上、おぢさんは気を揉んでばかりいた。(お椀は倒れないようネジ固定してあるため、巣の情況を目視できるよう;お椀ごと外せるよう お椀を止めた受け台もネジ止めしてあるのが写真でわかる ハズ)
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抱卵も済んで孵化して元気に育っていたはずなのに、7月15日の夕刻のこと田圃から帰ってみると巣が落ちて粉々になっている。巣作りが下手だったのかしら・鴉の仕業か・・・ただ、その横で4羽の雛がヒヨヒヨしている。ほおっても置けず、とりあえず家の中に持ち込んで砂糖水や卵を磨り潰して与えてみる。が、反応はいま一つ。落ちたことのストレスが大きすぎるのか・・・自然界のことはわからん。
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ダメもとで小皿に布・ティッシュペーパーを敷いて臨時の巣とする。構いきれるものではないから、親御さんが世話してくれるのを望み、元の場所に受け板を打ち付けて皿の巣を置く。これが、もぉ、夜の7時半ころのこと。明日になったら冷たくなっておるのかと諦め気味で床に就く。が、翌16日に見ると、可哀想に1羽は冷たくなっていたが3羽はピィピィ元気。様子を見ておると、親鳥らしき成鳥が巣の雛に餌を与えておる。ヤレヤレ、一安心。
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と、巣の下に置いた”始末箱”周辺を観ると1羽の雛の死骸に小蟻がたかっている。昨夜、暗い中で4羽が落ちた とばかり処理を進めて、この1羽を忘れていたのだ。可哀そうなことをしてしまった。5-2=3羽が残った。
18日の写真。毛もそろい始めて元気さが増してくる。親鳥も停まってくれておる。
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ただ、陶器皿の臨時の巣では雛さんの居心地も悪くないかい と気になる。20日になり田舎の”ロフト”コメリで木製茶碗を購入し、深さを浅くカットして表面の樹脂塗装を剥がし、皿の代わりに巣の土台とする。前から敷いてあった布+麻ひもの切りくず+枯草+稲草の切れ端を入れ雛を戻してやる。23日あたり、もう立派な雛になっている。
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布切れに雛はもちろん、親鳥の脚が絡むのも気になるので紙粘土で受け皿を作りお椀に敷くこととする。文具屋で粘土を求めてこねくり回したが、どうも薬品臭が気に入らん(雛や親に申し訳ない)。2日ほど晴天気味だったので好く乾かして薬品臭をなくそうとした。受け台からお椀を下ろし、3羽ごとタオルを持ち上げて移動してお椀へ”粘土巣”を敷き、枯草を敷いて雛を移動。併せて、武骨すぎる受け台を取り外して親さんがアプローチしやすいように細い受け台につくり直した。そして、今日まで何とか無事に続いておる。
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