漱石のお孫さんのご本は読み進むのがつらく、寝床では×。ここのところ布団のお供は”津軽”。太宰さんのではなく、亡くなられてしまったブースさんの作品。一枚一枚に感心させられる。例えば昨夜。
太宰がたどった行程を一部なぞりながら、脚と書はすすむ。鰺ヶ沢で、ご老人と行き会う。すると著者ブースさんに”ごくろうさまです”と挨拶される。英語にも翻訳不能のこの言葉、ブース流にしたがえば「ここまでこられた貴方は賞賛にあたいする」となる。なるほど と、なんでもないことかもしれんに膝を打ち喜んで眠ることができた。ブースさんはこののち岳(八甲田近くの嶽温泉かな?)温泉に移る・・・
| Trackback ( 0 )
|