欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

誰もが『欠陥裁判』の嘘に気がついた!!

2013年11月08日 08時45分59秒 | 欠陥建築(欠陥住宅)レポート



『誰もが、欠陥建築裁判の茶番劇には、うんざりだ!』


我々、「欠陥建築バスターズ」が、「欠陥建築」の世界で、日本で最初の、

中立、公平な「民間第三者機関」として、本格的な活動を始めた事によって、



一般の方の「意識」が、激変しています!



今まで、「欠陥の専門家と名乗る人達」の言う事を、そのまま鵜呑みにして

いた人達が、「これは、彼らが言っている事は、間違いではないか?」と、

疑問を持つ様に、なりました。



実は、ネットの世界では、我々よりも、早い時期から、「既存の専門家を

名乗る人達」に疑問を投げかける、勇気ある「建築関連の技術者」が、

居りました。



…「世の中では、正しい事を言うのに、本当に勇気が要るのです!」

なぜならば、「専門家を名乗る人達」は、業界では有名な場合もあり、

彼らの言動を否定する事は、彼らに、「不当な嫌がらせ」を受ける場合が、

多いからです。



それでも、「勇気ある行動」を取る「建築技術者」が、現れて来た事は、

非常に嬉しい事であります。




現在でも、自己の利益の為に、「欠陥で無いモノ」を「欠陥だ!」と、

騒ぐ「一部の建築技術者」が居る事は、誠に残念でなりません。



結局、この様な行為によって、一番被害を受けるのは、「一般の人達」で

ある事を理解して下さい。



建設会社は、本来は、施主さんに提出するのが、当たり前の「設計図」や、

「構造計算書」を、最近では、施主さんに渡しません。



これは、「欠陥でも無いモノ」まで、「欠陥だ!」と、言いがかりをつける

人達が居るので、あえて、書類を隠す訳です。



阪神大震災の前までは、この様な事は、ありませんでした!



震災後に一部の「建築士」「弁護士」が、何でもかんでも、「欠陥!」「欠陥!」

と、騒いでから、この様な馬鹿な状態になったのです!



そろそろ、皆さんは、「誰が一番迷惑な存在か?」を、考えるべき時期に

来ています。



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ある欠陥?事件の『鑑定書』に疑問!! No.2

2013年11月06日 08時45分59秒 | 欠陥建築(欠陥住宅)レポート



『最初から鉄筋が錆びて居た可能性が濃厚!』



No.1に続き、あるマンションの「欠陥?裁判」に提出された、施主側の

建築士から提出された「鑑定書」の疑問に付いて書きます!



No.1では、建物から切り取った「コンクリートサンプル」が、コンクリート

の「打ち継ぎ部分」だった為に、コンクリートのサンプルが「真っ二つ」に

割れた件を、「これは、当たり前である!」と書きました。



今回は、その続きです。…



そのサンプルを抜き取った穴から覗くと、このサンプルを切り取った時に、

一緒に切断された「鉄筋」が、「証拠?写真」には写って居ました。



そして、その「鉄筋」の切断面周辺が、錆びているから、これも「欠陥」による

「サビ」であると、原告側の建築士は、主張しています。





…ここで、建築の素人の皆さんに、知って頂きたい事があります。…



『鉄筋は、錆びて居て良いのです!』

『むしろ、赤く錆びた鉄筋の方が、コンクリートと、しっかり密着します!』

『建築中に鉄筋が錆びてから、コンクリートを流すのは、普通です!』



これは、「建築」を勉強した人なら、誰でも知って居る事なのです!





もし、原告側の建築士が、この鉄筋の「サビ」も「欠陥」が原因であると、

主張するのであれば、その「サビ」がいつの時期に発生したのかを、「科学的」

に証明しなければ、なりません。



この「事件」の「鑑定書」では、それが、全く示されていません!

これでは、最初から、「鉄筋が錆びて居た!」と、被告から「反論」されたら、

勝ち目はありません。




…それから、もう一つ気になった事が、…




コンクリートに「作業中に発生したゴミや木屑」が混入していると言うのです

が、これも、「欠陥」でも何でもありません。



もし、大きな「木片」が入って居れば、「コンクリート強度」に悪影響を与え

ますが、「小さな木片」が混入した位では、何の影響もありません。




この裁判は、一審で負けて居ますので、「ゴミみたいな証拠」も出したいので

しょう。




ほとんどの「欠陥建築裁判」では、施主が「ボロ負け」している現実を、

良く、知って下さい。



裁判官は、建築の素人ですが、『馬鹿でもなさそうです!』



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ある欠陥?事件の『鑑定書』に疑問!! No.1

2013年11月05日 08時44分38秒 | 欠陥建築(欠陥住宅)レポート



『コンクリートは、科学的に接着しないのが、当たり前ではないか!』



欠陥建築における「裁判」で、建築士が建物を調査して、証拠に提出する

報告書を「鑑定書」と呼びます。



私の場合は、「鑑定書」と言わずに、単に「調査報告書」と呼びます。



「鑑定書」と言う呼び方は、「如何にもいやらしい!」からです。

何か、「自分は、専門家だから、絶対に間違いはないんだ!」



…みたいな、妙な威圧感さえ感じるのです!

…それが、『本当に正しいならば!』…




私は、あるマンションでの「欠陥?建築裁判」に提出された、「鑑定書」

を見る機会がありました。



そこに書かれている「欠陥?の証拠」を見て、もう、吹き出しそうになり

ました。…




マンションの工事が、欠陥と主張する、施主側の「建築士」は、マンション

の基礎部分の「コンクリートサンプル」を切り取って、そのコンクリート

が欠陥なので、「サンプルが、真っ二つに割れた!」と、主張しています。



このサンプルを採取した箇所は、コンクリートを打ち継いだ部分です!

つまり、もともと、「最初のコンクリートと、後のコンクリート」が、

科学的に「接着していない!」箇所なのです。



普通、「コンクリートのサンプル」は、円筒状に抜き取ります。



そして、今回の様な、「打ち継ぎ部分」のサンプルを採取しようと思えば、

目で見て確認出来るので、そこのサンプルを採取すれば、良い訳です。



もし、「打ち継ぎ部分」以外のコンクリートサンプルが、「真っ二つ」に

別れたら、それは「異常」です。


「打ち継ぎ部分」のサンプルは、建物から抜き取り、軽く「ハンマー」で

衝撃を与えれば、「真っ二つ」に割れます。



『むしろ、これが、普通ですし、当たり前です!』




マンションに限らず、一般の木造住宅の「ベタ基礎」の「底面」と、

「立ち上がり部分」の境目のコンクリートサンプルを、採取しても、

同じ様に、「真っ二つ」に割れます。



…この様に、コンクリートは、「科学的に接着しない物質」なので、

「機械的に連結」させる為に、「鉄筋」を入れるとか、「骨材」と言われ

る「砂利」を入れるのです。





私は、ある機関で、「コンクリート」の研究をしてきました!

ですから、今回の様に「サンプルが真っ二つ」の写真を見ても、びっくり

しませんが、一般の素人の人は、「これは、欠陥だ!」と、勘違いする

可能性があります。



…おそらく、「それが、狙い」なのかもしれません。

建築の素人の「裁判官」は、びっくりするかもしれませんね。




…実は、私が見た「鑑定書?」の裁判は、一審で「ぼろ負け」だったのです。

二審でも、こんな、どうでも良い「証拠」を出す様では、かなり厳しい状態

なのでしょう。



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欠陥建築(欠陥住宅)の現場…『恐怖の幽霊屋敷!」

2013年08月19日 09時15分42秒 | 欠陥建築(欠陥住宅)レポート




『背筋が寒くなる、幽霊屋敷の調査!』



これから書かせて頂くのは、思い出したくもない恐怖の調査レポートです。

それは…

ある不動産屋から、依頼があって、ある建物を調査した時の実例です。


「不動産屋」というのも、建築に関しては「素人」ですから、「物件」につ

いて、私たちに、アドバイスを求める事が、よくあります。


その依頼のあった「物件」は、閑静な住宅街にあり、すぐ近くには大学もあ

るような、静かな落ち着いた場所でした。


その「物件」はいわゆる「旗竿地」で、前面道路に2メートル弱しか接して

いません。

自分で持って来た「巻き尺」で計測しても、198センチしかありません。


同行した「不動産屋」に、私は、「これは典型的な再建築不可物件です。」

「不動産価値は、無いに等しいです。」「隣接地の地主さんにでも安く買っ

てもらっては如何でしょうか。」


すると、「不動産屋」は、「とりあえず家の中も調査して下さい。」

「リフォームすれば売れるかもしれませんので…」


そこで、今度は、家の中を調査する事に…!

そこで、私が見たものは…


…家の鍵をあけて、家の中に入ると、ぷーんと異臭がするんです。しかも

台所には皿やなべが無造作に置かれ、さっきまで誰かが居た様な感じすら

しました。


居間に入ってみると、畳の上にはこたつがあり、辺りに衣類やら雑誌、新

聞などが散乱しておりました。

それに、なんとなく畳が湿っていて、所々どす黒いしみまでありました。


…あまりの異様さに、私は「不動産屋」に聞きました。…

「今もここにはどなたか住まわれていますか?」

すると、「不動産屋」は、「いいえ、今は誰もお住まいになっていません。」

「この前まで、おじいちゃんが一人で住んで居ましたが、もう亡くなりまし

た。」


はっきりした事は、未だにわかりませんが…

もしかすると、この家で、そのおじいちゃんが亡くなって、しばらく時間が

経過してから、ご遺体が発見されたのではないか?…


私としては、一刻も早く、その家を出たかったのですが、「建物調査」に来

ていますので、更に調査する事にしました。


二階に上がってみると、更に異変が…

柱がほとんど傾いているんです。そして、壁には大きな亀裂もあります。

二階の窓を開けて下を見ると、明らかに家が傾いています。


とても、「補修」できないし、「リフォーム」しようにも、建物の「構造」

自体に問題があり、「取り壊す以外方法がない。」との結論に達しました。


…調査は、あまりに建物の損傷がひどいので、たった1時間で終了しました。

しかし、その間中、ずっと誰かに見られている様な感じがし、何とも言えぬ

異臭にも悩まされました。


今、日本は高齢化が予測を超えるスピードで進行しています。

今回調査した家の様に、高度経済成長の頃に建てられた家が、その役目を終

え、「転売」を待っている不動産が山ほどあります。


また、最近は、あまりに「再建築不可物件」が多く、そのほとんどが

「空き家」のまま放置される様になり、それが大きな社会問題になっていま

す。


親が死んで家を「相続」しても、「再建築」する事も出来ず、土地として

「売却」する事が出来ない今回の様な「物件」が、非常に多いです。


しかも、「不動産屋」の多くに、その事を見極める知識が、あまりに少な

い事が、一番の問題なのです。



…皆さんの周りでも、家に関して良くわからない事が

あると思います。どうぞ、私たちに質問して下さい!


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『欠陥住宅』で『裁判』してはいけない!

2013年04月08日 09時44分50秒 | 欠陥建築(欠陥住宅)レポート



『インスペクターや弁護士の口車にのってはいけない!』



最近、自分の家に何らかの「欠陥」があって、「インスペクター」(建物調査員)や

「弁護士」に相談するケースが増えている様です。


…そうすると、決まって彼らはこの様に答えます…


「これは、裁判で損害賠償を100%取れるケースです。」

「裁判しなければ、あなたは泣き寝入りです。」

「裁判官は、法律違反を見逃さないから大丈夫です!」


…こんな事を言われたら、誰だって「裁判」に踏み切るはずです!



でも、現実は非常に厳しいのです!

多くの場合が、裁判で負けているのです。


結局、誰が損をしたかと言うと、被害者が一方的に損害を被っている訳です。



多くの場合、「裁判で勝てたらお金を払う」のではなくて、最初に必要経費や報酬を

払わせられ、「裁判に負けてもお金を返してもらえない」のです。


…しかも、その金額も数十万円ではなく、数百万円とか、それを上回る大金なのです!



結局、被害者は「建設業者」から被害を受けた上に、「インスペクター」や「弁護士」

にも多額の金銭を、巻き上げられる結果になるのです。


残念ながら、こんなおかしな行為を取り締まる事はできないんです!


これらは、民法上の「契約行為」であるからです!



…絶対に勝てる「裁判」なんてありません。正しい方が負ける事だってあります。

「欠陥住宅裁判」をして得をするのは、インスペクターの建築士や弁護士だけです。



絶対に、彼らのうまい口車にのってはいけません!

後で後悔しないように、ご注意ください。



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