『ロッキード事件と同じ、記憶にございません!』
これから、書かせて頂く事は、私たちが調査中に実際にあった、笑えるお話です。
…それは、ある「デザイナーズ住宅」を調査して、私たちが多くの欠陥をみつけ
た時の出来事です。
そもそも、街の設計事務所が設計した「デザイナーズ住宅」は、「欠陥の百貨店」
みたいな建物が多いのですが、私の調査した建物も、多くの問題を抱えて居りま
した。
…そこで、この建物を設計した「建築士」に、色々質問してみる事に致しました。
「あなたの設計は、大変奇妙なのですが、どうして。こんな設計をされたのですか?」
すると、意外な返答に驚きました。
…「私は、施主さんから、欠陥だ、欠陥だと言われて、ノイローゼになり、過去の
記憶を全て失ってしまいました!」
「本当に、何も覚えていないのですか?」
…「はい、その通りです。」
「でも、施主さんが、あなたの設計の欠陥を追及した事は、しっかり、覚えてま
すね。」「矛盾していませんか?」
…「あの~そう言われましても…」
「あなたは、自分の責任を、誤摩化そうとしてますね!」
…「いえ、そんなことは…」
その後、施主さんの所には、「施主が建築士に精神的打撃を与えたので心身症になり、
仕事が出来なくなった!」として、損害賠償請求が届きました!
こんな事で、自分の責任から逃げられるとでも、思っているのでしょうか?
我々は、こう言う「ヤカラ」を、地の果てまでも、追いつめます!
世間では、「建築士」を「先生」と、呼びますが、こんな「情けない建築士」も、世の
中には居る事を、忘れないでください。