欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『家の寿命』200年住宅や古民家の寿命に疑問アリ!!

2014年08月21日 09時25分46秒 | 建築のうんちく




『大規模な修繕をしなければ、長寿命住宅は存在しえない!』



最近は、『100年住宅』『200年住宅』と言う大げさな家を見かけます!

いったい、誰がそんな『妄想』を抱いているのでしょうか??



昔、『ログハウス』が流行りはじめた頃、『ログハウスは200年もつ』と、言われ

ました。



しかし、実際には、40年で建て替えが必要な程に痛みが出ます!



どこかのお馬鹿さんが、『一般住宅は30年しかもたないけど、古民家は200年は

もつと言いました。』



…こんな事を言う人は、本当に『建築』がわかっているのでしょうか!




実は、『欠陥建築バスターズ』は、日本建築の技術継承の為に、岡山県に築250

年以上の『古民家』を所有しています。



…こんな事を言うと、また、どこかのお馬鹿さんが、『ほら、200年以上もつ

ではないか…」と言うかもしれません。



しかし、我々の『古民家』を調査してみて驚いたのは、『建築当初のオリジナルの

材木が、ほとんど新しい材木に入れ替わっている』のです。



つまり、『250年以上前の構造体は、一部分しかない』のです!





更に調査をしてみると、この古民家は、建築されてから、現在までに、最低6回の

大規模な『修理』が行なわれている事も分かりました。



この事は、『日本家屋は長期間もたない!』事を示しています!

『梁や柱まで、新しいものと交換しなければ、長持ちはしないのです!』



…そのあたりを、どこかのお馬鹿さんは、全く知らないのです!





自民党が提唱した、『100年住宅』『200年住宅』と言うのも、バスターズの

『古民家』と同じで、大規模な『修理』をすれば、100年とか200年もつかも

知れない…と、言う事なんです!




…はっきり言って、『建築コスト』を考えると、『建て替えの方が安いです!』

また、耐震性、耐火性の面からも、『建て替えがお得』なのです。



『良い家に長く住む』為に、高いローンを払うよりも、『安いプレハブ』に断熱性

を持たせて住む方が、遥かに経済的です。





『人だって老化して行きます。家だって同じなんです!』




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