欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『壁体内結露に関する、一般の方の誤解に付いて解説します!』

2017年05月21日 09時00分32秒 | デザイナーズ住宅の欠陥






『壁体内がびしょびしょなのは、壁体内結露とは関係無い!』





よく…

『建築の専門知識の無い方は、壁体内結露と雨漏りを勘違いします。』



怪しげな…

『インスペクターが、壁を剥がしたらキノコが生えていて、これは、壁体内結露ですねと、やっていますが、あれは勘違いも良い所です。』

『こう言うのは、壁の中で雨漏りが起きているだけです。壁体内結露とは関係ありません。』



そもそも…

『壁体内結露と言う言葉が、皆さんに誤解を与えています。』

『実際の壁体内結露は、壁の中が濡れるのでは無く、壁を構成する部材の含水率が上がる事を言います。』



はっきり言って…

『壁の中に断熱材を入れた家の全てで、この壁体内結露は起こって居ます。』



この事実は…

『最近迄、建築の専門家さえ知らなかった事です。』

『建築の教科書では、内壁側にビニールシートを入れて防湿すれば、壁体内結露は起きないとしています。』

『しかし、これは、真っ赤なウソです。常識のウソなのです。』



バスターズでは…

『ドイツ製の含水率計を使って、調査した家全てで、壁体内結露を確認しています。』

『どこの家の壁の内部も、材木が腐り始める湿度を、遥かに越えて居ました。』



これは…

『欠陥でも何でもありません。木造住宅の持つ宿命だと思われてください。』



木造住宅は…

『壁体内結露によって、ゆっくりゆっくり、腐って居るのです。』

『木造住宅の安全に住める耐用年数が、昔から30年と言われていましたが、これは正しいです。』



やはり…

『ヘーベルハウスの様に、外壁のヘーベル板そのものが、断熱性があって、構造体が材木では無く軽量鉄骨を使った住宅に住むのが正しい選択です。』


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