『断熱材が入っているのに、寒いのは欠陥か??』
先日、こんなご質問が、御座居ました…
「…大手の住宅メーカーの家を建てたんですが、とにかく寒いのです。」
「ちゃんと、断熱材を入れるのは、見ていて確認しました。」
「これって、欠陥ですか?」
「ストーブを消すと、寒くていられません。」
…全く、何でもかんでも「欠陥だ!」と騒ぐ人が居るので、こんなご心配
をされる方が、居られるんです。
『本当に、困った社会現象だと思います!』
「断熱材」と言うのは、自ら「発熱」する訳ではありません。
ですから、「ストーブ」を消したら、寒いのは当然です!
「断熱材」は、家に被せた「毛布」だと思ってください。
我々が、夜、寝る時に被せる「毛布」は、誰もベッドに人が寝ていないと、
中は、冷たいですね。
でも、誰か寝ていると、人間の「体温」が「保温」されて、温かいです!
…「毛布」も、実は「断熱材」なのです!
温かさを逃がさない為に、使用する訳です。
家の「断熱材」は、家の中で暖房をすると、その熱を、外に逃がさない様に
しているのです。
自ら「発熱」していないので、暖房を止めると、次第に部屋は寒くなります。
最近、よく、「断熱材」を入れたのに「寒い」と言う話を、聞きます。
そう言う家を調べてみると、ほとんど、どこかに「吹き抜け」がある場合が、
多いです!
暖房をしても、温かい空気が、天井の方に、逃げていってしまうからです!
これは、「ある意味欠陥」かもしれません。
最近の「建築士」は、デザインばかりに気を取られて、機能性を考えない者
も多いです。
日本の「デザイナーズ住宅」は、海外で、「笑いもの」になっている場合さえ
あるんです!
『日本には、日本の風土にあった家が必要です!』
『断熱材を入れても、住みにくい家もあるんです。』
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